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Ogawa Onsen Motoyu — 小川温泉元湯

小川温泉元湯 ホテルおがわ

おがわおんせんもとゆ ほてるおがわ

富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬、小川の上流のV字谷にトンネルを抜けて着く一軒宿。明治19年の創業で、湯守のいる宿を今も続けると書く。湯は無色透明の炭酸水素塩泉で飲用もでき、湧出は毎分400リットル。館内の大浴場、直径3メートルの檜桶露天風呂、岩風呂の露天に加え、宿から750メートル歩いた先に湯の華が固まってできた天然洞窟の野天風呂と、女性専用の「蓮華の湯」がある。洞窟の石灰華は朝日町の天然記念物。野天風呂は12月から4月下旬は閉鎖。総部屋数29室。

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トンネルの先の一軒宿

ホテルおがわは富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬1。日本海へ注ぐ小川を遡り、トンネルを抜けた先のV字谷に建つ。周りに集落はない。

創業は明治19年。以来、湯守のいる宿を継承していると宿は書く。その日の天候や源泉の調子を見ながら湯口を開け閉めし、湯の温度を保つ役目である。現在は海栄RYOKANSグループに属する。

歩いて行ける秘境の湯

この宿の看板は、館の外にある。

浴衣のまま玄関を出て、川へ向かって750メートル。7〜8分も歩けば、岩の庇の下に湯船が見えてくる。人の手で掘り抜いたものではない。湧いた湯が運んできた炭酸カルシウムが少しずつ沈み、途方もない時間をかけて盛り上がった石灰華である。

朝日町はこれを昭和51年9月14日、町の天然記念物に指定した。天然洞窟露天風呂を中心に幅18メートル、高さ20メートル、奥行き数十メートルにおよび、温泉にともなってこれだけ大規模に分布するのは県内でも珍しいと町は説明する。

野天風呂は湯浴み着を着て入る混浴。すぐそばに女性専用の露天風呂「蓮華の湯」がある。どちらも12月から4月下旬は閉鎖される。雪に埋もれる場所だからだ。天候や野生動物の状況によっても入れない日がある。

宿はこう書いている。秘境の湯に入るには本格的な登山やトレッキングの装備が要ると思われがちだが、ここは徒歩で気軽に行ける、と。

館内にも三つ

館内にも湯船がある。大きな窓から小川のせせらぎと四季の山を眺める大浴場。それに併設された総檜づくりの巨大な桶の露天風呂は直径3メートルある。もう一つは天然の岩を組んだ岩風呂の露天。

外の二つと合わせて五つ。これを歩いて回るのがこの宿の過ごし方になっている。館内の浴場は6時から23時まで入れる。

加水の断り書き

湯は無色透明の炭酸水素塩泉。飲むこともでき、体の外からも内からも保温効果に優れていると宿は書く。湧出量は毎分400リットル。朝日町は分析試験の成績としてナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉に属するとしている。

宿は湯を循環させず、湧き出すそのままを各浴場の湯船に張っていると書く。ただし大浴場のところには断り書きがある。「入浴に適した温度にするため、泉質を損なわない範囲で加水する場合がございます」。源泉は52度ほどあるので、日によっては薄める必要が出るということだろう。

入浴の仕方についても宿の考えが書かれている。体に負担のかかりにくい半身浴を「やさしい入浴」として勧め、長く浸かって血液に熱を回すのがよいとする。上がったあとは成分をなるべく洗い流さないほうが、肌に湯の香りが残ってよいという。効き方は人によるので、持病がある場合は入る前に医師に相談しておきたい。

子宝の湯として

湯の見つかり方について、宿は夢の話を載せている。江戸時代の初め、越中国山崎の青島武左衛門という人の夢枕に薬師如来が現れ、布施谷の湯を小川へ移すと告げた。同じ村の吉祥院の和尚も、しばらくして同じ夢を見る。村人が言われた通りに小川の上流へ分け入ったところ、大岩の隙間から湯が噴いていた、という筋書きである。

この霊験から薬師の湯と謳い、古くから「小川の湯に入れば子宝に恵まれる」という言い伝えがあって子宝の湯としても信仰を集めてきたと宿は書く。江戸時代の中ごろには越中四名湯のひとつに数えられるまでになったという。

着くまで

鉄道ならあいの風とやま鉄道の泊駅まで来て、そこから車で25分。送迎を頼める。自分で運転する場合は北陸自動車道の朝日ICが近く、そこから20分ほど谷沿いの細い道を詰めることになる。

総部屋数は29室。館内に売店はあるが、周りに店はない。必要なものは手前で買っておきたい。冬は道路の状況を確かめてから向かうこと。

FAQ

小川温泉元湯 ホテルおがわのよくある質問

Q温泉の泉質は?
A

宿は無色透明の炭酸水素塩泉とし、飲用もでき体の外からも内からも保温効果に優れていると書いています。朝日町は分析試験の成績としてナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉に属するとしています。湧出量は毎分400リットルと楽天トラベルの施設情報にあります。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Q源泉かけ流しですか?
A

宿は「お湯を循環させず湧出するそのままを各浴場の湯船に張っております」と書いています。ただし大浴場については「入浴に適した温度にするため、泉質を損なわない範囲で加水する場合がございます」とも明記しています。その日の天候や源泉の調子に合わせて湯口を開け閉めする湯守がいるとしています。

Q天然洞窟の野天風呂は誰でも入れますか?
A

宿から750メートル、歩いて7〜8分の場所にある混浴の野天風呂で、湯浴み着を着て入ります。すぐそばに女性専用の露天風呂「蓮華の湯」があります。12月から4月下旬は閉鎖され、天候や野生動物の状況によっても入れない日があります。館内の浴場は6時から23時です。

Q洞窟は自然にできたものですか?
A

そうです。湯に溶けていた炭酸カルシウムが地表で沈殿して積み上がった石灰華で、朝日町が昭和51年9月14日に町の天然記念物に指定しています。天然洞窟露天風呂を中心に幅18メートル、高さ20メートル、奥行き数十メートルに及び、温泉にともなってこれだけ大規模に分布するのは県内でも珍しいと町は書いています。

Qアクセスは?
A

あいの風とやま鉄道の泊駅から車で25分ほどで、宿の送迎があります。車では北陸自動車道の朝日ICから20分ほど。谷沿いの道を上がってトンネルを抜けた先で、周りに他の建物はありません。冬は道路状況を確かめてから向かってください。

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