
赤倉温泉
Akakura Onsen
妙高山の東麓、江戸後期に藩の許しを得て開かれた温泉地。冬はスキー場と一体になり、夏は避暑地として使われる。北陸新幹線の上越妙高駅から車で30分。
古い角質をやわらげる、美肌の湯
肌の表面をなめらかに整えることから「美人の湯」と呼ばれる泉質。湯上がりはさっぱりとした感触になります。
85 AREAS

Akakura Onsen
妙高山の東麓、江戸後期に藩の許しを得て開かれた温泉地。冬はスキー場と一体になり、夏は避暑地として使われる。北陸新幹線の上越妙高駅から車で30分。

Amakusa Shimoda Onsen
熊本県天草市天草町下田北、天草の西海岸にある温泉地。天草の観光サイトは開湯を約750年前とし、傷ついた白鷺が湯で傷を癒していたという伝説から別名を白鷺温泉とする。源泉温度51.3度、pH7.84のナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、沸かさず薄めず循環しない。昭和38年4月に国民保養温泉地に指定された。温泉街から徒歩5分の海岸で東シナ海に沈む夕日が見られる。

Anraku Onsen
鹿児島県霧島市、天降川沿いの新川渓谷にある温泉。霧島市は「昔ながらの湯治宿に自炊客で賑わう安楽温泉」と書く。妙見温泉・塩浸温泉とともに新川渓谷温泉郷をなし、国民保養温泉地に指定されている。泉質は炭酸水素塩泉。鹿児島空港から車で15分。

Aoshima Onsen
宮崎市の南、日南海岸の入口にあたる青島の周りに点在する温泉。青島温泉組合は六つの施設をまとめ、美肌に良いとされる泉質の湯が多く、日本でもトップクラスのとろみの湯もあると書く。海沿いの宿は「鬼の洗濯板」と呼ばれる国の天然記念物の岩棚を窓の下に見る。かけ流しの日帰り施設、pH9.4の湯、貸切の湯と、施設ごとに湯の顔が違うのがこの温泉地の特徴。宮崎空港から車20分。

Asahidake Onsen
北海道上川郡東川町、大雪山国立公園の旭岳の麓、標高1,000メートルを超える高原にある温泉。アイヌがカムイミンタラ(神々が遊ぶ庭)と呼んだ山の入口にあたる。湯元湧駒荘の温泉は大正3年(1914年)に発見され、以来毎分300リットル以上を湧出している。硫酸塩泉、マグネシウム-硫酸塩泉、炭酸水素塩泉、ナトリウム-硫酸塩泉、石膏泉という五つの泉質を持ち、塩素消毒も加水もせずに使う。旭岳ロープウェイの乗り場が近い。

Ashinoyu Onsen
駒ヶ岳の麓、箱根旧街道(国道1号)沿いに開けた閑静な温泉地。箱根七湯の一つで、寛文2年(1662年)に勝間田清左衛門が湿原を開拓して温泉の基礎を築き、江戸時代を通じて長逗留の湯治客と文人墨客で賑わった。1811年の『七湯枝折』は箱根の温泉の中でも主と称えた。白く濁る硫黄泉と湯の花沢から引く重曹泉の二つの湯があり、1715年創業のきのくにやが自家源泉を守る。文人が集った東光庵熊野権現旧跡、箱根石仏群が近い。芦ノ湖まで車で10分。

Aso Uchinomaki Onsen
阿蘇のカルデラの北側、田園の中に130を超える源泉が湧く温泉地。明治30年、灌漑用の井戸を掘る途中で湯が噴き出したのが始まりと伝わる。九州では少ない硫酸塩泉が中心で、夏目漱石や与謝野晶子が滞在した。町湯が点在し、阿蘇駅からバスで15分。

Beppu Onsen
源泉数・湧出量ともに日本一。別府八湯と呼ばれる八つのエリアがそれぞれ違う湯を持ち、街全体が温泉の集積地になっている。

Chuzenji Onsen
男体山の噴火でせき止められてできた中禅寺湖のほとりに開けた温泉地。湯はここで湧いているのではなく、約12キロ離れた奥日光・湯元から引いている。標高1,269メートルの湖畔で、夏は涼しく、秋は紅葉に囲まれる。日光駅からいろは坂を上ってバスで40分ほど。

Ebino Kogen Onsen
宮崎県えびの市の南、標高1200メートルのえびの高原にある温泉。霧島錦江湾国立公園の北部にあり、韓国岳や甑岳に囲まれ、不動池など火口湖が点在する。泉質は炭酸水素塩泉。霧島山の火山活動により周辺の道路や登山道に規制がかかっているので、行く前の確認が要る。

Echizen Onsen
福井県越前町、日本海に面した越前海岸の温泉。越前海岸エリアの温泉を総称して越前温泉と呼び、厨温泉、南部温泉、玉川温泉の三つの源泉があると越前町は書く。どれもぬるっとした独自の肌触りで美人の湯と評され、日本海に沈む夕日を見る。冬は越前がにの本場で、宿は蟹の料理旅館が多い。三つの源泉ごとに日帰り施設があり、露天風呂「漁火」「日本海」「なぎさの湯」。武生駅からタクシー30分。
Fukatani Onsen
石川県金沢市の深谷町にある一軒宿の温泉。宿は寛政元年の創業で、源泉は太古の植物が堆積してできた亜炭層を通って湧くため琥珀色をしていると書く。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。大正6年に建てられた総檜造りの能舞台が残る。金沢駅から車で20分。

Fukuji Onsen
奥飛騨温泉郷の南側、標高約1,000メートルの山あいに端から端まで3キロほどの集落が続く秘湯。平安時代に村上天皇が忍びで療養したと伝わり「天皇泉」とも呼ばれ、平家の落人伝説が残る。単純泉と炭酸水素塩泉で湯上がりの温もりが続く「あったまり湯」。築300年の古民家を移した宿泊者専用の足湯「舎湯」、毎日の朝市、4億年前の海底の化石を並べる化石館。古民家を移築した宿が並ぶ。高山駅からバス70分。

Funagoya Onsen
福岡県筑後市、矢部川のほとりにある冷鉱泉の温泉地。中心にある船小屋鉱泉場の泉質は含鉄(Ⅱ)・二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉で、明治19年の分析で含有量日本一の含鉄炭酸泉と分かったと市は伝える。「砂糖を入れたらラムネになる」と言われるほど炭酸が強い。樹齢350年を超す大楠林と矢部川の清流があり、ホタルと鮎の里としても知られる。九州新幹線の筑後船小屋駅から歩ける。
Hamawaki Onsen
別府八湯の一つ。別府市は、鉄輪と並び別府温泉発祥の地と呼ばれる温泉地とし、浜から温泉が湧き出る様子から「浜わき」の地名が生まれたと伝えられると書く。市営の浜脇温泉は午前1時まで開いている。クアハウスをモデルにした湯都ピア浜脇も同じ敷地にある。

Hanayama Onsen
和歌山県和歌山市鳴神、JR和歌山駅から車で10分ほどの住宅地に湧く濃い湯。和歌山県温泉協会は泉質を含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、掲示用泉質名を炭酸鉄泉とし、源泉温度26度、湧出量毎分124リットル、加水なしと載せる。施設は地下500メートルから炭酸ガスの圧力だけで自噴していると書く。湯船のふちには成分の結晶が厚く付く。
Hatake Onsen
静岡県函南町から伊豆の国市にかけての田園にある、ぬる湯の湯治場。環境省の国民保養温泉地に指定されている。宿は泉温の低さを売りにし、約30度・約35度・約40度と三つの湯温を並べた浴場を持つ。歓楽街のない小さな温泉地で、宿の数は多くない。函南駅から車で10分。

Higashi-Naruko Onsen
宮城県大崎市、鳴子温泉郷を構成する五つのうちのひとつ。仙台藩の御殿湯が置かれた温泉で、駅の名前も鳴子御殿湯という。大崎市は古き良き湯治文化を今に伝える宿が多い静かな温泉地と書く。泉質は重曹泉、食塩泉、硫酸塩泉。2016年に温泉郷全体が国民保養温泉地に指定された。

Hijiori Onsen
大同2年(807年)の開湯を伝え、2007年に1200年を迎えた山形の湯治場。月山の麓、銅山川沿いの小さな温泉街に20軒の旅館が並び、冬を除く毎日、早朝5時から朝市が立つ。ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。自炊のできる宿が残る。新庄駅からバスで60分。

Hinatayama Onsen
鹿児島県霧島市隼人町、天降川の下流に広がる温泉地。日本温泉協会は1293年開湯という県内最古の温泉とし、鹿児島の奥座敷と呼ばれ西郷隆盛もよく訪れたと書く。泉質は炭酸水素塩泉で、美肌効果が高いとされる。環境省の国民保養温泉地計画の一覧には隼人・新川渓谷温泉郷として載る。鹿児島空港から車で15分ほどという近さ。

Hirado Onsen
長崎県平戸市、日本で最初に西洋との貿易が行われた島の温泉。平戸市が下中野町に温泉給湯センターを置き、そこから市内の宿へ湯を配っている。源泉名は平戸温泉、ナトリウム-炭酸水素塩泉で泉温39.6度。ぬるぬるした肌触りが好評だと市は書く。平戸城と平戸大橋を見下ろす高台の宿が多く、夜はライトアップされた城を湯船から眺められる。

Hirayu Onsen
標高1,250メートル、奥飛騨温泉郷の入口にあたる最古の温泉地。約40の源泉から毎分8,600リットルが湧き、最高で90度に達すると観光協会は案内する。武田軍の兵が白い猿に導かれて湯を見つけたという伝説を持ち、上高地・乗鞍・高山へのバスの結節点でもある。

Hitoyoshi Onsen
球磨川沿いの城下町、熊本県人吉市に湧く温泉。明治43年(1910年)に始まり、今では50数か所の泉源がある。炭酸水素塩泉と塩化物泉の「美人の湯」で、市内に20数軒の公衆浴場が残る。相良氏700年の城下町で、国宝の青井阿蘇神社がある。

Hyakuzawa Onsen
岩木山の南東麓、岩木山神社のそばに湧く温泉地。弘前市観光情報サイトは、鉄分を含むやや赤っぽい泉質で「熱の湯」としても有名、湯上がりの保温状態に定評があると書く。泉温48.5度。岩木山麓には嶽温泉や湯段温泉もある。

Inunakiyama Onsen
大阪府泉佐野市、修験道の霊場・犬鳴山の麓にある温泉郷。泉佐野市観光協会は「大阪に残る唯一の温泉郷」と書く。もとは七宝瀧寺の門前町で、単純硫黄冷鉱泉が湧く。犬鳴山は役行者が大和の大峯山より6年早く開いたと伝えられ、女人大峰とも呼ばれる。山中には大小四十八の滝があり、行者の滝では今も滝行が見られる。関西空港から車30分、大阪市内から1時間。

Iriki Onsen
鹿児島県薩摩川内市の入来町、山あいにある温泉。宿は1371年の文献にも記述があり、およそ700年のあいだ親しまれてきた温泉郷だと書く。江戸期の『三国名勝図会』が「剛ならず柔ならず、湯性温和」と評した湯で、宿は自らを「百薬の名湯」と呼ぶ。近くには日本遺産の入来麓武家屋敷群がある。川内駅から車で30分。

Isobe Onsen
誰もが知る温泉記号♨の発祥の地。万治4年(1661年)に江戸幕府が出した文書の裏に磯部温泉を記した温泉記号が二つ描かれ、日本最古の温泉記号とされる。妙義山を望む碓氷川沿いの温泉街で、天明3年(1783年)の浅間山大噴火で湧出量が増えた。童話「舌切り雀」の発祥地でもあり、磯部せんべいと夏の鮎料理で知られる。
Kahadakyo Onsen
三重県松阪市の飯高町、櫛田川に沿う香肌峡の温泉。三重県は、にごり湯の天然温泉「香肌の黄金湯」とし、鉄分と炭酸を含む天然温泉だと書く。道の駅「飯高駅」には18槽11種類の日帰り温泉施設があり、国道166号は奈良へ抜けるサイクリングとツーリングの道になっている。松阪駅からバスで60分。

Kamata Kuroyu Onsen
東京都大田区、蒲田駅のすぐそばに湧く黒湯の温泉。関東ローム層の下から汲み上げる黒褐色の冷鉱泉で、泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉、アルカリ性低張性鉱泉。施設は敷地内に源泉を持ち、大浴槽と冷泉浴は源泉掛け流し、露天は循環式と書き分けている。駅西口から徒歩1分という立地で、日帰りでも泊まりでも入れる。大田区は黒湯の銭湯が多い土地で、その一角にある。

Kameyama Onsen
千葉県君津市、房総半島の内陸にある亀山湖のほとりの温泉。地下2,000メートルから毎分600リットル以上が自噴し、湯はチョコレート色をしている。色の正体は太古に堆積した植物が溶け込んだ腐植質で、北海道のモール泉や都内の黒湯と同じ仕組みだと宿は説明する。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、pH8.7、成分総計2.70グラム。源泉は27度に届かない冷泉なので、浴槽は循環しながら加温している。JR久留里線の終点、上総亀山駅から徒歩12分。

Kamiyama Onsen
徳島県名西郡神山町、鮎喰川の支流・上角谷川に沿う里山の温泉。慶応四年に開業した湯屋を起源に持つと施設は書き、天女がさずけたと伝わる霊泉として郷人に愛されてきた。重曹を含む食塩泉でぬめりがあり、塩分が多いのに湯冷めしにくい「美人の湯」。日帰り温泉「いやしの湯」はロビーも脱衣所も浴場もすべて畳敷きで、滑りにくい。徳島市街から車で約45分。
Kawanaka Onsen
群馬県東吾妻町、雁ヶ沢川のほとりにある一軒宿の温泉。東吾妻町は、和歌山の龍神温泉、島根の湯の川温泉と並ぶ「日本三美人の湯」として知られると書く。ぬるめの無色透明の湯に長く浸かる温泉地である。

Kazawa Onsen
群馬県吾妻郡嬬恋村、湯の丸高原の群馬側にある温泉地。環境省の国民保養温泉地計画の一覧に鹿沢温泉国民保養温泉地計画が載る。日本温泉協会は昔「山の湯」と呼ばれ、長野県東御市からの湯治客が多く、その街道を「湯道」と称したと書く。湯道には一町ごとに百体の道しるべ観音が置かれた。「雪山讃歌」発祥の地でもある。

Kitago Onsen
城下町の飫肥とつながる日南海岸の奥座敷、日南市北郷町の山あいに湧く温泉郷。地下800メートルから51度で湧くナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉で、無色透明無臭で微かに塩味、飲用もできると日南市は書く。宿の一つは源泉をそのまま注ぐ「べっぴんの湯」の12室の旅館で、湯上がりの肌がしっとりつやを持つことからの名。森林セラピー基地の猪八重渓谷が近い。北郷駅から車5分。

Kuju Onsen
大分県竹田市、くじゅう連山の南麓に広がる久住高原の温泉。日本温泉協会は、泉質や効能が豊富で広大なロケーションを誇る久住温泉郷とし、長湯温泉・竹田荻温泉とあわせた竹田温泉群として国民保養温泉地に指定されていると書く。泉質は炭酸水素塩泉。豊後竹田駅から車で30分。

Kumanoyu Onsen
長野県下高井郡山ノ内町、志賀高原の奥にある温泉。湯の色が翡翠を思わせる黄緑色で知られる。宿は泉質を含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉、弱アルカリ性でpH7.5、源泉63度、湧出量毎分72リットルと掲示する。幕末の蘭学者で松代藩士の佐久間象山が調査に訪れたことで世に知られ、熊が傷を癒していたという地元の逸話から名が付いたと宿は伝える。

Marukoma Onsen
北海道千歳市、支笏湖の北岸に一軒宿が建つ温泉。恵庭岳の麓で、道路が通じる前は船でしか行けなかった。名物は足元湧出の天然露天風呂で、湖と岩場で隔てただけの造りのため、湯の深さが支笏湖の水位と一緒に上下する。全国で20か所ほどしかない足元湧出の湯だと宿は書く。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉、源泉温度54度。日本秘湯を守る会の会員。新千歳空港から車で50分。

Myoken Onsen
霧島市の中心を流れる天降川の渓谷に、湯治宿と和風旅館が並ぶ国民保養温泉地。宿はすべて自家源泉を持ち、炭酸水素塩泉を飲める温泉としても知られる。鹿児島空港から車で15分、坂本龍馬が日本初の新婚旅行で訪れた塩浸温泉と同じ新川渓谷温泉郷にある。

Nagayu Onsen
炭酸ガスを含む湯で知られる大分の温泉地。芹川の谷にあり、湯に入ると体に細かい泡がつく。飲泉所もある。
Nakayamadaira Onsen
鳴子温泉郷の五つの温泉地のうち、最も西にある一つ。中山平温泉観光協会は、アルカリ度の高いぬるぬるした感触から「うなぎ湯」と呼ばれていると書く。環境省指定の国民保養温泉地。紅葉の名所・鳴子峡の南西約1キロ。

Namegawa Onsen
山形県米沢市大字大沢字滑川、吾妻連峰の奥にある一軒宿の温泉。日本秘湯を守る会は泉質を含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉、源泉温度40.4度から53.6度、湧出量毎分150リットルとし、青白く濁る湯と書く。除雪が入らないため冬は休業し、4月下旬から11月上旬までの期間営業。日本の滝百選の滑川大滝への登山口でもある。

Naruko Onsen
国内に存在する泉質のうち、大半をこの一帯で網羅できる。狭い範囲に多様な湯が集中する、東北屈指の温泉密集地。

Nigorigo Onsen
霊峰御嶽山の飛騨側登山口、標高1,800メートルで通年営業する日本でも有数の高所温泉地。明治20年頃から登山者の宿として開かれ、昭和30年に車道が通じて宿泊温泉地になった。泉質は炭酸水素塩泉(ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉)で、鉄分で茶色に濁る。原生林の中に秘湯ムードが漂い、市営露天風呂は4月下旬から11月上旬。路線バスはなく、御嶽パノラマラインを車で上がる。夏でも涼しく、冬はスタッドレスと雪道の備えが要る。

Niseko Onsen
ニセコアンヌプリの山麓に点在する温泉の総称で、環境大臣が指定する国民保養温泉地。温泉の泉類10種のうち7種がニセコにあるとニセコリゾート観光協会は案内し、肌ざわりも香りも違う湯を湯めぐりパスで回れる。世界的なスキーリゾートの麓で、札幌から車で2時間。

Nukabira Onsen
北海道河東郡上士幌町、大雪山国立公園の東側、糠平湖のほとりにある温泉地。かつては糠平温泉と呼ばれた。大正8年(1919年)に島隆重が源泉を発見し、大正のころから湯治の湯として親しまれてきた。宿はそれぞれ自分の源泉を持ち、すべてが源泉かけ流しという日本でも珍しい温泉地である。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、肌がすべすべになる重曹泉。湖の水位で現れたり沈んだりするタウシュベツ川橋梁が近い。上士幌の町から北へ23キロ。

Nyuto Onsen
ブナの原生林に七つの宿が点在する温泉郷。宿ごとに源泉が異なり、白濁した湯から透明な湯まで性格がまったく違う。

Ogawa Onsen Motoyu
富山県下新川郡朝日町、小川の上流のV字谷にトンネルを抜けて着く一軒宿の湯。江戸時代のはじめ、薬師如来のお告げで村人が岩の間から湧く湯を見つけたと宿は伝え、江戸中期には越中四名湯のひとつに数えられた。泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉で、湧出は毎分400リットル。宿から750メートル歩いた先に、湯の華が固まってできた洞窟の野天風呂がある。この石灰華は朝日町の天然記念物で、幅18メートル、高さ20メートル、奥行き数十メートルに及ぶ。12月から4月下旬は閉鎖。

Okuhida Onsen
平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の五つからなる、北アルプスの懐の温泉郷。露天風呂の数は日本有数とされる。

Okuise Miyagawa Onsen
三重県大台町、宮川の上流にある温泉。三重県観光連盟は、美しい清流と森に囲まれた森の中にホテルとコテージが点在する温泉リゾートだと書く。岩風呂風の露天風呂と、地元産の季節の野草を使う月替わりの薬草風呂がある。大台ヶ原や大杉谷へ向かう拠点。三瀬谷駅から町営バスで20分。

Okukinu Onsen
栃木県日光市川俣、鬼怒川の源流部にある温泉郷。女夫渕から先は一般車が入れないため、4.5キロの遊歩道を1時間20分歩くか、宿の送迎バスに乗るしかない。関東最後の秘境と呼ばれる。加仁湯は泉質の異なる5本の源泉を持ち、湧いたときは無色透明の湯が湯船にたまるうちに白や青白く濁る。加温も加水もしないため、濁り方はその日の湯量や気温で毎日変わる。日本一の高層湿原とされる鬼怒沼への登山口でもある。

Onoe Onsen
滋賀県長浜市湖北町尾上、琵琶湖の北岸にある温泉。宿は泉質を美肌作用のあるナトリウム炭酸水素塩泉とし、温泉分析の欄では単純アルカリ泉、泉温21.3度と案内する。黄金色のやわらかい湯で、湯船から沖に浮かぶ竹生島が見える。夕景は日本の夕陽百選。尾上は湖北の漁港で、冬は鴨料理が名物。JR高月駅から車10分。

Otari Onsen
弘治元年(1555年)、川中島の合戦の折に武田信玄の家臣が見つけたと伝わる、妙高戸隠連山国立公園の山腹の湯治場。大湯元の山田旅館は江戸時代建築の本館をはじめ木造6棟が国の登録有形文化財で、裏手から適温で湧く元湯を加水も加温もせずかけ流す。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉、44度前後、自然湧出で毎分150リットル。車で15分上がった標高900メートルに奥の湯の雨飾荘と、ブナ林の中の村営露天風呂がある。雨飾山の登山口。

Ryujin Onsen
「日本三美人の湯」に数えられる重曹泉。紀伊半島の山中、日高川の渓谷にあり、高野山から龍神スカイラインで下りてくる。鉄道の駅から遠い。

Shikaribetsuko Onsen
北海道鹿追町、標高約810メートルの然別湖の西岸にある温泉。北海道の観光公式サイトは、鉄分を豊富に含むナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉で、源泉100%かけ流しの湯は空気に触れると茶褐色に変わると書く。冬は凍った湖上に「氷上露天風呂」が現れる。新得駅からバスで60分。

Shikotsuko Onsen
北海道千歳市、支笏湖の東岸に宿が集まる温泉地。支笏湖観光情報サイトは東岸に5軒の温泉旅館が集まると書き、2014年4月から新しい源泉に切り替えてナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉のとろりとした湯を各宿へ配湯していると案内する。北海道観光公式サイトは美人の湯として親しまれると書く。遊覧船の発着場があり、新千歳空港から車で50分。

Shimabara Onsen
島原城の城下町、有明海に面した島原市街に湧く温泉。近くに雲仙や小浜がありながら温泉がなく、昭和10年から掘削に挑み続け、昭和42年に観音島源泉を掘り当てて「泉都島原」が実現した。市が全国でも珍しい集中管理方式で、二つの源泉を混ぜて加温し、地下7.6キロの配湯管で旅館やホテル、家庭、足湯、飲泉所に24時間送る。マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉で、市内5か所の飲泉所で飲める。熊本港からフェリー30分。

Shinhirayu Onsen
奥飛騨温泉郷を構成する五つのうち、平湯と新穂高のあいだにある温泉地。国道471号沿いに3キロほど、切れ間なく宿が並ぶ。奥飛騨温泉郷観光協会は賑やかないで湯の里と呼び、素朴な民宿から近代的なホテル、和風旅館まで揃うと案内する。元禄三年に念仏僧の円空が禅通寺に一年余り逗留し、円空仏を数多く残した。かつては一重ケ根温泉と呼ばれていた。

Shinhotaka Onsen
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷、蒲田川に沿った奥飛騨温泉郷のいちばん奥にある温泉地。日本温泉協会は「奥飛騨温泉郷最奥の秘湯。登山客やスキーヤーで一年中賑わっている」とし、国民保養温泉地に指定されていると記す。北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰の登山口にあたり、新穂高ロープウェイで標高2156メートルまで上がれる。露天風呂を持つ宿が多い。

Shioda Onsen
播磨姫路の奥座敷、夢前町の田園に湧く温泉。発見は奈良時代と推定され、江戸時代の元文年間(1736〜41年)に湯治に使われた記録が残り、丹波や四国からも湯治客が来た。明治7年に湯元の上山旅館が創業し、明治12年にはオランダ人技師が良質の温泉と認めた。17度前後の自然湧出の冷泉は炭酸重曹弱食塩泉で、飲めば「しょっぱいサイダー」の味。盛時5軒の旅館は今2軒。姫路駅からバス35分。

Shionoe Onsen
高松の市街から南へ25キロ、阿讃山脈の山あいにある香川県最古の温泉郷。約1,300年前の奈良時代に行基が見つけ、空海が湯治を勧めたと伝わり、「高松の奥座敷」と呼ばれる。四国に二つしかない国民保養温泉地の一つで、環境省の計画書によれば源泉は六本、いずれも15〜20度の冷鉱泉を沸かして使う。宿の一つはpH9.12のアルカリ性の湯を全客室に引く。高松空港から車で15分、高松駅からバスで75分。

Shirahama Onsen
『日本書紀』に記録が残る日本三古湯のひとつ。白い砂浜と太平洋を望む露天風呂があり、海と湯が同じ場所にある。

Shirahone Onsen
乳白色の湯で知られる山あいの湯治場。「三日入れば三年風邪をひかない」と伝えられ、湯量は少ないが個性は際立っている。

Shiramine Onsen
日本三霊山・白山の麓、日本屈指の豪雪地帯の集落にある温泉。黄土色の大壁と縦長窓の土蔵造りの民家が軒を連ね、平成24年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された白峰の中心に、地元木材で建てた総湯がある。天然温泉100%のナトリウム-炭酸水素塩温泉は全国でも希少な純重曹泉といわれ、湯上がりの肌が絹のようにすべすべになる「絹肌の湯」。白山登山の拠点で、冬は雪だるまの里。金沢の白山ICから国道157号で約80分。

Shogawa Onsen
富山県砺波市庄川町、庄川峡の入口の清流沿いに宿が点在する温泉郷。古くから湯治場として知られ、初夏は庄川の鮎、秋は峡谷の紅葉、冬は雪景色を宿から見る。泉質は宿ごとに違い、炭酸水素塩泉、炭酸鉄泉、塩化物泉などとされる。宿の一つは美肌の湯の炭酸水素塩泉と、鳥が傷を癒したと伝わる鉄分の濃い「鳥越の湯」の二つの源泉をかけ流す。庄川峡遊覧船でダム湖の奥の大牧温泉へも行ける。砺波駅からバス30分。

Sugatani Onsen
小谷城の麓、湖北の谷間の集落に一軒だけある「戦国の秘湯」。小谷城主の浅井長政と妻お市の方、家臣の武将たちが戦の傷を癒しに湯治に来たと伝わる。含ヒドロ炭酸鉄泉で、湧出時は無色透明だが空気に触れると鉄分が酸化して赤茶色になる。大正末期に有名になり、戦後に衰えたのち再開発された。宿は県下初の源泉かけ流しと名乗り、温度の違う二つの源泉を内湯に、小谷の山に抱かれた露天風呂に使う。河毛駅から送迎。

Takeo Onsen
朱塗りの楼門が国の重要文化財。東京駅を設計した辰野金吾の手によるもので、温泉街の入口そのものが文化財になっている。

Tenninkyo Onsen
北海道東川町、大雪山国立公園の南東山麓にある一軒宿の温泉。北海道の観光公式サイトは1897年の開湯とし、切り立った柱状節理の岩壁に囲まれた秘湯だと書く。渓谷の奥には落差270メートルの羽衣の滝があり、温泉街には無料の足湯「天女の湯」がある。旭川空港から車で40分。

Tochinoki Onsen
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽、白川の渓谷にある温泉地。小山旅館は開湯300年の阿蘇の名湯とし、自然湧出の天然温泉と書く。落差40メートルの鮎返りの滝を望む位置にあり、周りは北向山の原生林。泉質は炭酸水素塩泉。2016年の熊本地震で被災し営業を止めたが、5年を経て2021年8月に再開した。栃木県とは関係がなく、読みは「とちのき」。

Tokachigawa Onsen
十勝平野の中央、十勝川の河畔に湧く植物性の「モール温泉」。太古の植物が堆積した亜炭層を通って湧き、琥珀色でぬるりとした肌触りが特徴。2004年に北海道遺産に選ばれた。帯広駅からバスで30分。

Totsukawa Onsen
2004年に全国で初めて源泉かけ流し宣言をした村の湯。奈良県南部の山深い土地にあり、熊野古道小辺路が通る。

Towadako Kohan Onsen
青森県十和田市の休屋地区、十和田湖のほとりにある温泉地。十和田八幡平国立公園のなかにある。2003年に地下深くまで掘って湧出した新しい温泉で、それまで十和田湖畔には温泉がなかった。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉。乙女の像と十和田神社が歩いて行ける距離にあり、奥入瀬渓流へも近い。

Tsuta Onsen
南八甲田のブナの森、奥入瀬渓流の入口近くに一軒だけ建つ宿の温泉。久安3年(1147年)にはこの地に湯治小屋があったと文献に残る。源泉の上に浴槽があり、湯船の底板から空気に触れていない湯が湧く「源泉湧き流し」の湯。明治の文人大町桂月がここに本籍を移して没し、周囲の蔦沼は紅葉が水面に映る景色で知られる。

Ueki Onsen
熊本市北区の植木町、合志川の清流沿いにある温泉。熊本市は「熊本市の奥座敷」として知られるとし、小野小町が産湯に使ったという伝説や、西南戦争の舞台となった田原坂が近くにあると書く。十数軒の宿が並び、源泉掛け流しの美肌の湯として知られる。九州自動車道の植木ICから車で8分。

Ukenokuchi Onsen
大分県玖珠郡九重町田野、鳴子川沿いの小さな集落にある温泉地。九重町がまとめる九重夢温泉郷の十一のうちのひとつ。九重町観光協会は正保のころから村人が入浴し、享保13年(1728年)に田野庄屋徳右衛門が湯小屋を建てたのが始まりだと書く。炭酸泉で黄褐色に濁る。昭和27年に川端康成が訪れ、九重を主舞台にした小説「波千鳥」を残した。

Umaji Onsen
高知県安芸郡馬路村、人口800人ほどの山の村にある唯一の温泉宿。安田川のほとりに建ち、浴室から川と山が見える。源泉名は馬路温泉、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉の冷鉱泉で泉温17.8度。肌触りがつるつるすると評判で、村の農協はこの源泉を使った化粧水を売る。ゆずの村として知られ、冬至のゆず風呂と春からのバラ風呂がある。安田駅から車30分。

Ureshino Onsen
日本三大美肌の湯のひとつ。重曹を含む湯が肌の角質をやわらかくし、湯に入るとぬるりとした感触がある。

Ushitaki Onsen
大阪府岸和田市の山手、牛滝川のほとりに湧く温泉。泉質はナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉で、宿は絹のような肌触りで保湿性が高い「美人の湯」と書く。宿「四季まつり」は露天に牛滝温泉、内湯に系列施設のラドン温泉という二つの天然温泉を引く。日帰り入浴は9時から21時。グランピングやバーベキュー、川遊びもできる。岸和田駅から車35分。

Utoro Onsen
世界自然遺産・知床の玄関口、オホーツク海に面したウトロの港町にある温泉地。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、湯冷めしにくく美人の湯と呼ばれる。高台の宿の露天風呂からオホーツク海に沈む夕陽を見る。知床五湖、カムイワッカ湯の滝、知床峠への拠点で、冬は流氷が岸に着く。町営の日帰り温泉「夕陽台の湯」がある。

Wataraze Onsen
熊野本宮温泉郷の三つの温泉地のうちの一つ。湯の峰、川湯と並ぶ。宿は泉質をナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉とし、美人の湯と呼ばれる重曹泉だと書く。渓流沿いの大露天風呂と、無料で使える貸切露天風呂がある。

Yakumo Onsen
北海道二海郡八雲町、雄鉾岳の麓にある温泉。宿は松前藩時代に湧いたのが始まりとし、昭和46年の再掘削で54度・毎分700リットルを得て昭和50年に町営の浴場が開いたと書く。内風呂は「美人の湯」、大露天風呂は鉄分の多い黄土色。八雲ICから車で20分。

Yumori Onsen
奈良県吉野郡川上村、吉野川(紀の川)の源流域にある温泉。泉質は含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張性・中性・冷鉱泉)で、泉温20.4度、pH6.6と宿は載せる。冷鉱泉なので加水・加温・循環して使うことも明記する。吉野杉の森に囲まれた村で、大滝ダムと源流の森がある。近鉄大和上市駅から路線バスで35分。

Yunoko Onsen
熊本と鹿児島の県境、水俣の不知火海に面した海の温泉地。約1,900年前に景行天皇が九州平定の折に見つけ、海岸に湧くぬるい湯を「まだ湯の児じゃ」と言ったのが名の由来と伝わる。江戸から明治にかけて掘削に失敗を重ね、大正14年8月24日にようやく50度を超える湯が湧いた。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、海に向かって開く露天風呂を持つ宿が並ぶ。国民保養温泉地。水俣駅からバス20分。

Yunomine Onsen
熊野本宮大社に近い、日本最古級とされる湯。世界遺産に登録された入浴できる浴場「つぼ湯」があり、温泉街の湯筒で卵や野菜を茹でる。熊野古道の湯垢離場だった。

Yunomoto Onsen
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田、霧島連山の東麓に湧く炭酸泉。天明4年(1784年)に永田永寿院法院の開拓事業で源泉が見つかり、明治35年に宿が開業した、高原町でいちばん古い温泉だと観光協会は書く。源泉温度21.6度の冷鉱泉で、泉質は炭酸水素塩冷鉱泉(含二酸化炭素マグネシウム・ナトリウム・カルシウム)。熱を加えると黄金色に変わり、加水は一切しないと宿は明記する。浴室には温めた湯と透明な冷泉の浴槽が並び、交互に入る。飲泉もできる。JR高原駅から車で7分。

Yunoo Onsen
鹿児島県伊佐市菱刈、川内川のほとりに湧く温泉郷。伊佐市は本格的に温泉地として開けたのは文化7年(1810年)頃からとし、泉質を炭酸水素塩泉としている。すぐそばに34体の河童像が立つ湯之尾滝ガラッパ公園があり、カヌーとパークゴルフの場にもなっている。鹿児島空港から車で30分。