
鰺ヶ沢温泉
Ajigasawa Onsen
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町、日本海に面した町の温泉。宿は三十万年前の海水が地中に閉じ込められてできた「化石海水」の湯だと説明し、泉質をナトリウム・塩化物強塩泉とする。北は日本海、南は世界自然遺産の白神山地。五能線の鰺ケ沢駅から徒歩5分。
塩の膜が熱を閉じ込める、湯冷めしにくい湯
なめると塩辛い湯。肌に付いた塩分が汗の蒸発を抑えるため保温効果が高く、「熱の湯」とも呼ばれます。
195 AREAS

Ajigasawa Onsen
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町、日本海に面した町の温泉。宿は三十万年前の海水が地中に閉じ込められてできた「化石海水」の湯だと説明し、泉質をナトリウム・塩化物強塩泉とする。北は日本海、南は世界自然遺産の白神山地。五能線の鰺ケ沢駅から徒歩5分。

Akayu Onsen
寛治7年(1093年)、源義家の弟義綱が傷ついた兵を湯に入れ、血で湯が赤く染まったと伝わる山形の古湯。山あいの温泉地が多い山形では珍しく町の中にあり、11軒の旅館と3つの公衆浴場が点在する。米沢藩上杉家が御殿を構えた湯で、6つのワイナリーを持つぶどうの町でもある。

Akazawa Onsen
静岡県伊東市赤沢、相模灘に面した崖の上にある温泉。宿は54.3度の源泉と、視界いっぱいに広がる大海原を掲げる。日帰り温泉館があり、海に向かって開いた露天風呂に泊まらずに入れる。伊豆高原駅から無料送迎バスで15分。

Akinomiya Onsen
秋田県湯沢市、栗駒国定公園の西側にある温泉郷。日本温泉協会は高松岳の西側山麓に位置し、役内川に沿って点在する湯ノ岱、稲住、鷹ノ湯、湯ノ又などを総称して秋の宮温泉郷と呼ぶと書く。国民保養温泉地で、環境省の一覧にも秋ノ宮温泉国民保養温泉地計画が載る。秋田県内でもっとも古い温泉ともいわれ、鷹の湯温泉は奈良時代の養老年間に行基法師が見つけたと伝える。

Akiu Onsen
仙台市街から車で30分。名取川の渓谷に沿って宿が並び、古くは奥州三名湯のひとつに数えられてきた。

Ako Onsen
兵庫県赤穂市の御崎、播磨灘に面した海岸沿いの高台にある温泉。赤穂市は昭和45年に「赤穂御崎温泉」として出湯し、平成12年12月に地下1600メートルから新しい源泉を掘削して現在の赤穂温泉になったと書く。泉質は含弱放射能・塩化物強塩低温泉で、別名「よみがえりの湯」。播州赤穂駅からバスで20分。

Amakusa Shimoda Onsen
熊本県天草市天草町下田北、天草の西海岸にある温泉地。天草の観光サイトは開湯を約750年前とし、傷ついた白鷺が湯で傷を癒していたという伝説から別名を白鷺温泉とする。源泉温度51.3度、pH7.84のナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、沸かさず薄めず循環しない。昭和38年4月に国民保養温泉地に指定された。温泉街から徒歩5分の海岸で東シナ海に沈む夕日が見られる。

Amanohashidate Onsen
日本三景・天橋立の文珠側、京都府宮津市に湧く温泉。2000年12月20日の開湯と宿は記していて、温泉地としては新しい。泉質は含弱放射能泉・鉄(II)-ナトリウムイオン-塩化物泉、泉温38.9度。智恩寺の門前にあたる文珠地区の宿が湯を引き、部屋や露天風呂から天橋立の松並木と阿蘇海を眺められる。天橋立駅から徒歩圏。

Aoshima Onsen
宮崎市の南、日南海岸の入口にあたる青島の周りに点在する温泉。青島温泉組合は六つの施設をまとめ、美肌に良いとされる泉質の湯が多く、日本でもトップクラスのとろみの湯もあると書く。海沿いの宿は「鬼の洗濯板」と呼ばれる国の天然記念物の岩棚を窓の下に見る。かけ流しの日帰り施設、pH9.4の湯、貸切の湯と、施設ごとに湯の顔が違うのがこの温泉地の特徴。宮崎空港から車20分。

Arima Onsen
日本三古湯のひとつ。空気に触れて赤褐色に変わる「金泉」と、無色透明の「銀泉」という性格の違う二種類の湯が、同じ温泉地に湧いている。

Asahidake Onsen
北海道上川郡東川町、大雪山国立公園の旭岳の麓、標高1,000メートルを超える高原にある温泉。アイヌがカムイミンタラ(神々が遊ぶ庭)と呼んだ山の入口にあたる。湯元湧駒荘の温泉は大正3年(1914年)に発見され、以来毎分300リットル以上を湧出している。硫酸塩泉、マグネシウム-硫酸塩泉、炭酸水素塩泉、ナトリウム-硫酸塩泉、石膏泉という五つの泉質を持ち、塩素消毒も加水もせずに使う。旭岳ロープウェイの乗り場が近い。

Asamushi Onsen
青森市の東、陸奥湾に面した温泉地。「青森の奥座敷」と呼ばれ、駅を出れば海と温泉街がある。湯の島が湾に浮かび、夏は海水浴場になる。

Asarigawa Onsen
北海道小樽市、朝里川の流れに沿った温泉地。小樽市は「三方を山で囲まれた小樽の奥座敷として知られる朝里川温泉」と書き、泉質をナトリウム・カルシウム塩化物泉としている。鹿が湯浴みに集まったことから「鹿の踊り場」と呼ばれ、古くから温泉があると伝えられてきた。冬はスキー場、夏は朝里ダムの人造湖オタルナイ湖。小樽の市街から車で20分ほど。

Ashinomaki Onsen
会津若松の南、大川の渓谷に宿が並ぶ温泉地。大内宿と塔のへつりが近く、会津を回る行程の宿泊地になる。会津鉄道の芦ノ牧温泉駅から10分。

Atagawa Onsen
伊豆東海岸、海に向かう斜面に温泉櫓が立ち並び湯けむりが上がる温泉地。湯量が豊富で、その熱を使った植物園がある。東京から特急で2時間30分。

Atami Onsen
東京から新幹線で40分。相模湾に面した斜面に宿が建ち並び、日本の温泉地でも屈指のアクセスの良さをもつ。

Atsumi Onsen
日本海に近い山形県南西部の温泉地。温海川沿いの温泉街で毎朝、朝市が開かれる。鶴岡から電車で30分、庄内を回る行程の宿泊地になる。

Atsushio Onsen
600余年前、示現寺の源翁禅師が開いたと伝わる会津の奥座敷。名の通り熱くて塩っぱい湯で、塩分が強く72度の「熱い塩湯」と福島県の観光サイトは案内し、宿の一つは65.5度の食塩泉と書く。「子宝の湯」といわれ、温泉街の入口に子育て地蔵尊が立つ。1984年に廃線になった日中線の終点で、昭和13年の熱塩駅の駅舎が記念館として残る。喜多方の蔵の町並みとラーメンまで車で20分、喜多方駅からバス20分。

Awara Onsen
1883年、水田の掘り抜き井戸から湯が出て始まった福井の温泉地。東尋坊と永平寺への起点にあたり、冬は越前ガニの季節になる。

Beppu Onsen
源泉数・湧出量ともに日本一。別府八湯と呼ばれる八つのエリアがそれぞれ違う湯を持ち、街全体が温泉の集積地になっている。

Dai Onsen
岩手県花巻市、山峡の細い坂道に宿が並ぶ温泉地。台温泉旅館組合は、十数か所から湧く源泉を宿ごとに使い分けていると書く。泉温96度・88.4度・76度の三系統が示され、硫黄の匂う湯がある。南部藩で最も早く開けた温泉で、1922年に湯を引いて花巻温泉が開かれた。

Dake Onsen Hirosaki
青森県弘前市、岩木山の南側の山麓にある温泉地。嶽温泉旅館組合は延宝2年(1674年)に杣夫の野呂長五郎がキツネを追って雪穴の湯を見つけたのが始まりとし、寛政8年(1794年)の火事のあと1000メートルほど下に湯小屋を建てて四季を通じて住むようになったのが今の嶽温泉だと書く。硫黄の匂いが濃い濁り湯。弘前駅からバスで50分。

Echizen Onsen
福井県越前町、日本海に面した越前海岸の温泉。越前海岸エリアの温泉を総称して越前温泉と呼び、厨温泉、南部温泉、玉川温泉の三つの源泉があると越前町は書く。どれもぬるっとした独自の肌触りで美人の湯と評され、日本海に沈む夕日を見る。冬は越前がにの本場で、宿は蟹の料理旅館が多い。三つの源泉ごとに日帰り施設があり、露天風呂「漁火」「日本海」「なぎさの湯」。武生駅からタクシー30分。

Koganezaki Furofushi Onsen
青森県西津軽郡深浦町、日本海に突き出た黄金崎の波打ち際に湧く温泉。泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉で、湧いた瞬間は透明だが空気に触れて酸化し赤褐色になる。地下200メートルから1分間に400リットル、52.2度で湧く。海と一体になった露天風呂は高波のときに海水が入り込むほど海に近く、照明がないため日の出から日没までの利用。深浦町は「日本の夕陽百選」に選ばれている。

Futami Onsen
三重県伊勢市の二見町、伊勢湾に面した温泉。すぐそばに夫婦岩と二見興玉神社があり、伊勢神宮を参る前に身を清める「浜参宮」の地として知られてきた。泉質はナトリウム・塩化物強塩泉。宿の展望風呂からは夫婦岩と伊勢湾が見える。二見浦駅から車で5分。

Ginzan Onsen
銀山川の両岸に大正から昭和初期の木造旅館が並ぶ。夜、ガス灯に照らされた雪の街並みは、日本の温泉地でも他に代えがたい風景になる。

Gora Onsen
箱根の山腹、標高550メートルの斜面に開けた温泉地。大涌谷からの引湯と自家源泉が混在し、宿ごとに湯が違う。

Hamamura Onsen
鳥取県鳥取市気高町、日本海に面した温泉地。鳥取県公式観光サイトは豊富な湯量と五百年の歴史を誇るとし、美しい白鷺が傷を癒したという言い伝えから「鷺の湯」とも呼ばれると書く。民謡「貝がら節」で知られる土地で、駅前をはじめ三か所に足湯がある。泉質は硫酸塩泉、55度。JR浜村駅から歩いて数分。

Hanamaki Onsen
豊沢川と台川の谷に十二の温泉地が点在する。宮沢賢治が歩いた土地であり、鉛温泉の立って入る白猿の湯が知られる。

Hanashiki Onsen
群馬県中之条町の六合(くに)地区、尻焼温泉から800メートルの山中にある一軒宿の湯。中之条町は、猪狩りに訪れた源頼朝が発見し、桜の花びらが一面に敷きつめたように湯に浮かんでいたことから名付けられたとしている。泉質はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物温泉。草津温泉から車で25分。

Hanayama Onsen
和歌山県和歌山市鳴神、JR和歌山駅から車で10分ほどの住宅地に湧く濃い湯。和歌山県温泉協会は泉質を含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、掲示用泉質名を炭酸鉄泉とし、源泉温度26度、湧出量毎分124リットル、加水なしと載せる。施設は地下500メートルから炭酸ガスの圧力だけで自噴していると書く。湯船のふちには成分の結晶が厚く付く。

Hawai Onsen
東郷池の湖底から湧く湯を引いた、湖上に宿が張り出す温泉地。「羽合」の地名から名がつき、ハワイと同じ読みで知られる。倉吉駅からバス20分、三朝温泉と同じ倉吉の範囲にある。

Higashi-Naruko Onsen
宮城県大崎市、鳴子温泉郷を構成する五つのうちのひとつ。仙台藩の御殿湯が置かれた温泉で、駅の名前も鳴子御殿湯という。大崎市は古き良き湯治文化を今に伝える宿が多い静かな温泉地と書く。泉質は重曹泉、食塩泉、硫酸塩泉。2016年に温泉郷全体が国民保養温泉地に指定された。

Higashine Onsen
山形県東根市温泉町、さくらんぼ東根温泉とも呼ばれる温泉地。灌漑用水を求めて掘った井戸から明治43年に湯が出たのが始まりで、東根市観光物産協会は掘り当てたときの温度を48度、湧出量を毎分36リットルほどと記している。泉質は硫酸塩泉やナトリウム塩化物泉。三か所を回れる温泉手形があり、温泉街には足湯もある。東根市はさくらんぼの産地として知られる。

Higashiyama Onsen
会津若松の奥座敷。湯川の渓谷に沿って宿が並び、会津の城下町から車で20分という位置にある。

Hijiori Onsen
大同2年(807年)の開湯を伝え、2007年に1200年を迎えた山形の湯治場。月山の麓、銅山川沿いの小さな温泉街に20軒の旅館が並び、冬を除く毎日、早朝5時から朝市が立つ。ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。自炊のできる宿が残る。新庄駅からバスで60分。

Himi Onsen
富山県氷見市の沿岸北部に点在する温泉の総称で、氷見市観光協会は能登半島国定公園 氷見温泉郷と呼ぶ。800から1300メートルのボーリングで得た湯で、温度は50度前後、泉質はナトリウム-塩化物泉。火山爆発の噴流物堆積により閉じ込められた約1500年前の海水が元なのでしょっぱいと市は説明する。富山湾越しに立山連峰が見える宿があり、冬は寒ブリ。

Shirakawago Hirase Onsen
岐阜県白川村、世界遺産の合掌造り集落から南へ15キロの庄川沿いにある温泉。国民保養温泉地に指定されている。日本温泉協会は「子宝の湯」として親しまれてきたと書く。泉質は硫黄泉で、宿は含硫黄ナトリウム塩化物泉と登録する。高山駅から高速バスで90分。

Hirayu Onsen
標高1,250メートル、奥飛騨温泉郷の入口にあたる最古の温泉地。約40の源泉から毎分8,600リットルが湧き、最高で90度に達すると観光協会は案内する。武田軍の兵が白い猿に導かれて湯を見つけたという伝説を持ち、上高地・乗鞍・高山へのバスの結節点でもある。

Hitoyoshi Onsen
球磨川沿いの城下町、熊本県人吉市に湧く温泉。明治43年(1910年)に始まり、今では50数か所の泉源がある。炭酸水素塩泉と塩化物泉の「美人の湯」で、市内に20数軒の公衆浴場が残る。相良氏700年の城下町で、国宝の青井阿蘇神社がある。

Hiyoriyama Onsen
兵庫県豊岡市、日本海に面した日和山海岸にある温泉。山陰海岸ジオパークのなかの景勝地で、宿は2万年前の地層から湧く「化石水」を単独自家源泉として引くと書く。ナトリウム濃度が濃く「熱の湯」とも呼ばれる。城崎温泉駅から車で10分。

Hokkawa Onsen
伊豆半島東海岸、東伊豆町北川にある小さな温泉地。昭和の初めに潜水の名人だった鳥沢惣太郎が、海藻のつかない岩に気づいて崖下を掘り、約115メートルで90度の湯を当てたのが始まりだと北川温泉観光旅館組合は書く。波打ち際の露天風呂「黒根岩風呂」で知られるが、2026年4月2日からメンテナンス工事のため休業している。伊豆北川駅から徒歩5分。

Hyakuzawa Onsen
岩木山の南東麓、岩木山神社のそばに湧く温泉地。弘前市観光情報サイトは、鉄分を含むやや赤っぽい泉質で「熱の湯」としても有名、湯上がりの保温状態に定評があると書く。泉温48.5度。岩木山麓には嶽温泉や湯段温泉もある。

Ibusuki Onsen
湯に浸かるのではなく、砂に埋まる温泉。海岸の砂浜が地熱で温められ、300年以上前から砂むし湯として使われてきた。

Hakusan Ichirino Onsen
石川県白山市の尾添、霊峰白山のふもとに広がる高原の温泉地。石川県の公式観光サイトは、県内最大級のスキー場のすぐそばにあり、上質な天然温泉が噴出していると書く。白山温泉郷の一つとして国民保養温泉地に指定されている。泉質は塩化物泉。白山白川郷ホワイトロードの入口にあたる。

Imaihama Onsen
伊豆半島東海岸、河津町の砂浜沿いにある温泉地。日本温泉協会は白砂青松の風光明媚な環境にあるとし、その砂浜の美しさから伊豆舞子浜とも呼ばれると書く。駅の名前が今井浜海岸駅で、降りて2分から10分で宿に着く。春は河津桜、夏は海水浴。河津七滝や峰温泉大噴湯も同じ町にある。

Inatori Onsen
伊豆東海岸に小さく突き出た岬の町、東伊豆町稲取に湧く温泉。昭和31年(1956年)に約57度の湯が湧いたのが始まりで、海を望む露天風呂を持つ大型の宿が並ぶ。金目鯛の漁港として知られ、早春には「雛のつるし飾りまつり」で町が彩られる。東京から特急で2時間30分ほど。

Inubosaki Onsen
千葉県銚子市、本州でいちばん早く日が昇る犬吠埼に湧く温泉。白亜紀前期の地層の深さ1,300メートルから汲み上げるナトリウム-塩化物強塩温泉で、宿は「肌美人の塩湯」と呼ぶ。湧出量は毎分200リットル。犬吠埼灯台の前の高台にあり、大露天風呂から太平洋の水平線を望むと地球の丸さが実感できる。銚子電鉄の犬吠駅から徒歩5分。

Iriki Onsen
鹿児島県薩摩川内市の入来町、山あいにある温泉。宿は1371年の文献にも記述があり、およそ700年のあいだ親しまれてきた温泉郷だと書く。江戸期の『三国名勝図会』が「剛ならず柔ならず、湯性温和」と評した湯で、宿は自らを「百薬の名湯」と呼ぶ。近くには日本遺産の入来麓武家屋敷群がある。川内駅から車で30分。

Isobe Onsen
誰もが知る温泉記号♨の発祥の地。万治4年(1661年)に江戸幕府が出した文書の裏に磯部温泉を記した温泉記号が二つ描かれ、日本最古の温泉記号とされる。妙義山を望む碓氷川沿いの温泉街で、天明3年(1783年)の浅間山大噴火で湧出量が増えた。童話「舌切り雀」の発祥地でもあり、磯部せんべいと夏の鮎料理で知られる。

Isohara Onsen
茨城県北茨城市磯原町、太平洋に面した海辺の温泉。沖に浮かぶ二ツ島を正面に見る宿が建つ。童謡詩人・野口雨情の生まれた町で、磯原駅前には六角堂をかたどった時計塔が立ち、雨情の「シャボン玉」「七つの子」「青い目の人形」を1日7回奏でる。宿の一つは泉質を含硫黄・ナトリウム・塩化物・硫酸塩泉と案内する。冬はあんこう。南へ下れば岡倉天心の五浦海岸と六角堂。
Itadome Onsen
黒石温泉郷の四つの温泉地のうちの一つ。浅瀬石川のほとりにあり、青森県観光情報サイトは、客室や浴場から川のせせらぎと雄大な岩木山の景観を楽しめると書く。黒石観光協会は泉質をカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉としている。

Ito Onsen
相模湾に面した伊豆東海岸最大の温泉地。源泉の数が多く、木造三階建ての東海館が松川沿いに残る。

Iwaki Yumoto Onsen
福島県いわき市、常磐線湯本駅の周辺に広がる温泉地。いわき市観光サイトは1300年以上の歴史を持ち、有馬・道後と並んで日本三古泉に選ばれているとし、毎分5.5トンという湯量と珍しい硫黄泉を掲げる。共同浴場「さはこの湯」は源泉かけ流し。

Iwamuro Onsen
正徳3年(1713年)、傷ついた雁が湯で傷を癒していたという伝説を持つ、弥彦山の麓の温泉地。硫黄と鉄が結びついた硫化鉄で湯が黒く見える「黒湯」が特徴で、北国街道の宿場として栄えた歴史と芸妓の文化が残る。

Iwase Yumoto Onsen
福島県岩瀬郡天栄村、二岐山の麓にある小さな温泉地。天栄村は「昔にタイムスリップしたような茅葺き屋根の旅館からは素朴さが漂い、落ちついた風情が感じられます」と書く。環境省が指定する国民保養温泉地で、計画の名称は「二岐・岩瀬湯本・天栄温泉」。泉質は塩化物泉。茅葺きの古民家がそのまま宿として使われている。

Izu Kogen Onsen
静岡県伊東市の南部、大室山と城ヶ崎海岸のあいだに広がる一帯の温泉。伊豆急行が開発した温泉付き別荘地で、ペンションや美術館が点在する。伊東観光協会は市全体の泉質を単純泉・弱食塩泉が中心で無色無臭、肌に優しく低刺激だと書く。伊豆高原駅から。

Izura Onsen
茨城県北茨城市大津町、太平洋に突き出た五つの入り江「五浦」にある温泉。岡倉天心が明治39年に日本美術院を移し、横山大観や下村観山らが移り住んだ土地で、天心自身の設計による六角堂が岩盤の上に立つ。湯を使うのは六角堂を挟んで建つ五浦観光ホテルの本館と別館大観荘で、源泉温度は71度、泉質はナトリウムカルシウム塩化物泉。海を正面に見る露天風呂「大観の湯」を源泉掛け流しが自慢と宿は書く。冬はあんこうの季節。JR大津港駅から車で5分。

Izusan Onsen
静岡県熱海市の伊豆山、相模灘に面した斜面にある温泉。源泉の「走り湯」は日本でも珍しい横穴式源泉で、熱海市観光協会は日本三大古泉の一つだと書く。奥行5メートルの洞窟から70度の湯が毎分170リットル湧き、明治以前は伊豆山神社の神湯として信仰された。熱海駅から車で5分。

Jozankei Onsen
札幌市街から車で1時間の渓谷に湧く「札幌の奥座敷」。豊平川沿いの紅葉と、塩分を含む保温性の高い湯で知られる。

Yamanaka Onsen
松尾芭蕉が「扶桑三名湯」と讃えた湯。大聖寺川の鶴仙渓に沿って遊歩道が続き、渓谷と湯が一続きになっている。

Yamashiro Onsen
総湯を町の中心に置く「湯の曲輪」の構造が残る加賀の湯。北大路魯山人が滞在し、九谷焼と加賀の食文化が重なる。

Kaikake Onsen
越後湯沢から三国峠へ向かう清津川の谷、上信越高原国立公園の中に一軒だけ建つ「目の温泉」。鎌倉時代の開湯と伝わり、室町時代の僧・万里集九が旅文集に記し、上杉謙信が関東攻めの将兵を浸からせ、江戸時代の文書に「目を患う者多く来りて浴し候」とある。明治15年には湯守が目薬「快眼水」の製造許可を得て発売した。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、37度のぬる湯に長く浸かり、加温した湯船と行き来する。明治2年築の本棟が残る21室の宿で、日本秘湯を守る会。東京から新幹線とバスで2時間。

Kaike Onsen
日本海の砂浜に面した塩化物泉。海中から湯が湧いたのが始まりとされ、弓ヶ浜の海岸に宿が並ぶ。日本のトライアスロン発祥の地でもある。
Kakuma Onsen
長野県山ノ内町、湯田中渋温泉郷のなかでも静かな山あいの集落にある湯治場。山ノ内町は、昔の湯治場の情緒を色濃く残す素朴な温泉とし、三つの共同浴場があり宿泊者は無料で利用できると書く。泉質は塩化物泉・硫酸塩泉、泉温60〜90度。湯田中駅から車で5分。

Kamasaki Onsen
600年以上の昔、里人が鎌の先で地面を掘ったところ湯が湧き出たと伝わる、蔵王連峰の麓の谷あいの湯治場。「キズに鎌先」と名高く、奥羽の薬湯として全国の湯治客に親しまれてきた。伊達政宗や片倉小十郎も入ったとされる。鉄分を含む茶色のぬるめの湯で、大正から昭和の木造旅館が残る。白石蔵王駅から車で15分、東京から2時間30分。

Kamegawa Onsen
別府八湯の一つ。JR亀川駅の東側、別府湾に面した一帯に広がる。日本温泉協会は古風な共同浴場が多い土地として紹介し、別府八湯温泉道は地域の人に愛される共同湯が多い静かな温泉郷と書く。砂に埋まって温まる別府海浜砂湯があるのもここ。

Kameyama Onsen
千葉県君津市、房総半島の内陸にある亀山湖のほとりの温泉。地下2,000メートルから毎分600リットル以上が自噴し、湯はチョコレート色をしている。色の正体は太古に堆積した植物が溶け込んだ腐植質で、北海道のモール泉や都内の黒湯と同じ仕組みだと宿は説明する。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、pH8.7、成分総計2.70グラム。源泉は27度に届かない冷泉なので、浴槽は循環しながら加温している。JR久留里線の終点、上総亀山駅から徒歩12分。

Kamimoku Onsen
群馬県みなかみ町、利根川の清流沿いにある温泉地。宿は、谷川岳の雪解け水や日本海側に降った雨雪が地中で温められ、およそ17年の歳月を経て湧き出ていると書く。みなかみ町の国民保養温泉地計画に含まれる湯の一つ。上越線上牧駅から歩ける。

Kaminoyama Onsen
1458年、僧の月秀が脛に傷を負った鶴が湯に浸かって癒える姿を見たのが始まりと伝わる、上山城の城下に広がる温泉地。湯町、新湯、葉山など複数の地区に分かれ、150円から入れる共同浴場が点在する。ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉。山形新幹線の駅から歩ける。

Kamiyama Onsen
徳島県名西郡神山町、鮎喰川の支流・上角谷川に沿う里山の温泉。慶応四年に開業した湯屋を起源に持つと施設は書き、天女がさずけたと伝わる霊泉として郷人に愛されてきた。重曹を含む食塩泉でぬめりがあり、塩分が多いのに湯冷めしにくい「美人の湯」。日帰り温泉「いやしの湯」はロビーも脱衣所も浴場もすべて畳敷きで、滑りにくい。徳島市街から車で約45分。

Kamogawa Onsen
千葉県鴨川市、外房の海沿いにある温泉。宿が引くのは「鴨川温泉なぎさの湯」で、鴨川市内山間部の金山ダム付近に湧く源泉をタンクローリーで配湯している。含硫黄・ナトリウム・塩化物炭酸水素塩冷鉱泉で、源泉温度が低いため加水・加温・濾過をして使うと宿は明記する。太海海岸は伊勢えび、あわび、さざえの特産地。鴨川シーワールドまで車13分。
Kankaiji Onsen
別府八湯のひとつ。標高150メートルほどの斜面にあり、別府八湯でいちばん見晴らしがよく、晴れた日には別府湾の向こうに四国まで見えると別府市観光協会は書く。養老年間の718年に僧の仁聞が湯を開いて観海寺を開基したと伝わり、鎌倉時代から湯治に人が訪れた。戦後は大型リゾートホテルが並ぶ一方、坂を上がった先には青く見える湯もある。別府駅からバスで15分ほど。

Kannawa Onsen
別府八湯のひとつ。建治2年(1276年)に一遍上人が地獄を鎮めて湯治場を開いたと伝わる、別府でいちばん湯治場の空気が濃い地区。路地のあちこちから蒸気が上がり、側溝からも湯気が立つ。この景観は2012年に「別府の湯けむり・温泉地景観」として国の重要文化的景観に選ばれた。98度前後の蒸気で食材を蒸す地獄蒸しと、石菖を敷いた石室に横たわる鉄輪むし湯が名物。自炊して長く泊まる貸間の形も残る。別府駅からバスで20〜30分。

Kanzanji Onsen
静岡県浜松市中央区、浜名湖に突き出た半島にある温泉地。舘山寺温泉観光協会は1958年(昭和33年)に開湯したと書き、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物強塩温泉で全国でも有数の高い塩分濃度を誇るとする。弘法大師が810年に開創したと伝わる舘山寺が地名の由来。浜名湖パルパルやロープウェイがあり、浜松駅からバスで45分。

Katayamazu Onsen
柴山潟に面した加賀温泉郷のひとつ。湖面の色が時間とともに変わることで知られ、対岸には白山が見える。

Kawamata Onsen
栃木県日光市、鬼怒川の最上流にある温泉地。日光市は泉質を単純泉、ナトリウム塩化物泉とし、川沿いの客室や露天風呂が多いと書く。温泉街の中心には河原から熱湯が噴き上がる間欠泉があり、手前には瀬戸合峡という渓谷がある。

Kawarayu Onsen
1193年に狩りをしていた源頼朝が湯気を見つけて掘り当てたと伝わる湯。酸性の強い草津とは反対の優しい湯で「草津温泉の上がり湯」と呼ばれた。八ッ場ダムの建設で温泉街ごと高台へ移り、平成26年(2014年)7月に新天地で再出発、旧源泉と新源泉を混ぜた含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、79.3度の湯を引く。毎年1月20日の早朝5時、ふんどし姿の男たちが湯をかけ合う奇祭「湯かけ祭り」が、新しい温泉街で続いている。共同浴場「王湯」。上野から特急で2時間15分。

Kawatana Onsen
沼に棲んでいた青龍を住民が祀ると湯が湧いたと伝わる、下関の奥座敷。800年以上の歴史を持ち、長府藩主毛利家が御殿湯を置いた。俳人の種田山頭火が100日ほど滞在してここに死にたいと日記に書き、瓦そば発祥の地でもある。ナトリウム・カルシウム塩化物泉、pH8.2。

Kawazu Onsen
静岡県河津町、河津川の流域に点在する七つの温泉の総称。海側の河津浜・今井浜から、峰・笹原・田中、谷津、そして山の七滝まで広がる。峰温泉の大噴湯は毎分600リットル・100度の湯が高さ30メートルまで噴き上がる。2月の河津桜まつりで知られる。河津駅が起点。

Kinosaki Onsen
大谿川沿いの柳並木に七つの外湯が点在する。浴衣で下駄を鳴らして外湯を巡ることが、そのまま町の過ごし方になっている。

Kintaro Onsen
富山県魚津市にある一軒宿の温泉。硫黄の匂いがするのに塩辛いという、食塩泉と硫黄泉が混ざった珍しい湯が湧く。全国から集めた石を組み上げた大きな浴場と、夜遅くまで開く日帰り施設がある。新幹線の駅から車で10分。

Kira Onsen
愛知県西尾市吉良町宮崎、三河湾国定公園の宮崎海岸にある温泉。明治のころから宮崎の潮湯治として知られ、昭和30年代から40年代に旅館やホテルが次々に建って温泉街になったと観光組合は書く。泉質は塩化物温泉で、ただし源泉を使うのは一部の宿だけだと組合は断っている。目の前の宮崎海水浴場は日本の水浴場八十八選に入り、平成18年からは吉良ワイキキビーチと呼ばれる。名鉄吉良吉田駅から車で10分。

Kirishima Onsen
霧島連山の中腹に湧く湯の集まり。硫黄の白濁湯が多く、坂本龍馬が新婚旅行で訪れた土地としても知られる。

Kitago Onsen
城下町の飫肥とつながる日南海岸の奥座敷、日南市北郷町の山あいに湧く温泉郷。地下800メートルから51度で湧くナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉で、無色透明無臭で微かに塩味、飲用もできると日南市は書く。宿の一つは源泉をそのまま注ぐ「べっぴんの湯」の12室の旅館で、湯上がりの肌がしっとりつやを持つことからの名。森林セラピー基地の猪八重渓谷が近い。北郷駅から車5分。

Konoka Onsen
高知県吾川郡いの町桑瀬、吉野川の源流部を見下ろす国道194号沿いにある温泉。道の駅木の香に併設され、施設は木をふんだんに使って建てられている。泉質はナトリウム塩化物泉で、宿は目の前の吉野川を眺めながら川のせせらぎとともに湯に入れると書く。男女別の内風呂と露天風呂、サウナがあり、宿泊は9室。愛媛との県境に近く、石鎚山を背にして尾根を走る町道「UFOライン」の入口にあたる。日帰り入浴は11時から20時、火曜定休。

Kowakubi Onsen
秋田の雄物川沿い、大仙市強首の田園に湧く温泉。昭和39年、天然ガスを試掘するボーリングでガスではなく大量の温泉が湧いたのが始まり。宿の一つは大正6年築の大庄屋の屋敷をそのまま使う国登録有形文化財で、敷地内で掘り当てた含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉を毎分240リットル以上かけ流す。溶存物質22.24グラムの濃い茶褐色の湯に湯の花が舞う。雄物川の川蟹料理。秋田空港から車16分。

Kumomi Onsen
西伊豆、松崎町の南端にある漁師町の温泉地。駿河湾の向こうに富士山が立つ。宿は泉質をカルシウム・ナトリウム-塩化物温泉とし、よく温まることから別名「熱の湯」と呼ばれると書く。背後の烏帽子山は海底火山の根が地上に出たもので、伊豆半島ジオパークのジオサイトである。

Kurokawa Onsen
温泉街全体を一つの宿と見立て、通りを廊下、旅館を客室として設計された町。入湯手形で三つの露天風呂を巡ることができる。

Marukoma Onsen
北海道千歳市、支笏湖の北岸に一軒宿が建つ温泉。恵庭岳の麓で、道路が通じる前は船でしか行けなかった。名物は足元湧出の天然露天風呂で、湖と岩場で隔てただけの造りのため、湯の深さが支笏湖の水位と一緒に上下する。全国で20か所ほどしかない足元湧出の湯だと宿は書く。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉、源泉温度54度。日本秘湯を守る会の会員。新千歳空港から車で50分。

Masutomi Onsen
瑞牆山の麓、標高1,000メートル前後の渓谷にあるラジウム温泉の湯治場。武田信玄が金山の開発の際に見つけて傷兵を治したと伝わり、信玄の隠し湯の一つ。日本でもまれなラジウムを含む30度前後のぬる湯に長く浸かり、湯に入り、湯気を吸い、湯を飲む三つの方法で使う。北杜市の日帰り施設「増富の湯」は改修で休業中。

Matsue Shinjiko Onsen
島根県松江市、宍道湖の北岸に面した温泉街。松江観光協会は「地下1,250m以上から湧き出す湯元」があり「効能豊富な高温(77度)の天然温泉が湧き出します」と書く。旅館協同組合によれば湖畔に八つの宿が並ぶ。一畑電車の松江しんじ湖温泉駅は出雲大社へ向かう始発駅で、駅前と温泉街に足湯がある。国宝松江城と宍道湖の夕日が徒歩圏。

Matsunoyama Onsen
有馬・草津と並ぶ「日本三大薬湯」に数えられることがある塩分の濃い湯。太古の海水が地中に閉じ込められたものとされ、豪雪地帯の山あいに小さな温泉街がある。

Miegusuku Onsen
沖縄県那覇市西、那覇港を望むホテルの中に湧く温泉。沖縄では数少ない天然温泉で、1989年11月に試掘に成功し、地下800メートルから湯温40.9度の湯が自噴していると施設は書く。泉質は含ヨウ素-ナトリウム-塩化物泉。約800万年前の化石海水で、本土に多い火山性の温泉とは成分が違い、塩分が多く無臭。那覇空港から車で7分、ゆいレール旭橋駅から徒歩15分。日帰り入浴も受けている。

Mihonoseki Onsen
島根半島の東端、松江市美保関町の港町にある温泉。えびす社の総本社とされる美保神社と、江戸から大正にかけて敷かれた青石畳通りが残る。宿の展望大浴場からは美保湾と大山が見える。境港駅から車で20分。

Tojinbo Mikuni Onsen
福井県坂井市三国町、東尋坊と三国湊の海沿いに湧く温泉。北前船で栄えた港町に、泉質の違う三つの源泉がある。宿地区の1号泉は約66度のナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉、安島地区の4号泉は約56度のナトリウム・カルシウム-塩化物泉、緑ヶ丘地区の東尋坊温泉は約29度の単純温泉と宿の一つは書く。海水に似た塩分が肌に付いて湯冷めしにくい。今は東尋坊の名を冠して呼ばれる。冬は越前がに。

Minamichita Onsen
愛知県南知多町、知多半島の南端にある温泉の総称。南知多町観光協会は内海・山海・豊浜の三つの温泉をまとめてこう呼び、県内一の湯量を誇る温泉郷だと書く。国道247号の海岸沿いに宿が点在し、夕日が伊勢志摩を赤く染める。内海駅から車で5分。

Misasa Onsen
世界有数のラドン含有量を持つ放射能泉。三たび朝を迎えると病が癒えるという名のとおり、湯治場として使われてきた。

Miyanoshita Onsen
熊野神社のお宮の下に開けた、応永5年(1398年)に自然湧出が見つかった箱根七湯の一つ。明治11年に富士屋ホテルが開業して外国人の保養地となり、明治・大正の建物が残るノスタルジックな街並みが今も続く。ナトリウム-塩化物泉と単純温泉、源泉21本、湧出量は毎分1,999リットルと箱根町観光協会は案内する。

Nanjo Yuinchi Onsen
沖縄県南城市佐敷、太平洋を見下ろす丘の上に湧く温泉。ホテル敷地内で掘削した坑井が源泉で、地底2,119メートルから1,500メートルの、約500万年前と約5,400万年前の地層から湧いたものが自然にブレンドされた湯。ろ過・加温・加水を一切しない源泉かけ流しだと施設は書く。太古の化石海水を含み、現在の海水の8割ほどの塩分。日帰り温泉「猿人の湯」として朝6時30分から夜23時まで。

Nanki-Katsuura Onsen
紀伊半島の南端、生マグロの水揚げで知られる港町の温泉地。海に面した洞窟の湯があり、那智の滝と熊野那智大社へバスで30分。

Naruko Onsen
国内に存在する泉質のうち、大半をこの一帯で網羅できる。狭い範囲に多様な湯が集中する、東北屈指の温泉密集地。

Naruto Onsen
徳島県鳴門市、瀬戸内海国立公園の中に湧く温泉。地底1120メートル、約1億年前の地層から湧く弱アルカリ性(pH8.0)の天然温泉で、海のミネラルと重曹を含む。塩分濃度が非常に高く塩辛いのが特徴で、保温効果に優れ湯冷めしにくいと宿は書く。鳴門海峡から紀伊水道、太平洋へ続く水平線が見える立地で、海に昇る朝日や満月の夜の「ムーンロード」が眺められる。大塚国際美術館と渦潮が近い。

Niseko Onsen
ニセコアンヌプリの山麓に点在する温泉の総称で、環境大臣が指定する国民保養温泉地。温泉の泉類10種のうち7種がニセコにあるとニセコリゾート観光協会は案内し、肌ざわりも香りも違う湯を湯めぐりパスで回れる。世界的なスキーリゾートの麓で、札幌から車で2時間。

Nishiura Onsen
三河湾に突き出た西浦半島の先端、海岸から続く急斜面に大型旅館が並ぶ蒲郡温泉郷の一つ。360度海を見渡す風光明媚な温泉街で、万葉歌人に愛された景色の歌を集めた「万葉の小径」と「俳句の道」がある。アルカリ性単純泉や塩化物泉など多様な泉質と愛知県の観光サイトは書き、宿の一つは1998年に地下1,200メートルで見つけた塩分の少ないアルカリ性単純泉を「美白泉」と呼ぶ。名古屋から1時間。潮干狩りと海水浴の半島。

Nishiyama Onsen
南アルプスを源とする早川の渓谷、早川町の山懐にある秘湯。慶雲2年(705年)に藤原真人が見つけて開いたと伝わる宿・慶雲館は、2011年に世界最古の温泉旅館としてギネスに認定された。フォッサマグナの地下で涵養されたナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉が自然湧出し、2005年の掘削で毎分1,600リットル以上、52度の自噴泉も湧いた。湯治場の元湯蓬莱館、pH9.8の町営露天風呂・湯島の湯がある。県道が悪天候で通行止めになる山奥で、身延駅から1日1便の送迎バス。

Noboribetsu Onsen
一つの温泉地に9種類の泉質が湧く、国内でも例のない密度。地獄谷から立ちのぼる蒸気が、湯量の豊かさをそのまま景観にしている。

Nukabira Onsen
北海道河東郡上士幌町、大雪山国立公園の東側、糠平湖のほとりにある温泉地。かつては糠平温泉と呼ばれた。大正8年(1919年)に島隆重が源泉を発見し、大正のころから湯治の湯として親しまれてきた。宿はそれぞれ自分の源泉を持ち、すべてが源泉かけ流しという日本でも珍しい温泉地である。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、肌がすべすべになる重曹泉。湖の水位で現れたり沈んだりするタウシュベツ川橋梁が近い。上士幌の町から北へ23キロ。

Nuruyu Onsen
青森県黒石市、浅瀬石川沿いにある黒石温泉郷の玄関口。共同浴場のまわりに「客舎」と呼ばれる宿が並び、自炊しながら二週間ほど滞在する湯治客で賑わった。今も客舎が残る数少ない温泉地。傷ついた鶴が湯浴びして飛び立ったという伝えから「鶴の湯」とも呼ばれる。津軽こけしの産地でもある。黒石駅からバスで20分。

Nyuto Onsen
ブナの原生林に七つの宿が点在する温泉郷。宿ごとに源泉が異なり、白濁した湯から透明な湯まで性格がまったく違う。

Oarai Onsen
茨城県東茨城郡大洗町、太平洋に面した港町に湧く温泉。泉質はナトリウム-塩化物泉で、入浴後に塩分が肌につき熱の放散を妨げるため保温効果が強く「熱の湯」とも呼ばれると宿は説明する。大洗は冬のあんこう鍋と夏の海水浴で知られ、大洗磯前神社の海中鳥居、アクアワールド茨城県大洗水族館、苫小牧行きのフェリーがある。大洗駅から車3分。

Obama Onsen
雲仙の麓、橘湾に面した温泉地。源泉温度は100度を超え、湯量も豊富で、海沿いに湯けむりが立つ。日本一長いとされる105メートルの足湯があり、夕日が海に落ちる。
Ochiai Onsen
黒石温泉郷の四つの温泉地のうちの一つ。温湯と板留の間にあり、浅瀬石川に沿っている。黒石観光協会は泉質をカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉としている。共同浴場があり、宿は三軒。

Oga Onsen
日本海に突き出た男鹿半島の北部、坂上田村麻呂が東征の際に見つけて兵を休めたと伝わる湯。佐竹公も好んで入り、明治には石灰岩の採掘に関わる人が使って石山温泉と呼ばれた。海水に似た塩分を含む熱の湯で、ユネスコ無形文化遺産のナマハゲの土地。なまはげ太鼓の常設公演と、熱した石で魚介の汁を煮る石焼料理で知られる。6軒の宿がある。

Ogawa Onsen Motoyu
富山県下新川郡朝日町、小川の上流のV字谷にトンネルを抜けて着く一軒宿の湯。江戸時代のはじめ、薬師如来のお告げで村人が岩の間から湧く湯を見つけたと宿は伝え、江戸中期には越中四名湯のひとつに数えられた。泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉で、湧出は毎分400リットル。宿から750メートル歩いた先に、湯の華が固まってできた洞窟の野天風呂がある。この石灰華は朝日町の天然記念物で、幅18メートル、高さ20メートル、奥行き数十メートルに及ぶ。12月から4月下旬は閉鎖。

Okuhida Onsen
平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の五つからなる、北アルプスの懐の温泉郷。露天風呂の数は日本有数とされる。

Okuise Miyagawa Onsen
三重県大台町、宮川の上流にある温泉。三重県観光連盟は、美しい清流と森に囲まれた森の中にホテルとコテージが点在する温泉リゾートだと書く。岩風呂風の露天風呂と、地元産の季節の野草を使う月替わりの薬草風呂がある。大台ヶ原や大杉谷へ向かう拠点。三瀬谷駅から町営バスで20分。

Okukinu Onsen
栃木県日光市川俣、鬼怒川の源流部にある温泉郷。女夫渕から先は一般車が入れないため、4.5キロの遊歩道を1時間20分歩くか、宿の送迎バスに乗るしかない。関東最後の秘境と呼ばれる。加仁湯は泉質の異なる5本の源泉を持ち、湧いたときは無色透明の湯が湯船にたまるうちに白や青白く濁る。加温も加水もしないため、濁り方はその日の湯量や気温で毎日変わる。日本一の高層湿原とされる鬼怒沼への登山口でもある。

Omaki Onsen
庄川峡のダム湖の岸に、船でしか行けない一軒宿が建つ。寿永2年(1183年)、倶利伽羅峠の戦いに敗れた平家の武将・藤原賀房が河畔に湧く湯を見つけて傷を癒したのが始まりと宿は伝え、村人の湯治場だった湯は昭和5年の小牧ダム完成で湖底に沈んだ。源泉を高台に引き上げて昭和6年に旅館として再開し、以来90年余り、小牧の船着場から庄川遊覧船で30分の道だけがつながる。塩化物泉と硫酸塩泉の二つの源泉が混ざった毎分360リットルの湯を、峡谷を見下ろす露天風呂にかけ流す。

Onogawa Onsen
小野小町が病を癒したと伝わる米沢の奥座敷。伊達政宗が落馬の骨折を湯治した記録が残り、上杉鷹山は湯から塩を取ろうとした。含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物泉をpH6.9の中性で、約80度と約36度の源泉を混ぜて加水せずにかけ流す。飲泉でき、3種類の蛍が飛ぶ。
Otoku Onsen
群馬県中之条町の六合(くに)地区、道の駅六合の敷地にある温泉。中之条町は、少し白濁した湯のなかに独特な黒い湯の花が浮かび、弱アルカリ性の肌に優しい美人の湯として人気だと書く。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。日帰り温泉「くつろぎの湯」は一般500円。

Owani Onsen
弘前の南、津軽藩主も湯治に訪れたと伝わる古い温泉地。温泉の熱で育てる「大鰐温泉もやし」で知られ、冬はスキー場になる。弘前から電車で15分。

Oyu Onsen Akita
秋田県鹿角市十和田大湯、大湯川沿いに湧く温泉地。鹿角の公式観光サイトは800年以上の歴史を持つ温泉地とし、江戸時代には南部藩の保養温泉地として指定されたと書く。泉質は肌にやさしく湯冷めしにくいナトリウム塩化物泉。上の湯、下の湯、川原の湯、荒瀬の四つの共同浴場が今も地元の人に使われている。世界文化遺産の大湯環状列石が同じ大湯地区にある。

Ryukyu Onsen (Senagajima)
沖縄県豊見城市、那覇空港からいちばん近い島・瀬長島に湧く温泉。地下1,000メートルから汲み上げるナトリウム-塩化物強塩泉で、瀬長島ホテルの「龍神の湯」が使う。露天の立ち湯は水深120センチあり、慶良間諸島に沈む夕日と那覇空港第二滑走路に降りる飛行機を眺められる。日帰り入浴は6時から24時、年中無休。空港から車15分。

Sanbe Onsen
大山隠岐国立公園の三瓶山の南麓、志学の高原に湧く温泉。『出雲国風土記』の国引き神話で綱をかけた杭とされる三瓶山の噴火がもたらした湯で、含鉄-ナトリウム-塩化物温泉。毎分3,000リットルを超える湯量を持つ国民宿舎は16種類の露天風呂を持ち、酒樽と釜の二つは加温しない源泉のまま。鉄分は県内最大級の数値で、空気に触れて茶褐色になる。環境省の星空観測で夜空の暗さが全国一位。大田市駅からバス50分。

Sarugakyo Onsen
三国峠の群馬側、赤谷湖のほとりにある温泉地。永禄3年(1560年)に上杉謙信が越後から峠を越えて名づけたと伝わる。江戸時代に笹の湯・湯島温泉として賑わった三国街道沿いの温泉街は、昭和33年にダム建設で湖底に沈み、移転して今の猿ヶ京温泉になった。無色透明で湯量が豊富な56度の湯。

Sawatari Onsen
群馬県吾妻郡中之条町、草津と四万のあいだの山あいにある小さな湯。沢渡温泉組合は泉質をカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉とし、無色透明でやわらかい湯を「一浴玉の肌」と呼ぶ。草津の強い酸性の湯で肌を痛めた湯治客がここで肌を整えたという話から「草津の仕上げ湯」と呼ばれてきた。宿は八軒ほど、共同浴場はひとつ。

Semi Onsen
小国川の清流に沿って宿が並ぶ、義経と弁慶の伝説の湯。文治3年(1187年)、頼朝に追われて平泉へ向かう義経一行がこの地に差しかかった時、身重の北の方が産気づき、産湯を探して沢へ下りた弁慶が湯煙の立つ大岩を薙刀で突くと湯が噴き出したと伝わる。生まれた亀若丸の産湯を使い、弁慶が見つけた薬研湯が今も川辺に湧く。江戸時代は戸沢藩主の奥座敷。ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉、67.3度。陸羽東線の瀬見温泉駅から歩け、新庄駅からタクシー20分。

Senami Onsen
明治37年(1904年)、石油を掘っていて熱湯が噴き出したのが始まりという、新潟県村上市の海辺の温泉地。95度前後の高温のナトリウム塩化物泉が毎分1800リットル湧く。日本海に沈む夕日で知られ、長さ30メートルの足湯がある。村上駅から車で10分。

Shibu Onsen
石畳の路地に九つの外湯が並ぶ温泉街。宿泊者は鍵を借りて外湯を巡る。地獄谷野猿公苑が近い。

Shidotaira Onsen
岩手県花巻市、豊沢川の渓谷沿いにある花巻温泉郷の一地区。大型の宿があり、全長25メートルの眺望風呂や渓流展望の半露天、溶岩サウナ、洞窟サウナなどを備える。鉛温泉や大沢温泉が湯治宿の性格を残すのに対し、志戸平は設備の整った温泉地である。

Shigira Ogon Onsen
沖縄県宮古島市、南岸のシギラリゾート内に湧く温泉。日本温泉協会は温泉地名を「宮古島シギラ温泉」とし、泉質は塩化物泉、泉温49.6度、色は金色と記す。地下1,250メートルから日量800トンが湧く。露天風呂と展望風呂のほか、温泉水を使って一年中温かい水着着用のジャングルプールがある。日本最南端・最西端の天然温泉とされる。宮古空港から車15分。

Shikaribetsuko Onsen
北海道鹿追町、標高約810メートルの然別湖の西岸にある温泉。北海道の観光公式サイトは、鉄分を豊富に含むナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉で、源泉100%かけ流しの湯は空気に触れると茶褐色に変わると書く。冬は凍った湖上に「氷上露天風呂」が現れる。新得駅からバスで60分。

Shikotsuko Onsen
北海道千歳市、支笏湖の東岸に宿が集まる温泉地。支笏湖観光情報サイトは東岸に5軒の温泉旅館が集まると書き、2014年4月から新しい源泉に切り替えてナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉のとろりとした湯を各宿へ配湯していると案内する。北海道観光公式サイトは美人の湯として親しまれると書く。遊覧船の発着場があり、新千歳空港から車で50分。

Shima Onsen
四万の病に効くという名が示すとおり、飲泉も行われてきた湯治の里。国民保養温泉地の第一号に指定され、渓谷に沿って静かな宿が並ぶ。

Shimofuro Onsen
青森県下北郡風間浦村、津軽海峡に面した本州最北の温泉郷のひとつ。室町時代の記録にも残る湯治場で、厳寒の海から戻った漁師が体を温めてきた。大湯・新湯・浜湯という泉質の違う源泉があり、いずれも硫黄を含む。共同浴場の大湯と新湯は2020年11月30日に営業を終え、二つの源泉を引く「海峡の湯」に統合された。井上靖は小説『海峡』でこの湯を書いた。対岸には北海道が見え、冬は大間のマグロとあんこうの季節。

Shimokamo Onsen
伊豆半島の最南端、南伊豆町の青野川沿いにある温泉地。日本温泉協会は高温の温泉が豊富に自噴していると書き、静岡県温泉協会は高温の温泉熱を利用したメロンや花の栽培も行っていると案内する。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、源泉は宿によって90度前後。早春には青野川沿いに河津桜と菜の花が咲く。伊豆急下田駅からバスで25分。

Shimosuwa Onsen
長野県下諏訪町、中山道と甲州街道が合流する宿場町の温泉。下諏訪観光協会は、中山道六十九次の宿場で温泉が出るのは唯一この下諏訪宿だけだったと書く。諏訪大社下社の秋宮と春宮があり、町なかに公衆浴場が点在する。下諏訪駅から徒歩10分。

Shinhirayu Onsen
奥飛騨温泉郷を構成する五つのうち、平湯と新穂高のあいだにある温泉地。国道471号沿いに3キロほど、切れ間なく宿が並ぶ。奥飛騨温泉郷観光協会は賑やかないで湯の里と呼び、素朴な民宿から近代的なホテル、和風旅館まで揃うと案内する。元禄三年に念仏僧の円空が禅通寺に一年余り逗留し、円空仏を数多く残した。かつては一重ケ根温泉と呼ばれていた。

Shinhotaka Onsen
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷、蒲田川に沿った奥飛騨温泉郷のいちばん奥にある温泉地。日本温泉協会は「奥飛騨温泉郷最奥の秘湯。登山客やスキーヤーで一年中賑わっている」とし、国民保養温泉地に指定されていると記す。北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰の登山口にあたり、新穂高ロープウェイで標高2156メートルまで上がれる。露天風呂を持つ宿が多い。

Shiobara Onsen
箒川の渓谷に沿って十一の温泉地が連なる。泉質も湯の色も一つずつ違い、一つの谷のなかで湯めぐりが完結する。

Shioda Onsen
播磨姫路の奥座敷、夢前町の田園に湧く温泉。発見は奈良時代と推定され、江戸時代の元文年間(1736〜41年)に湯治に使われた記録が残り、丹波や四国からも湯治客が来た。明治7年に湯元の上山旅館が創業し、明治12年にはオランダ人技師が良質の温泉と認めた。17度前後の自然湧出の冷泉は炭酸重曹弱食塩泉で、飲めば「しょっぱいサイダー」の味。盛時5軒の旅館は今2軒。姫路駅からバス35分。

Shirahama Onsen
『日本書紀』に記録が残る日本三古湯のひとつ。白い砂浜と太平洋を望む露天風呂があり、海と湯が同じ場所にある。

Shirako Onsen
千葉県長生郡白子町、九十九里浜のほぼ中央にある温泉地。地下2000メートルから天然ガスと一緒に上がってくる灌水を湯にしている。白子町温泉ホテル協同組合は、海水に比べてマグネシウムが少なくヨウ素が多いのが特徴で、白子町のヨウ素の産出量は年間1000トンと書く。薄く黄色がかることから「黄金の湯」とも呼ばれる。湯けむりの立つ温泉街ではなく、松林と畑の中に宿が点在する。約300面のテニスコートがある町で、春は白子たまねぎ。

Shiriyaki Onsen
群馬県吾妻郡中之条町入山、長笹沢川の川床から湯が湧く温泉。川を堰き止めた「川の湯」がそのまま露天風呂になっていて、中之条町は自然そのものの露天風呂なのでいつでも入れて料金もかからないと書く。名前は、河底から湧く湯で温められた石に腰を下ろして痔を治したことに由来するという。泉質はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物温泉。強酸性の草津のあがり湯としても知られる。更衣室はなく、増水すると入れない。

Shirogane Onsen
北海道上川郡美瑛町、十勝岳の山麓に広がる温泉地。北海道観光公式サイトは1950年に源泉が湧出した際、地底から湧いたプラチナのように尊い湯と称えられたことから名が付いたと書く。温泉街へ続く約4キロの道には白樺並木が続く。近くに白金青い池と白ひげの滝がある。美瑛駅からバスで35分。

Shodoshima Onsen
瀬戸内海のオリーブの島、小豆島の土庄に湧く温泉。干潮のとき砂の道が現れるエンジェルロードの真上の高台に建つ宿は、ナトリウム塩化物泉の露天風呂から四国の屋島と高松の街まで180度の海を見る。土庄港のそばには塩化物泉の日帰り施設「島湯」があるが休業中と小豆島観光協会は載せる。高松港からフェリー60分、土庄港から車7分。オリーブ公園と寒霞渓、二十四の瞳映画村と組む島の湯。

Shogawa Onsen
富山県砺波市庄川町、庄川峡の入口の清流沿いに宿が点在する温泉郷。古くから湯治場として知られ、初夏は庄川の鮎、秋は峡谷の紅葉、冬は雪景色を宿から見る。泉質は宿ごとに違い、炭酸水素塩泉、炭酸鉄泉、塩化物泉などとされる。宿の一つは美肌の湯の炭酸水素塩泉と、鳥が傷を癒したと伝わる鉄分の濃い「鳥越の湯」の二つの源泉をかけ流す。庄川峡遊覧船でダム湖の奥の大牧温泉へも行ける。砺波駅からバス30分。

Sujiyu Onsen
九重連山の麓、標高1000メートルの山あいに湧く温泉。開湯は958年、温泉地として開かれたのは1658年と伝わる。名は共同浴場「うたせ大浴場」の湯にあり、3メートルの高さから18本の湯が落ちる「日本一のうたせ湯」で筋の凝りをほぐすことから「筋湯」と呼ばれた。約20軒の宿。黒川温泉から車で20分。

Sumoto Onsen
兵庫県洲本市、淡路島の東岸にある島最大の温泉地。紀淡海峡に面した海岸線に大型旅館やホテルが並び、大浴場や客室から大阪湾と紀淡海峡が見渡せる。淡路島観光協会は主な泉質をアルカリ性単純温泉とし、2018年に新源泉「うるおいの湯」が開湯したと書く。施設によってはナトリウム-塩化物強塩泉や単純弱ラドン泉も引く。御食国と呼ばれた島の食が強く、冬はとらふぐ。

Tamagawa Onsen
一か所からの湧出量が日本一とされる強酸性泉。pH1.2の湯が毎分9,000リットル噴き出し、岩盤浴を目的とした長期滞在者が絶えない。

Tamatsukuri Onsen
『出雲国風土記』に記述が残る古湯。「一度入れば美しくなる」と記された記録が、日本最古級の美肌の湯の評判をつくった。

Tatsunokuchi Onsen
石川県能美市の里山にある温泉地。能美市は開湯1400年、金沢の奥座敷と書き、金沢から最も近い温泉地として親しまれてきたと案内する。宿は三軒で、総湯の里山の湯と足湯がある。泉鏡花が幼いころからたびたび訪れ、小説「海の鳴る時」の舞台にもなった。肌にやさしい美人の湯として知られる。

Tenninkyo Onsen
北海道東川町、大雪山国立公園の南東山麓にある一軒宿の温泉。北海道の観光公式サイトは1897年の開湯とし、切り立った柱状節理の岩壁に囲まれた秘湯だと書く。渓谷の奥には落差270メートルの羽衣の滝があり、温泉街には無料の足湯「天女の湯」がある。旭川空港から車で40分。

Togatta Onsen
蔵王連峰の東麓、宮城側にある温泉地。二つの共同浴場が温泉街の中心にあり、遠刈田系こけしの産地として工人の店が並ぶ。

Togo Onsen
鳥取県東伯郡湯梨浜町、東郷湖の南岸に湧く温泉。鳥取県観光連盟は「江戸時代から湖中に温泉が湧き出ることが知られており、地元の人たちが温泉利用を願い出たことが東郷温泉の始まりだといわれています」と書く。泉質は弱食塩放射能泉で63度から90度。湖の西岸にははわい温泉があり、同じ湖を挟んで二つの温泉地が向かい合う。JR松崎駅から徒歩5分。

Toi Onsen
金山の坑道から湯が湧いたと伝わる、西伊豆で最も古く大きな温泉地。江戸時代に佐渡と並ぶ金山として栄えた土肥金山の町で、駿河湾に沈む夕日と松原公園の世界一の花時計で知られる。市が管理する6つの源泉を混ぜたカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉、pH8.3、54.3度。

Tokachigawa Onsen
十勝平野の中央、十勝川の河畔に湧く植物性の「モール温泉」。太古の植物が堆積した亜炭層を通って湧き、琥珀色でぬるりとした肌触りが特徴。2004年に北海道遺産に選ばれた。帯広駅からバスで30分。

Tosaryu Onsen
高知県土佐市宇佐町竜、宇佐湾を見下ろす丘の上に湧く温泉。四国八十八か所の第36番札所・青龍寺の入口にあり、お遍路を癒す湯として始まったと宿は書く。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高張性・中性・高温泉)で、鉄分を含む黄金色。源泉掛け流しの露天風呂と、ひとり用の露天壺湯がある。正面玄関の横には海を見る無料の足湯。日帰り入浴は朝と午後の二回。

Totsukawa Onsen
2004年に全国で初めて源泉かけ流し宣言をした村の湯。奈良県南部の山深い土地にあり、熊野古道小辺路が通る。

Towadako Kohan Onsen
青森県十和田市の休屋地区、十和田湖のほとりにある温泉地。十和田八幡平国立公園のなかにある。2003年に地下深くまで掘って湧出した新しい温泉で、それまで十和田湖畔には温泉がなかった。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉。乙女の像と十和田神社が歩いて行ける距離にあり、奥入瀬渓流へも近い。

Toyako Onsen
カルデラ湖の南岸に開けた温泉地。湖越しに羊蹄山を望み、背後には昭和新山と有珠山という生きた火山が立つ。

Toyotomi Onsen
北海道天塩郡豊富町、日本最北の温泉郷。大正末期、石油の試掘中に天然ガスと湯が噴き出して開湯した。豊富町は泉質を含よう素-ナトリウム-塩化物温泉と含よう素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉の二種とし、いずれも黄濁し、石油や天然ガスとともに湧くためわずかに油分を含むと書く。油を含む湯は珍しく、乾癬やアトピー性皮膚炎の湯治で全国から人が来る。利尻・礼文・サロベツ国立公園が近い。

Tsuetate Onsen
熊本と大分の県境、杖立川の峡谷に宿が密集する温泉地。春は川の上に数千匹の鯉のぼりが泳ぎ、路地裏の「背戸屋」と蒸気を使う蒸し湯が残る。

Tsukioka Onsen
エメラルドグリーンの硫黄泉で知られる新潟の温泉地。1915年に石油の掘削中に湧き出した湯で、硫黄の含有量が国内有数とされる。
Tsurumaki Onsen
神奈川県秦野市、大山と表丹沢のふもとにある温泉。駅名がそのまま温泉名になっており、小田急線の鶴巻温泉駅から徒歩2分に公営の日帰り温泉がある。秦野市はカルシウムを多く含む成分の濃い温泉だとし、源泉のカルシウムイオン量を1キログラム中1,110ミリグラムと2,580ミリグラムと公表している。新宿から65分。

Tsuta Onsen
南八甲田のブナの森、奥入瀬渓流の入口近くに一軒だけ建つ宿の温泉。久安3年(1147年)にはこの地に湯治小屋があったと文献に残る。源泉の上に浴槽があり、湯船の底板から空気に触れていない湯が湧く「源泉湧き流し」の湯。明治の文人大町桂月がここに本籍を移して没し、周囲の蔦沼は紅葉が水面に映る景色で知られる。

Ueki Onsen
熊本市北区の植木町、合志川の清流沿いにある温泉。熊本市は「熊本市の奥座敷」として知られるとし、小野小町が産湯に使ったという伝説や、西南戦争の舞台となった田原坂が近くにあると書く。十数軒の宿が並び、源泉掛け流しの美肌の湯として知られる。九州自動車道の植木ICから車で8分。

Umaji Onsen
高知県安芸郡馬路村、人口800人ほどの山の村にある唯一の温泉宿。安田川のほとりに建ち、浴室から川と山が見える。源泉名は馬路温泉、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉の冷鉱泉で泉温17.8度。肌触りがつるつるすると評判で、村の農協はこの源泉を使った化粧水を売る。ゆずの村として知られ、冬至のゆず風呂と春からのバラ風呂がある。安田駅から車30分。

Ureshino Onsen
日本三大美肌の湯のひとつ。重曹を含む湯が肌の角質をやわらかくし、湯に入るとぬるりとした感触がある。

Ushitaki Onsen
大阪府岸和田市の山手、牛滝川のほとりに湧く温泉。泉質はナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉で、宿は絹のような肌触りで保湿性が高い「美人の湯」と書く。宿「四季まつり」は露天に牛滝温泉、内湯に系列施設のラドン温泉という二つの天然温泉を引く。日帰り入浴は9時から21時。グランピングやバーベキュー、川遊びもできる。岸和田駅から車35分。

Utoro Onsen
世界自然遺産・知床の玄関口、オホーツク海に面したウトロの港町にある温泉地。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、湯冷めしにくく美人の湯と呼ばれる。高台の宿の露天風呂からオホーツク海に沈む夕陽を見る。知床五湖、カムイワッカ湯の滝、知床峠への拠点で、冬は流氷が岸に着く。町営の日帰り温泉「夕陽台の湯」がある。

Waita Onsen
熊本県阿蘇郡小国町、大分県との境にそびえる涌蓋山の麓に広がる温泉地帯。わいた温泉組合は、景色も泉質も異なる六つの湯処からなると案内する。熊本県公式観光サイトははげの湯、岳の湯、山川温泉、守護陣温泉などの名を挙げる。地熱が豊富で、温泉地のあちこちから蒸気が噴き出す。蒸気で蒸した鶏の地獄蒸しが名物で、コインタイマー式の貸切家族湯が多い。

Wakura Onsen
海のなかから湧き出た湯を起源とする、能登の温泉地。塩分濃度が高く、七尾湾を望む宿が並ぶ。

Wataraze Onsen
熊野本宮温泉郷の三つの温泉地のうちの一つ。湯の峰、川湯と並ぶ。宿は泉質をナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉とし、美人の湯と呼ばれる重曹泉だと書く。渓流沿いの大露天風呂と、無料で使える貸切露天風呂がある。

Yahiko Onsen
新潟県西蒲原郡弥彦村、越後一宮の彌彦神社の門前にある温泉地。弥彦観光協会は二つの源泉を案内する。弥彦湯神社温泉はアルカリ性単純温泉で泉温47.9度、pH8.7。やひこ桜井郷温泉は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉で泉温43.2度、pH8.7。おもてなし広場と駅前広場「湯のわ」に手湯と足湯がある。背後には標高634メートルの弥彦山がそびえる。

Yakumo Onsen
北海道二海郡八雲町、雄鉾岳の麓にある温泉。宿は松前藩時代に湧いたのが始まりとし、昭和46年の再掘削で54度・毎分700リットルを得て昭和50年に町営の浴場が開いたと書く。内風呂は「美人の湯」、大露天風呂は鉄分の多い黄土色。八雲ICから車で20分。

Yamada Onsen
長野県上高井郡高山村、松川渓谷の斜面にある温泉。信州高山温泉郷と呼ばれる八つの温泉地のひとつで、その中心にあたる。共同浴場の大湯は温泉地の象徴で、今の建物は1989年に桃山様式で建て直された合掌造りの屋根を持つ。泉質は含硫黄・ナトリウム・カルシウム・塩化物泉、泉温68.5度とやや熱め。源泉かけ流しの湯は透明だが、底に白い湯の華がたまる。松川渓谷の紅葉と、裏側を歩ける雷滝が近い。須坂駅からバスで30分。

Yoro Keikoku Onsen
千葉県の房総半島中央部、養老川が刻んだ渓谷に点在する温泉郷。養老渓谷観光協会は「房総随一の温泉郷」と書く。湯は全国でも珍しい黒色で「黒湯」と呼ばれ、とろりとした肌触り。市原市と大多喜町にまたがり、宿は10軒余り。房総一の名瀑・粟又の滝と、朱塗りの観音橋が近い。関東有数の紅葉の名所で、見ごろは11月下旬から12月上旬と遅い。

Yoroushi Onsen
北海道標津郡中標津町、標津川の上流の森にある温泉。宿は湯宿だいいちの一軒で、窓の外は野鳥の森と渓流である。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物硫酸塩泉で、温泉掛け流しと宿は書く。露天は男7、女5、混浴1。内湯とサウナがそれぞれ男女3ずつあり、川に面した貸切風呂もある。運が良ければ国の天然記念物のシマフクロウが現れる宿としても知られ、ロビーの暖炉の前に餌場と水槽を置いて観察できる環境を作っている。中標津空港から車で30分。

Yudanaka Onsen
長野電鉄の終点、湯田中駅の目の前に広がる温泉地。文献に残る開湯は1350年前の天智天皇の時代とされ、僧智由が「養遐齢」と名づけた湯と伝わる。渋温泉、志賀高原、地獄谷野猿公苑への玄関口で、小林一茶ゆかりの温泉としても知られる。

Yugawara Onsen
『万葉集』に詠まれた古い湯。千歳川の谷あいに宿が並び、箱根と熱海のあいだで静かに残り続けている。

Yumura Onsen
98度の源泉が町なかで噴き出す「荒湯」で知られる但馬の温泉地。卵や野菜を茹でる光景が日常になっている。

Yumura Onsen (Kofu)
山梨県甲府市、甲府駅から車で10分ほどの市街地の北側にある温泉。旅館協同組合は1200年前に弘法大師が開湯したと伝え、武田信玄の隠し湯の筆頭としても知られる。毎分1トンにも及ぶ高温泉が湧く。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉やナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。太宰治や井伏鱒二など昭和の文豪が滞在した土地でもあり、組合は「厄除けの名湯」と掲げる。新宿から高速バスが温泉まで直通する。

Yunogo Onsen
美作三湯のひとつ。円仁が傷ついた白鷺に導かれて発見したと伝わり、「鷺の湯」の別名を持つ。大阪から2時間半。

Yunohama Onsen
庄内、日本海の砂浜に沿って宿が並ぶ温泉地。天喜年間(1053〜58年)に亀が海辺の湯で傷を癒していたという伝説を開湯とし、1000年の歴史を伝える。ナトリウム・カルシウム塩化物泉。夕日が海に沈む。庄内空港から車で10分、鶴岡駅からバスで40分。

Yunohira Onsen
由布院の南、花合野川に沿った坂道に約300年前の石畳が残る湯治場。開祖は鎌倉時代、江戸初期から胃腸病に効く湯として知られ、戦前は別府に次ぐ九州第2位の入湯客を誇った。5つの共同浴場はすべてナトリウム塩化物・硫酸塩泉の源泉かけ流し。種田山頭火が句を残し、寅さんの映画のロケ地になった。

Yunokawa Onsen
函館空港から車で5分、市電が乗り入れる街なかの温泉地。津軽海峡に面し、函館観光の拠点としてそのまま使える。

Yunokawa Onsen (Shimane)
群馬の川中温泉、和歌山の龍神温泉と並ぶ日本三美人の湯。大国主命に恋をした因幡の八上姫が想い人を追う旅の途中で立ち寄り、旅の疲れを癒していっそう輝く美人神になったと伝わる。三方を山に囲まれたのどかな温泉地で、ホウ酸を多く含むアルカリ性の湯が肌をしっとりさせる。出雲空港から車で10分、出雲大社から30分。北海道の湯の川温泉とは別。

Yunoko Onsen
熊本と鹿児島の県境、水俣の不知火海に面した海の温泉地。約1,900年前に景行天皇が九州平定の折に見つけ、海岸に湧くぬるい湯を「まだ湯の児じゃ」と言ったのが名の由来と伝わる。江戸から明治にかけて掘削に失敗を重ね、大正14年8月24日にようやく50度を超える湯が湧いた。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、海に向かって開く露天風呂を持つ宿が並ぶ。国民保養温泉地。水俣駅からバス20分。

Yunomoto Onsen
長崎県壱岐市勝本町、玄界灘に浮かぶ壱岐島の北部にある温泉。5世紀に神功皇后が三韓出兵の折に発見し、我が子・応神天皇に産湯を使わせたという伝説が残り、宿は1700年以上の歴史を誇るわが国屈指の古湯だと書く。湧いたときは透明だが、含まれる鉄分が空気に触れて酸化し赤くなる。海が近いため塩気があり「塩湯」とも呼ばれる。自噴69度。博多港からフェリーかジェットフォイルで渡る。

Yunoo Onsen
鹿児島県伊佐市菱刈、川内川のほとりに湧く温泉郷。伊佐市は本格的に温泉地として開けたのは文化7年(1810年)頃からとし、泉質を炭酸水素塩泉としている。すぐそばに34体の河童像が立つ湯之尾滝ガラッパ公園があり、カヌーとパークゴルフの場にもなっている。鹿児島空港から車で30分。

Yunotsu Onsen
石見銀山の銀を積み出した港町の温泉。温泉街は国の重要伝統的建造物群保存地区で、世界遺産の構成資産にもなっている。二つの共同浴場が今も中心にある。

Yuwaku Onsen
養老2年(718年)、白鷺が湯に浸かるのを農夫が見つけたと伝わる「金沢の奥座敷」。加賀藩の歴代藩主が湯治に通い、大正6年には竹久夢二が恋人の笠井彦乃と約1か月を過ごした。9軒の宿と総湯「白鷺の湯」があり、金沢駅からバスで50分。

Yuya Onsen
1300年前に鳳来寺を開いた利修仙人が見つけた源泉「鳳液泉」を湯元とする、奥三河の温泉地。宇連川の両岸、鳳来峡の渓谷に10軒ほどの宿が並び、飯田線の湯谷温泉駅から歩ける。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、平成20年に新しい源泉が湧いた。名古屋から1時間30分の奥座敷。