
天ヶ瀬温泉
Amagase Onsen
大分県日田市天瀬町、玖珠川の谷にある温泉。大分県は別府・由布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつに数え、川沿いに共同露天風呂「川湯」が点在すると紹介する。簡単な囲いだけのものから完全に開けたものまであり、神田湯と薬師湯では湯あみ着を借りられる。メタケイ酸を含むやわらかい湯で「美肌の湯」と呼ばれる。JR天ヶ瀬駅から歩ける温泉街で、落差20mの桜滝が近い。
九州・沖縄の温泉地を72件掲載しています。 泉質・pH・泉温・アクセスを同じ形式で並べているので、 名前を知らない温泉地でも中身から選べます。
九州は源泉の数で他を引き離している。別府は源泉の数でも湧出量でも国内の他を引き離しており、市内に八つの温泉地がある。由布院は源泉数が全国2位でありながら、歓楽街をつくらず小規模な宿を残す方向に町ぐるみで舵を切った。黒川は「町全体が一つの宿」という思想で景観を整え、入湯手形で露天風呂を巡れる。嬉野は重曹を含む湯で手を入れた瞬間にぬるりとし、指宿は湯船ではなく砂に埋まる。火山の多い土地であることが、湯の多様さにそのまま出ている。
博多と鹿児島空港が二つの入口になる。北側では、嬉野と武雄が西九州新幹線の隣り合う駅にあり、長崎まで30分。中央では、黒川から阿蘇の外輪山を越えてやまなみハイウェイを走れば由布院と別府へ抜けられ、九州を横断する行程になる。南側では、鹿児島空港から霧島まで車で30分、鹿児島市内から指宿までJRで一時間ほど。一度で全部は回りきれないので、どこから入るかで組み立てが変わる。

Amagase Onsen
大分県日田市天瀬町、玖珠川の谷にある温泉。大分県は別府・由布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつに数え、川沿いに共同露天風呂「川湯」が点在すると紹介する。簡単な囲いだけのものから完全に開けたものまであり、神田湯と薬師湯では湯あみ着を借りられる。メタケイ酸を含むやわらかい湯で「美肌の湯」と呼ばれる。JR天ヶ瀬駅から歩ける温泉街で、落差20mの桜滝が近い。

Amakusa Shimoda Onsen
熊本県天草市天草町下田北、天草の西海岸にある温泉地。天草の観光サイトは開湯を約750年前とし、傷ついた白鷺が湯で傷を癒していたという伝説から別名を白鷺温泉とする。源泉温度51.3度、pH7.84のナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、沸かさず薄めず循環しない。昭和38年4月に国民保養温泉地に指定された。温泉街から徒歩5分の海岸で東シナ海に沈む夕日が見られる。

Anraku Onsen
鹿児島県霧島市、天降川沿いの新川渓谷にある温泉。霧島市は「昔ながらの湯治宿に自炊客で賑わう安楽温泉」と書く。妙見温泉・塩浸温泉とともに新川渓谷温泉郷をなし、国民保養温泉地に指定されている。泉質は炭酸水素塩泉。鹿児島空港から車で15分。

Aoshima Onsen
宮崎市の南、日南海岸の入口にあたる青島の周りに点在する温泉。青島温泉組合は六つの施設をまとめ、美肌に良いとされる泉質の湯が多く、日本でもトップクラスのとろみの湯もあると書く。海沿いの宿は「鬼の洗濯板」と呼ばれる国の天然記念物の岩棚を窓の下に見る。かけ流しの日帰り施設、pH9.4の湯、貸切の湯と、施設ごとに湯の顔が違うのがこの温泉地の特徴。宮崎空港から車20分。

Aso Uchinomaki Onsen
阿蘇のカルデラの北側、田園の中に130を超える源泉が湧く温泉地。明治30年、灌漑用の井戸を掘る途中で湯が噴き出したのが始まりと伝わる。九州では少ない硫酸塩泉が中心で、夏目漱石や与謝野晶子が滞在した。町湯が点在し、阿蘇駅からバスで15分。

Beppu Onsen
源泉数・湧出量ともに日本一。別府八湯と呼ばれる八つのエリアがそれぞれ違う湯を持ち、街全体が温泉の集積地になっている。

Chikugogawa Onsen
フルーツの里うきは市、筑後川の川畔に旅館が並ぶ福岡の温泉地。環境省の国民保養温泉地で、無色透明の単純放射能泉と福岡県は書く。宿の一つは2006年に掘った約44度の自家源泉を加水も循環もせずかけ流し、ほんのり硫黄の香るアルカリ性の湯を露天風呂と家族風呂に使う。背後に耳納連山、川の対岸に原鶴温泉。杷木ICから車3分、福岡市内から1時間。

Ebino Kogen Onsen
宮崎県えびの市の南、標高1200メートルのえびの高原にある温泉。霧島錦江湾国立公園の北部にあり、韓国岳や甑岳に囲まれ、不動池など火口湖が点在する。泉質は炭酸水素塩泉。霧島山の火山活動により周辺の道路や登山道に規制がかかっているので、行く前の確認が要る。

Fukiage Onsen
鹿児島県日置市吹上町湯之浦、薩摩半島の西側にある温泉地。湯之浦温泉、伊作温泉とも呼ばれる。泉質は単純硫黄泉で、宿は源泉温度を55度と掲示する。日置市は「硫黄泉(アルカリ性)の豊富な湯量で、天候により湯の色が変化する見た目にも楽しめる温泉です」と書く。薩摩の藩主や西郷隆盛が湯治に訪れたと伝わる。日本三大砂丘のひとつ吹上浜が近い。

Funagoya Onsen
福岡県筑後市、矢部川のほとりにある冷鉱泉の温泉地。中心にある船小屋鉱泉場の泉質は含鉄(Ⅱ)・二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉で、明治19年の分析で含有量日本一の含鉄炭酸泉と分かったと市は伝える。「砂糖を入れたらラムネになる」と言われるほど炭酸が強い。樹齢350年を超す大楠林と矢部川の清流があり、ホタルと鮎の里としても知られる。九州新幹線の筑後船小屋駅から歩ける。

Furuyu Onsen
約2,100年前、始皇帝の命で不老長寿の薬草を求めて来た徐福が神のお告げで見つけたと伝わる、佐賀の奥座敷。34.5度から43.6度のぬるめのアルカリ性単純温泉で、約38度の湯に長く浸かる「ぬる湯」として知られる。画家の青木繁や歌人の斎藤茂吉が静養し、福岡市から車で60分。

Futsukaichi Onsen
1300年以上の歴史を持ち、万葉集にも詠まれた福岡の湯。大宰府の役人や万葉の歌人が愛し、大宰帥大伴旅人が亡き妻を偲んだ歌の碑が湯町に立つ。泉質はアルカリ性単純温泉で、硫黄の香りと湯の華があり美肌の湯とされる。筑前藩主黒田家が設けた御前湯と博多湯の二つの共同浴場、老舗旅館が天拝山の麓に並ぶ。博多駅から電車で20分、太宰府天満宮まで車で15分。
Hamawaki Onsen
別府八湯の一つ。別府市は、鉄輪と並び別府温泉発祥の地と呼ばれる温泉地とし、浜から温泉が湧き出る様子から「浜わき」の地名が生まれたと伝えられると書く。市営の浜脇温泉は午前1時まで開いている。クアハウスをモデルにした湯都ピア浜脇も同じ敷地にある。

Harazuru Onsen
筑後川のほとりに宿が並ぶ福岡県の温泉地。夏は鵜飼が行われ、対岸には耳納連山が横たわる。

Hinagu Onsen
熊本県八代市、不知火海に面した温泉地。熊本県は応永16年(1409年)に浜田六郎が父の刀傷を癒そうと神に祈り、お告げの場所を調べたら湯が湧いていたと伝わると書く。江戸初期には細川家の藩営温泉に指定された。放浪の俳人、種田山頭火が泊まって言葉を残した土地でもある。泉質は弱アルカリ性の単純温泉。日奈久ちくわが名物。

Hinatayama Onsen
鹿児島県霧島市隼人町、天降川の下流に広がる温泉地。日本温泉協会は1293年開湯という県内最古の温泉とし、鹿児島の奥座敷と呼ばれ西郷隆盛もよく訪れたと書く。泉質は炭酸水素塩泉で、美肌効果が高いとされる。環境省の国民保養温泉地計画の一覧には隼人・新川渓谷温泉郷として載る。鹿児島空港から車で15分ほどという近さ。

Hirado Onsen
長崎県平戸市、日本で最初に西洋との貿易が行われた島の温泉。平戸市が下中野町に温泉給湯センターを置き、そこから市内の宿へ湯を配っている。源泉名は平戸温泉、ナトリウム-炭酸水素塩泉で泉温39.6度。ぬるぬるした肌触りが好評だと市は書く。平戸城と平戸大橋を見下ろす高台の宿が多く、夜はライトアップされた城を湯船から眺められる。

Hirayama Onsen
熊本県山鹿市の北西、和水町との境の里山にある温泉郷。延暦9年(790年)頃に皮膚病が流行し、阿蘇大明神が一晩で山を開いて平らな地を作り湯が湧いたと伝わる。無色透明でとろりとしたアルカリ性単純硫黄泉は、加藤清正が汗疹を治しに通ったと伝わる美肌の湯。20軒以上の旅館と家族湯が点在する。

Hita Onsen
江戸幕府の直轄地「天領」として栄えた水郷日田、三隈川のほとりに宿が並ぶ温泉地。夏は200年の伝統を誇る屋形船が川面に並び、約400年前に長良川から鵜匠を招いて始まったという鵜飼を間近で見る。アルカリ性単純温泉で、肌をすべすべにするさらりとした湯。江戸の面影を残す豆田町、ユネスコ無形文化遺産の日田祇園祭、秋の千年あかり。日田駅から徒歩13分、博多から特急で1時間15分ほど。

Hitoyoshi Onsen
球磨川沿いの城下町、熊本県人吉市に湧く温泉。明治43年(1910年)に始まり、今では50数か所の泉源がある。炭酸水素塩泉と塩化物泉の「美人の湯」で、市内に20数軒の公衆浴場が残る。相良氏700年の城下町で、国宝の青井阿蘇神社がある。
Horita Onsen
別府八湯の一つ。別府市は、古くから湯布院・日田へ通じる交通の要衝で江戸時代以降温泉場として栄えた歴史を持つと書く。別府インターのそばにあり、市営の堀田温泉は引湯のかけ流し。別府八湯温泉道は、白い湯の花が漂う湯だと紹介している。

Housenji Onsen
大分県玖珠郡九重町、町田川沿いの温泉地。九重町がまとめる九重夢温泉郷の十一のうちのひとつで、平成21年に温泉地として源泉かけ流し宣言を行っている。天慶元年(938年)に空也上人が突き刺した杖が大杉となり、天禄三年(972年)の大地震でその根元から湯が湧いたと伝わる。5月下旬から6月初旬にはゲンジボタルが舞う。大分道の九重ICから車で15分。

Ibusuki Onsen
湯に浸かるのではなく、砂に埋まる温泉。海岸の砂浜が地熱で温められ、300年以上前から砂むし湯として使われてきた。

Ichihino Onsen
鹿児島県薩摩川内市樋脇町、川内川の支流沿いにある温泉。薩摩藩19代藩主・島津光久がこの湯に浴して「天下の名泉」と賞賛し、近郷の者に広く利用させたと宿は伝える。そこから殿様湯とも呼ばれる。泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、皮脂を溶かし角質をやわらかくすることから「美人湯」として知られる。共同浴場と足湯が町にあり、湯之元の滝公園が近い。

Iriki Onsen
鹿児島県薩摩川内市の入来町、山あいにある温泉。宿は1371年の文献にも記述があり、およそ700年のあいだ親しまれてきた温泉郷だと書く。江戸期の『三国名勝図会』が「剛ならず柔ならず、湯性温和」と評した湯で、宿は自らを「百薬の名湯」と呼ぶ。近くには日本遺産の入来麓武家屋敷群がある。川内駅から車で30分。

Jigoku Onsen
熊本県阿蘇郡南阿蘇村、阿蘇五岳のひとつ烏帽子岳の中腹にある一軒宿の温泉。200年を超える湯治場で、象徴は足元から湧く「すずめの湯」。加水も加温もせず、生まれたての湯にそのまま浸かる。2016年の熊本地震とその2か月後の土石流災害で敷地の約8割が壊滅したが、すずめの湯は湧き続けた。宿は明治中期の本館を骨組みから復旧し、2019年に青風荘として再開。すずめの湯は着衣入浴になり、男女を問わず入れる。日帰りは火曜休み。

Kabeyu Onsen
大分県玖珠郡九重町町田、町田川の岸の岩壁に穿たれた洞窟から湯が湧く温泉。一軒宿の福元屋が守っており、宿は300年以上前から自噴していると書く。日本秘湯を守る会に登録された情報では泉質は単純温泉、源泉温度39度、湧出量は毎分1370リットル。浴槽の底から湯が湧く足元自噴で、ぬるめの湯に長く浸かる。九重の温泉群のひとつ。

Kakuto Onsen
宮崎県えびの市西長江浦、田んぼの中にぽつんと建つ一軒宿の温泉。無色透明・無味無臭の単純温泉で、宿は100パーセント天然温泉を源泉掛け流しで使うと書く。源泉温度は夏が36〜38度、冬は加温して42〜44度。岩風呂と人工大理石の湯船の二つがあり、温度を変えてある。名物は敷地の湧き水で育てた鯉。全8室の小さな宿で、九州道えびのICから5分。同じえびの市の京町温泉とは別の湯である。

Kamegawa Onsen
別府八湯の一つ。JR亀川駅の東側、別府湾に面した一帯に広がる。日本温泉協会は古風な共同浴場が多い土地として紹介し、別府八湯温泉道は地域の人に愛される共同湯が多い静かな温泉郷と書く。砂に埋まって温まる別府海浜砂湯があるのもここ。
Kankaiji Onsen
別府八湯のひとつ。標高150メートルほどの斜面にあり、別府八湯でいちばん見晴らしがよく、晴れた日には別府湾の向こうに四国まで見えると別府市観光協会は書く。養老年間の718年に僧の仁聞が湯を開いて観海寺を開基したと伝わり、鎌倉時代から湯治に人が訪れた。戦後は大型リゾートホテルが並ぶ一方、坂を上がった先には青く見える湯もある。別府駅からバスで15分ほど。

Kannawa Onsen
別府八湯のひとつ。建治2年(1276年)に一遍上人が地獄を鎮めて湯治場を開いたと伝わる、別府でいちばん湯治場の空気が濃い地区。路地のあちこちから蒸気が上がり、側溝からも湯気が立つ。この景観は2012年に「別府の湯けむり・温泉地景観」として国の重要文化的景観に選ばれた。98度前後の蒸気で食材を蒸す地獄蒸しと、石菖を敷いた石室に横たわる鉄輪むし湯が名物。自炊して長く泊まる貸間の形も残る。別府駅からバスで20〜30分。

Kannojigoku Onsen
大分県玖珠郡九重町田野、標高1100メートルの飯田高原にある温泉。江戸末期の嘉永2年に開湯したと宿は書く。源泉は13度から14度の冷泉で、毎分2160リットル湧く。冷たい湯に数分浸かり、震えが始まったら体を拭かずに暖房室で温まる。これを繰り返すのが伝わってきた入り方。湯につかる温泉もあり、一度に温泉と冷泉の交互入浴ができる。

Kikuchi Onsen
昭和29年(1954年)に湧出した、熊本の菊池市街の温泉地。無色透明でアルカリ性のとろとろした湯は肌触りがよく「美肌の湯」「化粧の湯」と呼ばれ、源泉45度の湯量豊富な湯を宿が使う。平成23年に日本の名湯百選に選ばれ、3枚つづりの周湯券で宿の湯を回れる。菊池一族の城下町の隈府に温泉街があり、日本名水百選の菊池渓谷が上流にある。熊本空港から車で30分、福岡から高速で2時間。

Kirishima Onsen
霧島連山の中腹に湧く湯の集まり。硫黄の白濁湯が多く、坂本龍馬が新婚旅行で訪れた土地としても知られる。

Kitago Onsen
城下町の飫肥とつながる日南海岸の奥座敷、日南市北郷町の山あいに湧く温泉郷。地下800メートルから51度で湧くナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉で、無色透明無臭で微かに塩味、飲用もできると日南市は書く。宿の一つは源泉をそのまま注ぐ「べっぴんの湯」の12室の旅館で、湯上がりの肌がしっとりつやを持つことからの名。森林セラピー基地の猪八重渓谷が近い。北郷駅から車5分。

Kuju Onsen
大分県竹田市、くじゅう連山の南麓に広がる久住高原の温泉。日本温泉協会は、泉質や効能が豊富で広大なロケーションを誇る久住温泉郷とし、長湯温泉・竹田荻温泉とあわせた竹田温泉群として国民保養温泉地に指定されていると書く。泉質は炭酸水素塩泉。豊後竹田駅から車で30分。

Kumanokawa Onsen
佐賀市富士町、嘉瀬川の上流の谷に湧く古湯・熊の川温泉郷の一つ。弘仁12年(822年)、全国行脚の弘法大師が足を痛めた千鳥が水浴びして飛び立つのを見て見つけたと伝わる。約38度のぬる湯でラドンを多く含む単純弱放射能泉、長く浸かって体の芯から温まる。1966年に古湯とともに国民保養温泉地。元湯の熊ノ川浴場と数軒の宿と立ち寄り湯。佐賀駅からバス40分。

Kurokawa Onsen
温泉街全体を一つの宿と見立て、通りを廊下、旅館を客室として設計された町。入湯手形で三つの露天風呂を巡ることができる。

Kyomachi Onsen
霧島連峰の北西麓、えびの市の川内川沿いの真幸盆地にある温泉地。宮崎県内で最も多くの泉源を持ち、施設ごとに泉質が違うと市は書く。大正時代、掘削でわずかに湧いた湯を喜んで孟宗竹に国旗を掲げたところ雷が落ち、翌日から高温の湯が勢いよく湧いたと伝わり、「雷温泉」とも呼ばれた。昭和5年に種田山頭火が泊まり「ありがたや 熱い湯のあふるるにまかせ」と詠んだ。吉都線の京町温泉駅から歩ける。

Miegusuku Onsen
沖縄県那覇市西、那覇港を望むホテルの中に湧く温泉。沖縄では数少ない天然温泉で、1989年11月に試掘に成功し、地下800メートルから湯温40.9度の湯が自噴していると施設は書く。泉質は含ヨウ素-ナトリウム-塩化物泉。約800万年前の化石海水で、本土に多い火山性の温泉とは成分が違い、塩分が多く無臭。那覇空港から車で7分、ゆいレール旭橋駅から徒歩15分。日帰り入浴も受けている。

Myoban Onsen
別府八湯のうち最も高い場所にある地区で、伽藍岳の中腹の斜面に湯の花小屋が並ぶ。江戸時代に明礬を作っていたことが地名の由来で、噴気と青粘土から湯の花の結晶を採る製法は2006年3月15日に国の重要無形民俗文化財「別府明礬温泉の湯の花製造技術」に指定された。湯は青みを帯びた乳白色の硫黄泉。1875年創業の岡本屋旅館は酸性・含硫黄-単純温泉を自噴源泉から加水も加温もせずかけ流す。高台から別府湾を見下ろせる。別府駅からバスで30分。

Myoken Onsen
霧島市の中心を流れる天降川の渓谷に、湯治宿と和風旅館が並ぶ国民保養温泉地。宿はすべて自家源泉を持ち、炭酸水素塩泉を飲める温泉としても知られる。鹿児島空港から車で15分、坂本龍馬が日本初の新婚旅行で訪れた塩浸温泉と同じ新川渓谷温泉郷にある。

Nagayu Onsen
炭酸ガスを含む湯で知られる大分の温泉地。芹川の谷にあり、湯に入ると体に細かい泡がつく。飲泉所もある。

Nanjo Yuinchi Onsen
沖縄県南城市佐敷、太平洋を見下ろす丘の上に湧く温泉。ホテル敷地内で掘削した坑井が源泉で、地底2,119メートルから1,500メートルの、約500万年前と約5,400万年前の地層から湧いたものが自然にブレンドされた湯。ろ過・加温・加水を一切しない源泉かけ流しだと施設は書く。太古の化石海水を含み、現在の海水の8割ほどの塩分。日帰り温泉「猿人の湯」として朝6時30分から夜23時まで。

Obama Onsen
雲仙の麓、橘湾に面した温泉地。源泉温度は100度を超え、湯量も豊富で、海沿いに湯けむりが立つ。日本一長いとされる105メートルの足湯があり、夕日が海に落ちる。

Ryukyu Onsen (Senagajima)
沖縄県豊見城市、那覇空港からいちばん近い島・瀬長島に湧く温泉。地下1,000メートルから汲み上げるナトリウム-塩化物強塩泉で、瀬長島ホテルの「龍神の湯」が使う。露天の立ち湯は水深120センチあり、慶良間諸島に沈む夕日と那覇空港第二滑走路に降りる飛行機を眺められる。日帰り入浴は6時から24時、年中無休。空港から車15分。

Shibi Onsen
北薩の霊峰・紫尾山の麓、丘陵に囲まれた盆地にある小さな温泉郷。源泉が紫尾神社の拝殿の下から湧くため「神の湯」と呼ばれる。泉質は硫黄泉で、宿の一つはpH9.4のアルカリ性単純硫黄泉、浸かるとぬるぬるする美肌の湯と書く。古くは僧侶だけが使い、江戸末期に庶民に開かれた湯治場で、区営の共同浴場を囲むように数軒の宿が並ぶ。秋は源泉に渋柿を浸して甘くする「あおし柿」。鹿児島市内から車で約80分。

Shigira Ogon Onsen
沖縄県宮古島市、南岸のシギラリゾート内に湧く温泉。日本温泉協会は温泉地名を「宮古島シギラ温泉」とし、泉質は塩化物泉、泉温49.6度、色は金色と記す。地下1,250メートルから日量800トンが湧く。露天風呂と展望風呂のほか、温泉水を使って一年中温かい水着着用のジャングルプールがある。日本最南端・最西端の天然温泉とされる。宮古空港から車15分。

Shimabara Onsen
島原城の城下町、有明海に面した島原市街に湧く温泉。近くに雲仙や小浜がありながら温泉がなく、昭和10年から掘削に挑み続け、昭和42年に観音島源泉を掘り当てて「泉都島原」が実現した。市が全国でも珍しい集中管理方式で、二つの源泉を混ぜて加温し、地下7.6キロの配湯管で旅館やホテル、家庭、足湯、飲泉所に24時間送る。マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉で、市内5か所の飲泉所で飲める。熊本港からフェリー30分。

Sujiyu Onsen
九重連山の麓、標高1000メートルの山あいに湧く温泉。開湯は958年、温泉地として開かれたのは1658年と伝わる。名は共同浴場「うたせ大浴場」の湯にあり、3メートルの高さから18本の湯が落ちる「日本一のうたせ湯」で筋の凝りをほぐすことから「筋湯」と呼ばれた。約20軒の宿。黒川温泉から車で20分。

Takeo Onsen
朱塗りの楼門が国の重要文化財。東京駅を設計した辰野金吾の手によるもので、温泉街の入口そのものが文化財になっている。

Tamana Onsen
熊本県玉名市、菊池川の下流の平野にある温泉。玉名温泉観光旅館協同組合は「涌き続けて1300年」と掲げる。古くは立願寺温泉と呼ばれ、足に傷を受けた白鷺がこの湯に降り立って元気に飛び去る姿を疋野長者が見つけたという伝説が残る。泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、無色透明。クセが少なく長湯ができ、保湿効果があって湯冷めしにくいことから美肌の湯と呼ばれる。新玉名駅から車で5分と、新幹線から近い温泉地である。

Taradake Onsen
佐賀県藤津郡太良町大浦、有明海を見下ろす高台にある温泉。対岸に雲仙普賢岳が立ち、干満差が日本最大級といわれる有明海の満ち引きを正面から眺められる。湯を使うのは太良嶽温泉ホテル蟹御殿で、7階に海へ向かう展望露天風呂、1階に2022年10月に改装した浴場「有明海の湯」がある。宿は全室スイートの16室で、すべての部屋に露天風呂か半露天風呂が付く。冬は竹崎蟹と竹崎かきの季節。JR肥前大浦駅から車で5分。

Tochinoki Onsen
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽、白川の渓谷にある温泉地。小山旅館は開湯300年の阿蘇の名湯とし、自然湧出の天然温泉と書く。落差40メートルの鮎返りの滝を望む位置にあり、周りは北向山の原生林。泉質は炭酸水素塩泉。2016年の熊本地震で被災し営業を止めたが、5年を経て2021年8月に再開した。栃木県とは関係がなく、読みは「とちのき」。

Tsuetate Onsen
熊本と大分の県境、杖立川の峡谷に宿が密集する温泉地。春は川の上に数千匹の鯉のぼりが泳ぎ、路地裏の「背戸屋」と蒸気を使う蒸し湯が残る。

Ueki Onsen
熊本市北区の植木町、合志川の清流沿いにある温泉。熊本市は「熊本市の奥座敷」として知られるとし、小野小町が産湯に使ったという伝説や、西南戦争の舞台となった田原坂が近くにあると書く。十数軒の宿が並び、源泉掛け流しの美肌の湯として知られる。九州自動車道の植木ICから車で8分。

Ukenokuchi Onsen
大分県玖珠郡九重町田野、鳴子川沿いの小さな集落にある温泉地。九重町がまとめる九重夢温泉郷の十一のうちのひとつ。九重町観光協会は正保のころから村人が入浴し、享保13年(1728年)に田野庄屋徳右衛門が湯小屋を建てたのが始まりだと書く。炭酸泉で黄褐色に濁る。昭和27年に川端康成が訪れ、九重を主舞台にした小説「波千鳥」を残した。

Unzen Onsen
標高700メートルの高原に湧く強い酸性の硫黄泉。温泉街のすぐ隣で「雲仙地獄」が噴気を上げ続けている。

Ureshino Onsen
日本三大美肌の湯のひとつ。重曹を含む湯が肌の角質をやわらかくし、湯に入るとぬるりとした感触がある。

Waita Onsen
熊本県阿蘇郡小国町、大分県との境にそびえる涌蓋山の麓に広がる温泉地帯。わいた温泉組合は、景色も泉質も異なる六つの湯処からなると案内する。熊本県公式観光サイトははげの湯、岳の湯、山川温泉、守護陣温泉などの名を挙げる。地熱が豊富で、温泉地のあちこちから蒸気が噴き出す。蒸気で蒸した鶏の地獄蒸しが名物で、コインタイマー式の貸切家族湯が多い。

Wakita Onsen
福岡と北九州のちょうど真ん中、犬鳴峠の麓の犬鳴川沿いに湧く福岡の奥座敷。奈良時代に開湯したと伝わる歴史深い温泉地で、硫黄分を含むアルカリ性単純泉は無色透明で適度なぬめりがあり「美肌の湯」と福岡県の観光サイトは書く。博多から車で40〜50分、小倉から40分。宿の一つは敷地に9種の露天と6つの家族風呂の日帰り施設を持ち、湯めぐりの宿を名乗る。春の桜、夏のホタル、秋の紅葉。

Yamaga Onsen
明治の芝居小屋「八千代座」が残る熊本県北の温泉町。八月の灯籠まつりでは金灯籠を頭に載せた女性たちが踊る。町の中心に共同浴場「さくら湯」がある。

Yufuin Onsen
源泉数は別府に次いで全国2位。由布岳の裾野に広がる盆地に、小規模で個性の強い宿が点在している。

Yunohira Onsen
由布院の南、花合野川に沿った坂道に約300年前の石畳が残る湯治場。開祖は鎌倉時代、江戸初期から胃腸病に効く湯として知られ、戦前は別府に次ぐ九州第2位の入湯客を誇った。5つの共同浴場はすべてナトリウム塩化物・硫酸塩泉の源泉かけ流し。種田山頭火が句を残し、寅さんの映画のロケ地になった。

Yunoko Onsen
熊本と鹿児島の県境、水俣の不知火海に面した海の温泉地。約1,900年前に景行天皇が九州平定の折に見つけ、海岸に湧くぬるい湯を「まだ湯の児じゃ」と言ったのが名の由来と伝わる。江戸から明治にかけて掘削に失敗を重ね、大正14年8月24日にようやく50度を超える湯が湧いた。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、海に向かって開く露天風呂を持つ宿が並ぶ。国民保養温泉地。水俣駅からバス20分。

Yunomoto Onsen
長崎県壱岐市勝本町、玄界灘に浮かぶ壱岐島の北部にある温泉。5世紀に神功皇后が三韓出兵の折に発見し、我が子・応神天皇に産湯を使わせたという伝説が残り、宿は1700年以上の歴史を誇るわが国屈指の古湯だと書く。湧いたときは透明だが、含まれる鉄分が空気に触れて酸化し赤くなる。海が近いため塩気があり「塩湯」とも呼ばれる。自噴69度。博多港からフェリーかジェットフォイルで渡る。

Yunomoto Onsen
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田、霧島連山の東麓に湧く炭酸泉。天明4年(1784年)に永田永寿院法院の開拓事業で源泉が見つかり、明治35年に宿が開業した、高原町でいちばん古い温泉だと観光協会は書く。源泉温度21.6度の冷鉱泉で、泉質は炭酸水素塩冷鉱泉(含二酸化炭素マグネシウム・ナトリウム・カルシウム)。熱を加えると黄金色に変わり、加水は一切しないと宿は明記する。浴室には温めた湯と透明な冷泉の浴槽が並び、交互に入る。飲泉もできる。JR高原駅から車で7分。

Yunoo Onsen
鹿児島県伊佐市菱刈、川内川のほとりに湧く温泉郷。伊佐市は本格的に温泉地として開けたのは文化7年(1810年)頃からとし、泉質を炭酸水素塩泉としている。すぐそばに34体の河童像が立つ湯之尾滝ガラッパ公園があり、カヌーとパークゴルフの場にもなっている。鹿児島空港から車で30分。

Yunotsuru Onsen
熊本県水俣市湯出、水俣の市街から9キロほど南東の山あいにある温泉地。水俣市は「700年前、平家の落人が、湯あみをする傷ついた鶴を見て湯の存在を知り、『湯の鶴温泉』と名付けられた」と書く。湯出川沿いに旅館と公衆浴場が並ぶ。泉質は単純硫黄泉。2022年10月、海側の湯の児温泉とともに国民保養温泉地に指定された。

Yutsubo Onsen
大分県玖珠郡九重町湯坪、九重夢温泉郷の十一のうちのひとつ。九重町は大岳地獄があり古くから自然の温泉が湧出していた土地で、昭和50年代に地元農家が民宿を始め、今は約20軒の民宿があって湯坪民宿村と呼ばれると書く。採れたての野菜や山菜が豊富で、安く泊まれる。九重連山を望む位置にある。

Yunoura Onsen Ashikita
熊本県葦北郡芦北町湯浦、湯浦川沿いにある静かな温泉地。熊本県の温泉サイトは「奈良末期の宝亀年間(770年〜780)の開湯といわれて歴史は古く」と書く。泉質は弱アルカリ性の単純温泉。日帰り入浴のできる施設が点在し、湯浦温泉センターやヘルシーパーク芦北が地元の人に使われている。読みは「ゆのうら」。

Yuyama Onsen
熊本県球磨郡水上村、霊峰と呼ばれる市房山の麓にある温泉地。熊本県は旅館や民宿が軒を並べ湯治場の面影を今も残す場所だと書き、泉質をヌルッとしたアルカリ性単純硫黄泉とする。平成4年から村営になった大衆浴場「元湯」は毎分250リットルの湯量を誇る。水上村は桜の里として知られ、市房ダム周辺に一万本の桜が並ぶ。