
庵治温泉
Aji Onsen
香川県高松市、庵治半島の先端に湧く温泉。三方を瀬戸内海に囲まれた庵治町唯一のホテルが湯を引く。露天風呂の「平家の湯」と岩風呂の「源氏の湯」があり、瀬戸内の島々を眺めながら入れる。単純温泉と単純弱放射能泉で、効能はリウマチ、神経痛、胃腸病、皮膚病、糖尿病など。日帰り入浴は11時から15時。高松駅からバスで終点下車すぐ。
刺激が少なく、肌あたりがやわらかい
溶存物質が薄く、pHもおだやかな湯。刺激が少ないため長湯に向き、はじめての温泉地選びでも外しにくい泉質です。
205 AREAS

Aji Onsen
香川県高松市、庵治半島の先端に湧く温泉。三方を瀬戸内海に囲まれた庵治町唯一のホテルが湯を引く。露天風呂の「平家の湯」と岩風呂の「源氏の湯」があり、瀬戸内の島々を眺めながら入れる。単純温泉と単純弱放射能泉で、効能はリウマチ、神経痛、胃腸病、皮膚病、糖尿病など。日帰り入浴は11時から15時。高松駅からバスで終点下車すぐ。

Akame Onsen
伊賀の名張、忍者修行の里と呼ばれる赤目四十八滝の入口に湧く温泉。滝川の清流と深い森を約3.3キロの遊歩道でたどると名のある滝だけで23瀑を見る渓谷の麓に、それぞれ自家源泉を持つ宿が建つ。宿の一つの湯は単純弱放射能鉱泉で、近畿随一の天然ラドン含有率と宿は名乗り、一万坪の敷地に東館、西館、離れが点在する。大阪から近鉄で1時間30分、赤目口駅から車5分。

Akanko Onsen
マリモが育つ阿寒湖の南岸に開けた温泉地。アイヌの集落「アイヌコタン」が温泉街に隣接し、冬は湖が全面結氷する。釧路空港から車で1時間。

Akazawa Onsen
静岡県伊東市赤沢、相模灘に面した崖の上にある温泉。宿は54.3度の源泉と、視界いっぱいに広がる大海原を掲げる。日帰り温泉館があり、海に向かって開いた露天風呂に泊まらずに入れる。伊豆高原駅から無料送迎バスで15分。

Amagase Onsen
大分県日田市天瀬町、玖珠川の谷にある温泉。大分県は別府・由布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつに数え、川沿いに共同露天風呂「川湯」が点在すると紹介する。簡単な囲いだけのものから完全に開けたものまであり、神田湯と薬師湯では湯あみ着を借りられる。メタケイ酸を含むやわらかい湯で「美肌の湯」と呼ばれる。JR天ヶ瀬駅から歩ける温泉街で、落差20mの桜滝が近い。

Amihari Onsen
岩手県岩手郡雫石町、岩手山の南麓にある一軒宿の温泉。元湯は2キロほど山を登った犬倉山の爆裂火口跡にあり、高温の蒸気に沢水を混ぜて湯をつくり、引湯管で引いてくる。泉質は単純温泉・硫黄泉(硫化水素型)でpH4.1。沢水の量で濁り方が変わり、春夏秋は青味がかった白濁、冬は無色に近くなる。本館の大釈の湯・白泉の湯、日帰りの薬師の湯、野天の仙女の湯、鹿追足湯をあわせて「網張五湯」と呼ぶ。

Aone Onsen
宮城県柴田郡川崎町、蔵王連峰の山麓にある温泉地。川崎町は「伊達家一門の湯治湯として利用された湯の里。開湯490余年」と書く。湯元不忘閣は、伊達政宗が訪れた際に「この地忘れまじ」という思いから不忘と名付けたと伝え、本館・離れ・門・蔵など計7棟が国の登録有形文化財に指定されている。共同浴場「じゃっぽの湯」と二つの足湯がある。

Aoni Onsen
青森県黒石市、黒石温泉郷のいちばん山深いところにある一軒宿の温泉。宿は1929年(昭和4年)に歌人の丹羽洋岳が開いたと書く。各室に電灯がなく、夜はランプの明かりだけで過ごす。携帯の電波も届かない。四つの風呂はすべて源泉かけ流しで、泉温47.3度の単純泉。冬季は一般車両が通行止めになり、シャトルバスで入る。

Arashiyama Onsen
京都市の西、渡月橋と大堰川の周りに湧く温泉。泉質は単純泉(低張性アルカリ性温泉)で、宿はとろみのある肌触りの美肌の湯だと書く。嵐山は平安の昔から貴族の別荘地で、天龍寺、竹林の小径、保津川下り、トロッコ列車と見どころが集まる。宿は渡月橋の周辺に点在し、屋上の展望露天風呂から愛宕山や小倉山を望めるところもある。京都駅から30分、大阪梅田から50分。

Arifuku Onsen
島根県江津市の緑深い山里、石畳の階段沿いに赤瓦の温泉街が連なる約1,370年前から続く「福ありの里」。透き通った湯は美肌作用があるといわれ美人の湯と親しまれてきたと有福温泉のポータルは書く。45.5度のアルカリ性単純温泉で、レンガ造りの御前湯、さつき湯、弥生湯の三つの公衆浴場が今も中心。江戸末期に殿様の隠居用に建てられた木造三階建ての宿と、創業300年の自家源泉の宿がある。波子駅から車10分。

Asama Onsen
松本城に最も近い、松本市街地の温泉地。1300年の歴史を伝え、江戸時代には松本藩主専用の湯処が置かれた。源泉が約50度あるため加水や加温をせずに使う宿が多いアルカリ性単純温泉。松本駅からバスで20分、松本城から車で10分。

Ashizuri Onsen
四国最南端、足摺岬に湧く温泉郷。およそ1200年前、嵯峨天皇の勅願で弘法大師が金剛福寺を建立した際にこの湯で疲れを癒したと伝わる。その後の地殻変動で約150年ほど湧出が絶えたが、平成に入って「蒸気灘」と呼ばれた場所を掘削するとラドンを含む湯が出た。源泉名はあしずり温泉、単純弱放射能泉。太平洋を見下ろす露天風呂が岬の宿にある。中村駅からバスで約100分と遠い。

Aso Uchinomaki Onsen
阿蘇のカルデラの北側、田園の中に130を超える源泉が湧く温泉地。明治30年、灌漑用の井戸を掘る途中で湯が噴き出したのが始まりと伝わる。九州では少ない硫酸塩泉が中心で、夏目漱石や与謝野晶子が滞在した。町湯が点在し、阿蘇駅からバスで15分。

Bandai-Atami Onsen
郡山の奥座敷と呼ばれる福島県中部の温泉地。静岡の熱海とは別で、萩姫の伝説を持つ。アルカリ性の湯が「美人の湯」と呼ばれ、郡山駅から電車で15分。

Bato Onsen
栃木県那須郡那珂川町、那珂川を見下ろす高台に宿が点在する温泉郷。旧馬頭町の名を残す。泉質はpH9.7のアルカリ性単純泉で、入浴中はとろとろ、上がるとすべすべになることから「美人の湯」と呼ばれる。展望露天風呂からは那珂川と那須・日光連山が見える。那珂川は鮎の川として知られ、秋は簗場が並ぶ。那須の喧騒から離れた静かな温泉地。

Beppu Onsen
源泉数・湧出量ともに日本一。別府八湯と呼ばれる八つのエリアがそれぞれ違う湯を持ち、街全体が温泉の集積地になっている。

Bessho Onsen
信州最古とされる湯の周りに、国宝と重要文化財が集まっている。「信州の鎌倉」と呼ばれる、寺と湯の町。

Bobata Onsen
福島県石川郡石川町母畑、北須川の谷にある温泉地。福島県観光物産交流協会は母畑・石川温泉郷を「静かな山間の町に点在する大小4つの温泉の総称」とし、「東北でも有数のラジウム温泉地として知られています」と書く。平安時代、八幡太郎義家が馬の傷をこの谷の水で洗ったところ数日で癒えたという開湯伝説が伝わる。三日入れば効くという「三日湯」の言い伝えがある。

Chichibu Onsen
埼玉県秩父市の山あいに点在する鉱泉。かつて「秩父七湯」と呼ばれた湯のひとつ「御代の湯」は、文政10年(1827年)に初代おきくばあさんが恒持神社の神のお導きで見つけたと宿は伝える。単純硫黄冷鉱泉で源泉温度は約15度、加温して使う。つるっとした卵の白身のような肌ざわりから「卵水」とも呼ばれる。秩父札所めぐりや秩父夜祭の拠点にもなる。西武秩父駅からタクシー10分。

Chikugogawa Onsen
フルーツの里うきは市、筑後川の川畔に旅館が並ぶ福岡の温泉地。環境省の国民保養温泉地で、無色透明の単純放射能泉と福岡県は書く。宿の一つは2006年に掘った約44度の自家源泉を加水も循環もせずかけ流し、ほんのり硫黄の香るアルカリ性の湯を露天風呂と家族風呂に使う。背後に耳納連山、川の対岸に原鶴温泉。杷木ICから車3分、福岡市内から1時間。

Dogashima Onsen
西伊豆、駿河湾に面した堂ヶ島の景勝地に湧く温泉。海に沈む夕日、干潮に道が現れる三四郎島のトンボロ、天井の抜けた海蝕洞窟の天窓洞を宿から見る。昭和37年に掘り当てた第一号源泉が温泉地の始まりで、その宿はpH9台のアルカリ性単純温泉を「化粧の湯」と呼び、海の温泉なのに塩分をほとんど含まない。宿ごとに湯が違い、飲泉できる宿もある。修善寺駅からバス1時間30分。

Dogo Onsen
日本三古湯のひとつ。『万葉集』にも登場する湯が、明治建築の道後温泉本館とともに現役で使われ続けている。

Dorogawa Onsen
大峰山の登山口にある修験の宿場町の温泉。旅館が通りの両側に並び、夜は提灯に灯りが入る。胃腸薬「陀羅尼助」の産地で、名水が湧く。標高が高く夏は涼しい。

Doroyu Onsen
秋田県湯沢市高松、山奥のわずかに開けた小盆地にある温泉。明治の温泉宿として栄えてきた歴史の古い湯だと宿は書く。名前は湯の色が濁っていることに由来するとされ、病に苦しむ乙女のために天狗が透明の湯を白く変えたという伝えが残る。奥山旅館は新湯・天狗の湯・川の湯という三つの源泉を持ち、大露天風呂、混浴露天、女性専用露天、男女別内湯に分けて使う。大露天風呂は積雪のため11月から5月下旬は休み。日本秘湯を守る会の会員宿。

Echigo-Yuzawa Onsen
『雪国』の舞台であり、東京から新幹線で1時間20分。駅を出れば温泉街で、冬はスキー場が背後に立ち上がる。

Echizen Onsen
福井県越前町、日本海に面した越前海岸の温泉。越前海岸エリアの温泉を総称して越前温泉と呼び、厨温泉、南部温泉、玉川温泉の三つの源泉があると越前町は書く。どれもぬるっとした独自の肌触りで美人の湯と評され、日本海に沈む夕日を見る。冬は越前がにの本場で、宿は蟹の料理旅館が多い。三つの源泉ごとに日帰り施設があり、露天風呂「漁火」「日本海」「なぎさの湯」。武生駅からタクシー30分。

Enakyo Onsen
岐阜県恵那市、大井ダムでせき止めてできた人造湖・恵那峡を望む温泉。岐阜県は、大正9年に地理学者の志賀重昴によって恵那峡と命名され、約100年前に木曽川を大井ダムでせき止めてできた人造湖だと書く。両岸に奇岩・怪石が並び、春は約200本の桜、秋は紅葉が湖面を彩る。恵那駅からバスで15分。

Enzan Onsen
甲府盆地の東端、塩ノ山の南麓に湧くアルカリ性の湯。山梨県の公式観光サイトは開湯600年以上とし、南北朝時代に向嶽寺の開祖・抜隊禅師が塩ノ山の麓で見つけたと伝える。江戸期まで温泉の管理は向嶽寺が行い、薬湯として湯治客を集めた。現在は6軒の旅館が営業している。塩山駅北口から徒歩10分。

Fukuji Onsen
奥飛騨温泉郷の南側、標高約1,000メートルの山あいに端から端まで3キロほどの集落が続く秘湯。平安時代に村上天皇が忍びで療養したと伝わり「天皇泉」とも呼ばれ、平家の落人伝説が残る。単純泉と炭酸水素塩泉で湯上がりの温もりが続く「あったまり湯」。築300年の古民家を移した宿泊者専用の足湯「舎湯」、毎日の朝市、4億年前の海底の化石を並べる化石館。古民家を移築した宿が並ぶ。高山駅からバス70分。

Fukuroda Onsen
茨城県大子町、日本三名瀑のひとつ袋田の滝のそばに湧く温泉。平安時代から湯が出ていたと伝えられ、桜田門外の変の首謀格・関鉄之助が匿われて湯治したという話も残る。一度枯渇したが、1936年に宿の初代社長が一年半かけて茨城県初の温泉として再興させた。アルカリ性単純泉でpH8.9、泉温40.1度。湯上がりに肌がすべすべになることから「美人の湯」と呼ばれる。袋田駅からタクシーで5分。

Furuiwaya Onsen
愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬、国指定の名勝・古岩屋の奇岩群の足元に湧く湯。吉野朝時代から湧いていたと伝わる歴史ある湯だと宿は書く。湯を引くのは国民宿舎古岩屋荘の一軒で、泉質は低張性アルカリ性冷鉱泉、自然石を組んだ岩風呂を男女に一つずつ持つ。露天風呂はない。四国八十八か所の45番札所岩屋寺まで3キロ、44番札所大宝寺まで9キロで、遍路道の途中にあたる。日帰り入浴は水曜を除く12時から20時。

Furuyu Onsen
約2,100年前、始皇帝の命で不老長寿の薬草を求めて来た徐福が神のお告げで見つけたと伝わる、佐賀の奥座敷。34.5度から43.6度のぬるめのアルカリ性単純温泉で、約38度の湯に長く浸かる「ぬる湯」として知られる。画家の青木繁や歌人の斎藤茂吉が静養し、福岡市から車で60分。

Futsukaichi Onsen
1300年以上の歴史を持ち、万葉集にも詠まれた福岡の湯。大宰府の役人や万葉の歌人が愛し、大宰帥大伴旅人が亡き妻を偲んだ歌の碑が湯町に立つ。泉質はアルカリ性単純温泉で、硫黄の香りと湯の華があり美肌の湯とされる。筑前藩主黒田家が設けた御前湯と博多湯の二つの共同浴場、老舗旅館が天拝山の麓に並ぶ。博多駅から電車で20分、太宰府天満宮まで車で15分。

Gero Onsen
有馬・草津と並ぶ日本三名泉のひとつ。pH9を超えるアルカリ性単純温泉が、肌をなめらかにすることから「美人の湯」と呼ばれる。

Ginzandaira Onsen
新潟県魚沼市、奥只見湖の手前にある温泉地。魚沼市観光協会は、越後駒ヶ岳や荒沢岳など雄大な山々に囲まれ、冬期は豪雪のため冬仕舞いする温泉地だと書く。宿は五軒。春スキーや奥只見湖での釣り、登山の拠点になる。

Gora Onsen
箱根の山腹、標高550メートルの斜面に開けた温泉地。大涌谷からの引湯と自家源泉が混在し、宿ごとに湯が違う。

Hakone Yumoto Onsen
新宿から特急で約85分。箱根二十湯の玄関口にあたり、アルカリ性のやわらかな単純温泉が日帰りでも楽しめる。

Hakuba Happo Onsen
北アルプス白馬鑓ヶ岳の直下、八方尾根の麓に湧くpH11.2の高アルカリ性単純温泉。蛇紋岩と熱水が反応してできた湯で、東京工業大学の研究者が天然の水素を含むと分析し、日本唯一の天然水素温泉と源泉を持つ八方尾根開発は書く。1983年に掘削で湧き、四つの日帰り温泉と約65軒の宿に配湯される。ぬるっとした肌触りでスキーと登山の帰りに入る湯。白馬駅から車5分。
Hamawaki Onsen
別府八湯の一つ。別府市は、鉄輪と並び別府温泉発祥の地と呼ばれる温泉地とし、浜から温泉が湧き出る様子から「浜わき」の地名が生まれたと伝えられると書く。市営の浜脇温泉は午前1時まで開いている。クアハウスをモデルにした湯都ピア浜脇も同じ敷地にある。

Hanamaki Onsen
豊沢川と台川の谷に十二の温泉地が点在する。宮沢賢治が歩いた土地であり、鉛温泉の立って入る白猿の湯が知られる。

Harazuru Onsen
筑後川のほとりに宿が並ぶ福岡県の温泉地。夏は鵜飼が行われ、対岸には耳納連山が横たわる。
Hatake Onsen
静岡県函南町から伊豆の国市にかけての田園にある、ぬる湯の湯治場。環境省の国民保養温泉地に指定されている。宿は泉温の低さを売りにし、約30度・約35度・約40度と三つの湯温を並べた浴場を持つ。歓楽街のない小さな温泉地で、宿の数は多くない。函南駅から車で10分。

Hinagu Onsen
熊本県八代市、不知火海に面した温泉地。熊本県は応永16年(1409年)に浜田六郎が父の刀傷を癒そうと神に祈り、お告げの場所を調べたら湯が湧いていたと伝わると書く。江戸初期には細川家の藩営温泉に指定された。放浪の俳人、種田山頭火が泊まって言葉を残した土地でもある。泉質は弱アルカリ性の単純温泉。日奈久ちくわが名物。

Hinohara Onsen
東京都で唯一の村、西多摩郡檜原村の数馬にある温泉。南秋川の源流域、奥多摩三山の最高峰・三頭山の麓から湧く。村営の「檜原温泉センター 数馬の湯」がアルカリ性単純温泉を使い、泡風呂、ジャグジー、露天風呂、サウナをそろえる。数馬の里には南北朝時代の落人伝説が残り、兜造り(富士系合掌造り)の茅葺き民家が今も数軒残る。武蔵五日市駅からバスで1時間。

Hirayama Onsen
熊本県山鹿市の北西、和水町との境の里山にある温泉郷。延暦9年(790年)頃に皮膚病が流行し、阿蘇大明神が一晩で山を開いて平らな地を作り湯が湧いたと伝わる。無色透明でとろりとしたアルカリ性単純硫黄泉は、加藤清正が汗疹を治しに通ったと伝わる美肌の湯。20軒以上の旅館と家族湯が点在する。

Hita Onsen
江戸幕府の直轄地「天領」として栄えた水郷日田、三隈川のほとりに宿が並ぶ温泉地。夏は200年の伝統を誇る屋形船が川面に並び、約400年前に長良川から鵜匠を招いて始まったという鵜飼を間近で見る。アルカリ性単純温泉で、肌をすべすべにするさらりとした湯。江戸の面影を残す豆田町、ユネスコ無形文化遺産の日田祇園祭、秋の千年あかり。日田駅から徒歩13分、博多から特急で1時間15分ほど。
Horita Onsen
別府八湯の一つ。別府市は、古くから湯布院・日田へ通じる交通の要衝で江戸時代以降温泉場として栄えた歴史を持つと書く。別府インターのそばにあり、市営の堀田温泉は引湯のかけ流し。別府八湯温泉道は、白い湯の花が漂う湯だと紹介している。

Housenji Onsen
大分県玖珠郡九重町、町田川沿いの温泉地。九重町がまとめる九重夢温泉郷の十一のうちのひとつで、平成21年に温泉地として源泉かけ流し宣言を行っている。天慶元年(938年)に空也上人が突き刺した杖が大杉となり、天禄三年(972年)の大地震でその根元から湯が湧いたと伝わる。5月下旬から6月初旬にはゲンジボタルが舞う。大分道の九重ICから車で15分。

Ichihino Onsen
鹿児島県薩摩川内市樋脇町、川内川の支流沿いにある温泉。薩摩藩19代藩主・島津光久がこの湯に浴して「天下の名泉」と賞賛し、近郷の者に広く利用させたと宿は伝える。そこから殿様湯とも呼ばれる。泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、皮脂を溶かし角質をやわらかくすることから「美人湯」として知られる。共同浴場と足湯が町にあり、湯之元の滝公園が近い。

Iiyama Onsen
神奈川県厚木市、東丹沢山麓の東端にある温泉。厚木市は源泉を強アルカリ泉とし、肌がツルツルになることから美人の湯ともいわれると書く。小鮎川に沿って宿が点在し、周辺は飯山白山森林公園で、4月は県内でも有数の桜の名所になる。本厚木駅からバスで20分。

Iizaka Onsen
松尾芭蕉も湯に入った奥州の古湯。摺上川沿いに九つの共同浴場が残り、熱い湯に短く入る作法が今も生きている。
Ikazawa Onsen
新潟県南魚沼市、三国川沿いにある温泉地。宿は1976年に消雪用の井戸を掘っていて湯脈に当たったのが始まりだと書く。ほんのり硫黄の香りがするアルカリ性単純温泉を100パーセントかけ流しで使い、混浴の大露天風呂で知られる。

Inuyama Onsen
国宝犬山城の東、木曽川の岸に湧く愛知県最北の温泉地。平成7年に地下1,200メートルから湧いた新しい湯で、pH8.5前後のアルカリ性単純温泉、無色無臭で肌がすべすべになると宿は書く。江戸の儒学者・荻生徂徠が李白の詩「早に白帝城を発す」を引いて犬山城を讃えたことから「白帝の湯」の別名がある。宿の露天から犬山城の一部を見る。木曽川の鵜飼、日本ライン下り、明治村。名古屋から名鉄で25分。

Irika Onsen
三重県熊野市紀和町、名勝・瀞峡の下流にある温泉。源泉名は新入鹿温泉、泉質はアルカリ性単純温泉で、北山川を見下ろす高台に一軒の宿が建つ。かつて東洋一とうたわれた紀州鉱山の跡地にあり、鉱山で使われていたトロッコが隣の湯ノ口温泉との約1キロをつないでいたが、施設の安全点検のため当面運休している。熊野市駅からバスで50分。

Isawa Onsen
1961年、ぶどう畑から湯が噴き出して生まれた温泉地。甲府盆地の真ん中にあり、東京から特急で1時間半。果樹園とワイナリーが同じ範囲にある。

Itamuro Onsen
那須連山の西端、清流那珂川の上流沿いにある山あいの静かな温泉地。康平2年(1059年)に那須三郎宗重が鹿狩りで山奥に入り見つけたと伝わり、効能の高さから「下野の薬湯」と呼ばれる。37度から45度のアルカリ性単純温泉で、昭和46年に国民保養温泉地に指定された。湯治客が納めた杖が温泉神社に並び「杖いらずの湯」とも。綱につかまって立ったまま深い浴槽に浸かる「綱の湯」がこの土地の入り方で、日光国立公園の標高550メートルにある。

Ito Onsen
相模湾に面した伊豆東海岸最大の温泉地。源泉の数が多く、木造三階建ての東海館が松川沿いに残る。

Iwato Onsen
剣山の麓、つるぎ町一宇の貞光川沿いに湧く温泉。剣山登山の入口の国道438号を南へ入った山あいに、町の温泉保養センターから続く宿が一軒建ち、さらっとした湯の大浴場の窓から四季の山肌と川を見る。泉質は単純硫黄化水素泉と徳島県の観光サイトは書く。剣山、奥祖谷の二重かずら橋、貞光の二層うだつの町並みと組む。日帰り入浴は平日15時から、祝日11時から。貞光駅から車25分。

Iya Onsen
谷底の露天風呂へケーブルカーで下りる山中の一軒宿の湯。平家の落人伝説が残る祖谷渓にあり、かずら橋が近い。

Izu Kogen Onsen
静岡県伊東市の南部、大室山と城ヶ崎海岸のあいだに広がる一帯の温泉。伊豆急行が開発した温泉付き別荘地で、ペンションや美術館が点在する。伊東観光協会は市全体の泉質を単純泉・弱食塩泉が中心で無色無臭、肌に優しく低刺激だと書く。伊豆高原駅から。

Izu-Nagaoka Onsen
伊豆半島の付け根、狩野川沿いの平地にある温泉地。世界遺産の韮山反射炉が近く、三島から電車で30分の距離で伊豆の入口として使える。

Kabeyu Onsen
大分県玖珠郡九重町町田、町田川の岸の岩壁に穿たれた洞窟から湯が湧く温泉。一軒宿の福元屋が守っており、宿は300年以上前から自噴していると書く。日本秘湯を守る会に登録された情報では泉質は単純温泉、源泉温度39度、湧出量は毎分1370リットル。浴槽の底から湯が湧く足元自噴で、ぬるめの湯に長く浸かる。九重の温泉群のひとつ。

Kakeyu Onsen
鹿に姿を変えた文殊菩薩が猟師に湯を教えたという伝承を名に持つ、長野県上田市の湯治場。江戸時代から湯治場として栄え、国民保養温泉地に指定されている。泉温46度の弱アルカリ性単純温泉。日本三大文殊の一つとされる文殊堂と、屋根付きの木橋「五台橋」がある。上田駅からバスで70分。

Kakuto Onsen
宮崎県えびの市西長江浦、田んぼの中にぽつんと建つ一軒宿の温泉。無色透明・無味無臭の単純温泉で、宿は100パーセント天然温泉を源泉掛け流しで使うと書く。源泉温度は夏が36〜38度、冬は加温して42〜44度。岩風呂と人工大理石の湯船の二つがあり、温度を変えてある。名物は敷地の湧き水で育てた鯉。全8室の小さな宿で、九州道えびのICから5分。同じえびの市の京町温泉とは別の湯である。

Kamegawa Onsen
別府八湯の一つ。JR亀川駅の東側、別府湾に面した一帯に広がる。日本温泉協会は古風な共同浴場が多い土地として紹介し、別府八湯温泉道は地域の人に愛される共同湯が多い静かな温泉郷と書く。砂に埋まって温まる別府海浜砂湯があるのもここ。

Kamisuwa Onsen
諏訪湖の湖畔一帯に宿が並ぶ温泉地。500か所を超える源泉から1日約15,000キロリットルが湧くとされ、全国屈指の湯量を誇る。湯はやわらかな単純温泉。上諏訪駅のホームに足湯があり、昭和3年築の温泉施設「片倉館」は国の重要文化財。新宿から特急で2時間10分ほど。
Kankaiji Onsen
別府八湯のひとつ。標高150メートルほどの斜面にあり、別府八湯でいちばん見晴らしがよく、晴れた日には別府湾の向こうに四国まで見えると別府市観光協会は書く。養老年間の718年に僧の仁聞が湯を開いて観海寺を開基したと伝わり、鎌倉時代から湯治に人が訪れた。戦後は大型リゾートホテルが並ぶ一方、坂を上がった先には青く見える湯もある。別府駅からバスで15分ほど。

Kannawa Onsen
別府八湯のひとつ。建治2年(1276年)に一遍上人が地獄を鎮めて湯治場を開いたと伝わる、別府でいちばん湯治場の空気が濃い地区。路地のあちこちから蒸気が上がり、側溝からも湯気が立つ。この景観は2012年に「別府の湯けむり・温泉地景観」として国の重要文化的景観に選ばれた。98度前後の蒸気で食材を蒸す地獄蒸しと、石菖を敷いた石室に横たわる鉄輪むし湯が名物。自炊して長く泊まる貸間の形も残る。別府駅からバスで20〜30分。

Karurusu Onsen
北海道登別市カルルス町、登別温泉の北西の山あいにある小さな湯治場。チェコの名湯カルルスバードに泉質が似ていると分析されたことから名が付いた。北海道観光振興機構は1957年に北海道で初めて国民保養温泉地に指定された温泉地と書き、環境省も国民保養温泉地計画の一覧に載せる。泉質は単純温泉で、無色透明。宿は数軒しかない。

Kashi Onsen
福島県西白河郡西郷村、阿武隈川の上流の谷にある一軒宿の温泉。白河藩主の松平定信が愛した湯として知られ、定信の別荘だった建物が今も離れとして使われ、西郷村の重要文化財になっている。看板は大岩風呂で、縦5メートル、横15メートル、深さ最大1.2メートル。鳥居の形の湯口から44〜45度の湯が流れ込み、岩盤の足元からは31〜34度の湯がじんわり自噴する。1号源泉も2号源泉も加水・加温なしの源泉かけ流し。日本秘湯を守る会の会員宿。
Kochi Onsen
静岡県下田市の河内、金谷山の麓に湧く一軒宿の温泉。宿は1867年(慶応3年)の創業で、大正4年に建てられた総檜の大浴場「千人風呂」を持つ。奥行約20メートル、幅5メートル、最深部で約1メートルの浴槽に自家源泉がかけ流される。伊豆急行線の蓮台寺駅から徒歩3分。

Kawaji Onsen
鬼怒川と男鹿川が合流する渓谷の温泉地。江戸時代の享保年間、男鹿川の氾濫で発見されたと伝わり、「傷は川治、やけどは滝(鬼怒川)」と言われてきたアルカリ性単純泉。渓流沿いの露天風呂「薬師の湯」があり、龍王峡へ歩ける。浅草から東武・野岩鉄道で2時間30分ほど。

Kawamata Onsen
栃木県日光市、鬼怒川の最上流にある温泉地。日光市は泉質を単純泉、ナトリウム塩化物泉とし、川沿いの客室や露天風呂が多いと書く。温泉街の中心には河原から熱湯が噴き上がる間欠泉があり、手前には瀬戸合峡という渓谷がある。

Kawatabi Onsen
鳴子温泉郷の東の入口にある温泉地。川渡温泉旅館組合は開湯1000年の古湯とし、古くから脚気川渡(かっけかわたび)の名で親しまれたと書く。五軒の宿がそれぞれ自家源泉を持つ。春は菜の花畑が広がる。

Kawaura Onsen
山梨県山梨市三富川浦、笛吹川の上流にある三富温泉郷のひとつ。鎌倉時代に不動の滝の右の洞窟で湯が見つかり、永禄4年(1561年)に武田信玄が川浦の湯を整備せよと命じた下知状が恵林寺の宝物館に残る。信玄の隠し湯と呼ばれる所以である。湯を使うのは山県館の一軒で、武田二十四将の山縣昌景の子孫が15代続ける。泉質はアルカリ性単純温泉、湧出は毎分1,250リットル。全ての浴槽に源泉をそのままかけ流し、飲用もできる。

Kawayu Onsen
大塔川の川底から湯が湧く熊野本宮近くの温泉地。河原を掘れば湯が出て、冬は川をせき止めた巨大な露天風呂「仙人風呂」ができる。湯の峰・渡瀬と本宮温泉郷をなす。

Kawazu Onsen
静岡県河津町、河津川の流域に点在する七つの温泉の総称。海側の河津浜・今井浜から、峰・笹原・田中、谷津、そして山の七滝まで広がる。峰温泉の大噴湯は毎分600リットル・100度の湯が高さ30メートルまで噴き上がる。2月の河津桜まつりで知られる。河津駅が起点。

Kikuchi Onsen
昭和29年(1954年)に湧出した、熊本の菊池市街の温泉地。無色透明でアルカリ性のとろとろした湯は肌触りがよく「美肌の湯」「化粧の湯」と呼ばれ、源泉45度の湯量豊富な湯を宿が使う。平成23年に日本の名湯百選に選ばれ、3枚つづりの周湯券で宿の湯を回れる。菊池一族の城下町の隈府に温泉街があり、日本名水百選の菊池渓谷が上流にある。熊本空港から車で30分、福岡から高速で2時間。
Kindaichi Onsen
岩手県二戸市、馬淵川のほとりにある国民保養温泉地。日本温泉協会は、寛永3年(1626年)の発見で、江戸時代には南部藩の指定湯治場「侍の湯」として賑わったと書く。泉質は単純温泉。温泉街には座敷わらしが現れるという旅館がある。二戸駅から車で20分。

Kinugawa Onsen
鬼怒川の渓谷に大型宿が並ぶ、関東屈指の規模を持つ温泉地。日光へ向かう途上にあり、東京から乗り換えなしで着ける。

Kirishima Onsen
霧島連山の中腹に湧く湯の集まり。硫黄の白濁湯が多く、坂本龍馬が新婚旅行で訪れた土地としても知られる。

Kitsu Onsen
天平15年(743年)、白鷺が傷を癒すのを見た僧・行基が開いたと伝わる京都府最古の温泉。京丹後市網野町木津、京都丹後鉄道の駅の名にもなった集落に、昭和3年創業の一日3組の内湯旅館などが建つ。単純温泉(低張性中性温泉)で、宿の一つは25度ほどの自家源泉を加温してかけ流す。地熱で風呂の底がほんのり温かいと宿は書く。駅に足湯、市の高齢者センターで日帰り入浴。夕日ヶ浦の浜まで徒歩20分。

Konpira Onsen
こんぴらさん(金刀比羅宮)のお膝元にある温泉郷。785段の石段の参道に宿が並び、宿ごとに源泉を持つ。江戸前期に創業した旅籠を前身に持つ宿があり、森鴎外や与謝野晶子が泊まった。江戸時代の芝居小屋「金丸座」が残る門前町の湯。

Kozakuji Onsen
神奈川県厚木市七沢、東丹沢大山国定公園のなかにある一軒宿の温泉。宿は大沢川沿いに湧く強アルカリ源泉だとし、丹沢・大山エリアナビは滑らかな肌ざわりの湯を美人の湯、子宝の湯ともいわれると書く。昭和初期に建てられた木造2階建ての本館が残る。本厚木駅からバスと徒歩で50分ほど。

Kumanokawa Onsen
佐賀市富士町、嘉瀬川の上流の谷に湧く古湯・熊の川温泉郷の一つ。弘仁12年(822年)、全国行脚の弘法大師が足を痛めた千鳥が水浴びして飛び立つのを見て見つけたと伝わる。約38度のぬる湯でラドンを多く含む単純弱放射能泉、長く浸かって体の芯から温まる。1966年に古湯とともに国民保養温泉地。元湯の熊ノ川浴場と数軒の宿と立ち寄り湯。佐賀駅からバス40分。

Kurokawa Onsen
温泉街全体を一つの宿と見立て、通りを廊下、旅館を客室として設計された町。入湯手形で三つの露天風呂を巡ることができる。

Kuzu Onsen
長野県大町市、中部山岳国立公園の高瀬渓谷にある温泉。大町市観光協会は源泉かけ流しの秘湯とし、湯量が豊富で各施設が源泉かけ流しを誇ると書く。宿は源泉を90度の単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)とする。名の由来は慶長年間の飢饉に葛を採りに山へ入った里人の発見と伝わる。信濃大町駅から車で25分。

Kuzuryu Onsen
福井県大野市の東端、旧和泉村にある温泉。九頭竜川の上流、白山国立公園の森と日本百名山「荒島岳」に囲まれた山あいに、宿泊施設のフレアール和泉と日帰り温泉「平成の湯」が並ぶ。源泉名は九頭竜温泉、全国でも数少ないアルカリ性単純温泉で、自噴する源泉を100パーセント使う。源泉26度を42度に調えて使う。平成の湯には鋳鉄の釜を焚く五右衛門風呂がある。

Kyomachi Onsen
霧島連峰の北西麓、えびの市の川内川沿いの真幸盆地にある温泉地。宮崎県内で最も多くの泉源を持ち、施設ごとに泉質が違うと市は書く。大正時代、掘削でわずかに湧いた湯を喜んで孟宗竹に国旗を掲げたところ雷が落ち、翌日から高温の湯が勢いよく湧いたと伝わり、「雷温泉」とも呼ばれた。昭和5年に種田山頭火が泊まり「ありがたや 熱い湯のあふるるにまかせ」と詠んだ。吉都線の京町温泉駅から歩ける。
Makukawa Onsen
福島県福島市、土湯峠温泉郷のなかで最も奥にある温泉地。福島市観光コンベンション協会は標高約1,300メートルとし、内湯の単純泉と露天の単純硫黄泉という二つの源泉を持つと書く。豪雪のため冬は閉じる。

Matsubakawa Onsen
高知県高岡郡四万十町、四万十川の源流域・日野地川の渓谷に湧く一軒宿の温泉。江戸時代にはすでに霊泉として知られていたと宿は伝える。全国でも珍しく二種の源泉を持ち、内湯は単純硫黄冷鉱泉でpH9.6、露天は温泉法第二条に該当する温泉でpH9.3。とろみのある湯ざわりで、日帰り入浴もできる。JR窪川駅からバスで35分。

Meto Onsen
北海道足寄郡足寄町、ヌカナン川の川辺にある一軒宿の温泉。宿は明治34年開湯とし、十勝でもっとも古い温泉と紹介されている。日本秘湯を守る会に登録された情報ではアルカリ性単純温泉でpH9.5、源泉温度60度、温泉使用量は毎分400リットル、加水・加温なし。原生林に囲まれ、夜にはシマフクロウの声が聞こえる。混浴の大露天風呂「巨岩の湯」がある。

Miai Onsen
香川県仲多度郡まんのう町勝浦、徳島との県境に連なる阿讃山脈の山峡にある温泉。湯を使うのは2017年5月26日に開いた湯山荘阿讃琴南の一軒で、ホテルニューアワジグループが里山の別荘として建てた宿である。自家源泉の美合温泉を使い、泉質は低張性アルカリ性冷鉱泉。土器川の河畔に岩風呂や深湯、寝湯を並べた河畔風呂「せせらぎ」があり、サウナ付きの貸切露天風呂も持つ。JR琴平駅からバスで35分。

Tojinbo Mikuni Onsen
福井県坂井市三国町、東尋坊と三国湊の海沿いに湧く温泉。北前船で栄えた港町に、泉質の違う三つの源泉がある。宿地区の1号泉は約66度のナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉、安島地区の4号泉は約56度のナトリウム・カルシウム-塩化物泉、緑ヶ丘地区の東尋坊温泉は約29度の単純温泉と宿の一つは書く。海水に似た塩分が肌に付いて湯冷めしにくい。今は東尋坊の名を冠して呼ばれる。冬は越前がに。

Mimata Onsen
島根県浜田市金城町、山あいにある美肌の湯。島根県公式観光サイトは「約150年前の江戸時代末期に開湯した歴史ある温泉」「日本屈指の『美肌・美人の湯』」とし、pH9.7、メタケイ酸81.9ミリグラムという数値を公開する。肌にまとわりつくようなぬめりがある。日帰り入浴施設と宿泊施設があり、足湯公園もある。

Minakami Onsen
利根川の上流、谷川岳の麓に広がる温泉郷。水上を中心に宝川や湯檜曽など複数の温泉地が谷に沿って点在し、川遊びと山歩きの拠点になる。

Miya Onsen
三河湾を見下ろす蒲郡市三谷町の高台と海岸に宿が並ぶ、蒲郡温泉郷の一つ。昭和7年に料理旅館として創業した宿が三谷で最も歴史を重ね、繊維業で栄えた蒲郡の企業に贔屓にされた。平成10年に海岸から1.5キロ離れた原山の地下1,200メートルで見つけた塩分とカルシウムの少ないアルカリ性単純泉を「美白泉」と呼ぶ。ラグーナテンボスまで車3分、名古屋から1時間。

Miyahama Onsen
世界遺産の宮島を対岸に望む、宮島から一番近い温泉郷。廿日市市大野の海辺の斜面に宿が並び、昭和40年の開湯と同時に開いた宿がある。ラドンを多く含む単純弱放射能泉で、22度ほどの低温泉を沸かして使う。屋上の露天風呂から宮島と大野瀬戸、朝は宮島から昇る朝日を見る宿と、日本庭園を囲む8室の小さな旅館、日帰り施設のべにまんさくの湯がある。宮島口から車12分、大野浦駅からバス5分。

Miyanoshita Onsen
熊野神社のお宮の下に開けた、応永5年(1398年)に自然湧出が見つかった箱根七湯の一つ。明治11年に富士屋ホテルが開業して外国人の保養地となり、明治・大正の建物が残るノスタルジックな街並みが今も続く。ナトリウム-塩化物泉と単純温泉、源泉21本、湧出量は毎分1,999リットルと箱根町観光協会は案内する。

Nagashima Onsen
三重県桑名市長島町、木曽三川の河口の中洲に湧く温泉。運営者は泉質をアルカリ性単純温泉(緩和性低張高温泉)、pH8.5、泉温約60度、湯量は1日あたり1万トンと案内する。無色透明・無味無臭で刺激が少ない。日帰り施設「湯あみの島」は33,000平方メートルの敷地に男女合わせて17種類の露天風呂と内湯を配し、奥入瀬渓流と黒部峡谷を模した二つの大露天がある。遊園地となばなの里が隣接。

Nagato Yumoto Onsen
大寧寺の住職が発見したと伝わる山口県最古の温泉。音信川の両岸に宿が並び、近年の再生事業で川沿いの景観が大きく変わった。

Naguri Onsen
埼玉県飯能市下名栗、奥武蔵の名栗渓谷にある一軒宿の温泉。宿は百年の間、先代から受け継いできた柔らかな冷鉱泉だと書く。自家源泉から配湯するアルカリ性の鉱泉で、湯の花が浮くことがある。露天風呂付きの展望大浴場が二つと、離れ家「桧香庵」に木・土・岩の貸切風呂が三つ。池袋から飯能まで特急38分、そこから送迎バスで30分という近さ。

Nakanoyu Onsen
安房峠の途中、標高1,500メートル付近にある一軒宿の温泉。上高地の入口にあたり、焼岳の登山口でもある。1915年創業の宿は、1998年の水蒸気爆発を受けて現在地へ移った。上高地周辺では数少ない通年営業の宿である。

Nakagawa Onsen
神奈川県山北町、西丹沢の中川川沿いにある温泉地。武田信玄が合戦で傷ついた兵を湯治させたと伝わり「信玄の隠し湯」とも呼ばれる。pH10を超えるアルカリ性単純泉で、丹沢湖が近い。
Nakayamadaira Onsen
鳴子温泉郷の五つの温泉地のうち、最も西にある一つ。中山平温泉観光協会は、アルカリ度の高いぬるぬるした感触から「うなぎ湯」と呼ばれていると書く。環境省指定の国民保養温泉地。紅葉の名所・鳴子峡の南西約1キロ。

Namari Onsen
岩手県花巻市、豊沢川の谷にある花巻温泉郷の一地区。一軒宿が湯の上に建ち、湯船の底から源泉が湧く立って入る岩風呂がある。宿は開湯を1443年頃、旅館としての創業を1786年とし、源泉5本すべてを加水も加温も循環もせずに使うと書く。宮沢賢治の童話に湯の名が出てくる。

Nanasawa Onsen
神奈川県厚木市、大山の東麓にある温泉地。厚木市は東丹沢七沢温泉郷として案内し、pH10を超える強アルカリ性の湯でつるつると優しい肌ざわりが特徴だと書く。新宿から1時間半で着く、東京に最も近い強アルカリ泉の一つ。

Naruko Onsen
国内に存在する泉質のうち、大半をこの一帯で網羅できる。狭い範囲に多様な湯が集中する、東北屈指の温泉密集地。

Nasu Onsen
那須岳の山腹に点在する温泉群。開湯1300年を超える鹿の湯を中心に、泉質の異なる湯が谷ごとに湧いている。

Nibukawa Onsen
今治市の山間、奥道後玉川県立自然公園の鈍川渓谷にある湯。道後、本谷とともに伊予の三湯といわれ、今治藩の湯治場として賑わった。湧出は平安時代にさかのぼり、明治4年に旧今治藩が温泉場を整備、大正14年に温泉組合の温泉が発足、平成元年の掘削で地下300メートルから多量の湯が湧いた。ラドン含有量が高いアルカリ性単純泉でpH9.8、ぬめりのある「美人の湯」。愛媛で道後に次ぐ温泉地と組合は書き、冬はいのぶた鍋。今治ICから車で15分、しまなみ海道の入口。

Nishiura Onsen
三河湾に突き出た西浦半島の先端、海岸から続く急斜面に大型旅館が並ぶ蒲郡温泉郷の一つ。360度海を見渡す風光明媚な温泉街で、万葉歌人に愛された景色の歌を集めた「万葉の小径」と「俳句の道」がある。アルカリ性単純泉や塩化物泉など多様な泉質と愛知県の観光サイトは書き、宿の一つは1998年に地下1,200メートルで見つけた塩分の少ないアルカリ性単純泉を「美白泉」と呼ぶ。名古屋から1時間。潮干狩りと海水浴の半島。

Norikura Kogen Onsen
長野県松本市安曇、乗鞍岳の東麓に広がる高原の温泉。のりくら観光協会は乗鞍岳の山腹から湧く湯を高原へ引いていると書き、乳白色の単純硫黄泉で独特のにおいがあると案内する。高原内の引湯施設は57軒ほど。のりくら温泉郷にはほかにすずらん温泉と安曇乗鞍温泉があり、三つの源泉で泉質が分かれる。新島々駅からバス55分。

Obara Onsen
宮城県白石市、小原渓谷に面した温泉地。宮城県観光連盟は開湯800年ともいわれる温泉郷とし、「目に小原」とも呼ばれてきたと書く。川沿いには白石市営の岩風呂「かつらの湯」があり、階段を下りた先が洞窟のような浴室になっている。

Oboke Onsen
四国のまんなか、吉野川が結晶片岩を削った国の名勝・大歩危峡の岸に湧く温泉。2億年の岩を船で巡る遊覧船の乗り場に宿が建ち、露天風呂からエメラルドグリーンの川と朱色の橋を見下ろす。源泉は18度の単純硫黄泉の冷鉱泉で、宿は沸かして循環濾過で使うと明記する。祖谷のかずら橋へ30分、高知からも岡山からも特急で1本。大歩危駅から車5分。

Ogano Onsen
埼玉県秩父郡小鹿野町、秩父市街から山へ入った集落に湧く温泉。源泉は小鹿野大竜寺源泉で、江戸時代から秩父を代表する良湯として名高く、全国的にも珍しい高アルカリ性だと宿は書く。楽天トラベルの施設情報ではアルカリ単純泉。町は「花と歌舞伎と名水のまち」を名乗り、住民だけで演じる小鹿野歌舞伎、わらじカツ丼、ダリア園で知られる。バイクの町としても有名。西武秩父駅から車15分。

Ogoto Onsen
琵琶湖の西岸、比叡山の麓にある温泉地。最澄が開いたと伝わり、京都から30分、大阪から1時間という近さにある。

Ohito Onsen
静岡県伊豆の国市、狩野川沿いにある温泉。宿は、かけ流しの湯が昭和の始めまで採掘していた大仁金山の金脈より湧き出ていると書く。大浴場と露天風呂から富士山を正面に望む。伊豆箱根鉄道の大仁駅から車で3分。

Oigami Onsen
赤城の神が大蛇に姿を変え、矢傷を癒した湯で日光の神を追い返したという伝説を持つ、片品川の渓谷の温泉地。「追神」が名の由来とされる。泉温55〜60度前後の単純硫黄泉で、昔から皮膚病に効くとされてきた。4月から11月の毎朝、関東一といわれる朝市が立つ。吹割の滝が近い。

Okudogo Onsen
道後温泉から車で10分、松山市の北東を流れる石手川の渓谷にある温泉。道後の北東約4キロの石手川沿いに湯の元、湧ヶ淵、末、水口、塚谷、柳の湧口が並ぶ「湯山七湯」の一つで、宿の源泉は「末」から引く。pH9.4のアルカリ性単純硫黄泉が毎分400リットル湧き、38度の源泉を42度に加温してかけ流す。西日本最大級と宿が名乗る約千畳の大露天風呂から杉立山の渓谷を見る。上流の湧ヶ淵には大蛇退治の伝説。

Okuhida Onsen
平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の五つからなる、北アルプスの懐の温泉郷。露天風呂の数は日本有数とされる。

Okutama Onsen
東京都西多摩郡奥多摩町、多摩川の氷川渓谷沿いに宿が数軒。源泉は湖底に沈んだ湯だ。昭和32年の小河内ダムの建設で奥多摩湖に沈んだ小河内温泉の源泉を、平成3年にポンプで汲み上げて町の宿数軒に配湯していると宿は書く。源泉名は鶴の湯温泉、アルカリ性単純硫黄泉で源泉温度29.6度。別に麻葉の湯という源泉もあり、奥多摩町には源泉が4つあると宿は案内する。JR奥多摩駅から徒歩数分で、新宿から2時間かからない。

Okutsu Onsen
川底から湯が湧く美作三湯のひとつ。足で衣類を洗う「足踏み洗濯」が伝わり、吉井川の渓谷に沿って宿が並ぶ。

Omachi Onsenkyo
長野県大町市、北アルプスの麓にある温泉地。大町市観光協会は昭和30年代に温泉街としての歩みを始め、昭和38年に葛温泉からの引湯が整備され、翌年に最初のホテルが開業したと書く。昭和46年の立山黒部アルペンルート全面開通とともに宿が建ち並び、黒部ダム観光の玄関口として賑わった。信濃大町駅からバスで15分。
Omaru Onsen
那須連山の主峰・茶臼岳の懐、標高1,300メートルにある一軒宿の温泉。奥那須温泉郷と呼ばれる最奥部にあたる。源泉から流れ出る川をそのまま浴槽にした「川の湯」で知られる。日本秘湯を守る会の会員宿。

Ome Shakujin Onsen
東京都青梅市二俣尾、多摩川の上流に湧く温泉。秩父多摩甲斐国立公園の玄関口にあたり、三方を多摩川の清流に囲まれた一軒宿が湯を引く。泉質はアルカリ性単純硫黄温泉で、源泉名は鶴の湯温泉。かすかに硫黄が香り、肌がすべすべすると宿は書く。2026年7月に宿が全面改装し、これまでなかった露天風呂が新設された。JR石神前駅から徒歩10分、東京駅から約90分。

Onikoube Onsen
鳴子温泉郷の五つの温泉地のうち、最も奥にある一つ。大崎市は、間欠泉をはじめとする大自然の息吹を間近に感じられるアクティブでダイナミックな名湯と書く。10分おきに15メートル噴き上がる間欠泉と、熱湯が吹き出す吹上地獄がある。

Onneyu Onsen
阿寒、大雪、知床の三つの国立公園に囲まれた北見の奥座敷。開湯は明治32年(1899年)で、名はアイヌ語で大きな湯を意味するオンネに由来する。湯船から湯が溢れる源泉100%かけ流しの温泉のまちと温泉郷は掲げ、泉質は単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)、pH8.8の「美白の湯」。春にはつつじが咲き、北の大地の水族館とからくり時計の果夢林がある。旭川と北見を結ぶ国道39号沿い、女満別空港から1時間30分。

Onoe Onsen
滋賀県長浜市湖北町尾上、琵琶湖の北岸にある温泉。宿は泉質を美肌作用のあるナトリウム炭酸水素塩泉とし、温泉分析の欄では単純アルカリ泉、泉温21.3度と案内する。黄金色のやわらかい湯で、湯船から沖に浮かぶ竹生島が見える。夕景は日本の夕陽百選。尾上は湖北の漁港で、冬は鴨料理が名物。JR高月駅から車10分。

Oritate Onsen
新潟県魚沼市、湯之谷温泉郷の一つ。魚沼市の観光サイトは、川沿いに旅館が並ぶ山間の静かな温泉地で、少しぬるめの湯には湯治目的で訪れる客も多いと書く。宿は三軒。露天風呂から越後駒ヶ岳が見える。

Osawa Onsen
岩手県花巻市、豊沢川沿いの一軒宿。旅館の山水閣と自炊の湯治屋、かやぶきの菊水舘という三つの館が並ぶ。豊沢川に面した混浴の大露天「大沢の湯」が名物。宿は千二百年の湯めぐりの里を名乗り、坂上田村麻呂の伝説と宮沢賢治・高村光太郎ゆかりの湯を伝える。

Oshima Onsen
東京都の伊豆大島、三原山の中腹に湧く温泉。宿は源泉名を三原山温泉とし、地下約300メートルから69度以上の湯を汲み上げていると書く。露天風呂からは原生林越しに三原山が見える。島には海を見下ろす日帰りの露天風呂もある。港から車で20分。

Oshuku Onsen
盛岡の西、雫石町の山あいに湧く開湯450年の温泉。一羽の鶯が傷を湯に浸して治していたという伝承が名の由来。鶯宿川に沿って約2キロにわたり旅館とホテルが並ぶ。源泉は50〜60度のアルカリ性単純泉で、宿によっては熱い湯を「湯もみ」で冷ましてから入る。盛岡駅からバスで50分。

Oyasukyo Onsen
秋田県湯沢市皆瀬、皆瀬川が両岸を深く削った小安峡の谷にある温泉。峡谷の岩の割れ目から98度の熱湯と蒸気が音を立てて噴き出す「大噴湯」が名所で、遊歩道から間近に見られる。泉質は単純温泉の弱アルカリ性で、源泉は80度と高いため宿は加水して使う。栗駒国定公園の一角にあり、紅葉は9月下旬から10月中旬。泥湯温泉や秋の宮温泉郷が同じ湯沢市内にある。湯沢駅からバスで50分。

Oyu Onsen Niigata
新潟県魚沼市、湯之谷温泉郷のなかで最も宿の多い温泉地。魚沼市観光協会は西暦712年に行基が開いたと伝わる温泉地とし、優しくじんわりとした湯だと書く。宿は七軒。秋田県鹿角市の大湯温泉とは別の温泉地である。

Oze Tokura Onsen
群馬県片品村戸倉、尾瀬の群馬側の入口にある温泉。鳩待峠へ向かう道は交通規制があり、尾瀬へ入る人は戸倉に車を置いて乗合バスに乗り換える。そのため宿が集まっている。泉質はアルカリ単純泉。冬はスキー場が開く。沼田駅から車で50分。
Reisenji Onsen
長野県上田市、美ヶ原高原の北裾にある丸子温泉郷の一つ。旅館組合は「たった4軒の小さな温泉場」「飲食店も土産物店もコンビニもない正真正銘の田舎」と自分で書く。国民保養温泉地で、4館とも源泉掛け流し。温泉街の入口に霊泉禅寺があり、共同浴場は大人250円。上田駅からバスで50分。

Rendaiji Onsen
下田の市街から一駅、稲生沢川沿いの静かな温泉地。行基が見つけたと伝わり、1624年に上の湯、1626年に下の湯が開かれた。嘉永7年(1854年)、ペリー艦隊を追って下田に来た吉田松陰が皮膚病の治療に共同湯を訪れ、村医者の村山行馬郎と知り合ってその家に数日寄寓し、密航の準備をした。県指定史跡の松陰寓寄処と湯の華小径の街並み、春のしだれ桃。宿の一つは3本の自家源泉から毎分506リットルをかけ流す。伊豆急下田駅から車で8分。

Sakakibara Onsen
清少納言が枕草子で「湯は七栗の湯、有馬の湯、玉造の湯」と挙げた七栗の湯。伊勢神宮に参る前に身を清める「湯ごり」の地で、鎌倉から室町時代には恋の病を癒す湯として多くの和歌に詠まれた。31度前後のぬるいアルカリ性単純温泉で、湯上がりの肌がすべすべすることから美肌の湯と呼ばれる。

Sakunami Onsen
秋保と並ぶ「仙台の奥座敷」。広瀬川の上流、仙台と山形を結ぶ仙山線の途中にあり、ウイスキーの蒸溜所と作並系こけしで知られる。仙台駅から40分。

Sakushu Musashi Onsen
岡山県美作市大町、宮本武蔵の名を冠した温泉。ゴルフ場とホテルを併せた一軒の施設が敷地内から湧く源泉を引く。泉質はアルカリ性単純温泉で、肌がしっとりすると宿は書く。美作三湯(湯原・奥津・湯郷)とは別の、美作市北部の山あいの湯。日帰り入浴もでき、中国道の美作ICから車で10分ほど。
Semi Onsen (Iwate)
岩手県北上市和賀町、夏油高原の山に囲まれた一軒宿の温泉。宿は三つの源泉と七つの風呂を持つとし、化粧水のようなとろみのある「美人の湯」を掲げる。大浴場の露天風呂は現在閉鎖中で、再開時期は未定。北上駅から車で25分、無料送迎がある。

Sengokuhara Onsen
大涌谷から引いた白濁の硫黄泉に入れる箱根の高原。秋にはススキの草原が一面に広がり、金色の斜面になる。

Shibi Onsen
北薩の霊峰・紫尾山の麓、丘陵に囲まれた盆地にある小さな温泉郷。源泉が紫尾神社の拝殿の下から湧くため「神の湯」と呼ばれる。泉質は硫黄泉で、宿の一つはpH9.4のアルカリ性単純硫黄泉、浸かるとぬるぬるする美肌の湯と書く。古くは僧侶だけが使い、江戸末期に庶民に開かれた湯治場で、区営の共同浴場を囲むように数軒の宿が並ぶ。秋は源泉に渋柿を浸して甘くする「あおし柿」。鹿児島市内から車で約80分。

Shidotaira Onsen
岩手県花巻市、豊沢川の渓谷沿いにある花巻温泉郷の一地区。大型の宿があり、全長25メートルの眺望風呂や渓流展望の半露天、溶岩サウナ、洞窟サウナなどを備える。鉛温泉や大沢温泉が湯治宿の性格を残すのに対し、志戸平は設備の整った温泉地である。

Shigisan Onsen
奈良県生駒郡三郷町、信貴山の西斜面に湧く温泉。聖徳太子が毘沙門天を祀ったと伝わる朝護孫子寺の門前にあたる。湯を引くのは信貴山観光ホテル一軒で、単純温泉、泉温23.8度、毎分52リットル・一日75トンの湧出量と宿は公表している。主成分はメタケイ酸。大阪から1時間ほどの距離に、寅の寺と山の湯がまとまってある。

Shimobe Onsen
武田信玄が川中島の戦いで受けた傷を湯治で癒したと伝わる「信玄の隠し湯」。約32度のぬるい冷泉に長く浸かり、高温の湯と交互に入るのがこの土地の入り方で、日本の名湯百選に選ばれている。井伏鱒二や若山牧水ら文人が滞在した湯治場。身延線の下部温泉駅から徒歩10分ほど。

Shimosuwa Onsen
長野県下諏訪町、中山道と甲州街道が合流する宿場町の温泉。下諏訪観光協会は、中山道六十九次の宿場で温泉が出るのは唯一この下諏訪宿だけだったと書く。諏訪大社下社の秋宮と春宮があり、町なかに公衆浴場が点在する。下諏訪駅から徒歩10分。

Shinhirayu Onsen
奥飛騨温泉郷を構成する五つのうち、平湯と新穂高のあいだにある温泉地。国道471号沿いに3キロほど、切れ間なく宿が並ぶ。奥飛騨温泉郷観光協会は賑やかないで湯の里と呼び、素朴な民宿から近代的なホテル、和風旅館まで揃うと案内する。元禄三年に念仏僧の円空が禅通寺に一年余り逗留し、円空仏を数多く残した。かつては一重ケ根温泉と呼ばれていた。

Shiobara Onsen
箒川の渓谷に沿って十一の温泉地が連なる。泉質も湯の色も一つずつ違い、一つの谷のなかで湯めぐりが完結する。

Shionoe Onsen
高松の市街から南へ25キロ、阿讃山脈の山あいにある香川県最古の温泉郷。約1,300年前の奈良時代に行基が見つけ、空海が湯治を勧めたと伝わり、「高松の奥座敷」と呼ばれる。四国に二つしかない国民保養温泉地の一つで、環境省の計画書によれば源泉は六本、いずれも15〜20度の冷鉱泉を沸かして使う。宿の一つはpH9.12のアルカリ性の湯を全客室に引く。高松空港から車で15分、高松駅からバスで75分。

Shuzenji Onsen
伊豆最古とされる湯。桂川の中州に湧く独鈷の湯を中心に、竹林の小径と朱塗りの橋が並ぶ、伊豆の小京都と呼ばれる町。

Sounkyo Onsen
大雪山の懐、柱状節理の断崖が24キロ続く峡谷にある温泉地。銀河・流星の滝が近く、冬は氷瀑まつりが開かれる。
Suijin Onsen
岩手県北上市和賀町岩崎、北上から夏油高原へ向かう道沿いにある温泉。宿は一軒で、泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性泉)。北上観光コンベンション協会は源泉100パーセントのかけ流しの湯が自慢だと書く。保養所の性格が強く、合宿や宴会を受け入れている。北上駅から車で20分。

Sujiyu Onsen
九重連山の麓、標高1000メートルの山あいに湧く温泉。開湯は958年、温泉地として開かれたのは1658年と伝わる。名は共同浴場「うたせ大浴場」の湯にあり、3メートルの高さから18本の湯が落ちる「日本一のうたせ湯」で筋の凝りをほぐすことから「筋湯」と呼ばれた。約20軒の宿。黒川温泉から車で20分。

Sumatakyo Onsen
南アルプスの入口、大井川の支流寸又川の渓谷にある温泉地。pH8.9のアルカリ性単純硫黄泉は角質を溶かして肌をすべすべにすることから「美女づくりの湯」と呼ばれる。昭和9年に発電所工事で枯れた湯を郵便局長が3年かけて掘り当て、昭和37年に温泉街が生まれた。トルコブルーのダム湖にかかる夢のつり橋で知られる。

Sumoto Onsen
兵庫県洲本市、淡路島の東岸にある島最大の温泉地。紀淡海峡に面した海岸線に大型旅館やホテルが並び、大浴場や客室から大阪湾と紀淡海峡が見渡せる。淡路島観光協会は主な泉質をアルカリ性単純温泉とし、2018年に新源泉「うるおいの湯」が開湯したと書く。施設によってはナトリウム-塩化物強塩泉や単純弱ラドン泉も引く。御食国と呼ばれた島の食が強く、冬はとらふぐ。

Takaragawa Onsen
利根川の最上流、宝川の渓流沿いに建つ一軒宿の温泉。4本の源泉から毎分1,800リットルの湯が湧き、巨石を組んだ四つの大露天風呂、延べ470畳にかけ流しにする。日本一といわれる大露天風呂で、日本武尊が白鷹に導かれて癒したという伝説から白鷹の湯と呼ばれた。泉質は単純温泉。水上駅からバスで35分、東京から車で2時間30分。

Takedao Onsen
兵庫県宝塚市と西宮市の境、武庫川の渓谷沿いにある温泉。宝塚市国際観光協会は「宝塚の奥座敷」と名高い武田尾温泉では関西でも珍しいラドン含有の天然温泉が楽しめると書く。JR福知山線の廃線敷ハイキングコースの途中にあたる。大阪駅から35分、武田尾駅から徒歩5分。

Takeo Onsen
朱塗りの楼門が国の重要文化財。東京駅を設計した辰野金吾の手によるもので、温泉街の入口そのものが文化財になっている。

Tamana Onsen
熊本県玉名市、菊池川の下流の平野にある温泉。玉名温泉観光旅館協同組合は「涌き続けて1300年」と掲げる。古くは立願寺温泉と呼ばれ、足に傷を受けた白鷺がこの湯に降り立って元気に飛び去る姿を疋野長者が見つけたという伝説が残る。泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、無色透明。クセが少なく長湯ができ、保湿効果があって湯冷めしにくいことから美肌の湯と呼ばれる。新玉名駅から車で5分と、新幹線から近い温泉地である。

Tanigawa Onsen
群馬県みなかみ町、谷川岳の南麓にある静かな温泉地。水上温泉郷のひとつで、みなかみ町観光協会は町の温泉を「みなかみ18湯」と括る。宿の一つは四つの源泉を持ち、すべての風呂が100パーセント源泉かけ流しだと書く。町営の日帰り施設「湯テルメ・谷川」がある。泉質は弱アルカリ単純泉。

Taradake Onsen
佐賀県藤津郡太良町大浦、有明海を見下ろす高台にある温泉。対岸に雲仙普賢岳が立ち、干満差が日本最大級といわれる有明海の満ち引きを正面から眺められる。湯を使うのは太良嶽温泉ホテル蟹御殿で、7階に海へ向かう展望露天風呂、1階に2022年10月に改装した浴場「有明海の湯」がある。宿は全室スイートの16室で、すべての部屋に露天風呂か半露天風呂が付く。冬は竹崎蟹と竹崎かきの季節。JR肥前大浦駅から車で5分。

Tateshina Onsen
長野県茅野市北山、蓼科高原にある温泉。八ヶ岳と蓼科山のあいだの高原に宿が点在し、宿の一つは露天風呂から中央アルプスの山並みを望むとする。泉質はアルカリ単純泉。蓼科湖、御射鹿池、北八ヶ岳ロープウェイが近い。茅野駅からバスで30分。

Tawarayama Onsen
延喜16年(916年)に白い猿が湯を教えたと伝わる、長門の山あいの湯治場。宿に内湯を持たず、二つの外湯に通う昔ながらの形を今も守っている。長州藩毛利家が直営した歴史を持ち、国民保養温泉地に指定されている。

Toba Ohama Onsen
三重県鳥羽市、鳥羽駅から歩いて6分の海沿いに湧く温泉。鳥羽温泉郷のひとつで、あわらぎの湯の自家源泉を持つホテル浜離宮が地下2,000メートルから汲み上げる。アルカリ性単純温泉で泉温43.5度、伊勢志摩で最も高温の療養高温泉だと宿は案内する。屋上テラスの貸切露天風呂から鳥羽湾を見下ろせる。伊勢神宮まで車で15分ほど。長崎県の小浜温泉とは別の温泉。

Tobira Onsen
松本の東、薄川の上流、標高1,050メートルの八ヶ岳中信高原国定公園の森に一軒だけ建つ宿の湯。天照大神の岩戸を天手力男命が投げ、入山辺の山中に落ちた二枚岩が「扉」の地名になったと伝わり、神々が湯治に訪れた場所ともいう。1931年に湯治宿として開いた明神館が、わさび沢の渓谷に開いた立ち湯「雪月花」を持つ。アルカリ性単純泉、泉温38〜40度の無色透明のぬる湯。松本駅から宿のシャトルバスで35〜45分、ビーナスラインは冬季閉鎖。

Tochio Onsen
奥飛騨温泉郷の五つのひとつ。蒲田川と平湯川が合わさるあたりにあり、神岡側から入るといちばん手前に来る。奥飛騨温泉郷観光協会は庶民的で気どらない宿が多いと案内し、山菜や川魚を使った料理と渓流釣りを挙げる。蒲田川の河原にある共同露天風呂「荒神の湯」は男女別の脱衣場と露天だけの無人施設で、料金は志を箱に入れる。むかしトチの木が多かったことが名前の由来と伝わる。

Togura-Kamiyamada Onsen
千曲川の両岸に広がる長野最大級の温泉街。戸倉温泉は明治26年、上山田温泉は明治36年に日本初の近代的な手法のボーリングで湯が開かれ、善光寺参りの精進落としの湯として栄えた。50を超える源泉から湧く単純硫黄泉は「美肌の湯」と呼ばれ、7〜8か所の外湯、射的、芸妓が今も残る。

Tomonoura Onsen
瀬戸内海国立公園の名勝、江戸の港町の風情が残る鞆の浦に湧く温泉。大綿津見命と須佐之男命を祀る沼名前神社のそばに、干ばつの年にも涸れない霊泉「幸水」があり、古くから病気回復に効く水とされたと宿は書く。日本有数のラジウム含有量を誇る単純弱放射能冷鉱泉で、宿の露天と客室の露天から仙酔島と弁天島、いろは丸の海を見る。常夜燈と雁木の港、坂本龍馬のいろは丸事件。福山駅からバス30分。

Tonosawa Onsen
神奈川県箱根町、箱根湯本の一つ上流にある箱根七湯の一つ。標高130メートル、湯坂山と塔の峰に挟まれた早川の峡谷に純和風の旅館が並ぶ。慶長10年(1605年)に阿弥陀寺開山の弾誓上人が発見したと伝わる。登録有形文化財の宿が残り、川端康成ら文人に愛されてきた。
Tosenji Onsen
奈良県十津川村、十津川沿いにある十津川温泉郷の一つ。読みは「とうせんじ」。十津川村は2004年に全国で初めて源泉かけ流し宣言をした村で、村の温泉施設すべてが循環も加水も加温も塩素消毒もしないと公表している。泉質はアルカリ性単純硫黄泉。公衆浴場が二つある。

Tsuchiyu Onsen
吾妻連峰の入口にある温泉地。こけしの産地として知られ、荒川の谷に沿って宿が並ぶ。地熱を使った発電が行われている。

Tsukubasan Onsen
茨城県つくば市、筑波山神社のまわりに湧く温泉。2001年8月に開湯した比較的新しい湯で、「双神の湯」と呼ばれる。男体山と女体山という筑波山の二つの峰にちなむ名前。pH10.18という高いアルカリ性の単純温泉で、なめらかな肌ざわりが特徴。宿は筑波山神社の門前に集まり、創業1628年の江戸屋をはじめ数軒がある。つくば駅からシャトルバス。

Tsunagi Onsen
盛岡の奥座敷、御所湖のほとりに宿が並ぶ温泉。約900年前、前九年の役で源義家が愛馬を石に繋いで湯に入れ、矢傷を癒したという繋石の伝説が名の由来。六つの源泉から毎分約2,000リットルが湧き、pH8.7〜9.5の高いアルカリ性の単純硫黄泉。昭和55年の御所ダムで旧温泉街は湖底に沈み、湖畔に移った。盛岡駅からバス30分、角館や平泉、八幡平への拠点になる。

Unazuki Onsen
黒部峡谷トロッコ電車の起点にある温泉地。湯は7キロ上流の黒薙から引いており、透明度の高さで知られる。
Utsukushigahara Onsen
長野県松本市の東、里山のふもとにある温泉地。松本市は、歴史は奈良時代にさかのぼり代々の松本城主から格別な庇護を受けてきたとし、御母家・湯の原・藤井などの温泉の総称だと書く。古くは「束間の湯」「白糸の湯」と呼ばれた。

Wado Kosen
埼玉県秩父市黒谷、横瀬川のほとりに湧く鉱泉。秩父七湯のうちで最も古い歴史を持つと宿は伝え、武田信玄が和銅金山を開いた当時から営んでいたと称する。目薬や切り傷に使うと効いたという伝承から「薬師の湯」と呼ばれる。近くには和同開珎の由来となった和銅遺跡(県史跡)がある。一軒宿の和どうが秩父蛇紋岩の岩風呂と古代檜の檜風呂を持ち、どちらにも露天が付く。

Waita Onsen
熊本県阿蘇郡小国町、大分県との境にそびえる涌蓋山の麓に広がる温泉地帯。わいた温泉組合は、景色も泉質も異なる六つの湯処からなると案内する。熊本県公式観光サイトははげの湯、岳の湯、山川温泉、守護陣温泉などの名を挙げる。地熱が豊富で、温泉地のあちこちから蒸気が噴き出す。蒸気で蒸した鶏の地獄蒸しが名物で、コインタイマー式の貸切家族湯が多い。

Wakita Onsen
福岡と北九州のちょうど真ん中、犬鳴峠の麓の犬鳴川沿いに湧く福岡の奥座敷。奈良時代に開湯したと伝わる歴史深い温泉地で、硫黄分を含むアルカリ性単純泉は無色透明で適度なぬめりがあり「美肌の湯」と福岡県の観光サイトは書く。博多から車で40〜50分、小倉から40分。宿の一つは敷地に9種の露天と6つの家族風呂の日帰り施設を持ち、湯めぐりの宿を名乗る。春の桜、夏のホタル、秋の紅葉。

Washuzan Onsen
岡山県倉敷市下津井、瀬戸内海国立公園の鷲羽山の麓に湧く温泉。泉質はアルカリ性単純温泉で、宿は傷や火傷の回復によく、皮膚の脂肪分や分泌物を洗い流すため肌がすべすべする「美人の湯」だと書く。海に面した展望露天風呂から、東に瀬戸大橋、西に水島灘。日本の夕陽百選に選ばれた落陽が見える。下津井は蛸と鯛の港で、食も海のもの。JR児島駅から車8分。

Yachi Onsen
青森県十和田市、八甲田の山中にある一軒宿の温泉。開湯400年以上を数え、日本三秘湯のひとつに挙げられる。湯は二つある。浴槽の底から直接湧く38度の「下の湯」は無色透明で霊泉と呼ばれ、硫黄の湯の花で白濁した42度の「上の湯」は熱湯と呼ばれる。ぬるい下の湯に長く浸かってから上の湯で温まる入り方をする。周りは高山植物が自生する谷地湿原。冬の積雪は酸ヶ湯より多い5メートル。青森駅からバスで2時間。

Yagen Onsen
青森県むつ市大畑町、下北半島国定公園のなかにある温泉郷。むつ市は津軽海峡に注ぐ大畑川の上流約10キロの渓谷沿いにある薬研温泉と、さらに約2キロ上流の奥薬研温泉の二つからなると説明する。泉質は無色透明の弱アルカリ性単純泉。奥薬研にはかっぱ伝説が残り、市営の露天風呂「元祖かっぱの湯」と「夫婦かっぱの湯」がある。紅葉は10月下旬から11月上旬。

Yahiko Onsen
新潟県西蒲原郡弥彦村、越後一宮の彌彦神社の門前にある温泉地。弥彦観光協会は二つの源泉を案内する。弥彦湯神社温泉はアルカリ性単純温泉で泉温47.9度、pH8.7。やひこ桜井郷温泉は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉で泉温43.2度、pH8.7。おもてなし広場と駅前広場「湯のわ」に手湯と足湯がある。背後には標高634メートルの弥彦山がそびえる。

Yamaga Onsen
明治の芝居小屋「八千代座」が残る熊本県北の温泉町。八月の灯籠まつりでは金灯籠を頭に載せた女性たちが踊る。町の中心に共同浴場「さくら湯」がある。
Yoshina Onsen
静岡県伊豆市の山あいにある温泉。宿は伊豆最古の湯といわれ開湯1300年とし、古来より「霊泉・子宝の湯」として名高く家康の側室も二子を授かったと伝える。泉質は弱アルカリ性単純泉で、無色透明、わずかに硫黄の匂いがある。修善寺駅から車で15分。

Yoshioka Onsen
鳥取県鳥取市、湖山池の南にある千年の歴史を持つ温泉地。鳥取市観光サイトは、薬師如来のお告げで1000年前に発見されたという伝説の残る由緒正しい温泉と紹介する。共同浴場「一ノ湯」は湯温51.3度、毎分100リットルの湯を源泉かけ流しで使い、泉質は単純温泉(低張性・弱アルカリ性pH8.0・高温泉)。大規模な宿はなく、小さな旅館と足湯が並ぶ。初夏はホタルが飛ぶ。

Yubara Onsen
旭川の河原に湧く「砂湯」は、ダムを背にした無料の露天風呂。西日本を代表する露天風呂として名が知られる。
Yubiso Onsen
群馬県みなかみ町、湯檜曽川沿いの温泉。水上温泉郷のひとつで、みなかみ町観光協会は町の温泉を「みなかみ18湯」と括っている。谷川岳の登山口に最も近い温泉地で、上越線の湯檜曽駅から歩ける。泉質は弱アルカリ単純泉。

Yuda Onsen
山口市街にある温泉地。白狐が傷を癒していたという開湯伝説を持ち、pH9前後のアルカリ性単純温泉が湧く。街なかに足湯が点在する。

Yufuin Onsen
源泉数は別府に次いで全国2位。由布岳の裾野に広がる盆地に、小規模で個性の強い宿が点在している。

Yuhigaura Onsen
京丹後市網野町浜詰、久美浜まで8キロ続く白砂青松の浜に面した海の温泉。「常世の浜」とも呼ばれ、日本夕陽百選の夕日が水平線に沈む。浜詰温泉ともいい、48度前後の弱アルカリ性単純温泉を宿の露天風呂から夕日を見て浸かる。冬は間人と津居山の松葉がに、夏は海水浴。浜には木製の大型ブランコ、外湯は滝の流れる露天の「花ゆうみ」。夕日ヶ浦木津温泉駅から送迎5分。
Yujimata Onsen
福島県塙町、阿武隈山中の標高500メートル近い丘陵地にある湯治場。福島県南観光公式サイトは、幕末の儒学者・藤田東湖が中風の療養に訪れ病を治したと伝わるとし、古くから「中風の湯」として知られると書く。花崗岩の割れ目から自噴する源泉をそのまま囲った岩風呂があり、泉温は40度ほど。宿は3軒と共同浴場が一つ。

Yuki Onsen
広島市の中心から車で45分、佐伯区湯来町の水内川の谷にある「広島の奥座敷」。約1,500年前、傷ついた白鷺が湯で傷を癒すのを村人が見て見つけたと伝わり、慶長年間には芸陽唯一の温泉場として賑わった。1797年の藩の絵師の図にも描かれ、1950年の開発で「広島湯来温泉」と名付けられた。単純弱放射能温泉で、泉温28.3度、pH9.0の湯を国民宿舎の湯来ロッジは加水なしで加温してかけ流す。1955年に国民保養温泉地。
Yumen Onsen
山口県長門市三隅、三隅川の清流を前にした山峡の田園にある温泉。山口県の観光公式サイトは、弘法大師の夢のお告げで発見されたという言い伝えから「ゆめ温泉」とも呼ばれ、通常の4倍ものラジウム含有量を誇ると書く。傷ついた兎が湯で傷を癒したという伝説もある。長門三隅駅からバスで5分。

Yunishigawa Onsen
平家の落人が隠れ住んだと伝わる山あいの温泉地。冬は河原にかまくらが並び、夜に灯りが入る。鬼怒川の奥、栃木県の北西端にある。

Yuno Onsen
山口県周南市湯野、夜市川の上流にある静かな温泉郷。山口県の公式観光サイトは「防長三名湯」のひとつとし、しっかりと硫黄が香る湯を「健康&美肌の湯」と紹介する。宿のひとつが公表する成分は含硫黄・弱放射能-アルカリ性単純温泉で、源泉温度32.4度、pH9.5。戦国時代、夢に現れた薬師如来に導かれて村人が湯を見つけたという伝承が残る。6月上旬は遊歩道でホタルが見られる。

Yunohana Onsen (Kameoka)
千年の都の奥座敷、亀岡の市街から西へ約7キロの静かな山あいに湧く温泉。戦国時代、傷ついた武将たちが刀傷を癒したという伝説を残す古い温泉郷と湯の花温泉観光旅館協同組合は書く。単純弱放射能温泉(天然ラジウム温泉)で、旅館は6軒。春は山菜、夏は鮎、秋は松茸、冬は地酒とぼたん鍋。嵐山のトロッコと保津川下りの亀岡側にあり、京都観光と組んで泊まる。亀岡駅から車20分、大阪から車1時間。

Yunokami Onsen
阿賀川(大川)の渓谷沿いにある会津の奥座敷。傷ついた猿が湯で傷を癒したという猿湯の伝説を持ち、江戸時代から湯治場として賑わった。日本で唯一の茅葺き屋根の駅舎で知られ、江戸時代の宿場町が残る大内宿と、天然記念物の渓谷「塔のへつり」の玄関口にあたる。弱アルカリ性の単純温泉を約30軒の宿で使う。

Yunotsuru Onsen
熊本県水俣市湯出、水俣の市街から9キロほど南東の山あいにある温泉地。水俣市は「700年前、平家の落人が、湯あみをする傷ついた鶴を見て湯の存在を知り、『湯の鶴温泉』と名付けられた」と書く。湯出川沿いに旅館と公衆浴場が並ぶ。泉質は単純硫黄泉。2022年10月、海側の湯の児温泉とともに国民保養温泉地に指定された。

Yunoura Onsen
今治市の南、桜井海岸を見下ろす丘の上にある温泉地。四国で最初に環境省から国民保養温泉地に指定された。昭和52年に開発された新しい湯だが、フッ素とラドンを含む鉱泉として以前から湯治に使われていた。単純弱放射能冷鉱泉で、ホテルとクアハウス、日帰り施設、温泉スタンドが並ぶ。今治湯ノ浦ICから車2分、しまなみ海道の入口にあたる。

Yunoyama Onsen
鈴鹿山脈の御在所岳の麓にある温泉地。ロープウェイで山上へ上がれ、名古屋から1時間という近さにある。

Yutsubo Onsen
大分県玖珠郡九重町湯坪、九重夢温泉郷の十一のうちのひとつ。九重町は大岳地獄があり古くから自然の温泉が湧出していた土地で、昭和50年代に地元農家が民宿を始め、今は約20軒の民宿があって湯坪民宿村と呼ばれると書く。採れたての野菜や山菜が豊富で、安く泊まれる。九重連山を望む位置にある。

Yunoura Onsen Ashikita
熊本県葦北郡芦北町湯浦、湯浦川沿いにある静かな温泉地。熊本県の温泉サイトは「奈良末期の宝亀年間(770年〜780)の開湯といわれて歴史は古く」と書く。泉質は弱アルカリ性の単純温泉。日帰り入浴のできる施設が点在し、湯浦温泉センターやヘルシーパーク芦北が地元の人に使われている。読みは「ゆのうら」。

Yuyama Onsen
熊本県球磨郡水上村、霊峰と呼ばれる市房山の麓にある温泉地。熊本県は旅館や民宿が軒を並べ湯治場の面影を今も残す場所だと書き、泉質をヌルッとしたアルカリ性単純硫黄泉とする。平成4年から村営になった大衆浴場「元湯」は毎分250リットルの湯量を誇る。水上村は桜の里として知られ、市房ダム周辺に一万本の桜が並ぶ。

Yuze Onsen
秋田県鹿角市八幡平、米代川の湯瀬渓谷沿いにある温泉地。鹿角の公式観光サイトは、アルカリ性単純温泉で無色透明・無臭のやさしい泉質とし、群馬の川中温泉・和歌山の龍神温泉と並ぶ日本三大美人の湯に数えられると書く。川の瀬から湯が湧いていたことが名前の由来。十和田湖と八幡平の中間にあり、青森・秋田・岩手の三県境に近い。