
天橋立温泉
Amanohashidate Onsen
日本三景・天橋立の文珠側、京都府宮津市に湧く温泉。2000年12月20日の開湯と宿は記していて、温泉地としては新しい。泉質は含弱放射能泉・鉄(II)-ナトリウムイオン-塩化物泉、泉温38.9度。智恩寺の門前にあたる文珠地区の宿が湯を引き、部屋や露天風呂から天橋立の松並木と阿蘇海を眺められる。天橋立駅から徒歩圏。
空気に触れて赤褐色に染まる湯
湧き出た直後は無色でも、空気に触れると酸化して赤褐色に変わる湯。見た目の印象が強く、写真映えする温泉地が多い泉質です。
24 AREAS

Amanohashidate Onsen
日本三景・天橋立の文珠側、京都府宮津市に湧く温泉。2000年12月20日の開湯と宿は記していて、温泉地としては新しい。泉質は含弱放射能泉・鉄(II)-ナトリウムイオン-塩化物泉、泉温38.9度。智恩寺の門前にあたる文珠地区の宿が湯を引き、部屋や露天風呂から天橋立の松並木と阿蘇海を眺められる。天橋立駅から徒歩圏。

Arima Onsen
日本三古湯のひとつ。空気に触れて赤褐色に変わる「金泉」と、無色透明の「銀泉」という性格の違う二種類の湯が、同じ温泉地に湧いている。

Funagoya Onsen
福岡県筑後市、矢部川のほとりにある冷鉱泉の温泉地。中心にある船小屋鉱泉場の泉質は含鉄(Ⅱ)・二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉で、明治19年の分析で含有量日本一の含鉄炭酸泉と分かったと市は伝える。「砂糖を入れたらラムネになる」と言われるほど炭酸が強い。樹齢350年を超す大楠林と矢部川の清流があり、ホタルと鮎の里としても知られる。九州新幹線の筑後船小屋駅から歩ける。

Koganezaki Furofushi Onsen
青森県西津軽郡深浦町、日本海に突き出た黄金崎の波打ち際に湧く温泉。泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉で、湧いた瞬間は透明だが空気に触れて酸化し赤褐色になる。地下200メートルから1分間に400リットル、52.2度で湧く。海と一体になった露天風呂は高波のときに海水が入り込むほど海に近く、照明がないため日の出から日没までの利用。深浦町は「日本の夕陽百選」に選ばれている。

Hanayama Onsen
和歌山県和歌山市鳴神、JR和歌山駅から車で10分ほどの住宅地に湧く濃い湯。和歌山県温泉協会は泉質を含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、掲示用泉質名を炭酸鉄泉とし、源泉温度26度、湧出量毎分124リットル、加水なしと載せる。施設は地下500メートルから炭酸ガスの圧力だけで自噴していると書く。湯船のふちには成分の結晶が厚く付く。

Hyakuzawa Onsen
岩木山の南東麓、岩木山神社のそばに湧く温泉地。弘前市観光情報サイトは、鉄分を含むやや赤っぽい泉質で「熱の湯」としても有名、湯上がりの保温状態に定評があると書く。泉温48.5度。岩木山麓には嶽温泉や湯段温泉もある。

Ikaho Onsen
365段の石段が温泉街の背骨になっている。茶褐色の「黄金の湯」と無色の「白銀の湯」、性格の違う二つの湯をもつ。

Iriki Onsen
鹿児島県薩摩川内市の入来町、山あいにある温泉。宿は1371年の文献にも記述があり、およそ700年のあいだ親しまれてきた温泉郷だと書く。江戸期の『三国名勝図会』が「剛ならず柔ならず、湯性温和」と評した湯で、宿は自らを「百薬の名湯」と呼ぶ。近くには日本遺産の入来麓武家屋敷群がある。川内駅から車で30分。
Kahadakyo Onsen
三重県松阪市の飯高町、櫛田川に沿う香肌峡の温泉。三重県は、にごり湯の天然温泉「香肌の黄金湯」とし、鉄分と炭酸を含む天然温泉だと書く。道の駅「飯高駅」には18槽11種類の日帰り温泉施設があり、国道166号は奈良へ抜けるサイクリングとツーリングの道になっている。松阪駅からバスで60分。

Nagahama Taiko Onsen
琵琶湖の東岸、豊臣秀吉が初めて城を構えた長浜城跡の豊公園に湧く温泉。秀吉に初めて子が生まれたことから「子宝の湯」とも呼ばれると日本温泉協会は書く。ヒドロ炭酸鉄泉で、湧出時は無色透明だが空気に触れると茶褐色になり、体の芯から温まって湯冷めしにくい。湖畔の二つの宿で入れ、一つは8室の料亭旅館で全室に信楽焼の露天風呂を持つ。長浜駅から徒歩10分、黒壁スクエアが近い。

Nagaragawa Onsen
岐阜市、金華山のふもとを流れる長良川のほとりにある温泉地。岐阜県観光公式サイトは泉質を単純鉄冷鉱泉とし、鉄Ⅱイオンを20.2ミリグラム含み、源泉は無色透明だが空気に触れて赤褐色のにごり湯に変わると書く。鵜飼で知られる川の岸である。

Noboribetsu Onsen
一つの温泉地に9種類の泉質が湧く、国内でも例のない密度。地獄谷から立ちのぼる蒸気が、湯量の豊かさをそのまま景観にしている。

Sanbe Onsen
大山隠岐国立公園の三瓶山の南麓、志学の高原に湧く温泉。『出雲国風土記』の国引き神話で綱をかけた杭とされる三瓶山の噴火がもたらした湯で、含鉄-ナトリウム-塩化物温泉。毎分3,000リットルを超える湯量を持つ国民宿舎は16種類の露天風呂を持ち、酒樽と釜の二つは加温しない源泉のまま。鉄分は県内最大級の数値で、空気に触れて茶褐色になる。環境省の星空観測で夜空の暗さが全国一位。大田市駅からバス50分。

Shikaribetsuko Onsen
北海道鹿追町、標高約810メートルの然別湖の西岸にある温泉。北海道の観光公式サイトは、鉄分を豊富に含むナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉で、源泉100%かけ流しの湯は空気に触れると茶褐色に変わると書く。冬は凍った湖上に「氷上露天風呂」が現れる。新得駅からバスで60分。

Shogawa Onsen
富山県砺波市庄川町、庄川峡の入口の清流沿いに宿が点在する温泉郷。古くから湯治場として知られ、初夏は庄川の鮎、秋は峡谷の紅葉、冬は雪景色を宿から見る。泉質は宿ごとに違い、炭酸水素塩泉、炭酸鉄泉、塩化物泉などとされる。宿の一つは美肌の湯の炭酸水素塩泉と、鳥が傷を癒したと伝わる鉄分の濃い「鳥越の湯」の二つの源泉をかけ流す。庄川峡遊覧船でダム湖の奥の大牧温泉へも行ける。砺波駅からバス30分。

Sugatani Onsen
小谷城の麓、湖北の谷間の集落に一軒だけある「戦国の秘湯」。小谷城主の浅井長政と妻お市の方、家臣の武将たちが戦の傷を癒しに湯治に来たと伝わる。含ヒドロ炭酸鉄泉で、湧出時は無色透明だが空気に触れると鉄分が酸化して赤茶色になる。大正末期に有名になり、戦後に衰えたのち再開発された。宿は県下初の源泉かけ流しと名乗り、温度の違う二つの源泉を内湯に、小谷の山に抱かれた露天風呂に使う。河毛駅から送迎。

Sukawa Onsen
岩手・宮城・秋田の三県にまたがる栗駒山の八合目、標高1,126メートルに湧く温泉。873年の『日本三代実録』に酢川として記されると宿は書く。pH2.2の強酸性で、毎分6,000リットルという全国屈指の湧出量。泉質は酸性・含硫黄・鉄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)と一関温泉郷は示す。30人から50人が入る大露天風呂と、噴気で体を蒸す天然蒸し風呂「おいらん風呂」がある。深い雪に閉ざされるため、営業は例年4月下旬から11月上旬。

Takarabune Onsen
滋賀県高島市、琵琶湖の西岸にひっそりと湧く自家源泉の温泉。メタケイ酸と鉄分、炭酸を含むにごり湯で、宿は「美人の湯」と呼ばれてきたと書く。湯元ことぶきが一軒、全4室の小さな宿として営む。水着着用のアウトドアバレルサウナと源泉かけ流しの水風呂「冷泉」があり、琵琶湖畔のキャンプ場と音楽スタジオも同じ敷地にある。近江高島駅から車5分、月曜定休。

Tokachidake Onsen
北海道空知郡上富良野町、大雪山国立公園のなかにある温泉地。標高1280メートルに宿があり、日本秘湯を守る会は北海道で一番高所にある温泉宿だと書く。鉄分を含む茶褐色の湯と酸性の透明な湯、二種類の源泉が湧く。富良野岳と十勝岳の登山口にあたり、窓の正面に十勝岳連峰が並ぶ。上富良野駅から車で30分。

Ukenokuchi Onsen
大分県玖珠郡九重町田野、鳴子川沿いの小さな集落にある温泉地。九重町がまとめる九重夢温泉郷の十一のうちのひとつ。九重町観光協会は正保のころから村人が入浴し、享保13年(1728年)に田野庄屋徳右衛門が湯小屋を建てたのが始まりだと書く。炭酸泉で黄褐色に濁る。昭和27年に川端康成が訪れ、九重を主舞台にした小説「波千鳥」を残した。

Yakumo Onsen
北海道二海郡八雲町、雄鉾岳の麓にある温泉。宿は松前藩時代に湧いたのが始まりとし、昭和46年の再掘削で54度・毎分700リットルを得て昭和50年に町営の浴場が開いたと書く。内風呂は「美人の湯」、大露天風呂は鉄分の多い黄土色。八雲ICから車で20分。

Yoshino Onsen
桜の名所として知られる吉野山、世界遺産の中千本の山あいに一軒だけ湧く「吉野の隠し湯」。約300年前には開湯し、有馬や道後と並び称されたが、修験者が湯治と偽って戒律を乱したため役所の命令で湯宿は廃絶し、秘密裏に仮設の浴場を備えて「内証風呂」と呼ばれたと宿は書く。明治3年開業の元湯に明治26年、22歳の島崎藤村が桜の時期に逗留し、その部屋が当時のまま残る。赤みを帯びた単純二酸化炭素冷鉱泉。吉野駅から徒歩20分。

Yumori Onsen
奈良県吉野郡川上村、吉野川(紀の川)の源流域にある温泉。泉質は含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張性・中性・冷鉱泉)で、泉温20.4度、pH6.6と宿は載せる。冷鉱泉なので加水・加温・循環して使うことも明記する。吉野杉の森に囲まれた村で、大滝ダムと源流の森がある。近鉄大和上市駅から路線バスで35分。

Yunomoto Onsen
長崎県壱岐市勝本町、玄界灘に浮かぶ壱岐島の北部にある温泉。5世紀に神功皇后が三韓出兵の折に発見し、我が子・応神天皇に産湯を使わせたという伝説が残り、宿は1700年以上の歴史を誇るわが国屈指の古湯だと書く。湧いたときは透明だが、含まれる鉄分が空気に触れて酸化し赤くなる。海が近いため塩気があり「塩湯」とも呼ばれる。自噴69度。博多港からフェリーかジェットフォイルで渡る。