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最も奥、最も高い
水戸屋旅館は、幕川温泉のただ一軒の宿である。29室。
福島市観光コンベンション協会は、幕川温泉を土湯峠温泉郷の最深部にあたる標高約1,300メートルの温泉地だとしている。野地が1,200メートル、鷲倉が1,230メートル。そのさらに上である。
協会は宿の創業を明治24年(1891年)としている。日本秘湯を守る会の会員宿である。
内湯と露天で湯が違う
この宿は源泉を二つ持っている。
協会によれば、内湯が単純泉、露天が単純硫黄泉。同じ宿のなかで、透明な湯と濁った湯の両方に入れる。
露天の「さえりの湯」は青みがかった乳白色だという。硫黄泉が白く濁るのはよくあることだが、青みを帯びるのは成分と光の条件による。
源泉を二つ持つ山の宿というのは多くない。内湯で温まってから露天へ出る、という使い方で湯の違いがはっきり分かる。
混浴の浴室がある。抵抗がある場合は、入る浴室と時間を確かめてから行くこと。
かけ流しかどうかについての記載は見当たらない。気になる場合は宿に確かめてほしい。
冬は閉じる
この宿は冬に営業しない。
協会は、豪雪のため冬季は閉鎖すると書いている。標高1,300メートルで、吾妻連峰のなかである。道が雪に埋まる。
営業期間は年によって変わる。おおむね春から晩秋までで、予約の前に宿へ確かめることになる。
閉じる宿というのは全国でもそう多くない。銀山平や須川高原と同じで、雪の深さがそのまま営業期間を決めている。
館内のこと
29室。館内設備は売店のみ。部屋にはテレビと電話、浴衣とタオル。
余計なものがない。標高1,300メートルの山の宿としては、これが当たり前の構えである。
食事は宿で取る。周りに店はない。
鷲倉と並べて
隣の鷲倉温泉高原旅館も秘湯を守る会の会員宿で、協会は二つを並べて紹介している。
鷲倉は標高1,230メートル。協会は福島県内で最も涼しい地だとし、酸性緑礬泉(薄い赤褐色)と弱硫黄泉(青みのある乳白色)の二つを持つと書いている。
幕川も鷲倉も源泉を二つ持ち、どちらも青みのある乳白色の湯がある。そのうえで鷲倉には赤褐色の酸性泉がある。数キロの距離でこれだけ違う。
着くまで
JR福島駅から車で1時間ほど。土湯峠から山道に入る。
公共交通では行きにくい。車か、宿への送迎の相談になる。
磐梯吾妻スカイラインが近い。紅葉の時期に山を走って、そのまま山の宿に泊まる。この一帯の一番よい使い方である。
この宿を選ぶなら
設備で選ぶ宿ではない。売店しかなく、冬は閉じる。
選ぶ理由は、標高1,300メートルで二つの源泉に入れることと、明治24年から続いているということ。それで足りる人に向いている。
同じ土湯峠温泉郷でも、野地温泉ホテルは61室で通年営業である。規模と季節で選び分けられる。
幕川温泉 水戸屋旅館のよくある質問
Q水戸屋旅館の湯は?
二つの源泉を持ちます。福島市観光コンベンション協会は、内湯が単純泉、露天が単純硫黄泉だとし、露天の「さえりの湯」は青みがかった乳白色だと書いています。混浴の浴室があります。
Qいつから営業していますか?
協会は明治24年(1891年)の創業としています。日本秘湯を守る会の会員宿です。
Q冬も泊まれますか?
泊まれません。豪雪のため冬は閉じると協会は書いています。営業期間は年によって変わるので、予約の前に宿へ確かめてください。
Qかけ流しですか?
かけ流しかどうかについての記載は見当たりません。気になる場合は宿に確かめてください。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

昼神温泉 湯元ホテル 阿智川
長野県昼神温泉一号源泉の上に建つホテル。宿は露天風呂の上の洞窟内に湯元があり、170メートル奥から源泉が噴出していると書く。昼神でここだけという洞窟風呂を持つ。飯田駅から路線バスで30分。

盛岡つなぎ温泉 愛真館
岩手県つなぎ温泉の113室のホテル。2001年に造った「庭園縄文風呂」に、ストーンサークルや竪穴式住居をテーマにした露天風呂が並ぶ。泉温65.3度、pH9.1。日帰り入浴は平日大人1,200円。姉妹館ホテル紫苑の湯も無料で使える。

赤倉温泉 赤倉ホテル
新潟県妙高山の東麓、赤倉温泉街にある43室の宿。大浴場と露天風呂を持ち、冬はスキー、夏は避暑の拠点になる。妙高高原駅からバスで10分。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイトでご確認ください。