※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます
貸切風呂を探す理由は、ひとつではありません。小さな子ども連れで大浴場は落ち着かない、家族や友人と話しながら入りたい、体に傷や刺青があって共同浴場に入りにくい、単純に人目が苦手——どれも正当な理由です。
そして貸切風呂は、宿によって仕組みがまったく違います。ここを理解しておくと、宿選びの精度が上がります。
三つの方式を見分ける
① 予約制(有料) チェックイン時または事前に時間枠を予約する方式。45分〜60分で数千円というのが一般的な相場感です。確実に入れる代わりに費用がかかります。人気の宿では到着が遅いと枠が埋まっています。
② 空いていれば自由(無料) 浴室の入口に「入浴中」の札を掛けて使う方式。追加料金がかからない代わりに、混み合う時間帯は待つことになります。夕食前後は競争率が上がるので、チェックイン直後か朝が狙い目です。
③ 露天風呂付き客室 部屋に専用の風呂がある形式。時間を気にせず何度でも入れるのが最大の利点で、そのぶん宿泊料金は上がります。「貸切風呂」で検索するとこの形式も混ざって出てくるため、条件を分けて考えたほうが混乱しません。
予約サイトでの絞り込み方
楽天トラベルもじゃらんも、こだわり条件に「貸切風呂」「露天風呂付き客室」の項目があります。ただし両者は別の条件なので、目的に合うほうを選んでください。
注意したいのは、条件に「貸切風呂あり」と出ていても、それが有料予約制なのか無料開放なのかまでは分からないことです。ここは各宿の詳細ページか、直接の問い合わせで確認するしかありません。
湯そのもので選ぶなら
貸切風呂は「空間」の条件です。せっかくなら「湯」の条件も重ねたい。
たとえば黒川温泉は、温泉街全体が入湯手形で結ばれているため、宿の貸切風呂に入りつつ他の宿の露天風呂も巡れます。乳頭温泉郷は宿ごとに源泉が異なるので、貸切で入る湯そのものが宿選びの決め手になります。
泉質から絞ってから貸切風呂の有無を見る、という順番のほうが、満足度は高くなります。
時期の話
連休と紅葉の時期は、貸切風呂の枠が最も取りにくくなります。予約制の宿を狙うなら、宿の予約と同時に貸切風呂の枠も押さえられるかを確認しておくと安心です。
平日であれば、無料開放型の宿でも待ち時間はほとんど発生しません。
混浴を避ける手段として
有名な露天風呂ほど混浴であることが少なくありません。
貸切風呂は、その回避策としても機能します。同じ源泉に、人目を気にせず入れます。乳頭温泉郷や白骨温泉のように混浴の露天風呂で知られる温泉地でも、宿によっては貸切で入れる浴室があります。
混浴そのものにも運用の幅があります。湯浴み着を着て入る形、女性専用の時間帯、女性用の別浴槽。貸切風呂を探す前に、その宿の混浴がどの運用かを見ておくと、選択肢が増えます。
子ども連れの場合
小さな子どもを連れていると、大浴場は気を使います。
貸切風呂なら、泣いても騒いでも他の客に迷惑がかかりません。湯温を確かめながらゆっくり入れます。
ただし湯そのものの強さは別問題です。草津や蔵王のような強酸性泉、万座や酸ヶ湯のような濃い硫黄泉は、子どもの肌には刺激が強すぎます。
湯に慣れていない人を連れて行くなら、アルカリ性単純温泉が中心の温泉地のほうが扱いやすくなります。箱根湯本、鬼怒川、下呂、道後あたりが該当します。
露天風呂付き客室という選択
時間を気にせず何度でも入りたいなら、部屋に風呂がある形式が確実です。
そのぶん宿泊料金は上がります。また、部屋の風呂が源泉かけ流しかどうかは宿によって違います。加温や循環をしている場合もあるので、湯そのものを目的にするなら確認が要ります。
部屋の風呂だけで済ませてしまうと、その宿の大浴場や露天風呂に入らないまま帰ることになります。両方に入る前提で時間を配分してください。



