本文へ移動本文へスキップ
Hyogo — Onsen Area
有馬温泉(兵庫県)の風景

Photo: 663highland / CC BY 2.5 via Wikimedia Commons

Arima Onsen

有馬温泉

ありまおんせん

日本三古湯のひとつ。空気に触れて赤褐色に変わる「金泉」と、無色透明の「銀泉」という性格の違う二種類の湯が、同じ温泉地に湧いている。

Quality
含鉄泉・塩化物泉・二酸化炭素泉・放射能泉
Access
神戸電鉄 有馬温泉駅
From Tokyo
約3時間30分
From Osaka
約1時間

※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます

有馬温泉の宿を見る(2軒)

有馬の特徴は、ひとつの温泉地に性格のまったく違う湯が併存していることにある。

「金泉」は含鉄・ナトリウム-塩化物泉。湧出時は無色透明だが、空気に触れると鉄分が酸化して赤褐色に変わる。濃い塩分を含み、湯上がりの保温性が非常に高い。

「銀泉」は二酸化炭素泉と放射能泉の総称で、こちらは無色透明。金泉の濃厚さに対して、さらりとした肌当たりになる。

金泉と銀泉

有馬には性質のまったく違う二種類の湯が湧いている。

金泉は含鉄ナトリウム塩化物泉である。地中では無色だが、空気に触れて鉄分が酸化するため、湯船に張られる頃には赤褐色に濁っている。塩分濃度が高く、湯上がりに体が冷めにくい。有馬の代名詞はこちらだ。

銀泉は無色透明で、炭酸を含む泉とラジウム泉がある。金泉と並べると、同じ土地の湯とは思えない。

海から離れた山中で塩分の濃い湯が湧く理由は、地下深くのプレートに由来する水が上がってきているためと考えられている。火山がないのに高温の湯が出る、地質学的に珍しい温泉地である。

日帰りで入る

公共の外湯が二つある。金の湯と銀の湯で、名前のとおりそれぞれの湯を扱う。両方に入れば有馬の二面性が一度に体験できるため、日帰りならこの組み合わせが最も効率がよい。

日帰り入浴を受け入れている旅館も複数ある。旅館の湯は外湯より落ち着いて入れることが多い。

都市に最も近い古湯

日本三古湯の一つに数えられ、記紀にも記述があるとされる。豊臣秀吉が繰り返し訪れたことでも知られ、太閤の湯殿館では発掘された湯山御殿の遺構を見ることができる。

千年以上にわたって人が通い続けた理由は、湯の質と、この近さの両方だろう。

銀泉のあとに金泉

金泉と銀泉は、外湯である金の湯・銀の湯でそれぞれ体験できる。両方に入るなら、順番を考える価値がある。

さっぱりした銀泉のあとに、濃厚な金泉を持ってくる。この順にすると金泉の印象が強く残る。逆にすると、金泉のあとの銀泉が物足りなく感じられる。

金泉は塩分濃度が高く、湯上がりに体が冷めにくい。夏に続けて入ると汗が引かないので、季節によっては間を空けたほうがよい。

赤褐色の湯は、白いタオルに色がつくことがある。持ち込むタオルは選んでおきたい。

秀吉と有馬

有馬は、豊臣秀吉が繰り返し訪れた湯として知られる。

太閤の湯殿館では、発掘された湯山御殿の遺構を見ることができる。秀吉が作らせた湯屋の跡で、蒸し風呂と岩風呂の構造が残っている。

1596年の地震で埋没し、そのまま四百年近く地下にあった。1995年の阪神・淡路大震災のあとの調査で見つかったという経緯を持つ。地震で埋まり、地震で見つかった遺構である。

温泉街には秀吉の正室ねねにちなむねね橋があり、ここから見下ろす谷筋が写真の定番になっている。

神戸と一日でつなぐ

有馬は神戸市北区にある。神戸市街から神戸電鉄でおよそ30分、大阪からでも一時間ほど。

六甲有馬ロープウェーで六甲山頂へ上がれる。神戸市街の夜景と有馬の湯を一日でつなぐ行程が組めるのは、この立地ならではだ。

半日なら外湯二つと街歩き。一泊するなら六甲山か瑞宝寺公園を足すとよい。瑞宝寺公園の紅葉は例年11月中旬から下旬。

歩き方

温泉街は坂の途中にあり、狭い路地が入り組んでいる。端から端まで歩いても知れた距離だが、高低差があるので歩きやすい靴がよい。

炭酸泉から生まれた炭酸せんべいの店が並び、ねね橋から見下ろす谷筋が写真の定番になっている。

Day Trip

有馬温泉の日帰り入浴

  • 金の湯
  • 銀の湯

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛冷え性
所在地Location
兵庫県
泉質Spring Quality
含鉄泉・塩化物泉・二酸化炭素泉・放射能泉
最寄駅Nearest Station
神戸電鉄 有馬温泉駅
東京からFrom Tokyo
約3時間30分
大阪からFrom Osaka
約1時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

有馬温泉のよくある質問

Q有馬温泉は日帰りでも楽しめますか?
A

楽しめます。公共の外湯である金の湯と銀の湯があり、金泉と銀泉の両方を短時間で体験できます。神戸市街から電車でおよそ30分、大阪からでも一時間ほどなので、半日の行程で無理なく往復できます。日帰り入浴を受け入れている旅館も複数あります。

Q金泉と銀泉の違いは何ですか?
A

金泉は鉄分と塩分を多く含む含鉄ナトリウム塩化物泉で、空気に触れると酸化して赤褐色に濁ります。銀泉は炭酸を含む泉やラジウム泉で、無色透明です。同じ温泉地でまったく性質の違う湯が湧いているのが有馬の特徴で、両方に入って初めてこの土地を体験したことになります。

Q有馬温泉は大阪・神戸から近いですか?
A

近いです。神戸電鉄で神戸市街からおよそ30分、大阪からは一時間ほどです。六甲山を挟んだ北側にあり、行政上は神戸市北区にあたります。都市から最も近い本格的な温泉地の一つで、この近さが千年以上にわたって人を呼んできました。

Q金泉で服やタオルが染まりませんか?
A

鉄分を含む赤褐色の湯なので、白いタオルには色が移ることがあります。浴場では備え付けのタオルを使うか、色移りしてもよいものを持参してください。体や髪に色が残ることはありません。

Q有馬温泉のベストシーズンはいつですか?
A

秋が最も人を集めます。瑞宝寺公園の紅葉が知られ、六甲の山あいが色づきます。冬は金泉の保温性が体感しやすく、夏は六甲山と組み合わせれば涼をとれます。通年で訪ねられる温泉地です。

UPDATED 2026.08.13

Related

似た湯をもつ温泉地