本文へ移動本文へスキップ
Yamagata — Onsen Area
銀山温泉(山形県)の風景

Photo: ブルーノ・プラス / CC BY 4.0 via Wikimedia Commons

Ginzan Onsen

銀山温泉

ぎんざんおんせん

銀山川の両岸に大正から昭和初期の木造旅館が並ぶ。夜、ガス灯に照らされた雪の街並みは、日本の温泉地でも他に代えがたい風景になる。

Quality
硫黄泉・塩化物泉
Access
JR奥羽本線 大石田駅(バス約40分)
From Tokyo
約3時間30分
From Osaka
約6時間30分
pH
6.6
Temp
63 ℃

※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます

銀山温泉の宿を見る(2軒)

銀山川をはさんで、三層四層の木造旅館が向かい合って並んでいる。大正から昭和初期にかけて建てられた建物が、建て替えられることなく現役の宿として使われ続けている温泉地は、全国を探しても多くない。

日が落ちるとガス灯に火が入る。雪が積もる季節、灯りが雪面に反射して街全体が淡く光る時間帯があり、この数十分のために冬に訪れる人が絶えない。

この温泉地の湯

含硫黄-ナトリウム・塩化物泉。硫黄の香りをまといながら、塩化物泉としての保温性も併せ持つ。約63℃で湧き、湯冷めしにくい。

かつて銀山として栄えた土地で、坑夫が発見したと伝わる湯である。温泉地としての歴史は、鉱山の歴史の上に重なっている。雪深い土地の湯として、保温性の高さは理にかなっている。

建物が残った理由

銀山温泉の街並みは、意図して保存されたというより、建て替える機会を逸したまま残った側面がある。

三層四層に積み上げられた木造建築は、現在の建築基準では新しく建てることができない。同じものを作り直せないという事実が、この街並みの価値を決めている。

外壁には鏝絵が施された建物がある。左官職人が漆喰で描いた浮き彫りで、当時の職人の技がそのまま外に出ている。能登屋旅館をはじめ、国の登録有形文化財となっている建物もある。

銀山の跡を歩く

温泉街の名の通り、この地はかつて銀山として栄えた。

街の奥へ進むと白銀の滝がある。落差の大きな滝で、温泉街から歩いて行ける。さらに遊歩道を進むと、延沢銀山の坑道跡である銀鉱洞に至る。中に入って歩けるようになっており、当時の掘削の跡が残っている。

温泉街は徒歩10分ほどで端から端まで歩ける。滝と坑道跡まで足を延ばしても、半日あれば十分だ。

泊まれるかどうかから始まる

銀山温泉は、宿の数が限られている。

川の両岸に並ぶ木造旅館がそのまま宿泊施設であり、大型ホテルがない。冬季の予約は早くに埋まる。行きたい時期が決まっているなら、思うより早く動いたほうがよい。

泊まれない場合でも日帰りで街を見ることはできる。ただし、この温泉地の中心は夜にある。ガス灯に火が入り、雪面に光が反射する時間帯を見るには、泊まっているしかない。

近隣の尾花沢や大石田に宿を取り、夕方に銀山へ入るという方法もある。ただし冬季の交通を考えると確実ではない。

冬の乗り入れ制限

冬季は温泉街への一般車両の乗り入れが制限される。

手前の駐車場から送迎や徒歩で入る運用になるのが通例だが、年によって変わる。宿泊先に確認するのが確実である。

JR奥羽本線の大石田駅からバスでおよそ40分という経路のほうが読みやすい。東京からは山形新幹線で大石田へ、仙台からは高速バスと在来線の乗り継ぎになる。いずれにしても手軽な場所ではない。

最も美しい季節が、最も行きにくい季節でもある。この温泉地では、そこを引き受けるかどうかが最初の判断になる。

昼と夜と早朝

銀山温泉は狭い。徒歩10分ほどで端から端まで歩ける。だからこそ、時間帯によって印象が大きく変わる。

日中は狭い通りに人があふれることがある。写真を撮る人が橋に集まり、川沿いを歩くのに時間がかかる。

夜はガス灯の時間になる。電灯の白い光ではなく、炎の色をした灯りが川の両岸に並ぶ。

早朝は誰もいない。雪の積もった通りに足跡がない時間帯がある。これは宿泊者だけが得られるもので、静かに歩きたければこの時間になる。

歩き方

東京からは山形新幹線で大石田へ、そこからバス。仙台からは高速バスと在来線の乗り継ぎになる。いずれにしても手軽な場所ではない。

一泊二日なら、初日の午後に到着して夕方から夜のガス灯、翌朝に白銀の滝と銀鉱洞を歩いて昼過ぎに発つ、という配分になる。尾花沢から山形市内や蔵王へ抜ければ、山形の温泉を続けて回れる。

Day Trip

銀山温泉の日帰り入浴

  • 共同浴場
  • 温泉街の足湯

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Temperature

63℃高温泉

2060100℃

pH

6.6中性

0 酸性7アルカリ性 14

Best Season

冬

春夏秋冬
Benefits
切り傷冷え性慢性皮膚病
所在地Location
山形県
泉質Spring Quality
硫黄泉・塩化物泉
最寄駅Nearest Station
JR奥羽本線 大石田駅(バス約40分)
東京からFrom Tokyo
約3時間30分
大阪からFrom Osaka
約6時間30分

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

銀山温泉のよくある質問

Q銀山温泉は日帰りでも行けますか?
A

行けます。共同浴場や日帰り入浴を受け入れている宿があり、無料の足湯も温泉街にあります。ただし銀山温泉の見どころはガス灯に照らされた夜の街並みであり、日が落ちてから点灯するため、日帰りではその中心を見られません。泊まる価値が最も高い温泉地の一つです。

Q銀山温泉のガス灯は何時に点きますか?
A

日没後に点灯します。季節によって時刻が変わり、冬は夕方の早い時間に灯ります。雪が積もった状態でガス灯が入ると、灯りが雪面に反射して街全体が淡く光ります。この時間帯を狙うなら宿泊が前提になります。

Q冬に車で行けますか?
A

冬季は温泉街への一般車両の乗り入れが制限されます。手前の駐車場に停めて、そこから送迎や徒歩で入る運用になるのが通例です。豪雪地帯なので路面状況も厳しく、大石田駅からのバスを使うほうが確実です。運用は年により変わるため、宿と現地の案内を必ず確認してください。

Q銀山温泉はどんな泉質ですか?
A

含硫黄-ナトリウム・塩化物泉です。硫黄の香りを持ちながら、塩化物泉としての保温性も併せ持ちます。およそ63度で湧くため湯温は高く、塩分のはたらきで湯冷めしにくい湯です。雪深い土地の湯として理にかなった性質をしています。

Q銀山温泉は混みますか?
A

混みます。温泉街が非常に小さいうえ、冬の景観を目当てに人が集中するため、日中は狭い通りに人があふれることがあります。宿の数も限られており、冬季の予約は早くに埋まります。静かに歩きたければ、早朝がもっとも落ち着いています。

UPDATED 2026.08.13

Related

似た湯をもつ温泉地