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Akita — Onsen Area
乳頭温泉郷(秋田県)の風景

Photo: SpringField1967 / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

Nyuto Onsen

乳頭温泉郷

にゅうとうおんせんきょう

ブナの原生林に七つの宿が点在する温泉郷。宿ごとに源泉が異なり、白濁した湯から透明な湯まで性格がまったく違う。

Quality
硫黄泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉
Access
JR田沢湖駅(バス約50分)
From Tokyo
約4時間
From Osaka
約7時間

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乳頭温泉郷の宿を見る(2軒)

乳頭温泉郷は、ひとつの温泉街ではない。乳頭山の麓のブナ林に、七つの宿がそれぞれ独立して点在している。宿と宿のあいだは離れており、車か送迎が必要になる。

重要なのは、宿ごとに引いている源泉が違うということだ。同じ「乳頭温泉」でも、白濁する硫黄泉から無色の湯まで、性格がはっきり分かれている。

七つの湯

鶴の湯、妙乃湯、黒湯、蟹場、大釜、孫六、休暇村乳頭温泉郷。田沢湖高原のさらに奥に、この七軒が点在している。

七軒がそれぞれ別の源泉を持っている。硫黄の白濁湯もあれば、鉄分を含んで色づいた湯もある。宿を選ぶことが、そのまま湯を選ぶことになる。

一泊で全部を回るのは難しい。二泊するか、行きたい湯を絞って選ぶのが現実的である。

鶴の湯

七湯のなかで最も知られているのが鶴の湯である。江戸期に秋田藩主の湯治場が置かれたと伝わる。茅葺屋根の本陣が現存し、黒い板壁と雪の対比が写真で広く知られている。

乳白色の湯が湛えられた露天風呂は、底から湯が湧いている。混浴だが、女性専用の時間帯や別の浴槽も設けられている。

予約が取れるかどうかから始まる

乳頭温泉郷、特に鶴の湯は、行きたいと思った日に行ける宿ではない。

宿泊の予約は非常に取りにくく、数か月前から動く必要がある。日帰り入浴も人気が集中するため、受付時間は限られる。訪れる前に必ず確認したい。

ただし乳頭は七軒ある。鶴の湯だけが乳頭ではない。妙乃湯、黒湯、蟹場、大釜、孫六、休暇村。それぞれ別の源泉を持ち、湯の色も温度も違う。

鶴の湯が取れなかったから諦める、という判断は早い。他の宿に泊まって、日帰りで鶴の湯へ立ち寄るという組み方もできる。

湯めぐりの仕組み

宿泊者が購入できる湯めぐり帖を使うと、加盟する宿の湯を巡ることができる。宿の間を結ぶ湯めぐり号というバスも運行している。

これは宿泊者向けの仕組みである。日帰りで訪れる場合は、各宿の立ち寄り湯を個別に利用することになる。

七湯は徒歩圏に散らばっているが、道は山道である。歩いて移動するなら、天候と時間に余裕を持たせたい。一泊で全部を回るのは難しいので、二泊するか、行きたい湯を絞るのが現実的になる。

秋のブナ林

乳頭は雪の季節の写真で知られているが、秋も見応えがある。

七軒はブナ林の中に点在している。色づく時期になると、雪の季節とはまったく違う景色になる。道が歩けるぶん、宿の間を移動しやすいのもこの季節である。

冬は豪雪地帯になる。宿によっては営業形態が変わり、道路状況も厳しい。積雪期は公共交通とバスを使うのが現実的で、車で向かうなら装備と天候の確認が要る。

それでも冬に人が来るのは、他で代えが利かないからだ。周囲に人工の光がほとんどなく、湯に浸かっていると雪の落ちる音しか聞こえない。

田沢湖とあわせて

秋田新幹線の田沢湖駅からバスで向かう。本数が限られるため、時刻表を先に見てから行程を組むこと。宿によっては送迎がある。

田沢湖は日本で最も深い湖とされる。湖畔にたつこ像があり、周遊路が整備されている。

乳頭で一泊し、翌日に田沢湖を回って帰るという行程が最も組みやすい。角館まで足を延ばせば武家屋敷の町並みがある。秋田を回るなら、この三つを一本の線でつなげられる。

歩き方

JR田沢湖駅からバスでおよそ50分。東京からは秋田新幹線で田沢湖へ、そこからバスになる。合計で4時間ほどかかる。

宿の送迎がある場合もあるので、予約時に確認しておきたい。冬は道が雪に覆われるため、自分で運転するなら装備が要る。

Day Trip

乳頭温泉郷の日帰り入浴

  • 各宿の立ち寄り湯

受付時間が短く、宿泊者優先で時間帯が限られることがあります。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
神経痛冷え性慢性皮膚病
所在地Location
秋田県
泉質Spring Quality
硫黄泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉
最寄駅Nearest Station
JR田沢湖駅(バス約50分)
東京からFrom Tokyo
約4時間
大阪からFrom Osaka
約7時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

乳頭温泉郷のよくある質問

Q乳頭温泉郷は日帰り入浴できますか?
A

できます。各宿がそれぞれ日帰り入浴を受け入れています。ただし受付時間が短く設定されているところが多く、宿泊者優先で時間帯が限られる場合もあります。特に鶴の湯は混み合うため、事前に各宿へ確認してから向かうことを勧めます。

Q湯めぐり帖とは何ですか?
A

乳頭温泉郷の宿に宿泊した方が購入できる、加盟宿の湯を巡るための帖です。宿泊者向けの仕組みで、日帰りの方は利用できません。宿の間を結ぶ湯めぐり号というバスも運行しています。運用は変わることがあるため、宿泊先で確認してください。

Q乳頭温泉郷にはいくつの湯がありますか?
A

七つです。鶴の湯、妙乃湯、黒湯、蟹場、大釜、孫六、休暇村乳頭温泉郷。それぞれ独立した宿で、源泉も泉質も異なります。一つの温泉郷の中でこれだけ湯が違う例は多くありません。

Q冬でも行けますか?
A

行けます。ただし豪雪地帯であり、宿によっては冬季の営業形態が変わります。積雪期の道路状況は厳しく、公共交通とバスの利用が現実的です。雪の中の露天風呂は乳頭温泉郷の最も知られた光景でもあります。訪問前に宿と交通機関の状況を必ず確認してください。

Q車がなくても行けますか?
A

行けます。秋田新幹線の田沢湖駅からバスが運行しています。ただし本数は限られるため、時刻表を先に見てから行程を組んでください。宿によっては送迎がある場合もあります。

UPDATED 2026.08.27

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