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一万坪の林のなかの十二の湯舟
下部ホテルは山梨県南巨摩郡身延町上之平、下部温泉郷にある。
宿は自分の湯の構成をこう書いている。
一万坪にも及ぶ自然林の中に佇む当館の湯は、庭園内より湧出する硫黄泉と、引き湯の下部温泉共同泉・しもべ奥の湯高温源泉。泉質の異なる「三種類の源泉」を、七つの露天風呂を含む大浴場など「十二の湯舟」でご堪能いただけます、と。
露天が7つ、浴槽が合わせて12。浴場は「松ぼっくりの湯」「ほたるの湯」「竹とんぼの湯」の3つに分かれている。
総部屋数は85室。宿は「名湯百選に入選」と掲げている。
源泉の数が案内で違う
公式サイトは三種類の源泉としている。庭園内から湧く硫黄泉、引き湯の下部温泉共同泉、しもべ奥の湯高温源泉である。
一方、楽天トラベルでは「単純泉と単純硫黄泉の二種類の泉質があり単純硫黄泉はホテル庭園より自噴」と書かれている。
泉質の数と源泉の数を数え方が違うのだろう。どちらも宿の記述なので、両方を並べておく。
温冷浴のための低温泉
下部の湯は約32度とぬるい。宿はその使い方を浴槽で用意している。
「低温泉」について宿はこう書く。温泉で火照った身体を、低温泉で浸して温冷浴を。湯舟は2段になっており、半身だけ浸ることも可能です、と。
2段になっているのは、座る高さを選べるようにするためである。高温の湯と低温泉を行き来するのが下部の入り方で、その往復を館内で完結できる。
岩露天については「猛々しい岩組と、深緑を映す瑠璃色の温泉は、まさに山間の趣き」と書き、源泉は下部温泉共同泉、利用時間は5時から10時と11時から25時としている。
八角檜風呂は8角形の桧の湯船で、放射状の天井と、湯舟中央からあふれる源泉がある。
日帰りでも入れる
日帰り入浴がある。宿は「下部ホテル自慢の3つの源泉を使用した12の湯船を楽しむことができる日帰り入浴プランです」と書いている。
入浴は11時から15時、無料休憩室は10時から15時。料金は大人1,500円、小人750円。浴衣330円、バスタオル300円で貸出があり、館内への飲食の持ち込みは断られている。
宿泊客の入浴は午前5時から深夜1時で男女入替があり、毎週火曜日は10時から15時のあいだ大浴場が使えない。
泊まるなら
JR身延線の下部温泉駅から徒歩1分。車なら中部横断道の下部温泉早川ICより5分である。
下部は武田信玄が川中島の合戦で受けた傷を湯治で癒したと伝わる「信玄の隠し湯」で、井伏鱒二や若山牧水が滞在した湯治場である。駅から1分という位置は、列車で湯治に来る土地の形を残している。
下部温泉という土地については、温泉地の記事に書いた。
下部温泉郷 下部ホテルのよくある質問
Qお風呂はいくつありますか?
宿は「泉質の異なる『三種類の源泉』を、七つの露天風呂を含む大浴場など『十二の湯舟』でご堪能いただけます」と書いています。浴場は「松ぼっくりの湯」「ほたるの湯」「竹とんぼの湯」の3つです。
Q源泉はいくつありますか?
案内で食い違います。公式サイトは「庭園内より湧出する硫黄泉と、引き湯の下部温泉共同泉・しもべ奥の湯高温源泉」の三種類としています。楽天トラベルでは「単純泉と単純硫黄泉の二種類の泉質があり単純硫黄泉はホテル庭園より自噴」と書かれています。どちらも宿の記述です。
Q日帰り入浴はできますか?
できます。宿は入浴11時から15時、無料休憩室10時から15時、料金を大人1,500円・小人750円としています。浴衣330円・バスタオル300円の貸出があり、館内への飲食の持ち込みはご遠慮くださいとのことです。
Q温冷浴ができると聞きました
宿は「低温泉」について「温泉で火照った身体を、低温泉で浸して温冷浴を。湯舟は2段になっており、半身だけ浸ることも可能です」と書いています。下部は約32度のぬるい冷泉と高温の湯を交互に入るのがこの土地の入り方です。
Q貸切風呂はありますか?
楽天トラベルの施設情報で宿は「大浴場は3ヶ所でサウナ付大浴場、露天風呂、貸切り風呂を用意しております」と書いています。利用の条件は宿に確かめてください。
Q泉質は?
楽天トラベルの施設情報ではアルカリ単純泉、単純硫黄泉と登録されています。効能は外傷、美肌効果、疲労回復とされています。宿は浴用で外傷性障害の後遺症、骨折、打撲、切開手術後、関節痛などに、飲用すると胃腸にも良いと言われると書いています。効き方は人によるので、医師に確かめてください。
Qお風呂に入れる時間は?
午前5時から深夜1時で男女入替があります。毎週火曜日は10時から15時のあいだ大浴場を利用できないと宿は案内しています。
Qアクセスは?
JR身延線の下部温泉駅から徒歩1分です。車なら中部横断道の下部温泉早川ICより5分です。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

岩井温泉 浪漫伝承の宿 明石家
鳥取県創業400年と宿は書いている創業400年と宿が書く岩井温泉の18室の宿。約48度の源泉を何も足さずに湯船へ入れる。総ヒノキの男女別浴室、佐治石を使った庭園露天風呂、貸切露天風呂「森の方舟」と貸切サウナがある。岩美駅から送迎あり。

秩父七湯『御代の湯』 新木鉱泉旅館
埼玉県文政10年(1827年)創業埼玉県秩父市、約200年前から湧き続ける「御代の湯」を引く鉱泉宿。単純硫黄冷鉱泉で源泉温度約15度、加温して使う。つるっとした卵の白身のような肌ざわりから「卵水」と呼ばれる。露天風呂付き客室が石・陶器・ひのき・御影石の4種、直径150センチの御影石の貸切風呂もある。日帰り入浴は12時から21時。西武秩父駅からタクシー10分、送迎あり。通常は木曜定休。

和倉温泉 ゆけむりの宿美湾荘
石川県七尾湾に面した48室の宿。大浴場「真珠風呂」は女性側の天井に4万5千枚のアコヤ貝を張りめぐらす。1日500石(約93トン)引湯している源泉は飲用もでき、胃腸によいと宿は書く。露天風呂から海を一望する。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
