大牧温泉と宇奈月温泉、富山の峡谷の湯ならどっち
どちらも富山の峡谷にあり、乗り物で行き着く温泉である。大牧は庄川峡のダム湖に船で30分、一軒宿の岸に着く。宇奈月は黒部峡谷トロッコ電車の起点で、電車が着く温泉街。船で入る秘境か、トロッコで出る温泉街か。

大牧温泉
富山県
庄川峡のダム湖の岸に、船でしか行けない一軒宿が建つ。寿永2年(1183年)、倶利伽羅峠の戦いに敗れた平家の武将・藤原賀房が河畔に湧く湯を見つけて傷を癒したのが始まりと宿は伝え、村人の湯治場だった湯は昭和5年の小牧ダム完成で湖底に沈んだ。源泉を高台に引き上げて昭和6年に旅館として再開し、以来90年余り、小牧の船着場から庄川遊覧船で30分の道だけがつながる。塩化物泉と硫酸塩泉の二つの源泉が混ざった毎分360リットルの湯を、峡谷を見下ろす露天風呂にかけ流す。

宇奈月温泉
富山県
黒部峡谷トロッコ電車の起点にある温泉地。湯は7キロ上流の黒薙から引いており、透明度の高さで知られる。
数字で比べる
| 項目 | 大牧温泉 | 宇奈月温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 富山県 | 富山県 |
| 泉質 | 塩化物泉・硫酸塩泉 | 単純温泉 |
| 東京から | 約4時間30分 | 約3時間 |
| 大阪から | — | 約3時間30分 |
| 最寄り | JR城端線 砺波駅(バス約40分で小牧、庄川遊覧船で約30分) | 富山地方鉄道 宇奈月温泉駅 |
| 日帰りで入れる湯 | 庄川峡遊覧船(小牧ダム堤防の船着場から)/砺波チューリップ公園/井波の彫刻の町 | 宿の日帰り入浴/駅前の足湯 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
大牧温泉塩化物泉と硫酸塩泉の二つの源泉が混ざり毎分360リットルをかけ流す。冷めにくい塩の湯
宇奈月温泉7キロ上流の黒薙から引く弱アルカリ性の単純温泉。透明度が高く刺激が少ない
行き方
大牧温泉小牧の船着場から庄川遊覧船で30分。道はつながらず最終便は16時
宇奈月温泉富山地方鉄道の宇奈月温泉駅すぐ。北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅から乗り換え
温泉地
大牧温泉一軒宿。宿の外に歩く道はほとんどない
宇奈月温泉温泉街と駅前の噴水。トロッコ電車の起点
組み合わせ
大牧温泉砺波のチューリップ、井波の彫刻、五箇山
宇奈月温泉黒部峡谷の紅葉、山と海が近い富山湾
どちらを選ぶか
両方行くなら富山の西と東で、どちらも峡谷の湯だが性格が逆である。大牧は着いたら動かない宿、宇奈月は動くための拠点。二泊で両方を組むと富山の幅が分かる。
それぞれの宿
よくある質問
Q大牧温泉と宇奈月温泉は近いですか?
富山県の西の南砺市と東の黒部市で、車で1時間30分から2時間ほど離れています。
Qどちらも日帰りで行けますか?
宇奈月は駅前なので日帰りが組みやすい温泉地です。大牧は船の最終便が16時(冬は15時20分)で、宿は日帰りプランを載せていますが、泊まる前提で組むのが向いています。