栃尾又温泉と増富温泉、ラジウムのぬる湯で湯治するならどっち
どちらも日本でも珍しいラジウム泉で、30度台のぬる湯に長く浸かる湯治場である。栃尾又は魚沼の谷で三軒の宿が共同の湯を守り、35度台の湯に1時間浸かる長湯を伝える。増富は瑞牆山の麓の信玄の隠し湯で、入り、吸い、飲む三つの使い方。魚沼か、甲斐か。

栃尾又温泉
新潟県
魚沼の湯之谷温泉郷の最奥、開湯は奈良時代と伝わる世界的にも数少ないラジウム泉の湯治場。源泉は体温とほぼ同じ35度台で、ぬるい湯になるべく長く浸かる「長湯」の入り方を伝え、「1週間入れば1年風邪をひかぬ」と言われた。三軒の湯宿が共同で管理する霊泉の湯(したの湯・うえの湯・おくの湯)を、加温も加水もせずかけ流す。子宝の湯として薬師堂と子持杉に願掛けの絵馬が並ぶ。立ち寄り湯は予約制、小出駅からバス30分。

増富温泉
山梨県
瑞牆山の麓、標高1,000メートル前後の渓谷にあるラジウム温泉の湯治場。武田信玄が金山の開発の際に見つけて傷兵を治したと伝わり、信玄の隠し湯の一つ。日本でもまれなラジウムを含む30度前後のぬる湯に長く浸かり、湯に入り、湯気を吸い、湯を飲む三つの方法で使う。北杜市の日帰り施設「増富の湯」は改修で休業中。
数字で比べる
| 項目 | 栃尾又温泉 | 増富温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 新潟県 | 山梨県 |
| 泉質 | 放射能泉 | 放射能泉・塩化物泉・二酸化炭素泉 |
| pH | 8.4 | — |
| 泉温 | 35.7℃ | — |
| 東京から | 約3時間 | 約3時間 |
| 最寄り | JR上越線 小出駅(バス約30分) | JR中央本線 韮崎駅(バス約60分) |
| 日帰りで入れる湯 | 霊泉の湯(立ち寄りは11:00〜13:00、自在館で要予約)/栃尾又薬師堂と子持杉/奥只見湖 | 日帰り入浴を受け付けている宿/瑞牆山 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 1軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
栃尾又温泉ラジウム温泉、35.7度、pH8.4。加温も加水もせずかけ流し、体温とほぼ同じ湯に長時間浸かる
増富温泉含放射能・二酸化炭素・ナトリウム-塩化物泉。30度前後のぬる湯に入り、湯気を吸い、飲む
宿
栃尾又温泉三軒。8室の湯治宿は連泊のみ、秘湯を守る会の宿は自在館式現代湯治
増富温泉本谷川沿いの小さな湯治宿。4室で湯治食を出す宿
日帰り
栃尾又温泉予約制で11時から13時のみ。自在館で申し込む
増富温泉町営施設は改修で休業中。宿ごとに確かめる
行き方
栃尾又温泉小出駅からバス約30分、東京から約3時間
増富温泉韮崎駅からバス約60分、東京から約3時間
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも熱い湯を求める人には向かず、時間の使い方を変えて行く場所である。東京からの時間は同じ3時間ほど。雪の魚沼か、山梨の高原か。
それぞれの宿
よくある質問
Q栃尾又温泉と増富温泉はどちらがぬるいですか?
増富のほうがぬるく、30度前後と北杜市は案内しています。栃尾又は35.7度で体温とほぼ同じ温度です。
Q1泊でも泊まれますか?
栃尾又の神風館は基本的に連泊のみで、自在館は2日から1週間の現代湯治を提案しています。増富の宿は1泊から泊まれますが、宿の一つは湯治のプランを出しています。