奥蓼科温泉と増富温泉の違い
山梨と長野の、冷たい鉱泉を二つ。どちらも源泉の温度が低く、長湯をしない入り方が決まっている。

奥蓼科温泉
長野県
長野県茅野市、蓼科から渋川をさかのぼった山のなかにある温泉。宿は武田信玄ゆかりの隠し湯と伝え、湯壺を青みがかった乳白色に変える「信玄の薬湯」を持つ。泉質は単純酸性冷鉱泉で源泉21.2度、濃度が高いため入浴は15分までとしている。茅野駅からバスで50分。

増富温泉
山梨県
瑞牆山の麓、標高1,000メートル前後の渓谷にあるラジウム温泉の湯治場。武田信玄が金山の開発の際に見つけて傷兵を治したと伝わり、信玄の隠し湯の一つ。日本でもまれなラジウムを含む30度前後のぬる湯に長く浸かり、湯に入り、湯気を吸い、湯を飲む三つの方法で使う。北杜市の日帰り施設「増富の湯」は改修で休業中。
数字で比べる
| 項目 | 奥蓼科温泉 | 増富温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 長野県 | 山梨県 |
| 泉質 | 酸性泉・硫酸塩泉 | 放射能泉・塩化物泉・二酸化炭素泉 |
| 泉温 | 21.2℃ | — |
| 東京から | 約3時間30分 | 約3時間 |
| 大阪から | 約5時間 | — |
| 最寄り | JR中央本線 茅野駅(バス約50分) | JR中央本線 韮崎駅(バス約60分) |
| 日帰りで入れる湯 | 信玄の薬湯(外来入浴)/御射鹿池/横谷峡 | 日帰り入浴を受け付けている宿/瑞牆山 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 1軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
源泉温度
奥蓼科温泉宿は21.2度としている
増富温泉ぬるい湯で知られ、長く浸かる入り方をする
湯の性格
奥蓼科温泉単純酸性冷鉱泉。湯壺のなかで青みがかった乳白色に変わる
増富温泉ラジウムを含む含放射能泉。茶褐色に濁る
入り方
奥蓼科温泉宿は入浴15分まで、冷泉と温湯を交互にとする
増富温泉ぬるい湯に長く浸かる。湯治の形が残る
周り
奥蓼科温泉御射鹿池、横谷峡。白樺の森のなか
増富温泉瑞牆山と金峰山の登山口。本谷川の渓谷
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも源泉が冷たく、入り方の説明が宿や施設から出ています。それを読んでから入るのがこの種の温泉の作法です。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
それぞれの宿
よくある質問
Q冷鉱泉とは何ですか?
源泉の温度が25度未満の温泉のことです。そのままでは冷たいので、加温した浴槽と交互に使うことが多くなります。奥蓼科の宿は冷泉と温湯を交互に入る入浴法を勧めています。
Q冬でも入れますか?
奥蓼科は露天風呂「森の温泉」が11月20日から4月中旬まで閉鎖されますが、屋内の浴槽には入れます。どちらも山のなかなので冬は雪道になります。