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Koganezaki Furofushi Onsen — 黄金崎不老ふ死温泉

黄金崎不老ふ死温泉

こがねざきふろうふしおんせん

青森県西津軽郡深浦町舮作、日本海に突き出た黄金崎に建つ全70室の宿。名物は波打ち際の露天風呂で、高波のときは海水が浴槽に入り込むほど海に近い。泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉、52.2度、地下200メートルから1分間に400リットル。鉄を含むため空気に触れて赤褐色になる。新館大浴場「不老ふ死の湯」と本館大浴場「黄金の湯」もあり、どれも日本海を見渡せる。網元の宿で、深浦の海の幸が並ぶ。

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海と地続きの湯船

黄金崎不老ふ死温泉は青森県西津軽郡深浦町舮作下清滝15。日本海に突き出た黄金崎の先端にある。全70室。

変わった名前の説明は宿のサイトにある。ここで養生すれば老いたり弱ったりしない、という意味からこの名がついたのだという。

この宿が全国に知られているのは、湯船の場所のためだ。海の波打ち際に露天風呂がある。宿の言葉では「高波の際には、海水が浴槽に入り込むため閉鎖しなければならないほどの海との近さ」。比喩ではなく、本当に海と地続きのところに湯がある。

赤褐色になる理由

宿が出している数字はこうだ。泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)、湧出は地下200メートルから毎分400リットル、温度は52.2度。

鉄を多く含むので、湧き出た瞬間は透明だ。それが空気に触れて酸化し、赤褐色になる。岩場に据えられた湯船の赤茶色は、鉄が空気と出会った色ということになる。

宿は湯の効き方を三つに整理している。ひとつめは「熱の湯」。塩化物泉は保温効果が高く、塩分濃度の高い強塩泉ほどその効果が大きいとされる。ふたつめは「傷の湯」。みっつめは「美肌の湯」で、メタケイ酸を含むことを挙げている。

湯の扱いについては、温度調整のため加水はしているが源泉かけ流しを行っている、と明記する。1日に1度すべての浴槽の湯を排出して清掃するとも書いてある。効き方は人によるから、気になることは医師に確かめてから入りたい。

日没で終わる露天

海辺の露天風呂には照明がない。だから日の出から日没までしか入れない。宿泊者は日の出から日没まで、日帰りは9時から16時(受付15時30分まで)。

混浴と女性専用の二つがある。湯あみ着を着られる(有料、宿泊者は無料)。シャワー設備はないので、洗うのは内風呂で済ませてから行くことになる。撮影は禁止されていて、宿は「通報する場合もございます」とまで書いている。

入れない日もある。高波、雷雨、メンテナンス。冬に湯温が上がらない日は混浴のみになることもある。夏は海岸にアブやブヨが出る。自然のままの場所なので、条件が揃った日に当たるかどうかは運だ。

夕暮れは泊まった人だけの時間

宿がいちばんすすめるのは夕暮れ時である。空も海も、すべてが黄金色に染まる。

深浦町が「どこよりも大きく夕陽が見えるまち」を名乗っているのは伊達ではない。日本の夕陽百選にも入っている。水平線に日が触れる瞬間には音が聞こえてきそうだ、というのが宿の言い方だ。

ただし日帰りの受付は15時30分まで。夕陽を露天風呂から見られるのは、泊まった人だけになる。この一点が、日帰りと宿泊を分ける。

二つの内風呂

露天のほかに大浴場が二つある。新館の「不老ふ死の湯」と本館の「黄金の湯」。

新館の不老ふ死の湯は本館より高い位置にあり、大きな窓から日本海を見渡せる。波の荒い日は、窓の外に白い波頭が立つのを見ながら浸かることになる。海辺の露天が閉まっている日でも、ここからなら海が見える。

サウナと水風呂もある。

網元の宿

この宿は網元でもある。食事には津軽・深浦の海の幸が並ぶ。

日帰りでも「深浦マグロステーキ丼」を食べられる。深浦の新しいご当地グルメとして広まったもので、宿の食事処は11時から14時(ラストオーダー13時45分)の営業。

選ぶ理由

波打ち際の露天風呂に夕暮れ時に入る。この一点のために泊まる宿だ。

70室の大きな宿なので、静かな隠れ宿を探している人には向かない。それでも、日本海に沈む夕陽を湯に浸かって正面から見る体験は、ほかで代わりが効かない。

五能線のウェスパ椿山駅か艫作駅から送迎がある。本数が少ない路線なので、列車の時刻を決めてから宿に連絡したい。白神山地の十二湖までは車で30分ほどなので、青池と合わせて回る旅が組める。

FAQ

黄金崎不老ふ死温泉のよくある質問

Q温泉の泉質は?
A

宿は泉質を含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)、温度52.2度、地下200メートルより湧出し1分間400リットルと案内しています。鉄を多く含むため湧き出た瞬間は透明で、空気に触れて酸化し赤褐色になるとしています。温度調整のため加水はしているが源泉かけ流しを行っていると明記し、1日に1度すべての浴槽内の湯を排出・清掃するとも書いています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Q海辺の露天風呂の入浴時間は?
A

宿泊者は日の出から日没まで、日帰りは9時から16時(受付15時30分まで)です。照明がないため日没で終わります。混浴と女性専用の二つがあり、湯あみ着を着用できます(有料、宿泊者は無料)。シャワー設備はないので、体を洗うのは内風呂になります。露天風呂での撮影は禁止です。

Q露天風呂に入れない日はありますか?
A

あります。宿は、高波や雷雨など悪天候時、メンテナンス時は利用できないと案内しています。冬期に湯温が上がらない日は混浴のみになる場合があり、夏期は海岸にアブやブヨ(磯ヌカカ)が発生するとも書いています。当日に確認するのが確実です。

Qお風呂はいくつありますか?
A

三つです。海沿いの露天風呂、新館大浴場「不老ふ死の湯」、本館大浴場「黄金の湯」。新館の不老ふ死の湯は本館より高い位置にあり、大きな窓から日本海を見渡せます。日帰りの人も三つとも使えますが、それぞれ入浴時間が違います。

Q日帰り利用はできますか?
A

できます。日帰り入浴は9時から19時(受付18時30分まで)、繁忙期は8時から20時までと宿は案内しています。ただし海辺の露天風呂は日没までなので、夕方以降は内風呂のみです。食事処は11時から14時(ラストオーダー13時45分)で、「深浦マグロステーキ丼」を出しています。お部屋利用のできる日帰りプランもあります。

Q夕陽はいつ見られますか?
A

宿は、海辺の露天風呂の最もおすすめな時間帯を、空や海のすべてが黄金色に染まる夕暮れ時だとしています。深浦町は「どこよりも大きく夕陽が見えるまち」として知られ、日本の夕陽百選にも選ばれています。ただしこの時間に露天に入れるのは宿泊者だけです。

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