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榊原温泉の湯元を名乗る、大正8年(1919年)創業の宿である。「お伊勢さん湯ごりの地、源泉かけ流しの宿」を掲げ、31.2度のぬるい源泉をどう使うかに宿の考えが表れている。
源泉をそのまま、と加温して
榊原温泉で唯一、館内と敷地内に自家源泉を持つ湯宿だと宿は述べている。泉温31.2度、無色透明のアルカリ性単純泉で、湧出量は毎分230リットルと180リットル。
風呂は二つに分けている。源泉かけ流し風呂「まろみの湯」は31.2度の源泉をそのまま使う。それ以外の大浴場と露天風呂は源泉を加温したかけ流しだと温泉のページに明記する。ぬるい源泉に10分以上浸かると体の芯から温まると宿は書き、ぬるめの源泉と加温した湯船に交互に入ると新陳代謝が活発になるとして、10段階の入浴の順を示している。
洗い場のカランとシャワーも源泉100%。毎日23時の営業終了後にすべての湯船の湯を抜いて清掃する。休憩処には無料の飲泉所がある。宿は源泉の酸化還元電位を測定し、還元性が強いと書いている。
むらさき、もえぎ、おそめ、為之助
大浴場「まろみの湯」は「むらさき」と「もえぎ」、露天風呂は「おそめ」と「為之助」で、男女が日替わりで入れ替わる。入れ替えの予定は毎月宿のサイトに出る。1997年に開いた展望露天風呂「天つ木の湯」もある。入浴時間は6時から23時。
貸切風呂は全面木造りで、午前7時から10時、午後12時から22時、1回50分の有料。木造りのため石鹸やシャンプーは使えず、バリアフリータイプの「天の原」だけ使える。展望露天風呂には専用のリフトを設けている。
全56室
客室は全56室。1979年建設の花の館には10畳の一般客室と、露天風呂付きの12.5畳の部屋がある。客室露天は五右衛門風呂、奥土さん風呂、寝湯風呂、丸型陶器風呂と部屋ごとに違う。1991年の夢の館は12.5畳で、最上階に12.5畳と6畳の特別室。電動ベッドを備えたバリアフリー客室が412号室と512号室にある。
夕食はまろみ源泉を使った「温泉野菜蒸し」を出す。松阪牛を主菜に選べる榊会席がある。
湯ごりの地の湯元
宿の歴史のページは、伊勢神宮の参拝前に榊原で湯ごりをして身を清めるのが当時の正式な参拝方法だったと書く。枕草子の七栗の湯がこの地で、鎌倉から室町時代には恋の病を癒す湯として和歌に詠まれた。天正16年(1588年)には射山神社を一角に入れた100室の湯治場ができ、松尾芭蕉も逗留した記録があるという。
宿は1919年に温泉を使った入浴施設として開業し、1928年に旅館になった。1990年に日帰り温泉施設「湯の庄」を開き、2001年に大浴場「まろみの湯」を改装、2005年に露天風呂付き客室を建てた。
着くまで
近鉄大阪線の榊原温泉口駅が最寄り。宿泊者限定の無料送迎バスが14時30分、15時30分、16時30分、17時30分の4便あり、電話で事前に予約する。車なら伊勢道の久居ICから約20分。駐車場は100台で無料、敷地内にRVパークがある。
日帰り温泉「湯の庄」は9時から18時の受付で滞在は2時間まで、平日のみ貸切露天風呂も使えると津市観光協会は案内している。
この宿を選ぶなら
ぬるい源泉に長く浸かることを目的にする方に向く。源泉そのままの湯船と加温の湯船を分け、湯の使い方を細かく書いている。56室の大きな宿で設備が揃い、バリアフリーの客室と車いす用の送迎車がある。小さな静かな宿を求めるなら合わない。伊勢参りの前後に泊まる使い方が本来の形である。
榊原温泉 まろき湯の宿 湯元 榊原舘のよくある質問
Q榊原舘の湯はかけ流しですか?
源泉かけ流し風呂「まろみの湯」は31.2度の自家源泉をそのまま使い、それ以外の大浴場と露天風呂は源泉を加温したかけ流しと宿は温泉のページに明記しています。榊原温泉で唯一、館内と敷地内に自家源泉を持つ宿だと述べ、湧出量は毎分230リットルと180リットル、泉質はアルカリ性単純泉です。洗い場のカランとシャワーも源泉100%と書いています。
Q榊原舘の風呂は?
大浴場「まろみの湯」は「むらさき」と「もえぎ」、露天風呂は「おそめ」と「為之助」の2種類を男女日替わりで使うと宿は案内しています。展望露天風呂「天つ木の湯」もあります。入浴時間は6時から23時で、毎日23時の営業終了後にすべての湯船の湯を抜いて清掃すると書いています。休憩処に無料の飲泉所があります。
Q榊原舘に貸切風呂はありますか?
あります。全面木造りの貸切風呂で、午前は7時から10時、午後は12時から22時、1回50分の有料と宿は案内しています。木造りのため石鹸やシャンプーは使えず、バリアフリータイプの「天の原」のみ使えます。
Q榊原舘の客室は?
全56室と宿は案内しています。1979年建設の花の館には10畳の一般客室と、五右衛門風呂や陶器風呂など名物の客室露天風呂が付く12.5畳の部屋があります。1991年の夢の館は12.5畳で、最上階に特別室。電動ベッドを備えたバリアフリー客室が2室あります。チェックインは15時から19時、チェックアウトは10時です。
Q榊原舘で日帰り入浴はできますか?
できます。1990年に開いた日帰り温泉施設「湯の庄」があり、9時から18時に受け付けて滞在は2時間までと津市観光協会は案内しています。平日のみ貸切露天風呂も使えます。
Q榊原舘へのアクセスは?
近鉄の榊原温泉口駅が最寄りで、宿泊者限定の無料送迎バスが14時30分、15時30分、16時30分、17時30分の4便あり、電話で事前に予約すると宿は案内しています。車なら伊勢道の久居ICから約20分、駐車場は100台で無料です。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

奥道後 壱湯の守
愛媛県本館は建築家・根津耕一郎の1967年の作品石手川の渓谷に沿って横長に建つ、奥道後温泉の一軒宿。pH9.4のアルカリ性単純硫黄泉を38度から42度に加温してかけ流し、男女各7種の浴槽、約千畳の大露天風呂「翠明の湯」から杉立山を見る。趣向の違う五つの貸切露天風呂、1階の川床露天風呂付き特別客室は源泉100%かけ流し。根津耕一郎設計の1967年の本館は2020年に耐震工事を終え、150メートルのガラス張りのロビーから渓谷を見る。会席とビュッフェ。日帰り入浴は15時から20時。道後温泉駅から宿泊者は無料送迎。

妙見石原荘
鹿児島県天降川の渓谷、一万坪の敷地に7本の自家源泉を持つ宿。加水も貯槽もせず、熱交換器で源泉を空気に触れさせずに冷まして浴槽に落とすと明記する。露天風呂と大浴場に源泉が一つずつ、昭和初期の石の米倉を積み直した「石蔵」など温泉付きの客室が10室、すべて源泉かけ流し。鹿児島空港から車で15分。

戸倉上山田温泉 湯元 上山田ホテル
長野県1919年(大正8年)創業上山田温泉の掘削を推進した若林又三郎の一族が、大正8年にアメリカ帰りの着想で「ホテル」を名乗って創業した宿。男女大浴場、露天風呂、無料の貸切風呂、9室の露天風呂付き客室のすべてを、毎分180リットルの湯を非加熱非加水でかけ流す。湯の色が青や緑、乳白に変わる弱アルカリ性単純硫黄泉。戸倉駅から車で7分、送迎あり。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
