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湯の扱いを自分で全部書く宿
としまや 月浜の湯は茨城県北茨城市磯原町磯原、太平洋に面した磯原海岸の天妃山のふもとにある。
この宿は温泉の扱いを、隠さずに全部書いている。引く。
当館の温泉は、お客様に快適にご利用頂けます様、温泉水に、加水・加温しております。また、温泉水の沈殿物等を取り除く為、浴槽は循環濾過式となっております。また、浴槽内の殺菌方法と致しまして、塩素殺菌を実施しておりますが、塩素濃度は0.2ppm~0.4ppm以内で調整致しております。入浴添加剤は、一切使用しておりません、と。
加水している。加温している。循環濾過している。塩素殺菌している。濃度まで書いている。そして入浴添加剤は使っていない。
かけ流しではない。だから当サイトでも源泉かけ流しのタグは付けていない。
ただ、ここまで書く宿はほとんどない。源泉は17度の冷鉱泉だから、沸かさなければ入れない。沸かせば雑菌の管理も必要になる。そうすると循環と塩素が要る。筋の通った話であり、それを客に先に伝えている。湯の鮮度で選ぶ宿ではないが、書いてあることは信じて読める。
泉質は単純硫黄冷鉱泉(低張性-弱アルカリ性-冷鉱泉)、分析者は(財)茨城県薬剤師会公衆衛生検査センター。効能は美肌効果・疲労回復・リウマチ・神経病とされる。効き方は人によるので、体のことで気になる点があれば医師に確かめておきたい。
磯原温泉はこの宿から始まった
この宿は磯原温泉の発祥である。
宿はこう書いている。昭和六年、先代「渡邊 年之介」が天妃山の麓に井戸を掘ったところ、軒先高く温泉(硫黄泉)が噴き上げました。翌年、その旨を親友の「野口 雨情」に伝えたところ、その温泉を磯原小唄で紹介し、広く世に知られるところとなりました、と。
井戸を掘ったら湯が出た。それを友人の詩人に伝えたら歌にしてくれた。それで温泉地になった、という順序である。
野口雨情は「シャボン玉」「七つの子」の作詞者で、磯原の人である。宿は自らを「雨情ふるさと海辺宿」と名乗り、すぐそばに雨情の生家があると書く。特別室「あの町この町」の名も雨情の童謡から取っている。
宿はこの地で百二十年になるとしている。
浜見の湯と月見の湯
大浴場は女湯が「浜見の湯」、男湯が「月見の湯」。どちらにも露天風呂が付く。
宿は浜見の湯から太平洋の大海原、大北川の流れ、阿武隈山脈に沈む夕陽が見えると書き、月見の湯からは天妃山の松と打ち寄せる波と夜空に浮かび上がるおぼろ月が融けあう光景が見えると書く。海に沈む夕日と、海に出る月。名前のとおりの眺めである。
利用時間は24時間。朝の清掃時(9時から11時)を除く。
貸切露天風呂は二つ。「海月の湯」と「天妃の湯」で、宿は天妃の湯のほうが湯船が大きいので家族やグループでもゆっくり入れると書く。利用時間は14時から22時(最終受付)。貸切露天風呂には備品がないので、必要なものは持って行きたい。
日帰りは曜日が決まっている
日帰り入浴がある。ただし曜日が限られる。
宿は月・水・木・金曜(祝前日を除く)の11時から14時、料金1,000円(税込)としている。受付はフロント。バスタオル貸出330円、フェイスタオル販売385円(いずれも税込)。火曜と土日祝、祝前日は入れない。
日帰りの会食もあり、併設の料亭「魚ぐん探ちき」のランチもある。
泊まるなら
総部屋数は18室。住所は茨城県北茨城市磯原町磯原200-3である。
食事は北茨城の「常磐もの」。宿は大津港、平潟港で仕入れた魚介を刺身や煮魚、焼き魚で出し、冬は漁師料理の「あんこうどぶ汁」もあると書いている。
宿はメンテナンス休館の告知を公式サイトのお知らせに出すことがある。行く前に見ておきたい。
磯原温泉という土地については、温泉地の記事に書いた。
磯原温泉 としまや 月浜の湯のよくある質問
Q湯はかけ流しですか?
違います。宿は自分で次のように公開しています。「当館の温泉は、お客様に快適にご利用頂けます様、温泉水に、加水・加温しております。また、温泉水の沈殿物等を取り除く為、浴槽は循環濾過式となっております。また、浴槽内の殺菌方法と致しまして、塩素殺菌を実施しておりますが、塩素濃度は0.2ppm~0.4ppm以内で調整致しております。入浴添加剤は、一切使用しておりません」。源泉が17度の冷鉱泉なので、沸かさなければ入れません。ここまで細かく書く宿はほとんどないので、信頼して読める案内です。
Q磯原温泉発祥の宿というのは?
宿はこう書いています。昭和六年、先代「渡邊 年之介」が天妃山の麓に井戸を掘ったところ、軒先高く温泉(硫黄泉)が噴き上げました。翌年、その旨を親友の「野口 雨情」に伝えたところ、その温泉を磯原小唄で紹介し、広く世に知られるところとなりました、と。
Q大浴場はどうなっていますか?
女湯が「浜見の湯」、男湯が「月見の湯」で、どちらにも露天風呂が付きます。宿は浜見の湯から太平洋の大海原、大北川の流れ、阿武隈山脈に沈む夕陽が見え、月見の湯からは天妃山の松と打ち寄せる波とおぼろ月が融けあう光景が見えると書いています。利用時間は24時間(朝の清掃時9時から11時を除く)です。
Q貸切露天風呂はありますか?
あります。趣の異なる二つで、「海月の湯」と「天妃の湯」。宿は天妃の湯のほうが湯船が大きいので家族やグループでもゆっくり入れると書いています。利用時間は14時から22時(最終受付)です。貸切露天風呂には備品がないので、必要なものは持って行ってください。
Q日帰りで入れますか?
入れます。宿は日帰り入浴を月・水・木・金曜(祝前日を除く)の11時から14時、料金1,000円(税込)とし、フロントで受け付けると書いています。バスタオル貸出330円、フェイスタオル販売385円(いずれも税込)です。曜日が限られているので気をつけてください。日帰りの会食もあります。
Q泉質は?
宿は単純硫黄冷鉱泉(低張性-弱アルカリ性-冷鉱泉)、温泉の温度17度、分析者を(財)茨城県薬剤師会公衆衛生検査センターとしています。効能は美肌効果・疲労回復・リウマチ・神経病とされています。効き方は人によるので、医師に確かめてください。
Q部屋数は?
18室です。住所は茨城県北茨城市磯原町磯原200-3です。
Q野口雨情と関わりがあるのですか?
あります。宿は自らを「雨情ふるさと海辺宿」と名乗り、すぐそばに雨情の生家があると書いています。特別室「あの町この町」の名は雨情の童謡から取ったとしています。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

岩井温泉 浪漫伝承の宿 明石家
鳥取県創業400年と宿は書いている創業400年と宿が書く岩井温泉の18室の宿。約48度の源泉を何も足さずに湯船へ入れる。総ヒノキの男女別浴室、佐治石を使った庭園露天風呂、貸切露天風呂「森の方舟」と貸切サウナがある。岩美駅から送迎あり。

秩父七湯『御代の湯』 新木鉱泉旅館
埼玉県文政10年(1827年)創業埼玉県秩父市、約200年前から湧き続ける「御代の湯」を引く鉱泉宿。単純硫黄冷鉱泉で源泉温度約15度、加温して使う。つるっとした卵の白身のような肌ざわりから「卵水」と呼ばれる。露天風呂付き客室が石・陶器・ひのき・御影石の4種、直径150センチの御影石の貸切風呂もある。日帰り入浴は12時から21時。西武秩父駅からタクシー10分、送迎あり。通常は木曜定休。

和倉温泉 ゆけむりの宿美湾荘
石川県七尾湾に面した48室の宿。大浴場「真珠風呂」は女性側の天井に4万5千枚のアコヤ貝を張りめぐらす。1日500石(約93トン)引湯している源泉は飲用もでき、胃腸によいと宿は書く。露天風呂から海を一望する。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
