花山温泉と長湯温泉、炭酸を含む湯を二つ
二酸化炭素を含む温泉は、日本では数が少ない。和歌山市の花山温泉は炭酸ガスの圧力だけで自噴する炭酸鉄泉で、湯は赤褐色。大分県竹田市の長湯温泉は炭酸水素塩泉で、飲泉場のある川沿いの温泉地。同じ炭酸でも、見た目も土地も違う。

花山温泉
和歌山県
和歌山県和歌山市鳴神、JR和歌山駅から車で10分ほどの住宅地に湧く濃い湯。和歌山県温泉協会は泉質を含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、掲示用泉質名を炭酸鉄泉とし、源泉温度26度、湧出量毎分124リットル、加水なしと載せる。施設は地下500メートルから炭酸ガスの圧力だけで自噴していると書く。湯船のふちには成分の結晶が厚く付く。

長湯温泉
大分県
炭酸ガスを含む湯で知られる大分の温泉地。芹川の谷にあり、湯に入ると体に細かい泡がつく。飲泉所もある。
数字で比べる
| 項目 | 花山温泉 | 長湯温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 和歌山県 | 大分県 |
| 泉質 | 二酸化炭素泉・含鉄泉・塩化物泉・炭酸水素塩泉 | 二酸化炭素泉・炭酸水素塩泉 |
| 泉温 | 26℃ | — |
| 東京から | 新幹線で新大阪へ出て、特急くろしおか紀州路快速でJR和歌山駅へ。 | 約4時間30分 |
| 大阪から | 大阪から紀州路快速などでJR和歌山駅へ、そこからバスかタクシー。車なら阪和道の和歌山ICから約5分。 | 約4時間 |
| 最寄り | JR和歌山駅からバスで約20分、タクシーで約10分 | JR豊肥本線 豊後竹田駅(バス約30分) |
| 日帰りで入れる湯 | 和歌山城/紀三井寺/和歌山マリーナシティ | 公共の浴場/川沿いの露天風呂/飲泉所 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
花山温泉含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。掲示名は炭酸鉄泉
長湯温泉マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉。炭酸ガスを含む
色
花山温泉湧いたときは透明、空気に触れて赤褐色になる
長湯温泉無色から薄い黄褐色
土地
花山温泉和歌山市の住宅地。温泉街はない
長湯温泉芹川沿いの温泉地。飲泉場やガニ湯がある
源泉温度
花山温泉26度。加温した湯と源泉の湯を交互に使う
長湯温泉飲泉もできる湯が複数
どちらを選ぶか
両方行くなら炭酸を含む湯は全国でも限られる。両方に入れば、同じ炭酸でも器と土地でここまで違うことがわかる。
それぞれの宿
よくある質問
Q炭酸泉はどちらが濃いのですか?
比べ方が難しく、一概には言えません。花山温泉は施設が炭酸ガス1,742.4ミリグラムという数値を出しています。長湯温泉は温泉地全体として炭酸を含む湯で知られます。成分表の項目が違うので、数字を並べても同じ土俵にはなりません。
Q炭酸泉は体にどう効きますか?
効き方は人によります。血圧や心臓に不安がある場合、温度差の大きい入り方は負担になることがあるので、気になることは医師に確かめてから入ってください。