濁河温泉と平湯温泉、飛騨の高所の湯ならどっち
どちらも岐阜県の山の上にある温泉地である。濁河は御嶽山の中腹、標高1,800メートルで通年営業する高所の湯で路線バスがなく、平湯は標高1,250メートルの奥飛騨温泉郷の入口でバスターミナルの町。行き着く先の秘湯か、行程の結節点か。

濁河温泉
岐阜県
霊峰御嶽山の飛騨側登山口、標高1,800メートルで通年営業する日本でも有数の高所温泉地。明治20年頃から登山者の宿として開かれ、昭和30年に車道が通じて宿泊温泉地になった。泉質は炭酸水素塩泉(ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉)で、鉄分で茶色に濁る。原生林の中に秘湯ムードが漂い、市営露天風呂は4月下旬から11月上旬。路線バスはなく、御嶽パノラマラインを車で上がる。夏でも涼しく、冬はスタッドレスと雪道の備えが要る。

平湯温泉
岐阜県
標高1,250メートル、奥飛騨温泉郷の入口にあたる最古の温泉地。約40の源泉から毎分8,600リットルが湧き、最高で90度に達すると観光協会は案内する。武田軍の兵が白い猿に導かれて湯を見つけたという伝説を持ち、上高地・乗鞍・高山へのバスの結節点でもある。
数字で比べる
| 項目 | 濁河温泉 | 平湯温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 岐阜県 | 岐阜県 |
| 泉質 | 炭酸水素塩泉・硫酸塩泉 | 硫黄泉・塩化物泉・炭酸水素塩泉 |
| 東京から | 約5時間 | 約4時間30分(新宿から高速バス) |
| 大阪から | 約5時間 | 約5時間 |
| 最寄り | JR高山本線 飛騨小坂駅(タクシー約1時間20分、路線バスなし) | JR高山本線 高山駅(濃飛バス約1時間)/松本駅からバス約1時間30分 |
| 日帰りで入れる湯 | 濁河温泉市営露天風呂(4月下旬〜11月上旬)/御嶽パノラマライン/御嶽山飛騨側登山口 | 平湯温泉バスターミナルに隣接する日帰り施設/日帰り入浴を受け付けている宿 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
濁河温泉炭酸水素塩泉(ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉)。鉄分で茶色に濁る
平湯温泉約40の源泉から毎分8,600リットル。含硫黄のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉を掲げる宿があり、露天風呂が多い
温泉地
濁河温泉数軒の宿と市営露天風呂(4月下旬〜11月上旬)。原生林と地熱の谷
平湯温泉宿と足湯、平湯大滝。上高地・乗鞍・高山へのバスが集まる
行き方
濁河温泉路線バスなし。飛騨小坂駅からタクシー1時間20分、下呂から車2時間。大型バス不可
平湯温泉高山駅からバス約1時間、松本駅から約1時間30分、新宿から高速バス
季節
濁河温泉5月でも暖房が要る。夏の避暑と御嶽山の登山口、冬は雪道装備
平湯温泉冬は雪に閉ざされるが、バスは通う
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも標高が高く夏は涼しい。濁河は宿が少なく市営露天風呂も冬は休むので、下呂か高山の一泊と組む。平湯は奥飛騨の入口なので、そこから新穂高へ足を延ばせる。
それぞれの宿
よくある質問
Q濁河温泉と平湯温泉はどちらが標高が高いですか?
濁河です。標高1,800メートルで通年営業する温泉街としては日本でも有数の高所と下呂市は案内しています。平湯は1,250メートルです。
Q車がなくても行けますか?
平湯は高山と松本からバスがあります。濁河は路線バスがなく、飛騨小坂駅からタクシーで1時間20分、要予約です。夏季の週末限定で木曽福島駅からバスがあると宿の一つは案内しています。