湯の児温泉と人吉温泉、熊本の南で泊まるならどっち
熊本県の南部、海と山の温泉。湯の児は水俣の不知火海に面し、大正14年にようやく湧いた湯を海に開いた露天風呂で使う。人吉は球磨川の城下町に明治43年に湧き、市内に20数軒の公衆浴場が残る。どちらも炭酸水素塩と塩化物の「美人の湯」で、選ぶのは海の景色か城下町か。

湯の児温泉
熊本県
熊本と鹿児島の県境、水俣の不知火海に面した海の温泉地。約1,900年前に景行天皇が九州平定の折に見つけ、海岸に湧くぬるい湯を「まだ湯の児じゃ」と言ったのが名の由来と伝わる。江戸から明治にかけて掘削に失敗を重ね、大正14年8月24日にようやく50度を超える湯が湧いた。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、海に向かって開く露天風呂を持つ宿が並ぶ。国民保養温泉地。水俣駅からバス20分。

人吉温泉
熊本県
球磨川沿いの城下町、熊本県人吉市に湧く温泉。明治43年(1910年)に始まり、今では50数か所の泉源がある。炭酸水素塩泉と塩化物泉の「美人の湯」で、市内に20数軒の公衆浴場が残る。相良氏700年の城下町で、国宝の青井阿蘇神社がある。
数字で比べる
| 項目 | 湯の児温泉 | 人吉温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 熊本県 | 熊本県 |
| 泉質 | 炭酸水素塩泉・塩化物泉 | 炭酸水素塩泉・塩化物泉 |
| 東京から | 約3時間30分(鹿児島空港から車) | 約4時間(熊本空港から高速バス) |
| 大阪から | 約3時間30分 | — |
| 最寄り | JR鹿児島本線 水俣駅(バス約20分)/九州新幹線 新水俣駅(車約15分) | 九州道 人吉IC(熊本市内から高速バス約1時間30分) |
| 日帰りで入れる湯 | 湯の児島公園/湯の児チェリーライン/湯の児海水浴場 | 市内の公衆浴場(20数軒)/日帰り入浴を受け付けている宿 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
湯の児温泉ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。宿の一つは51.9度を露天にかけ流し
人吉温泉炭酸水素塩泉と塩化物泉。宿の一つは54度
景色
湯の児温泉不知火海に向かって開く露天風呂、湯の児島の吊り橋、春の桜並木
人吉温泉球磨川と人吉城跡、国宝の青井阿蘇神社、球磨焼酎の蔵
開湯
湯の児温泉大正14年8月24日。江戸から明治にかけて掘削に失敗を重ねた
人吉温泉明治43年。今は50数か所の泉源
行き方
湯の児温泉水俣駅からバス20分、新水俣駅から車15分
人吉温泉肥薩線は不通で、熊本から高速バス1時間30分
どちらを選ぶか
両方行くなら水俣と人吉は車で1時間ほど。人吉の城下町を歩いて一泊し、翌日不知火海の湯の児で海の露天に浸かる二泊が組める。どちらも同じ系統の湯なので、肌触りの違いは小さい。
それぞれの宿
よくある質問
Q湯の児温泉と人吉温泉は近いですか?
どちらも熊本県南部ですが、湯の児は海沿いの水俣市、人吉は内陸の盆地で、車で1時間ほどです。鉄道の肥薩線は不通が続いています。
Q日帰りで入りやすいのはどちらですか?
人吉は市内に20数軒の公衆浴場があります。湯の児も宿ごとの立ち寄り湯や家族湯がありますが、時間と料金は宿ごとに違うのでみなまた観光物産協会のサイトで確かめてください。