湯之元温泉と京町温泉、霧島の東と西
霧島連山のまわりに湧く宮崎の湯を二つ。高原町の湯之元温泉は冷たい炭酸泉を沸かす一軒宿。えびの市の京町温泉は川内川沿いの温泉街。湯の性格も、町の構えもまるで違う。

湯之元温泉
宮崎県
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田、霧島連山の東麓に湧く炭酸泉。天明4年(1784年)に永田永寿院法院の開拓事業で源泉が見つかり、明治35年に宿が開業した、高原町でいちばん古い温泉だと観光協会は書く。源泉温度21.6度の冷鉱泉で、泉質は炭酸水素塩冷鉱泉(含二酸化炭素マグネシウム・ナトリウム・カルシウム)。熱を加えると黄金色に変わり、加水は一切しないと宿は明記する。浴室には温めた湯と透明な冷泉の浴槽が並び、交互に入る。飲泉もできる。JR高原駅から車で7分。

京町温泉
宮崎県
霧島連峰の北西麓、えびの市の川内川沿いの真幸盆地にある温泉地。宮崎県内で最も多くの泉源を持ち、施設ごとに泉質が違うと市は書く。大正時代、掘削でわずかに湧いた湯を喜んで孟宗竹に国旗を掲げたところ雷が落ち、翌日から高温の湯が勢いよく湧いたと伝わり、「雷温泉」とも呼ばれた。昭和5年に種田山頭火が泊まり「ありがたや 熱い湯のあふるるにまかせ」と詠んだ。吉都線の京町温泉駅から歩ける。
数字で比べる
| 項目 | 湯之元温泉 | 京町温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 宮崎県 | 宮崎県 |
| 泉質 | 二酸化炭素泉・炭酸水素塩泉 | 単純温泉 |
| 泉温 | 21.6℃ | — |
| 東京から | 約4時間 | 約3時間30分(鹿児島空港から車) |
| 大阪から | 約3時間 | 約3時間 |
| 最寄り | JR吉都線 高原駅(車約7分) | JR吉都線 京町温泉駅(徒歩約2〜10分)/九州道 えびのIC(車約5分) |
| 日帰りで入れる湯 | 高千穂峰/狭野神社/皇子原公園 | 真幸駅(スイッチバックと幸福の鐘)/矢岳公園/吉田温泉の鹿の湯 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
湯之元温泉炭酸水素塩冷鉱泉(含二酸化炭素)、源泉21.6度。沸かすと黄金色に変わる
京町温泉川内川沿いに湧く湯。宿が並ぶ
入り方
湯之元温泉温めた湯と透明な冷泉に交互に入る。飲泉もできる
京町温泉普通に湯に浸かる温泉街
宿
湯之元温泉11室の一軒宿。合宿も受ける
京町温泉温泉街に複数の宿
まわり
湯之元温泉高千穂峰の登山口、狭野神社
京町温泉えびの高原への入口、川内川
どちらを選ぶか
両方行くなら二つは車で40分ほど。霧島連山を東と西から挟む位置なので、山を一周する行程に両方を入れられる。
それぞれの宿
よくある質問
Q炭酸泉はどう違うのですか?
湯之元温泉は高原町観光協会が「サイダー鉱泉」と呼ぶ炭酸を含んだ湯です。源泉は21.6度の冷泉で、熱を加えると黄金色に変わると宿は書いています。
Q日帰りで入れますか?
湯之元温泉は10時から21時(最終受付20時30分)、大人650円で入れます。京町温泉は宿ごとに確かめてください。