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Miyazaki — Onsen Area
京町温泉(宮崎県)の風景

Photo: 663highland / CC BY 2.5 via Wikimedia Commons

Kyomachi Onsen

京町温泉

きょうまちおんせん

霧島連峰の北西麓、えびの市の川内川沿いの真幸盆地にある温泉地。宮崎県内で最も多くの泉源を持ち、施設ごとに泉質が違うと市は書く。大正時代、掘削でわずかに湧いた湯を喜んで孟宗竹に国旗を掲げたところ雷が落ち、翌日から高温の湯が勢いよく湧いたと伝わり、「雷温泉」とも呼ばれた。昭和5年に種田山頭火が泊まり「ありがたや 熱い湯のあふるるにまかせ」と詠んだ。吉都線の京町温泉駅から歩ける。

Quality
単純温泉
Access
JR吉都線 京町温泉駅(徒歩約2〜10分)/九州道 えびのIC(車約5分)
From Tokyo
約3時間30分(鹿児島空港から車)
From Osaka
約3時間

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京町温泉の宿を見る(2軒)

京町温泉は宮崎県えびの市、霧島連峰の北西麓の川内川沿いにある。真幸盆地の中央で閑静な環境にあり、霧島山の眺望が良いと日本温泉協会は書く。宮崎、熊本、鹿児島の三県が接する南九州の内陸で、国道268号沿いに旅館が並ぶ。

雷が湧かせた湯

京町温泉はその昔「雷温泉」とも呼ばれていたとえびの市は書く。大正時代、当時の黒松旅館の経営者が梅雨の時期に温泉の掘削を行ったところ、わずかに温泉が湧き出した。その喜びから孟宗竹に国旗を掲げたところ、竹の先端に雷が落ちて竹が飛び散り、翌日から高温の温泉が勢いよく湧き出すようになったと伝えられている。この言い伝えは今も語り継がれていると市は書く。

宿の一つ、玉泉館は大正4年の創業で、昭和28年に今の場所へ移築し、昭和43年のえびの地震の際に改築したと案内している。

県内で最も多い泉源

京町温泉は宮崎県内で最も多くの泉源を有する温泉地で、温泉施設ごとに泉質が異なるため、それぞれの湯の個性を楽しめるとえびの市は書く。日本温泉協会は泉質を単純温泉と載せ、玉泉館はアルカリ単純泉と案内する。効き方は人によるので、医師に確かめてから使う。

えびの市観光協会が載せる宿は京町観光ホテル、玉泉館、松尾旅館、あけぼの荘、いこい荘、十兵衛の宿など。日帰りの吹上温泉、山麓温泉もある。玉泉館は森の中に入っていくような小道を抜けた先の洞窟露天風呂「すっぽんぽん風呂」を24時間かけ流しで使い、貸切もできると書く。

山頭火と雨情

自由律俳人の種田山頭火は、行乞記「あの山を越えて」によれば昭和5年9月17日、人吉から肥薩線で吉松駅に着き、さらに行乞しながら京町温泉までたどり着いて一泊した。「ここには熱い温泉がある。ゆっくり浸かってから、焼酎造元の店頭に腰かけて一杯を味わう」と記し、「ありがたや 熱い湯のあふるるにまかせ」「山の水は あふれてあふれて」などの句を詠んだとえびの市は書く。句碑が老人福祉センターにある。

民謡と童謡の詩人・野口雨情は昭和10年と12年にえびの市を訪れ、「真幸京町 別れが辛い 霧が姿をまた隠す」「湯なら京町 米なら名どこ 日向真幸が忘らりよか」など数篇の歌謡を残した。玉泉館は館内に二人の句を展示していると書く。

吉田温泉とは別

同じえびの市の吉田温泉は別の温泉で、宮崎県最古の歴史を誇るとえびの市は書く。天文23年(1554年)の霧島山の噴火に伴う地震で昌明寺地区の岩間から湯が湧き、傷を癒す鹿を見た住民が使い始めて「鹿の湯」と呼ばれた。領主の島津義弘が湯治施設を整備して自らも使い、木崎原の戦いでは負傷した兵の療養に使われた。天正5年(1577年)に湯屋を改築し、湯権現社を建て、湯守役を置いたという。湯権現社は今も鹿の湯の近くに残る。

湯以外の見どころ

肥薩線の真幸駅は宮崎県内で最も古い木造駅舎で、スイッチバックと幸福の鐘で鉄道ファンが訪れると玉泉館は書く。矢岳公園は霧島連山を一望するえびの市随一の展望スポット。えびの高原へは車で上がれる。2月には南九州最大の買い物市「京町二日市」があり、八幡丘公園の夜桜ライトアップ、花火大会など季節の催しがある。グリーンパークえびののコカ・コーラ工場には懐かしい自販機の展示がある。

着くまで

JR吉都線の京町温泉駅から徒歩約10分と日本温泉協会は書き、玉泉館は駅から徒歩2分と案内する。京町温泉駅は無人駅で、時間帯によっては2時間に1本程度なので時刻表を確かめてほしいと宿は書く。車なら九州道のえびのICから国道268号で約4キロ、5分。鹿児島空港からえびのICまで九州道で30分ほどで、東京や大阪からは鹿児島空港が近い。

Day Trip

京町温泉の日帰り入浴

  • 真幸駅(スイッチバックと幸福の鐘)
  • 矢岳公園
  • 吉田温泉の鹿の湯

県内最古の木造駅舎の真幸駅、霧島連山を一望する矢岳公園、1554年の噴火で湧いたと伝わる吉田温泉を車で回れます。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

春・秋

春夏秋冬
Benefits
筋肉痛冷え性疲労回復
所在地Location
宮崎県
泉質Spring Quality
単純温泉
最寄駅Nearest Station
JR吉都線 京町温泉駅(徒歩約2〜10分)/九州道 えびのIC(車約5分)
東京からFrom Tokyo
約3時間30分(鹿児島空港から車)
大阪からFrom Osaka
約3時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

京町温泉のよくある質問

Q京町温泉はなぜ雷温泉と呼ばれたのですか?
A

大正時代、当時の黒松旅館の経営者が梅雨の時期に温泉を掘削したところわずかに湯が湧き、その喜びから孟宗竹に国旗を掲げたところ竹の先端に雷が落ちて竹が飛び散り、翌日から高温の温泉が勢いよく湧き出すようになったと伝えられているとえびの市は書いています。

Q京町温泉の泉質は?
A

日本温泉協会は単純温泉と載せています。えびの市は宮崎県内で最も多くの泉源を有する温泉地で、施設ごとに泉質が異なると書いています。宿の一つはアルカリ単純泉と案内し、山頭火が「熱い湯」と書いたように熱めの湯です。効き方は人によるので、医師に確かめてください。

Q種田山頭火は京町温泉に泊まりましたか?
A

はい。行乞記「あの山を越えて」によれば、昭和5年9月17日に人吉から肥薩線で吉松駅に着き、行乞しながら京町温泉までたどり着いて一泊したとえびの市は書いています。「ここには熱い温泉がある。ゆっくり浸かってから、焼酎造元の店頭に腰かけて一杯を味わう」と記し、「ありがたや 熱い湯のあふるるにまかせ」の句を残しました。野口雨情も昭和10年と12年に訪れ、「湯なら京町 米なら名どこ」などの歌謡を残しています。

Q京町温泉の宿は?
A

えびの市観光協会は京町観光ホテル、玉泉館、松尾旅館、あけぼの荘、いこい荘、十兵衛の宿などを載せ、日帰りの吹上温泉、山麓温泉もあります。玉泉館は大正4年創業で、洞窟の露天風呂「すっぽんぽん風呂」を24時間かけ流しで使い、京町温泉駅から徒歩2分と宿は案内しています。

Q京町温泉へのアクセスは?
A

JR吉都線の京町温泉駅から徒歩約10分と日本温泉協会は書き、玉泉館は駅から徒歩2分と案内しています。京町温泉駅は無人駅で、時間帯によっては2時間に1本程度です。車なら九州道のえびのICから国道268号で約4キロ、5分。鹿児島空港からえびのICまで高速で30分ほどです。

UPDATED 2026.09.17

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