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Nara — Onsen Area
洞川温泉(奈良県)の風景

Photo: 松岡明芳 / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Dorogawa Onsen

洞川温泉

どろがわおんせん

大峰山の登山口にある修験の宿場町の温泉。旅館が通りの両側に並び、夜は提灯に灯りが入る。胃腸薬「陀羅尼助」の産地で、名水が湧く。標高が高く夏は涼しい。

Quality
単純温泉
Access
近鉄吉野線 下市口駅(バス約1時間20分)
From Tokyo
約5時間
From Osaka
約2時間30分

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洞川温泉の宿を見る(2軒)

洞川温泉は奈良県の南部、大峰山の登山口にある。

修験道の行者が泊まる宿場町として発展し、木造の旅館が通りの両側に並ぶ。夜は提灯に灯りが入り、山あいの町が浮かび上がる。

行者の宿場

洞川は大峰山への登山口である。

修験道の行者は、ここで宿を取ってから山に入る。宿は通りの両側に並び、縁側と提灯を持つ木造の建物が続く。温泉地というより宿場町の形で、湯は後から加わった。

大峰山の山上ヶ岳は、今も女人禁制が守られている。女性は登れない。周辺には女性も登れる山があり、洞川の宿はそれらの登山口としても使われている。

この温泉地の湯

湯は弱アルカリ性の単純温泉。無色透明で刺激が少なく、肌あたりがやわらかい。

押してくる湯ではない。山を歩いて下りてきて、長く浸かる湯である。

陀羅尼助と名水

洞川には陀羅尼助という胃腸薬が伝わる。

修験道の開祖・役行者が伝えたとされ、キハダの樹皮を煮詰めて作る。温泉街の店で売られており、この土地の土産になっている。

名水も湧く。ごろごろ水と呼ばれる湧水があり、汲みに来る人がいる。鍾乳洞もあり、湯と水と洞窟が同じ谷にある。

修験道の登山基地

洞川温泉は、大峯山(山上ヶ岳)への登山口にある。

天川村は、約1300年前に役行者によって開かれた修験道発祥の地である霊峰大峯山には今も多くの修験者が修行に訪れると書いている。大峯と大峯奥駈道は、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成している。

洞川温泉観光協会は、この温泉街が修験道の隆盛とともに大峯信仰の登山基地として栄えてきたとしている。

温泉街の宿が講の名を掲げ、行者を泊めてきた。いまも大峯山は女人禁制を守っており、登る人の性格がほかの山とは違う。

弱アルカリ性単純泉

観光協会は泉質を弱アルカリ性単純泉とし、入浴後は肌がすべすべとする良泉だとしている。

効能として神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、慢性消化器病、冷え症などを挙げ、大峯山の登山者たちの疲労回復に利用されてきたと書いている。

湯の強さで知られる温泉地ではない。山を下りてきた体を戻すための湯である。

ごろごろ水

洞川は水の里でもある。

観光協会によれば、ごろごろ水は洞川温泉郷から大峯山の登山口である清浄大橋にいたる参道沿い、五代松鍾乳洞付近の石灰岩層から湧いている。炭酸カルシウム型の水質で、水温は10.4度と極めて冷たい。名水百選に選ばれている。

名前の由来も伝わっている。役行者が大峯山から下山した際にこの場所で水を飲んだとき、洞窟の奥から小石が転がるような音を反響させながら清水が流れ出たことから名づけられた、という。

鍾乳洞がある

石灰岩の土地なので、洞窟がある。

面不動鍾乳洞は延長280メートル。奈良県指定天然記念物で、ストロー鍾乳管という国内でも限られた場所にしかない鍾乳石が見られる。洞内の気温は約8度で、夏は涼しく冬は暖かい。

五代松鍾乳洞もある。ごろごろ水の採水場はその近くである。

夏の避暑地

洞川は標高800メートル前後にある。夏は涼しい。

関西の避暑地として使われ、夏は川遊びと登山で人が来る。冬は冷え、雪が積もる。

歩き方

近鉄吉野線の下市口駅からバスで1時間20分ほど。大阪からは近鉄で下市口まで1時間強、合わせて2時間30分ほどになる。車なら南阪奈道路から国道309号で山に入る。

温泉街は一本の通りに沿ってまとまっており、徒歩で回れる。

Day Trip

洞川温泉の日帰り入浴

  • 日帰り入浴施設

標高が高く、夏は涼しく冬は冷えます。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

夏・秋

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛疲労回復
所在地Location
奈良県
泉質Spring Quality
単純温泉
最寄駅Nearest Station
近鉄吉野線 下市口駅(バス約1時間20分)
東京からFrom Tokyo
約5時間
大阪からFrom Osaka
約2時間30分

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

洞川温泉のよくある質問

Q洞川温泉はどんな場所にありますか?
A

奈良県天川村、大峯山(山上ヶ岳)への登山口にあります。天川村は、約1300年前に役行者によって開かれた修験道発祥の地だとしています。大峯と大峯奥駈道は世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成しています。

Qごろごろ水とは何ですか?
A

洞川温泉郷から大峯山の登山口へ向かう参道沿い、五代松鍾乳洞付近の石灰岩層から湧く名水です。名水百選に選ばれています。炭酸カルシウム型で水温は10.4度と冷たく、役行者が水を飲んだとき洞窟の奥から小石が転がるような音がしたことが名の由来だと観光協会は伝えています。

Q洞川温泉の泉質は?
A

弱アルカリ性単純泉です。観光協会は、入浴後は肌がすべすべとする良泉だとし、大峯山の登山者たちの疲労回復に利用されてきたと書いています。

Q洞川温泉は日帰りでも入れますか?
A

入れます。温泉街に日帰り入浴施設があります。大阪から2時間30分ほどで、大峰山の登山や鍾乳洞とあわせた日帰りが組めます。

Q洞川はどんな町ですか?
A

大峰山の登山口にある宿場町で、修験道の行者が泊まる宿として発展しました。木造の旅館が通りの両側に並び、夜は提灯に灯りが入ります。標高が800メートル前後と高く、夏は涼しい避暑地として使われます。

Q陀羅尼助とは何ですか?
A

洞川に伝わる胃腸薬です。修験道の開祖・役行者が伝えたとされ、キハダの樹皮を煮詰めて作ります。温泉街の店で売られており、この土地の土産になっています。

Q大峰山には誰でも登れますか?
A

大峰山の山上ヶ岳は、今も女人禁制が守られている山です。女性は登れません。周辺の稲村ヶ岳など、女性も登れる山があります。洞川の宿は登山口として使われてきました。

UPDATED 2026.10.01

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