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寅の寺の門前にある
奈良と大阪の境、生駒山地の南に信貴山がある。山の上に朝護孫子寺があり、参道には巨大な張り子の虎が座っている。
信貴山観光協会は、この山の名の由来をこう伝える。聖徳太子が「寅の年、寅の日、寅の刻」に毘沙門天王の力を借りて世の中の平和を取り戻し、この山を「信ずべき、貴ぶべき山」として信貴山と名付け、毘沙門天を祀る寺を建てた。のちに命蓮上人が醍醐天皇の病気平癒を祈願して全快したことから、「朝護孫子寺」の寺号を賜った。
商売繁盛、必勝祈願、金運招福、合格祈願の寺として今も参る人が多い。国宝「信貴山縁起絵巻」はマンガのルーツともいわれる。松永久秀の居城だった信貴山城の址もこの山にある。
湯は一軒が引いている
信貴山温泉を引くのは、信貴山観光ホテルの一軒だけだ。宿は自らを「信貴山唯一の天然温泉大浴場」と案内している。
数字は宿が出している。泉質は単純温泉、泉温23.8度、湯量は毎分52リットル、一日の湧出量75トン。含有成分は温泉基準に適合し、主にメタケイ酸。奈良県衛生研究所の調査報告による、と付記してある。23.8度なので源泉は冷たく、温めて使う。
浴場は「月の湯」と「星の湯」。信貴の山並みが見える。効能は肩こり、神経痛、疲労回復など。派手な泉質ではないが、大阪から1時間の場所に天然の湯があるという点に意味がある。
日帰りで寄るとき
日帰り入浴は11時から15時まで、最終受付14時。館内のレストランを使うと入浴料が割引になる。支払いは現金のみ。フェイスタオルは販売、バスタオルは貸し出しがある。
一つ注意がある。この宿は修学旅行を受け入れていて、大浴場が2時間ほど団体貸切になる日がある。日程は宿の公式ページと公式LINEで公開されているので、日帰りで行くなら先に見ておいたほうがいい。臨時休業になることもある。
駐車場は提携の有料駐車場を使う。宿泊と日帰りの予約者はフロントで駐車券を見せれば無料になるが、日帰り温泉だけの利用では割引がないと宿は明記している。年末年始は周辺駐車場の料金が統一で上がる。
信貴山にはもう一つ湯がある
同じ三郷町の農業公園「信貴山のどか村」の敷地内に、天然温泉「信貴の湯」がある。奈良県町村会は、弱アルカリ性単純温泉で美肌効果が期待でき、露天風呂と内湯のほか水風呂とサウナもあると紹介している。営業は9時から22時(最終受付21時30分)、月曜休み。
信貴山温泉とは別の湯だが、同じ山の中にある。朝は寺を参り、昼に信貴山観光ホテルの湯に入り、夕方に信貴の湯へ寄る、という一日も組める。
着くまで
最寄りはJR関西本線の王寺駅。大阪駅や天王寺から大和路快速で30分ほどと近い。信貴山観光ホテルは王寺駅バスロータリー北口から15時または16時に送迎バスを出している。事前予約制で、予約がない日は運行しない。昼食プランなら11時の迎え、14時30分または15時30分の送りになる。
車は第二阪奈道路の壱分ICから信貴フラワーロード経由で約40分と宿は案内している。駐車場はホテルから少し離れた場所に入口があり、階段を上るとホテル前に出る。
大阪から一番近い山の湯として
信貴山温泉は、湯そのものを目当てに遠くから来る種類の温泉地ではない。単純温泉の23.8度、一軒宿。それが正直なところだ。
そのかわり、大阪駅から1時間で寅の寺と国宝と山城址と温泉がそろう場所は他にない。朝護孫子寺に参って、国の登録有形文化財の開運橋を渡って、山の見える湯に浸かって帰る。奈良の温泉としては吉野や洞川、十津川のような山深さはないが、一日で完結する使いやすさがある。
信貴山温泉の日帰り入浴
- 信貴山朝護孫子寺と世界一の福寅
- 国の登録有形文化財「開運橋」
- 農業公園 信貴山のどか村と天然温泉 信貴の湯
朝護孫子寺は商売繁盛・金運招福の信仰で知られ、寅の日は特に混みます。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
23.8℃冷鉱泉
2060100℃
春・秋
- 所在地Location
- 奈良県
- 泉質Spring Quality
- 単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR関西本線・近鉄生駒線 王寺駅(宿の送迎バスまたはバス・タクシー)/第二阪奈道路 壱分IC(車約40分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約3時間30分(新幹線・大阪経由)
- 大阪からFrom Osaka
- 約1時間(大阪駅から大和路快速で王寺駅へ約30分)
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
信貴山温泉のよくある質問
Q信貴山温泉の泉質は?
信貴山観光ホテルは、泉質は単純温泉、泉温23.8度、湯量は毎分52リットル・一日の湧出量75トン、含有成分は温泉基準に適合し主にメタケイ酸だと案内しています(奈良県衛生研究所の調査報告による)。効能として肩こり、神経痛、疲労回復などを挙げています。源泉が冷たいので温めて使われます。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
Q信貴山温泉の宿は?
信貴山観光ホテルの一軒です。宿は自らを信貴山唯一の天然温泉大浴場と案内しています。浴場は「月の湯」と「星の湯」で、信貴の山並みを眺められます。三郷町の公式サイトも、この宿を町の観光情報として紹介しています。
Q日帰り入浴はできますか?
できます。信貴山観光ホテルが11時から15時まで(最終受付14時)受けています。館内のレストランを利用すると入浴料が割引になると案内しています。支払いは現金のみ。フェイスタオルは販売、バスタオルは貸し出しです。修学旅行などの団体で2時間ほど貸切になる日があり、日程は宿の公式ページに出ています。
Q信貴山という名前の由来は?
信貴山観光協会は、聖徳太子が「寅の年、寅の日、寅の刻」に毘沙門天王の力を借りて世の中の平和を取り戻し、この山を「信ずべき、貴ぶべき山」として信貴山と名付け、毘沙門天を祀る寺院を創建したと伝えています。のちに命蓮上人が醍醐天皇の病気平癒を祈願して全快したことから「朝護孫子寺」の寺号を賜ったと案内しています。
Q信貴山温泉へのアクセスは?
最寄りはJR関西本線の王寺駅で、大阪駅や天王寺から大和路快速で30分ほどです。信貴山観光ホテルは王寺駅バスロータリー北口から15時または16時の送迎バスを出しています(事前予約制、予約のない日は運行なし)。車なら第二阪奈道路の壱分ICから信貴フラワーロード経由で約40分。駐車場は提携の有料駐車場ですが、宿泊と日帰りの予約者はフロントで無料処理されます。
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UPDATED 2026.09.23



