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Ibaraki — Onsen Area
五浦温泉(茨城県)の風景

Photo: 小石川人晃 / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Izura Onsen

五浦温泉

いづらおんせん

茨城県北茨城市大津町、太平洋に突き出た五つの入り江「五浦」にある温泉。岡倉天心が明治39年に日本美術院を移し、横山大観や下村観山らが移り住んだ土地で、天心自身の設計による六角堂が岩盤の上に立つ。湯を使うのは六角堂を挟んで建つ五浦観光ホテルの本館と別館大観荘で、源泉温度は71度、泉質はナトリウムカルシウム塩化物泉。海を正面に見る露天風呂「大観の湯」を源泉掛け流しが自慢と宿は書く。冬はあんこうの季節。JR大津港駅から車で5分。

Quality
塩化物泉
Access
JR常磐線 大津港駅(車約5分)/常磐道 北茨城IC(車約15分)
From Tokyo
約2時間30分
From Osaka
約6時間
Temp
71 ℃

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五浦温泉の宿を見る(1軒)

五浦温泉は茨城県北茨城市大津町、太平洋に突き出た岩場に五つの入り江が連なる「五浦」にある。福島県との県境に近い海辺である。

近代美術のメッカ

この土地の名を知らしめたのは岡倉天心である。天心は明治31年に橋本雅邦や横山大観らと日本美術院を創設し、明治39年に横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山という弟子たちを呼び寄せて、日本美術院を五浦海岸へ移した。

太平洋に張り出した岩盤の上には、天心自身の設計による六角堂が立つ。思索にふけるための建物で、現在は茨城大学五浦美術文化研究所の敷地内にある。横山大観が好んで描いた松と日の出と月は、この五浦海岸がモデルだと宿は書く。五浦は近代美術のメッカと呼ばれるようになった。

七十一度の湯

湯を使うのは五浦観光ホテルで、六角堂を挟んで和風の本館と別館大観荘が建つ。

源泉温度は71度。泉質はナトリウムカルシウム塩化物泉で、効能に神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、慢性皮膚病、病後疲労回復などが挙がる。宿はこの湯を「さらっとした泉質」と表現する。体のことで気がかりがあれば、効き方は人によるので医師に確かめてから入りたい。

別館の「大観の湯」は2012年秋にリニューアルした露天風呂で、宿は天然の温泉を使用しており源泉掛け流しが自慢だと書く。広々とした湯船から見えるのは、果てしなく続く太平洋だけである。朝日にきらめく海、夕映えに浮かぶ漁火。同じ大観の湯には大きな窓をくりぬいた内風呂もあり、そこから見る海は絵画のようだという。

本館側の露天は2012年5月に改装した数寄屋風の庭園風呂で、こちらは石畳を踏み木戸をくぐって入る。日本庭園に流れる滝の音を聞く造りになっている。海を見る湯と庭を見る湯が、同じ宿の中にある。

貸切の湯と日帰り

貸切風呂は「椿の湯」と「浜菊の湯」の二つ。浜菊の湯はバリアフリーになっている。大浴場と同じ湯を使う。45分2,200円で、11時から22時15分(最終スタート21時30分)。

日帰りでも入れる。受付は11時から15時と18時から20時30分で、完全予約制。入浴料は1,100円である。

冬はあんこう

北茨城は常磐もののあんこうで知られる。冬になれば宿のあんこう鍋が目当ての客が増える。すぐ南の平潟港はあんこうの水揚げで有名な港である。

海岸は磯が続き、波が岩に当たる音が絶えない。天心がこの土地を選んだ理由が、泊まると少し分かる。

湯以外の見どころ

六角堂は東日本大震災の津波で流されたが、2012年に再建された。同じ敷地に天心の旧宅と墓がある。少し離れて茨城県天心記念五浦美術館があり、日本美術院の画家たちの作品を収める。

北茨城は「シャボン玉」「七つの子」の詩人・野口雨情の生まれた土地でもあり、生家と資料館が残る。山側へ入れば花園渓谷、南へ下れば大洗や那珂湊へ出る。

着くまで

JR常磐線の大津港駅から車で5分ほど。上野からの特急ひたちが大津港駅に停まるので、東京から2時間半ほどで着く。

車では常磐自動車道の北茨城ICから15分ほど。国道6号からも入れる。いわき方面からなら車で30分ほどの距離である。

Day Trip

五浦温泉の日帰り入浴

  • 六角堂(茨城大学五浦美術文化研究所)
  • 茨城県天心記念五浦美術館
  • 野口雨情生家

冬はあんこうの季節。北茨城の宿はどこもあんこう鍋を出します。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Temperature

71℃高温泉

2060100℃

Best Season

冬・秋

春夏秋冬
Benefits
神経痛冷え性疲労回復
所在地Location
茨城県
泉質Spring Quality
塩化物泉
最寄駅Nearest Station
JR常磐線 大津港駅(車約5分)/常磐道 北茨城IC(車約15分)
東京からFrom Tokyo
約2時間30分
大阪からFrom Osaka
約6時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

五浦温泉のよくある質問

Q五浦温泉の泉質は?
A

五浦観光ホテルは源泉温度71度、泉質をナトリウムカルシウム塩化物泉と公開しています。効能に神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、慢性皮膚病、病後疲労回復などを挙げています。さらっとした泉質だと宿は書いています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Q海の見える露天風呂はありますか?
A

あります。別館大観荘の「大観の湯」は2012年の秋にリニューアルした露天風呂で、宿は天然の温泉を使用しており源泉掛け流しが自慢だと書いています。広々とした露天から果てしなく続く太平洋を眺められるとしています。本館側には2012年5月に改装した数寄屋風庭園風呂の露天があり、こちらは日本庭園の滝の音を聞く造りです。

Q日帰りで入れますか?
A

入れます。日帰りの受付時間は11時から15時と18時から20時30分で、完全予約制です。貸切風呂「椿の湯」「浜菊の湯」は45分2,200円(税込)で、日帰りの場合は別途入浴料1,100円(税込)がかかります。貸切風呂の時間は11時から22時15分(最終スタート21時30分)です。

Q六角堂とは何ですか?
A

岡倉天心が自ら設計し、太平洋に張り出した岩盤の上に建てた建物です。天心は明治31年に橋本雅邦や横山大観らと日本美術院を創設し、明治39年に横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山らを呼び寄せて日本美術院を五浦海岸に移しました。現在は茨城大学五浦美術文化研究所の敷地内にあります。

Q五浦温泉へのアクセスは?
A

JR常磐線の大津港駅から車で5分ほどです。上野から特急ひたちが大津港駅に停まります。車では常磐自動車道の北茨城ICから15分ほど。国道6号からも入れます。

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UPDATED 2026.09.24

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