五浦温泉と袋田温泉、茨城の海と滝
茨城の湯を二つ。五浦温泉は太平洋に突き出た岩場の湯で、露天から見えるのは海だけ。袋田温泉は日本三名瀑の袋田の滝のそば、山あいの湯。海を見るか、滝を見るか。

五浦温泉
茨城県
茨城県北茨城市大津町、太平洋に突き出た五つの入り江「五浦」にある温泉。岡倉天心が明治39年に日本美術院を移し、横山大観や下村観山らが移り住んだ土地で、天心自身の設計による六角堂が岩盤の上に立つ。湯を使うのは六角堂を挟んで建つ五浦観光ホテルの本館と別館大観荘で、源泉温度は71度、泉質はナトリウムカルシウム塩化物泉。海を正面に見る露天風呂「大観の湯」を源泉掛け流しが自慢と宿は書く。冬はあんこうの季節。JR大津港駅から車で5分。

袋田温泉
茨城県
茨城県大子町、日本三名瀑のひとつ袋田の滝のそばに湧く温泉。平安時代から湯が出ていたと伝えられ、桜田門外の変の首謀格・関鉄之助が匿われて湯治したという話も残る。一度枯渇したが、1936年に宿の初代社長が一年半かけて茨城県初の温泉として再興させた。アルカリ性単純泉でpH8.9、泉温40.1度。湯上がりに肌がすべすべになることから「美人の湯」と呼ばれる。袋田駅からタクシーで5分。
数字で比べる
| 項目 | 五浦温泉 | 袋田温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 茨城県 | 茨城県 |
| 泉質 | 塩化物泉 | 単純温泉 |
| pH | — | 8.9 |
| 泉温 | 71℃ | 40.1℃ |
| 東京から | 約2時間30分 | 約3時間(常磐道経由) |
| 大阪から | 約6時間 | 約6時間 |
| 最寄り | JR常磐線 大津港駅(車約5分)/常磐道 北茨城IC(車約15分) | JR水郡線 袋田駅(タクシー約5分、宿の送迎あり・要予約)/常磐道 那珂IC(国道118号で車約50分) |
| 日帰りで入れる湯 | 六角堂(茨城大学五浦美術文化研究所)/茨城県天心記念五浦美術館/野口雨情生家 | 袋田の滝(日本三名瀑)/月待の滝と奥久慈の里山/大子町のりんご園(秋) |
| 掲載している宿 | 1軒 | 1軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
五浦温泉ナトリウムカルシウム塩化物泉、源泉71度。さらっとした湯
袋田温泉アルカリ性単純泉pH8.9、泉温40.1度。美人の湯
風呂
五浦温泉海を正面に見る露天「大観の湯」。貸切2つ
袋田温泉宿ごとの大浴場と露天
まわり
五浦温泉六角堂、天心記念五浦美術館、野口雨情生家
袋田温泉袋田の滝、月待の滝、奥久慈のりんご
行き方
五浦温泉JR大津港駅から車5分。特急ひたちが停まる
袋田温泉JR袋田駅からタクシー5分
どちらを選ぶか
両方行くなら県北を海側と山側で分ける二つ。車なら1時間ほどなので、滝を見てから海の湯へ出る一日が組める。
それぞれの宿
よくある質問
Qあんこう鍋はどちらで食べられますか?
五浦温泉のある北茨城は常磐もののあんこうで知られ、冬は宿があんこう鍋を出します。すぐ南の平潟港が水揚げで有名です。
Q東京から近いのはどちらですか?
どちらも常磐線沿いで2時間半前後です。五浦は大津港駅、袋田は水郡線の袋田駅が最寄りになります。