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七尾湾に面して建つ。多くの客室が海に向いていて、窓の外は水平線である。日本の旅館という業態が到達した水準の一つを、長く担ってきた宿だ。
訪れる前に確認してほしいこと
2024年1月の能登半島地震により、和倉温泉は甚大な被害を受けた。建物の損壊、断水、地盤の被害によって、温泉街のほぼすべての宿が長期の休業に入っている。
その後、復旧の進んだ宿から順次営業を再開しているが、時期も規模も宿ごとに異なる。周辺の道路や交通機関の状況も変わり続けている。
このページの記述は、この宿と温泉地が本来持っているものについてのものであり、現在の営業状況を示すものではない。宿泊を検討する際は、必ず宿の公式発表と和倉温泉観光協会の案内を確認してほしい。
海から湧いた湯
和倉の湯は、もともと海の中から湧いていた。七尾湾の沖合に湯が湧いているのを漁師が見つけたと伝わる。
ナトリウム・カルシウム塩化物泉。塩分濃度が国内でも高い部類に入る。手にすくって舐めると、はっきり塩辛い。
塩分が肌に膜をつくって汗の蒸発を抑えるため、湯から上がっても体が冷めない。日本海側の冬、宿の外に出れば風が強い。その落差でこの湯の性質がよく分かる。
海を見ている時間
湯に浸かりながら七尾湾が見える。対岸には能登島が横たわっている。
穏やかな内海なので波が立たない。船が通るのが遠くに見える。何をするでもなく窓の外を見ている時間が長くなる種類の宿で、それを目的に来る人がいる。
この宿を選ぶなら
もてなしの質を目的にする方に向く。
通常はJR七尾線の特急で金沢からおよそ一時間だが、震災以降、能登方面の交通は状況が変化している。出発前に運行情報を確認してほしい。訪れること自体が、この土地の復興を支える。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

昼神温泉 湯元ホテル 阿智川
長野県昼神温泉一号源泉の上に建つホテル。宿は露天風呂の上の洞窟内に湯元があり、170メートル奥から源泉が噴出していると書く。昼神でここだけという洞窟風呂を持つ。飯田駅から路線バスで30分。

盛岡つなぎ温泉 愛真館
岩手県つなぎ温泉の113室のホテル。2001年に造った「庭園縄文風呂」に、ストーンサークルや竪穴式住居をテーマにした露天風呂が並ぶ。泉温65.3度、pH9.1。日帰り入浴は平日大人1,200円。姉妹館ホテル紫苑の湯も無料で使える。

赤倉温泉 赤倉ホテル
新潟県妙高山の東麓、赤倉温泉街にある43室の宿。大浴場と露天風呂を持ち、冬はスキー、夏は避暑の拠点になる。妙高高原駅からバスで10分。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
