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階段の先に湯がある
山荘 天水は大分県日田市天瀬町桜竹601。天ヶ瀬温泉の中心、玖珠川の河原から山手へ入ったところにある。
木漏れ日の落ちるアプローチを抜けると、玄関がある。全19室。大分県の観光情報公式サイトは、豊後三大温泉のひとつ天ヶ瀬温泉の山手にある自然豊かな温泉宿で、喧騒とは無縁のくつろぎの空間だと紹介している。
この宿の湯は、館内に散らばっている。数えると七つ。だから「館内で温泉巡りができる宿」を名乗る。
滝を見る露天
いちばんの売りは温泉棟「滝観庵」だ。長い階段を下りた先にあり、眼下に桜滝が流れ落ちる。
桜滝は日田の名瀑と呼ばれる。大分県の観光情報公式サイトは落差20メートルとし、宿自身の案内では25メートルとしている。どちらにせよ、湯に浸かったまま正面に滝を見るという構図になる。
男性用と女性用に分かれていて、宿泊者は6時から24時まで入れる。
五つの貸切風呂
渓流沿いに、造りの違う貸切風呂が五か所ある。「ひのき湯」はひのきの香り、「やま湯」は豪快な岩風呂、「かわ湯」は柔らかな岩風呂、「きり湯」は広々とした切り石風呂、「かま湯」はジャグジー付き。
いずれも半露天タイプで、川のせせらぎを聞きながら入れる。宿泊者は無料、1回45分、受付は7時から22時。予約制ではなく、当日来てタイプを選ぶ方式だ。
名前を眺めているだけで、どれに入るか迷う。五つ全部を試そうとすると一泊では足りない。
宿泊者だけの室内風呂
これとは別に、宿泊者専用の室内風呂が男女二か所ある。「竹さんすい」は横に小川のせせらぎが流れ、「ひびきの湯」は木立に囲まれた野趣あふれる造り。朝6時に男女が入れ替わるので、泊まれば両方に入れる。
タイルの風呂と檜の風呂で、脱衣所は大正ロマン風にしつらえてある。
加水と書いてある
湯について、宿は正直に書いている。源泉100パーセント(加水)、泉質は単純泉。お肌に優しく馴染むほのかな硫黄の香りが特徴、と。
源泉かけ流しをうたいながら加水も明記する、という書き方は誠実だ。天ヶ瀬の湯はもともと熱いので、薄めて使う宿は少なくない。どう扱っているかを隠さないほうが、読むほうは判断しやすい。効き方は人によるから、気になることは医師に確かめてから入りたい。
散策路の足湯
敷地は約一万坪あるという。その中に散策路が通っていて、途中に足湯がある。宿は「湯に足を浸し、森の音に耳を澄ませる時間はいかがでしょうか」と書いている。
風呂を七つ回って、それでも時間が余ったら、ここで足だけ浸ければいい。
選ぶ理由
滝を見る露天、五つの貸切、二つの内湯、足湯。一泊で全部は回りきれない量の湯がある。
天ヶ瀬温泉には河原の共同露天風呂「川湯」という名物があるが、あれは人目のある場所での入浴になる。落ち着いて、人目を気にせず、それでも外の湯に入りたい。そういう人はこの宿を選ぶことになる。
駅から歩くと30分かかり、タクシーも常駐していない。送迎の予約を忘れないようにしたい。
天ヶ瀬温泉 山荘 天水のよくある質問
Q温泉の泉質は?
宿は泉質を単純泉、源泉100パーセント(加水)と案内し、お肌に優しく馴染むほのかな硫黄の香りが特徴の湯だとしています。効能は打ち身、ねんざ、肩こり、五十肩、神経痛、病後回復、疲労回復。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
Qお風呂はいくつありますか?
露天風呂の温泉棟「滝観庵」が男女一つずつ、宿泊者専用の室内風呂が男女二か所、そして半露天タイプの貸切風呂が五か所です。貸切風呂は「ひのき湯」「やま湯」「かわ湯」「きり湯」「かま湯」で、それぞれ造りが違います。敷地の散策路の途中には足湯もあります。
Q桜滝は風呂から見えますか?
見えます。宿は、長い階段の先にひっそり佇む温泉棟「滝観庵」から、眼下に流れ落ちる桜滝を見ながら入浴できると案内しています。大分県の観光情報公式サイトは桜滝を落差20メートルの日田の名瀑とし、宿の案内では落差25メートルとしています。
Q貸切風呂の使い方を教えてください。
宿泊者は無料で、1回45分、受付は7時から22時です。予約はできず、当日来てタイプを選ぶ方式だと宿は書いています。日帰りの人は10時から15時(最終受付14時)の枠で使えます。
Q日帰り入浴はできますか?
できます。露天風呂「滝観庵」と貸切風呂が対象で、受付は10時から14時、利用は10時から15時です。宿泊者専用の室内風呂は日帰りでは使えません。
Qアクセスと送迎は?
JR久大本線の天ヶ瀬駅から車で10分、大分自動車道の天瀬高塚ICから車で20〜25分です。どちらも送迎を頼めます。宿は「JR天ヶ瀬駅にタクシーはございません。駅から徒歩30分ほどとなります」と注意を書いているので、電車で行くなら送迎の予約をしてください。駐車場は30台で無料です。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

岩井温泉 浪漫伝承の宿 明石家
鳥取県創業400年と宿は書いている創業400年と宿が書く岩井温泉の18室の宿。約48度の源泉を何も足さずに湯船へ入れる。総ヒノキの男女別浴室、佐治石を使った庭園露天風呂、貸切露天風呂「森の方舟」と貸切サウナがある。岩美駅から送迎あり。

奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋
岐阜県岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根、新平湯温泉のほぼ中央に建つ宿。築二百年の百姓座敷は移築ではなく、実際に百姓座敷として使っていた建物をそのまま使っていると公式サイトは書く。日本源泉湯宿を守る会に提出した調査表では加水も加温も循環もなしと開示している。源泉は一重ケ根温泉1号泉、湧出地の泉温130度を低温泉と混ぜて調整している。貸切露天が二つ、24時間無料。

壁湯天然洞窟温泉旅館 福元屋
大分県大分県玖珠郡九重町大字町田62-1、壁湯温泉の一軒宿。町田川の岸の岩壁にできた洞窟が、そのまま浴槽になっている。宿は300年以上前から自噴していると書く。日本秘湯を守る会の会員で、登録情報では泉質は単純温泉、源泉温度39度、湧出量は毎分1370リットル、加温は貸切湯のみ一部。浴場は五つ。客室は8室から9室の小さな宿で、日帰り入浴も受ける。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
