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札所の入口の宿
三陽荘は高知県土佐市宇佐町竜504-1。宇佐湾に面した港町から丘へ上がったところにある。
この宿の位置を一言で説明するなら、四国八十八か所霊場の第36番札所・青龍寺の入口、となる。寺までは車で2分。宿は、深くまで掘って湧き出た濃厚な天然成分を有する温泉は、お遍路さんを癒す憩いの湯として始まったと書いている。歩き遍路にとって、札所のそばに湯と布団があるのは大きい。
全42室。旅館としては中くらいの規模で、宴会場や会議室もある。
黄金色の高張性の湯
泉質の書き方が丁寧だ。ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高張性・中性・高温泉)。括弧の中まできちんと書いてある宿は多くない。
塩化物泉は「熱の湯」とも呼ばれ、保温効果がとても高いと宿は説明する。高張性というのは、体液より濃いということだ。濃い塩の湯は長湯に向かないが、上がってからの温まりの持ちが違う。鉄分を含むので、湯は黄金色に見える。
源泉掛け流しだと宿は明記している。露天の壺湯についても源泉掛け流しと書いてある。県内唯一の高濃度・高温度の温泉だ、というのは宿自身の言葉なので、そのまま宿の言い分として受け取っておきたい。
三つの湯と、ひとつの足湯
風呂は三つある。
露天風呂は日本庭園と広い山林を眺める造りで、男女入れ替え制。開放感と心地よい風、いつまでも入っていたいと思える特別感のある露天風呂だと宿は書く。
露天の壺湯は、ひとりで入るのにちょうどいい大きさ。広い空の下で湯船をひとり占めできる。源泉掛け流しなのはこの壺湯だ。
大浴場は、湯冷めしにくく温まりやすい自慢の温泉。広い浴場で、旅の疲れを洗い流す場所として使う。
そして正面玄関の横に足湯がある。誰でも無料。海を臨みながら、飲み物を片手に座れる。泊まらない人も、風呂に入る時間のない人も、ここだけは使える。
朝五時半から開く
日帰りの受付は昼と朝の二本立てだ。午後は14時から21時で札止めが20時。朝は5時30分から9時で、札止めは8時。
朝の枠があるのがこの宿らしい。遍路は朝が早い。漁師町でもある。夜明け前に起きて湯に入り、札所へ向かう、という一日の始め方ができる。地元の温泉好きにも好評だと宿は書いている。
日帰り・宿泊を問わず、入れ墨のある人の利用は断っていると明記している。
宇佐の海と横浪半島
宿から下りれば宇佐の港。宇佐大橋を渡れば横浪半島で、背を走る横浪黒潮ラインという展望道路からは、太平洋と浦ノ内湾を交互に見下ろせる。
青龍寺の石段は上りごたえがある。土佐市は高知市に隣接しているので、市内のはりまや橋やひろめ市場までは車で40分ほど。仁淀川へ足を伸ばすこともできる。
選ぶ理由
濃い塩の掛け流し、露天と壺湯、朝五時半から入れる日帰り、無料の足湯。海辺の宿としての要素が一通り揃っている。
高知の山の湯である馬路温泉や松葉川温泉とは、性格が正反対だ。あちらは冷鉱泉のつるつるした湯、こちらは高張性の熱い塩の湯。高知で二泊するなら、山と海で一つずつ選ぶと旅の輪郭がはっきりする。
土佐龍温泉 三陽荘のよくある質問
Q温泉の泉質は?
宿は温泉名を土佐龍温泉、泉質をナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高張性・中性・高温泉)と案内しています。「熱の湯」とも呼ばれる塩化物泉は保温効果がとても高いとし、黄金に輝く湯と書いています。一般適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性、疲労回復など、泉質別適応症はきりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
Q源泉掛け流しですか?
宿は「源泉掛け流しの湯で、体と心を癒すひとときを」と書き、露天の壺湯についても源泉掛け流しと明記しています。深くまで掘って湧き出た濃厚な天然成分を持つ温泉で、県内唯一の高濃度・高温度の温泉だというのが宿の言い分です。
Qお風呂の構成を教えてください。
露天風呂、露天の壺湯、大浴場の三つです。露天風呂は日本庭園や広大な山林を眺める造りで男女入れ替え制。壺湯はひとりで入るのにちょうどいい大きさだと宿は書いています。大浴場は湯冷めしにくく温まりやすい自慢の湯としています。宿泊客の入浴は朝5時30分から夜11時までです。
Q足湯はありますか?
あります。正面玄関の横にあり、誰でも無料で使えます。海を臨みながら、飲み物を飲んだり話したりしてゆったり過ごしてほしいと宿は書いています。
Q日帰り入浴はできますか?
できます。営業時間は14時から21時(札止め20時)と、5時30分から9時(札止め8時)の二回です。バスタオルとフェイスタオルは有料の貸出があります。日帰り・宿泊を問わず、入れ墨のある人の利用は断っていると宿は明記しています。
Qアクセスと駐車場は?
高知自動車道の土佐ICから車で約20分。公共交通の場合は事前予約で最寄りのバス停まで送迎があると宿は案内しています。駐車場は50台で無料、予約は不要です。第36番札所の青龍寺までは車で2分です。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

岩井温泉 浪漫伝承の宿 明石家
鳥取県創業400年と宿は書いている創業400年と宿が書く岩井温泉の18室の宿。約48度の源泉を何も足さずに湯船へ入れる。総ヒノキの男女別浴室、佐治石を使った庭園露天風呂、貸切露天風呂「森の方舟」と貸切サウナがある。岩美駅から送迎あり。

白金温泉 碧の美 ゆゆ
北海道白金温泉の49室の宿。加水も加温も循環もしない100%源泉かけ流しだと宿は書く。源泉53度、pH6.9。日帰り入浴は11時から20時で大人1,200円。旧称は湯元白金温泉ホテル。

ランプの宿 青荷温泉
青森県青森県黒石市沖浦、青荷渓谷の底にある31室の一軒宿。各室に電灯がなく、夜はランプの明かりだけで過ごす。携帯の電波も届かない。風呂は四つあり、宿はすべて源泉かけ流しとしている。1929年(昭和4年)に青森県の歌人、丹羽洋岳が開いたと宿は書く。冬季は一般車両が通行止めになり、送迎バスで山道を30分。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
