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消雪の井戸から出た湯
ゆもとかんは、五十沢温泉のただ一つの大きな宿である。31室。
宿はこの温泉の始まりをこう書いている。1976年、小沢会長が消雪用の井戸を掘っていたところ、深さ60メートル足らずで水温50度の湯脈に当たった、と。
消雪用の井戸は、地下水を汲み上げて道路に撒き雪を溶かすための設備である。新潟の豪雪地帯ではどこにでもある。それを掘っていたら湯が出た。
掘った深さも浅い。温泉を当てるために千メートル以上掘る宿が珍しくないことを思えば、ほとんど偶然で出てきた湯である。
口コミで広まった
宿は続けてこう書いている。以来、「非循環で清潔、身体が温まる」と口コミでスキー客や地元住民、国際大学の留学生らが数多く訪れている、と。
観光の宣伝ではなく、口コミという言い方をしている。近くに国際大学があるので留学生が通ってくるというのも、南魚沼らしい話である。
泉質はアルカリ性単純温泉。ほんのり硫黄の香りが漂うと宿は書いている。100パーセントかけ流し。
アルカリ性単純温泉は刺激が少ない。硫黄の匂いはわずかで、草津のような強さはない。長く入っていられる湯である。
混浴の大露天
この宿で知られているのは、大露天風呂である。
男女別の大浴場とは別に、少し離れた場所に大きな露天風呂がある。こちらは混浴で、宿泊者には女性専用の時間が設けられている。
開放感のある岩の露天で、三国川の谷に面している。冬は雪の壁を見ながら入ることになる。
混浴に抵抗がある場合は、男女別の大浴場を使えばいい。女湯には岩の露天も付いている。選択肢があるので、混浴だからといって行けない宿ではない。
三国川の奥へ
宿は三国川(さぐりがわ)沿いにある。
奥へ進むと三国川ダムがあり、その先は越後三山へ続く。登山の拠点にもなる。
関越自動車道の六日町インターから三国川ダム方面へ車で約15分。JR上越線の六日町駅からも車で15分ほど。東京から2時間ほどで着く。
南魚沼の米
南魚沼は米の産地である。宿の食事に出る米は地元のものになる。
冬はスキー、春は雪解け、秋は稲刈り。季節で景色がはっきり変わる土地である。
豪雪地帯なので、冬に車で行くなら装備が要る。そのかわり、雪を消すための井戸から出た湯に、雪を見ながら入ることになる。
この宿を選ぶなら
設備で選ぶ宿ではない。31室で、館内は会議室と卓球とコインランドリーという構成である。
選ぶ理由は、かけ流しの湯と大露天風呂にある。スキー場も近く、冬の拠点としても使える。
混浴の運用は時間帯で変わるので、日帰りで入るつもりなら事前に宿へ確かめておくと確実である。
五十沢温泉ゆもとかんのよくある質問
Qゆもとかんの湯はかけ流しですか?
宿は、ほんのり硫黄の香りが漂うアルカリ性単純温泉を100パーセントかけ流しで提供していると書いています。「非循環で清潔、身体が温まる」と口コミで広まったとしています。
Q大露天風呂は混浴ですか?
混浴です。男女別の大浴場とは別に、少し離れた場所に大露天風呂があります。宿泊者には女性専用の時間が設けられています。抵抗がある場合は男女別の浴場を使ってください。
Q温泉はどうやって見つかったのですか?
宿は、1976年に消雪用の井戸を掘っていたところ、深さ60メートル足らずで水温50度の湯脈に当たったと書いています。雪を消すための井戸から温泉が出たという成り立ちです。
Qアクセスは?
六日町インターから三国川ダムの方へ車で15分ほどと宿は案内しています。JR上越線の六日町駅からも同じくらいです。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

岩井温泉 浪漫伝承の宿 明石家
鳥取県創業400年と宿は書いている創業400年と宿が書く岩井温泉の18室の宿。約48度の源泉を何も足さずに湯船へ入れる。総ヒノキの男女別浴室、佐治石を使った庭園露天風呂、貸切露天風呂「森の方舟」と貸切サウナがある。岩美駅から送迎あり。

白金温泉 碧の美 ゆゆ
北海道白金温泉の49室の宿。加水も加温も循環もしない100%源泉かけ流しだと宿は書く。源泉53度、pH6.9。日帰り入浴は11時から20時で大人1,200円。旧称は湯元白金温泉ホテル。

ランプの宿 青荷温泉
青森県青森県黒石市沖浦、青荷渓谷の底にある31室の一軒宿。各室に電灯がなく、夜はランプの明かりだけで過ごす。携帯の電波も届かない。風呂は四つあり、宿はすべて源泉かけ流しとしている。1929年(昭和4年)に青森県の歌人、丹羽洋岳が開いたと宿は書く。冬季は一般車両が通行止めになり、送迎バスで山道を30分。
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