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雪を消すための井戸から
五十沢温泉の始まりは、温泉を探していたからではない。
1976年、消雪用の井戸を掘っていたら、深さ60メートル足らずで50度の湯脈に当たった。宿はそう書いている。
消雪用の井戸というのは、汲み上げた地下水を道路に撒いて雪を溶かすための設備である。豪雪地帯ではどこの町にもある。その井戸から水ではなく湯が出た。
深さ60メートル足らずというのも浅い。温泉を当てるために千メートル以上掘る例が多いなかで、ほとんど偶然に近い形で出てきた湯である。
大露天風呂のある温泉地
五十沢温泉の名を知られたものにしているのは、大きな露天風呂である。
谷に面した岩の露天で、冬は雪の壁を見ながら入ることになる。混浴の運用があるので、入り方は事前に確かめておいたほうがいい。男女別の浴場も別にあるので、混浴だからといって行けない温泉地ではない。
湯はアルカリ性単純温泉で、わずかに硫黄の香りがする。刺激は少なく、長く入っていられる。
三国川の谷
温泉は三国川(さぐりがわ)に沿った位置にある。
奥へ進むと三国川ダムがあり、その先は山になる。越後三山の登山口にもつながっている。
六日町インターから15分、六日町駅から車で15分。関越道からも上越新幹線からも近く、東京からは2時間ほどで着く。
南魚沼という土地
南魚沼は米の産地である。宿で出る飯は、たいてい地元の米になる。
スキー場も近い。雪の多さがこの土地の条件で、それは温泉の成り立ちにもつながっている。雪を消すために掘った井戸から出た湯なのだから。
魚沼の湯のなかで
新潟の魚沼には温泉が多い。
湯之谷温泉郷に折立、大湯、栃尾又、銀山平。南魚沼には五十沢のほかにも小さな湯がある。豪雪地帯で、山が近く、地下水が豊富な土地である。
そのなかで五十沢は、いちばん新しい部類に入る。1976年という年がはっきりしている。行基が開いたという伝説を持つ温泉地が並ぶなかで、半世紀前に偶然出てきた湯だという点で性格が違う。
新しいから浅い、ということにはならない。湧いている湯は湧いている湯である。むしろ、掘った理由が雪だったという話のほうが、この土地らしさをよく表している。
スキーと米
南魚沼はスキーの土地でもある。
六日町インターの周りにスキー場が集まっていて、冬はそこへ向かう車が通る。五十沢はその道筋にあたる。
そして米の土地である。魚沼産コシヒカリの産地で、宿で出る飯はたいてい地元のものになる。
冬はスキー、春は雪解け、秋は稲刈り。季節で景色がはっきり変わる。
歩き方
温泉街はない。宿を中心にした一帯である。食事は宿で取ることになる。
日帰り入浴を受け付けている時間もあるが、混浴の大露天は時間帯で運用が変わる。行く前に宿へ確かめておくと確実である。
五十沢温泉の日帰り入浴
- 三国川ダム
- 坂戸山
- 六日町の町並み
三国川に沿って奥へ入る道の途中にあります。ダムまで足を延ばすと一日になります。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・冬
- 所在地Location
- 新潟県
- 泉質Spring Quality
- 単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR六日町駅(車約15分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約2時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
五十沢温泉のよくある質問
Q五十沢温泉はどうやって見つかったのですか?
1976年、消雪用の井戸を掘っていて深さ60メートル足らずで50度の湯脈に当たったと宿は書いています。雪を溶かすために掘った井戸から温泉が出た、という成り立ちです。
Q五十沢温泉の湯は?
アルカリ性単純温泉で、わずかに硫黄の香りがします。刺激は少なく長く入っていられる湯です。かけ流しの扱いについては宿の記事に書きました。
Q混浴ですか?
大露天風呂には混浴の運用があります。男女別の浴場も別にあるので、抵抗がある場合はそちらを使えます。時間帯によって運用が変わるので、事前に確かめてください。
Qアクセスは?
JR上越線の六日町駅から車で15分ほどです。関越自動車道の六日町インターチェンジから三国川ダム方面へ車で約15分と宿は案内しています。
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UPDATED 2026.10.01


