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清津川の谷に一軒だけ建つ宿である。上信越高原国立公園内に佇み、急な貝掛坂と狭い貝掛橋を渡って着く。山と渓流に囲まれた9,000坪の敷地で、近隣にコンビニや店はない。山の静けさに包まれて本来の自分へ還る旅、と宿は掲げる。日本秘湯を守る会の会員宿である。
快眼水の宿
鎌倉時代700年の歴史、目の温泉として伝わる神秘の源泉。巡礼の白雲禅師により開湯されたと言われ、戦国時代は上杉謙信の将兵の隠れ湯、江戸時代からは目の温泉として遠路より数多くの人々が訪れたと宿は書く。
明治15年(1882年)、貝掛の湯守六代目の茂木与平治が「快眼水」の名で内務省の製造販売許可を得て目薬を発売し、昭和初期まで貝掛の目薬は一般に販売されていた。昭和10年の大洪水で一旦廃業したが、昭和30年に眼底出血を患った先代が紙問屋の商売の傍らこの地に帰って復興させ、42年に念願の貝掛橋とダムが完成したと宿は案内している。
37度と42度
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物温泉・弱アルカリ性低張性温泉、無色透明でまろやか。やや、ぬるめの37度の湯なので長温浴ができ、加熱42度の湯船もある。圧浴と浮力浴でリハビリ効果もあると宿は書く。日本秘湯を守る会のサイトには、源泉温度36.8度、温泉使用量毎分400リットル、源泉かけ流しで源泉を加温した浴槽もあり、内湯4と露天3、37度の源泉湯船と加温した湯船の二種とある。37度は羊水とほぼ同じ温度と会のサイトは書く。
温泉は体の機能を正常な状態に戻そうとする正常化作用があり、ぬるめの温泉は体温に近いほど刺激が少なくエネルギーも消耗しないと宿は説く。白内障、眼底出血、ドライアイにも良いと掲げるが、効き方は人によるので目の病気は医師に確かめてから使う。落ち葉が風呂にお邪魔し、猿やカモシカや虫も遊びに来る。
明治2年の本棟
木造2階建てで、本棟は明治2年(1869年)築、玄関棟は平成5年築、離れは令和4年築。客室は21室でトイレ付き、伝統ある部屋でゆったりとくつろぐ。エレベーターはなく、大浴場と食事処は1階。冬は玄関、ロビー、新館、脱衣所に床暖房が入る。就寝時刻は涼やかな標高700メートルで、スカイツリーより上階で就寝と宿は書き、夜も浴衣で星空を見上げる。宿の周りは国立公園内の遊歩道で、浴衣で渓流沿いを散歩する。
奥湯沢の一軒宿の秘湯で山と川に囲まれた湯治場として発祥した大人の静養の宿のため、基本的に子供の利用は遠慮してもらい、注意点を読んで親や祖父母が大丈夫と判断した場合のみ受ける。犬の預かり処が離れにあり、車で寝かせなくてよい。一人旅は1か月前を目途に予約を受ける。
自家精米のコシヒカリ
極上の南魚沼産コシヒカリを契約農家から玄米のまま仕入れ、宿で精米して炊き上げる。旬の食材を活かした料理で、晩御飯のラストオーダーは20時、食事処は20時30分まで。名物は岩魚の塩焼き。3月のスノーシュー、4月からの山菜教室、6月のトレッキング、10月の紅葉ドラゴンドラ、11月からの酒蔵見学と、季節のツアーを企画している。
着くまで
上越新幹線の越後湯沢駅東口から、バス1番乗り場の「浅貝・苗場プリンスホテル行」で貝掛温泉バス停まで約23分。乗る便の時間を連絡すればバス停まで迎えに来る。健脚なら清津川の景色を眺めてバス停から徒歩9分だが、冬は雪道で歩けない。西口からタクシーで玄関まで約18分で、提携の固定料金がある。駅前にはレンタカーが揃う。東京駅から越後湯沢まで約80分、新潟駅から約40分。
車なら関越道の湯沢ICから12キロ、15分。練馬ICから120分、新潟西ICから90分。宅配便の車も通れる。チェックインは14時から18時で、場所柄18時以降は不可。チェックアウトは10時。
日帰り入浴は入館11時から14時受付終了、15時退館。清掃が昼頃までかかることがある。
この宿を選ぶなら
東京から2時間で行ける秘湯で、ぬる湯に長く浸かりたい方に向く。子供連れには向かず、大人が静かに休む宿である。明治の本棟に泊まり、37度の湯に浸かり、渓流沿いを浴衣で歩く。目を使いすぎた人が、目薬の湯に帰る場所である。
貝掛温泉のよくある質問
Q貝掛温泉の湯はかけ流しですか?
日本秘湯を守る会のサイトに、源泉温度36.8度、温泉使用量毎分400リットル、利用形態は源泉かけ流しで源泉を加温した浴槽もあり、一部加温ありとあります。宿は、やや、ぬるめの37度の湯なので長温浴ができ、加熱42度の湯船もあると案内しています。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物温泉・弱アルカリ性低張性温泉で、無色透明でまろやかです。
Q貝掛温泉はなぜ目の温泉なのですか?
江戸時代より日本に三つの目の温泉として知られ、昭和初期までは貝掛の目薬も生産され一般に販売されていたと宿は案内しています。明治15年(1882年)に湯守六代目の茂木与平治が「快眼水」の名で内務省の製造販売許可を得て目薬を発売しました。白内障、眼底出血、ドライアイ、眼精疲労にも良いと宿は掲げていますが、効き方は人によるので目の病気は医師に確かめてください。
Q貝掛温泉の風呂は?
内湯4と露天3、37度の源泉湯船と加温した湯船の二種と日本秘湯を守る会のサイトにあります。宿は、落ち葉が風呂にお邪魔し、猿やカモシカや虫も遊びに来ると書いています。浴室にはシャンプーやリンス、剃刀などがあります。
Q貝掛温泉の建物と客室は?
木造2階建てで、本棟は明治2年築、玄関棟は平成5年築、離れは令和4年築と宿は案内しています。客室は21室でトイレ付き、伝統ある部屋でゆったりと過ごせます。エレベーターはなく、大浴場と食事処は1階です。玄関、ロビー、新館、脱衣所に床暖房があります。一人旅は1か月前を目途に予約を受けます。
Q貝掛温泉に子供は泊まれますか?
奥湯沢の一軒宿の秘湯で山と川に囲まれた湯治場として発祥した大人の静養の宿のため、基本的に子供の利用は遠慮してもらい、宿の記載する注意点を読んで親や祖父母が大丈夫と判断した場合のみ受けると宿は案内しています。犬の預かり処が離れにあります。
Q貝掛温泉で日帰り入浴はできますか?
できます。入館11時から14時受付終了、15時退館と宿は案内しています。清掃が昼頃までかかることがあり待つことがあります。昼食は12時から13時に注文でき、貝掛三昧そばや岩魚の塩焼き、南魚沼産こしひかりのご飯セットがあります。
Q貝掛温泉へのアクセスは?
上越新幹線の越後湯沢駅東口から「浅貝・苗場プリンスホテル行」の路線バスで貝掛温泉バス停まで約23分、乗る便を連絡すればバス停まで迎えに来ると宿は案内しています。健脚なら徒歩9分ですが冬は歩けません。西口からタクシーで約18分で提携の固定料金があります。関越道の湯沢ICから12キロ、15分、練馬ICから120分。チェックインは14時から18時で18時以降は不可、チェックアウトは10時。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

鉛温泉 藤三旅館
岩手県1786年立ったまま入る深さ1.25メートルの「白猿の湯」を持つ宿。総けやき造りの本館に四つの浴場があり、宿は源泉5本を加熱も加水も循環もせずに使うと書く。旅館部と自炊の湯治部が同じ建物にあり、湯治の形が今も生きている。32室。

奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋
岐阜県岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根、新平湯温泉のほぼ中央に建つ宿。築二百年の百姓座敷は移築ではなく、実際に百姓座敷として使っていた建物をそのまま使っていると公式サイトは書く。日本源泉湯宿を守る会に提出した調査表では加水も加温も循環もなしと開示している。源泉は一重ケ根温泉1号泉、湧出地の泉温130度を低温泉と混ぜて調整している。貸切露天が二つ、24時間無料。

強首温泉 樅峰苑
秋田県大正6年(1917年)築の小山田家邸宅、昭和41年(1966年)から宿大正6年に大庄屋・小山田家の12代当主が建てた屋敷をそのまま宿にした、国登録有形文化財の7室。千鳥破風と唐破風を重ねた玄関、16メートルの秋田杉の一枚板の廊下、鹿鳴館風の階段室。平成20年に敷地内で掘り当てた含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉を、加水・加温なしで檜の大浴場と、樹齢380年の樅の木を望む総檜の貸切露天二つにかけ流す。雄物川のモクズガニの川蟹料理。中学生以上、車椅子は不可。日帰りは檜風呂のみ。峰吉川駅から送迎、秋田空港から16分。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
