
古湯温泉
Furuyu Onsen
約2,100年前、始皇帝の命で不老長寿の薬草を求めて来た徐福が神のお告げで見つけたと伝わる、佐賀の奥座敷。34.5度から43.6度のぬるめのアルカリ性単純温泉で、約38度の湯に長く浸かる「ぬる湯」として知られる。画家の青木繁や歌人の斎藤茂吉が静養し、福岡市から車で60分。
05 AREAS
佐賀の二つは、新幹線の隣り合う駅にある。武雄は無色透明の弱アルカリ性単純温泉で、朱塗りの楼門をくぐって湯に入る構えを持つ。手がけたのは東京駅と同じ辰野金吾。佐賀の生まれである。嬉野は重曹を含む炭酸水素塩泉で、手を入れた瞬間にぬるりとした感触がある。片方に泊まり、もう片方に立ち寄るという組み方がしやすい。
武雄と嬉野は西九州新幹線の隣り合う駅にある。一方に宿を取り、もう一方は日帰りで寄る、という分け方ができる。長崎まで新幹線で30分なので、長崎に泊まって嬉野に立ち寄ることもできる。有田や伊万里の窯場も同じ範囲にあり、器を見て回るならそちらまで含めた行程になる。

Furuyu Onsen
約2,100年前、始皇帝の命で不老長寿の薬草を求めて来た徐福が神のお告げで見つけたと伝わる、佐賀の奥座敷。34.5度から43.6度のぬるめのアルカリ性単純温泉で、約38度の湯に長く浸かる「ぬる湯」として知られる。画家の青木繁や歌人の斎藤茂吉が静養し、福岡市から車で60分。

Kumanokawa Onsen
佐賀市富士町、嘉瀬川の上流の谷に湧く古湯・熊の川温泉郷の一つ。弘仁12年(822年)、全国行脚の弘法大師が足を痛めた千鳥が水浴びして飛び立つのを見て見つけたと伝わる。約38度のぬる湯でラドンを多く含む単純弱放射能泉、長く浸かって体の芯から温まる。1966年に古湯とともに国民保養温泉地。元湯の熊ノ川浴場と数軒の宿と立ち寄り湯。佐賀駅からバス40分。

Takeo Onsen
朱塗りの楼門が国の重要文化財。東京駅を設計した辰野金吾の手によるもので、温泉街の入口そのものが文化財になっている。

Taradake Onsen
佐賀県藤津郡太良町大浦、有明海を見下ろす高台にある温泉。対岸に雲仙普賢岳が立ち、干満差が日本最大級といわれる有明海の満ち引きを正面から眺められる。湯を使うのは太良嶽温泉ホテル蟹御殿で、7階に海へ向かう展望露天風呂、1階に2022年10月に改装した浴場「有明海の湯」がある。宿は全室スイートの16室で、すべての部屋に露天風呂か半露天風呂が付く。冬は竹崎蟹と竹崎かきの季節。JR肥前大浦駅から車で5分。

Ureshino Onsen
日本三大美肌の湯のひとつ。重曹を含む湯が肌の角質をやわらかくし、湯に入るとぬるりとした感触がある。
掲載している8軒です。順位は付けていません。 湯と建物の性格が分かるように書いてあるので、何を目的にするかで選んでください。

浴槽に敷いた砂の下の岩盤から湯が湧く「天然砂湯」を持つ9室の宿。砂は湧き出す岩盤を守るために敷いてあると宿は書く。貸切庭園風呂がある。日帰り入浴は11時から15時、大人1,000円。送迎はない。

福岡市から車で60分、古湯温泉街にある10室の宿。「佐賀の源泉かけ流し温泉宿」を掲げ、約38度のぬる湯と加温した熱めの湯船を並べた古湯温泉唯一の畳風呂を持つ。ぬる湯に50分、上がる前に熱い湯に10分という入り方を勧める。斎藤茂吉が滞在した離れを読書と珈琲の空間に作り替え、宿泊者に開いている。名物は瓦そばと鯉のあらい、A5等級の佐賀牛。

熊の川バス停から徒歩1分、離れを含めて5室の小さな宿。38度のぬる湯を源泉かけ流しで使い、ラドン含有量は九州一と宿は名乗る。畳敷きの檜風呂「山どりの湯」、半露天の石風呂「川せみの湯」、檜の小判型風呂「福ろうの湯」の三つの貸切風呂は60分の有料で日帰りでも使える。佐賀県産大豆のざる寄せ豆腐と温泉豆腐、温泉おかゆ、富士町の棚田米の食事。カフェとランチ、アロマのリンパマッサージ。水曜定休。日帰り入浴は10時から19時。

1910年創業の30室の宿。日帰り入浴ができる。アンティークのオルゴールと蓄音機を並べたラウンジで、毎日オルゴールとSPレコードの演奏会を開く。2025年6月に男女大浴場へドライサウナを新設した。武雄温泉駅から歩ける。

江戸期の庭園・御船山楽園に隣接する宿。断崖を背にした庭を望み、季節ごとに庭園の表情が変わる。

佐賀県藤津郡太良町大浦、有明海を見下ろす高台に建つ全16室の宿。全室スイートで、すべての客室に露天風呂か半露天風呂が付く。7階の展望露天風呂は海とつながって見えるインフィニティ風呂で、正面に雲仙普賢岳が立つ。1階の浴場「有明海の湯」は2022年10月に改装し、スプルース材のドライサウナ2種、立ったまま入る水風呂、ロウリュ、瞑想ルームを備える。食事は地元の漁師から直接買い付ける竹崎蟹が中心。JR肥前大浦駅から車で5分、送迎あり。

嬉野で最も古いとされる宿。日本三大美肌の湯を引き、シーボルトが訪れたという記録も伝わる。

嬉野の47室の宿。露天茶風呂「緑泉」を持ち、露天風呂付きの客室もある。嬉野は茶の産地で、宿の名も「茶心の宿」。泉質は炭酸水素塩泉とナトリウム塩化物泉。嬉野温泉駅から車で5分。