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古湯温泉は佐賀市富士町、嘉瀬川の清流沿いにある。佐賀の奥座敷と呼ばれ、福岡市から車で60分。ひなびた温泉街と落ち着いた自然が魅力だと佐賀県観光サイトは書いている。
徐福と鶴
約2,100年前、まだ中国が秦と呼ばれていた時代。始皇帝の命を受けて不老長寿の薬草を求めて来た徐福が、神のお告げによって温泉を見つけた。古湯温泉の開湯はこの伝説で語られる。
その後、洪水などで温泉は一度埋もれた。寛政3年(1791年)、鶴が痛めた足を癒しているのを見た村人が、もしやと思って掘り起こし、再発見されたと伝わる。温泉街の宿の一つが鶴霊泉の名を持つのは、この伝説による。
ぬる湯
泉質はアルカリ性単純温泉。温度は34.5度から43.6度で、少しぬめりのある無色無臭の湯である。約38度のぬるめの湯に長く浸かることから「ぬる湯」と呼ばれ、特に関節痛に効く湯として人気だと佐賀県観光サイトは案内している。
宿の一つは入り方を書いている。ぬるい湯船に入り、手足を前に伸ばして50分ゆったり入る。上がる前に10分、熱い湯船に入る。ぬるいから長く入れ、体の中からぽかぽかして芯から温まると宿は述べている。熱い湯に短く入る温泉地とは、過ごし方が根本から違う。
下流の熊の川温泉は空海が水鳥の姿から見つけたと伝わる弱放射能泉で、こちらも24.5度から38.7度とぬるい。二つを合わせて古湯・熊の川温泉郷と呼ぶ。熊の川温泉は1966年に国民保養温泉地に指定されたと県は書いている。
茂吉が3週間いた
歌人の斎藤茂吉は大正9年(1920年)にここに3週間滞在し、38首の歌を残した。「うつせみの病やしなふ寂しさは川上川のみなもとどころ」の歌碑が旅館鶴霊泉の裏庭近くにある。宿の一つは、茂吉が滞在した離れを読書と珈琲の空間に作り替え、宿泊者に開いている。
画家の青木繁もここで静養した。湯治客だけでなく、多くの芸術家を魅了してきた温泉地だと県は書く。毎年9月には富士町古湯映画祭が開かれ、2026年で41回を数える。
本屋とカフェ
温泉街には古民家を改装した泊まれる本屋や、一軒家を改装したカフェがあると宿の一つは案内している。絶対に見てもらいたい場所はないが、1時間から2時間散歩して古湯のいいところを見つけてほしいと、その宿は書いている。
名物は瓦そばと鯉のあらい、鯉こく。嘉瀬川の鯉料理を出す宿が多い。
着くまで
佐賀駅バスセンターから古湯温泉行きのバスで50分ほど、タクシーなら35分。博多駅から佐賀駅までは特急で約50分、長崎駅からは約80分である。
車なら長崎道の佐賀大和ICから国道263号と323号で20分。福岡市内からは三瀬トンネルを抜けて国道263号から県道299号、国道323号で60分ほどと宿の一つは案内している。
歩き方
温泉街は嘉瀬川に沿って宿が並び、歩いて回れる。3軒まで回れる湯めぐり手形「ぬる湯手形」がある。
ぬる湯は時間のかかる湯である。着いて一度、夕食後に一度、朝に一度。それぞれ50分浸かるつもりで、他に予定を入れない。福岡から近いので、何もしないために一泊する使い方が合う。
古湯温泉の日帰り入浴
- 立ち寄り湯を受け付けている宿(ぬる湯手形で3軒)
- 古湯貸切温泉 湯の華
ぬる湯は長く浸かる湯なので、時間に余裕を持って向かってください。福岡市から車で60分なので、福岡からの日帰りが組めます。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・冬
- 所在地Location
- 佐賀県
- 泉質Spring Quality
- 単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR佐賀駅(バス約50分・タクシー約35分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約3時間30分
- 大阪からFrom Osaka
- 約3時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
古湯温泉のよくある質問
Q古湯温泉の開湯伝説は?
約2,100年前、まだ中国が秦と呼ばれた時代に、始皇帝の命を受けて不老長寿の薬草を求めて来た徐福が、神のお告げによって見つけたと伝えられると佐賀県観光サイトは案内しています。その後洪水などで埋もれ、寛政3年(1791年)に鶴が痛めた足を癒しているのを見た村人が掘り起こして再発見したと伝わります。
Q古湯温泉のぬる湯とは?
泉質はアルカリ性単純温泉で、温度は34.5度から43.6度と佐賀県観光サイトは案内しています。約38度のぬるめの湯に少しぬめりがあり、長く浸かれることから「ぬる湯」と呼ばれます。宿の一つは、ぬるい湯船に50分ゆったり入り、上がる前に10分熱い湯船に入る入り方を勧めています。
Q斎藤茂吉と古湯温泉の関係は?
歌人の斎藤茂吉は大正9年(1920年)にここに3週間滞在し、38首の歌を残したと佐賀県観光サイトは案内しています。「うつせみの病やしなふ寂しさは川上川のみなもとどころ」の歌碑が旅館鶴霊泉の裏庭近くにあります。画家の青木繁も静養した温泉地です。
Q古湯温泉で日帰り入浴はできますか?
できます。立ち寄り湯を受ける宿や日帰りの貸切温泉があり、3軒まで回れる湯めぐり手形「ぬる湯手形」があると宿の一つは案内しています。営業日や時間は宿ごとに違い、休止中のところもあるので、電話で確かめてから向かってください。
Q古湯温泉へのアクセスは?
佐賀駅バスセンターから古湯温泉行きのバスで50分ほど、タクシーなら35分と案内されています。車なら長崎道の佐賀大和ICから20分。福岡市内からは三瀬トンネルを抜けて60分ほどと宿の一つは案内しています。博多駅から佐賀駅までは特急で約50分です。
ほかの温泉地と比べる
古湯温泉の宿

古湯温泉 鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉
浴槽に敷いた砂の下の岩盤から湯が湧く「天然砂湯」を持つ9室の宿。砂は湧き出す岩盤を守るために敷いてあると宿は書く。貸切庭園風呂がある。日帰り入浴は11時から15時、大人1,000円。送迎はない。

古湯温泉 扇屋
福岡市から車で60分、古湯温泉街にある10室の宿。「佐賀の源泉かけ流し温泉宿」を掲げ、約38度のぬる湯と加温した熱めの湯船を並べた古湯温泉唯一の畳風呂を持つ。ぬる湯に50分、上がる前に熱い湯に10分という入り方を勧める。斎藤茂吉が滞在した離れを読書と珈琲の空間に作り替え、宿泊者に開いている。名物は瓦そばと鯉のあらい、A5等級の佐賀牛。
UPDATED 2026.09.17


