古岩屋温泉と鈍川温泉、愛媛の山の湯を比べる
どちらも愛媛の山あいにあるが、性格は違う。古岩屋は久万高原の奇岩の下にある国民宿舎一軒の湯。鈍川は今治の渓谷にある温泉地で、伊予の三湯に数えられる。素朴さか、歴史ある湯治場か。

古岩屋温泉
愛媛県
愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬、国指定の名勝・古岩屋の奇岩群の足元に湧く湯。吉野朝時代から湧いていたと伝わる歴史ある湯だと宿は書く。湯を引くのは国民宿舎古岩屋荘の一軒で、泉質は低張性アルカリ性冷鉱泉、自然石を組んだ岩風呂を男女に一つずつ持つ。露天風呂はない。四国八十八か所の45番札所岩屋寺まで3キロ、44番札所大宝寺まで9キロで、遍路道の途中にあたる。日帰り入浴は水曜を除く12時から20時。

鈍川温泉
愛媛県
今治市の山間、奥道後玉川県立自然公園の鈍川渓谷にある湯。道後、本谷とともに伊予の三湯といわれ、今治藩の湯治場として賑わった。湧出は平安時代にさかのぼり、明治4年に旧今治藩が温泉場を整備、大正14年に温泉組合の温泉が発足、平成元年の掘削で地下300メートルから多量の湯が湧いた。ラドン含有量が高いアルカリ性単純泉でpH9.8、ぬめりのある「美人の湯」。愛媛で道後に次ぐ温泉地と組合は書き、冬はいのぶた鍋。今治ICから車で15分、しまなみ海道の入口。
数字で比べる
| 項目 | 古岩屋温泉 | 鈍川温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 愛媛県 | 愛媛県 |
| 泉質 | 単純温泉 | 単純温泉・放射能泉 |
| pH | — | 9.8 |
| 東京から | 約4時間30分 | 約3時間30分(松山空港経由) |
| 大阪から | 約3時間30分 | 約4時間 |
| 最寄り | JR四国バス 久万高原バス停(車約20分)/松山道 松山IC(車約50分) | JR予讃線 今治駅(タクシー約20分) |
| 日帰りで入れる湯 | 名勝 古岩屋/岩屋寺(四国45番札所)/面河渓 | 鈍川せせらぎ交流館(日帰り温泉)/鈍川渓谷の遊歩道/今治城とタオル美術館 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
古岩屋温泉低張性アルカリ性冷鉱泉。沸かして使う
鈍川温泉ラドンを含むアルカリ性単純泉、pH9.8。ぬめりのある美人の湯
宿
古岩屋温泉国民宿舎が一軒だけ。客室に風呂トイレなし
鈍川温泉渓谷沿いに複数の宿
まわり
古岩屋温泉国指定名勝の古岩屋。45番岩屋寺まで3キロ
鈍川温泉鈍川渓谷。しまなみ海道の入口に近い
行き方
古岩屋温泉松山ICから車50分の山道
鈍川温泉今治ICから車15分
どちらを選ぶか
両方行くなら松山を起点にすれば、南の久万高原と北の今治は反対方向になる。どちらかを選んで一泊するのが現実的。
それぞれの宿
- 皆楽荘鈍川渓谷の10室の宿。宿は鈍川を「道後まさりのお湯がでる」「美人をつくる不思議な湯」として賑わってきた湯だと書き、自館の泉質をラドンを含むアルカリ性単純泉とする。今治駅からタクシーで約20分。
- 美賀登木地川の鈍川渓流沿いに建つ7階建ての静かな和宿。伊予の三湯の一つ、美人湯で名高いpH9.8のアルカリ性単純泉を源泉100%で使い、渓谷沿いの地下4階の大浴場からガラス越しに渓流と草木の彩りを望む。洞窟風呂と「滝見の湯」があり、午前と午後で男女が入れ替わる。料理自慢の宿に選ばれた鈍川名物料理で、宿泊の会席には特産のいのぶた鍋の一人鍋が付く。貸切風呂あり。今治ICから車で約15分、今治駅からタクシー約20分、四国八十八か所の第58番仙遊寺まで車で10分。
よくある質問
Q露天風呂があるのはどちらですか?
鈍川です。古岩屋荘は「男・女内風呂のみ各1ヶ所」と明記していて、露天風呂はありません。
Q日帰りで入れますか?
どちらも入れます。古岩屋荘は水曜定休で12時から20時、大人500円です。