湯ノ浦温泉と鈍川温泉、今治で海側か山側か
同じ今治市内の二つの湯。湯ノ浦は桜井海岸を見下ろす丘の上、四国で最初に国民保養温泉地に指定された昭和52年開発の保養地。鈍川は奥道後玉川県立自然公園の渓谷にあり、道後・本谷と並ぶ伊予の三湯で、今治藩の湯治場だった。車で30分の距離にある。

湯ノ浦温泉
愛媛県
今治市の南、桜井海岸を見下ろす丘の上にある温泉地。四国で最初に環境省から国民保養温泉地に指定された。昭和52年に開発された新しい湯だが、フッ素とラドンを含む鉱泉として以前から湯治に使われていた。単純弱放射能冷鉱泉で、ホテルとクアハウス、日帰り施設、温泉スタンドが並ぶ。今治湯ノ浦ICから車2分、しまなみ海道の入口にあたる。

鈍川温泉
愛媛県
今治市の山間、奥道後玉川県立自然公園の鈍川渓谷にある湯。道後、本谷とともに伊予の三湯といわれ、今治藩の湯治場として賑わった。湧出は平安時代にさかのぼり、明治4年に旧今治藩が温泉場を整備、大正14年に温泉組合の温泉が発足、平成元年の掘削で地下300メートルから多量の湯が湧いた。ラドン含有量が高いアルカリ性単純泉でpH9.8、ぬめりのある「美人の湯」。愛媛で道後に次ぐ温泉地と組合は書き、冬はいのぶた鍋。今治ICから車で15分、しまなみ海道の入口。
数字で比べる
| 項目 | 湯ノ浦温泉 | 鈍川温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 愛媛県 | 愛媛県 |
| 泉質 | 放射能泉・単純温泉 | 単純温泉・放射能泉 |
| pH | — | 9.8 |
| 東京から | 約4時間(松山空港経由) | 約3時間30分(松山空港経由) |
| 大阪から | 約4時間 | 約4時間 |
| 最寄り | JR予讃線 今治駅(バス約30分、「湯ノ浦温泉入口」下車徒歩5分)/今治小松道 今治湯ノ浦IC(車約2〜3分) | JR予讃線 今治駅(タクシー約20分) |
| 日帰りで入れる湯 | 道の駅 今治湯ノ浦温泉(サイクルステーション)/唐子浜海水浴場と桜井海岸/伊予桜井漆器会館 | 鈍川せせらぎ交流館(日帰り温泉)/鈍川渓谷の遊歩道/今治城とタオル美術館 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
湯ノ浦温泉単純弱放射能冷鉱泉。宿は19度、観光協会は約17.0度と書く
鈍川温泉ラドンを含むアルカリ性単純泉、pH9.8。ぬめりのある美人の湯
土地
湯ノ浦温泉高速ICから3分の丘の上。ホテル、クアハウス、日帰り施設が並ぶ
鈍川温泉鈍川渓谷沿いの山あい。渓谷の遊歩道といのぶた鍋
歴史
湯ノ浦温泉昭和52年開発。四国初の国民保養温泉地
鈍川温泉湧出は平安時代にさかのぼると組合は書く。明治4年に温泉場を整備
行き方
湯ノ浦温泉今治小松道 今治湯ノ浦ICから車3分、今治駅からバス30分
鈍川温泉今治ICから車15分、今治駅からタクシー20分
どちらを選ぶか
両方行くなら車で30分。湯ノ浦に泊まって翌朝しまなみ海道を走り、戻って鈍川に泊まると、今治の海側と山側の湯を一度に味わえる。泉質もラドンという共通点があり、飲み比べならぬ入り比べができる。
それぞれの宿
- 皆楽荘鈍川渓谷の10室の宿。宿は鈍川を「道後まさりのお湯がでる」「美人をつくる不思議な湯」として賑わってきた湯だと書き、自館の泉質をラドンを含むアルカリ性単純泉とする。今治駅からタクシーで約20分。
- 美賀登木地川の鈍川渓流沿いに建つ7階建ての静かな和宿。伊予の三湯の一つ、美人湯で名高いpH9.8のアルカリ性単純泉を源泉100%で使い、渓谷沿いの地下4階の大浴場からガラス越しに渓流と草木の彩りを望む。洞窟風呂と「滝見の湯」があり、午前と午後で男女が入れ替わる。料理自慢の宿に選ばれた鈍川名物料理で、宿泊の会席には特産のいのぶた鍋の一人鍋が付く。貸切風呂あり。今治ICから車で約15分、今治駅からタクシー約20分、四国八十八か所の第58番仙遊寺まで車で10分。
よくある質問
Q湯ノ浦温泉と鈍川温泉は近いですか?
どちらも今治市内で、車で30分ほどです。湯ノ浦は市街の南東、鈍川は南西の山あいにあります。
Q泉質はどう違いますか?
どちらもラドンを含む放射能泉系ですが、湯ノ浦は単純弱放射能冷鉱泉、鈍川はpH9.8のアルカリ性単純泉で、鈍川のほうが肌へのぬめりを感じやすいと組合は書いています。