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滝の五分手前
思い出浪漫館は茨城県久慈郡大子町、袋田の滝から車で5分のところにある。滝川という川に面していて、露天風呂からは奥久慈の山々が見える。
宿の名前が示すとおり、この宿は自分たちの来歴を大事にしている。温泉ページには、袋田温泉の歴史はとても古く平安時代から湯が出ていたと言い伝えられていること、大子地区が「桜田門外の変」の舞台で首謀格の関鉄之助が匿われて温泉療養したと伝えられていること、そして一度枯渇した温泉を初代社長が1936年に一年半かけて茨城県初の温泉として再興させたことが書かれている。
三つの風呂を使い分ける
風呂の構成がはっきり分かれている。
まず渓流露天風呂。滝川に面していて、源泉かけ流し。宿はこれを「野趣たっぷりの風情」と呼んでいる。15時から22時と、翌朝6時から12時まで。翌朝12時までというのは長い。渓流に面しているぶん、天候が悪いと使えないことがあると宿は断っている。
次に大浴場と庭園露天風呂。こちらは15時から24時と、翌朝5時から9時まで。夜遅くまで入れるのはこちらだ。
この二系統で営業時間が違うので、泊まったら先に確かめておきたい。渓流露天に朝入ろうと思えば、朝食後でも間に合う。
お茶風呂とりんご風呂
季節の風呂を出しているのもこの宿の特徴だ。4月から7月中旬と9月はお茶風呂、10月から3月はりんご風呂。大子町はりんごの産地で、秋になるとりんご園が開く。
実施場所は渓流露天風呂か庭園露天風呂のどちらかで、場所によって営業時間が変わる。りんごの浮いた渓流露天は、テレビ番組の撮影にも使われている。
部屋の風呂もかけ流し
露天風呂付き客室が三種類ある。プレミアム和室のひのき風呂、プレミアムツインの御影石風呂と大理石風呂。宿はいずれも源泉かけ流しの温泉だと書いている。
pH8.9のアルカリ性単純泉を、部屋で好きなときに使える。泉質別適応症に自律神経不安定症、不眠症、うつ状態が挙げられている湯なので、夜中に目が覚めたら入る、という使い方もできる。
オールインクルーシブ
この宿は追加料金のかからないオールインクルーシブを打ち出している。
到着すると季節の素材を使った特製ピザのウェルカムサービス(14時から16時)。プレミアムバーではアルコールもソフトドリンクもご当地スナックも自由(14時から21時、朝は8時から11時)。渓流に面したテラスラウンジで飲める。
滞在中はビリヤードや卓球のある「奥久慈Slow Base」、里山クラフト体験、レンタサイクル(9時から17時)、里山リラクゼーションスペース。食事は奥久慈の旬の食材と茨城の海の幸・山の幸を使ったバイキング。
一部は利用人数や回数に制限があるとは断っている。
日帰りはやっていない
はっきり書いておく。宿は温泉ページに「現在、日帰り入浴は承っておりません」と明記している。袋田の滝を見た帰りに湯だけ浴びる、という使い方はできない。
滝まで自転車で
レンタサイクルがオールインクルーシブに含まれている。宿は「自転車で向かう袋田の滝までの道のりは、四季折々の自然を堪能できる特別な体験」と書いている。
車で5分の距離なので、自転車なら20分ほど。朝の渓流露天に入ってから、自転車で滝を見に行く。そういう一日が組める。
着くまで
JR水郡線の袋田駅からタクシーで約5分、宿泊者には送迎がある(要予約)。車なら常磐自動車道の那珂ICから国道118号を経由して約50分。駐車場は約100台、無料。
東京からおよそ3時間。
この宿を選ぶなら
袋田の滝を見に行く旅で、日帰りにせず泊まると決めたときの選択肢だ。滝を朝に見るか夕方に見るかを選べるようになるだけで、旅の質が変わる。
オールインクルーシブなので、館内で完結させたい人にも向く。逆に、静かな湯治宿の雰囲気を求めるなら、賑やかさが気になるかもしれない。渓流露天風呂に朝12時まで入れること、部屋の風呂までかけ流しであることが、この宿のいちばんの強みだと思う。
袋田温泉 思い出浪漫館のよくある質問
Q温泉の泉質は?
宿は、泉質はアルカリ性単純泉(pH8.9)、泉温40.1度と公表しています。一般的適応症に筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、軽い喘息または肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状、病後回復期、疲労回復、健康増進を、泉質別適応症に自律神経不安定症、不眠症、うつ状態を挙げています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
Qお風呂はどんな構成ですか?
三つに分かれています。滝川に面した渓流露天風呂(源泉かけ流し、15時から22時/翌朝6時から12時)、大浴場、庭園露天風呂(いずれも15時から24時/翌朝5時から9時)です。渓流露天風呂は渓流に面しているため、天候不良などで利用できない場合があると宿は断っています。
Q季節のお風呂とは?
4月から7月中旬と9月はお茶風呂、10月から3月はりんご風呂を出しています。渓流露天風呂か庭園露天風呂のどちらかで実施し、開催場所によって営業時間が異なると宿は案内しています。
Q露天風呂付きの客室はありますか?
あります。プレミアム和室のひのき風呂、プレミアムツインの御影石風呂と大理石風呂で、いずれも源泉かけ流しの温泉だと宿は案内しています。
Q日帰り入浴はできますか?
できません。宿は温泉ページに「現在、日帰り入浴は承っておりません」と明記しています。
Qオールインクルーシブとは何が含まれますか?
夕食、朝食、ウェルカムラウンジのドリンクやスナックに加え、館内のさまざまなアクティビティが追加料金なしで楽しめると宿は案内しています。到着時のウェルカムサービス(季節の素材を使った特製ピザ、14時から16時)、プレミアムバー(14時から21時/8時から11時)、ビリヤードや卓球の「奥久慈Slow Base」、里山クラフト体験、レンタサイクル(9時から17時)などです。一部は利用人数や回数に制限があります。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

二岐温泉 大丸あすなろ荘
福島県江戸時代から大丸屋として旅籠を営む二岐山の麓、二岐川沿いに建つ日本秘湯を守る会の会員宿。江戸時代から大丸屋として旅籠を営んできた老舗で、六つの源泉をすべてかけ流しで使う。名物は川床の岩盤の亀裂から湯が自噴し、水流で削られた三つの甌穴の底から湧く「自噴泉甌穴岩風呂」。川面に手が届きそうな渓流露天風呂と、露天風呂付きの客室6室を含む全24室。日帰り入浴は11時から14時30分。新白河駅から1日1便の予約制バスが出る。

武田尾温泉 紅葉舘 別庭 あざれ
兵庫県武田尾温泉の12室の宿。武庫川の渓谷沿いに全室一戸建ての離れが並び、どの部屋にも源泉かけ流しの半露天風呂が付く。大浴場「かわせみの湯」「やませみの湯」にも源泉かけ流しの露天風呂がある。泊食分離で、食事は茶寮「心」。武田尾駅から徒歩5分。

西伊豆 土肥温泉 無雙庵 枇杷
静岡県土肥の入り江と駿河湾を見下ろす小高い山の中腹に、古民家の木材を使った離れが8棟並ぶ宿。全棟に源泉かけ流しの露天風呂が付き、テラスから駿河湾の夕日を見る。建物の最高所に無料の貸切露天風呂が2つ。山の頂上までの6,000坪の森が敷地で、春はタケノコ、初夏はビワが採れる。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
