小安峡温泉と泥湯温泉、湯沢市の二つ
同じ秋田県湯沢市にある温泉を二つ。小安峡は皆瀬川の峡谷にあり、岩の割れ目から98度の熱湯が噴き出す大噴湯で知られる。泥湯はさらに山奥の小盆地で、白く濁る湯と川原毛地獄がある。車で30分の距離だが性格が違う。

小安峡温泉
秋田県
秋田県湯沢市皆瀬、皆瀬川が両岸を深く削った小安峡の谷にある温泉。峡谷の岩の割れ目から98度の熱湯と蒸気が音を立てて噴き出す「大噴湯」が名所で、遊歩道から間近に見られる。泉質は単純温泉の弱アルカリ性で、源泉は80度と高いため宿は加水して使う。栗駒国定公園の一角にあり、紅葉は9月下旬から10月中旬。泥湯温泉や秋の宮温泉郷が同じ湯沢市内にある。湯沢駅からバスで50分。

泥湯温泉
秋田県
秋田県湯沢市高松、山奥のわずかに開けた小盆地にある温泉。明治の温泉宿として栄えてきた歴史の古い湯だと宿は書く。名前は湯の色が濁っていることに由来するとされ、病に苦しむ乙女のために天狗が透明の湯を白く変えたという伝えが残る。奥山旅館は新湯・天狗の湯・川の湯という三つの源泉を持ち、大露天風呂、混浴露天、女性専用露天、男女別内湯に分けて使う。大露天風呂は積雪のため11月から5月下旬は休み。日本秘湯を守る会の会員宿。
数字で比べる
| 項目 | 小安峡温泉 | 泥湯温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 秋田県 | 秋田県 |
| 泉質 | 単純温泉 | 硫黄泉・単純温泉 |
| 泉温 | 80℃ | — |
| 東京から | 約5時間 | 約5時間 |
| 大阪から | 約8時間 | 約8時間 |
| 最寄り | JR奥羽本線 湯沢駅(バス約50分・元湯下車)/湯沢横手道路 湯沢IC(車約40分) | JR奥羽本線 湯沢駅(車約40分)/湯沢横手道路 湯沢IC(車約35分) |
| 日帰りで入れる湯 | 小安峡大噴湯/皆瀬ダム・小安峡の紅葉/泥湯温泉・川原毛地獄 | 川原毛地獄/川原毛大湯滝/高松岳 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 1軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
小安峡温泉単純温泉の弱アルカリ性。源泉80度で加水して使う
泥湯温泉三つの源泉を浴槽ごとに引き分ける。白濁
見どころ
小安峡温泉大噴湯。遊歩道から噴気を間近に見る
泥湯温泉川原毛地獄。日本三大霊地のひとつ
宿
小安峡温泉温泉地に複数の宿。十二代続く宿もある
泥湯温泉9室の一軒宿。日本秘湯を守る会
行き方
小安峡温泉湯沢駅からバス約50分
泥湯温泉湯沢駅から車約40分
どちらを選ぶか
両方行くなら二つは車で30分ほど。湯沢を起点にすれば、噴気の谷と白い山肌を一日で見られる。
それぞれの宿
- 湯の宿 元湯くらぶ小安峡の12室の宿。高温の源泉が宿の裏にあるので追い炊きを一切していないと宿は書く。内湯は男性が美里の湯、女性が美幸の湯で、それぞれ続きに男女別の露天風呂がある。湯沢駅から車で約1時間。
- 旅館 多郎兵衛秋田県湯沢市皆瀬、小安峡の谷にある全19室の宿で、当代は十二代を数える。大浴場「薬師の湯」は樹齢100年・全長50メートルの秋田杉の梁と熊本県阿蘇の石を敷石に使う。変わり風呂「陶喜の湯」は宮城県栗原市の栗駒焼を湯船に敷き詰めてあり、露天風呂「風の湯」は岩肌の間に横になれる。この二つは早朝5時に男女が入れ替わる。貸切の「子宝の湯」もある。泉質は単純温泉の弱アルカリ性で、源泉が80度あるため加水して使う。日帰り入浴は10時30分から15時。
よくある質問
Q大噴湯はいつでも見られますか?
渓谷に降りる遊歩道は階段が急で、冬季は閉鎖されます。雪の季節は上から眺めることになります。
Qどちらも日帰りで入れますか?
小安峡の旅館多郎兵衛は10時30分から15時、大人700円で入れます。泥湯温泉は宿に確かめてください。