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小安峡温泉は秋田県湯沢市皆瀬、皆瀬川が刻んだ峡谷にある。栗駒国定公園の一角で、宮城との県境に近い。
岩の割れ目から噴く熱湯
この温泉地の名所は、湯船ではなく谷にある。
皆瀬川の急流が長い年月をかけて両岸を深く浸食してできた小安峡谷。その岩の割れ目から、98度の熱湯と蒸気が激しく噴き出している。大噴湯という。
渓谷に降りる遊歩道が付いていて、噴気のすぐそばまで歩ける。地面が鳴り、湯気が顔にかかる。温泉を「湧いているもの」として目で見られる場所は多くない。階段は急で、冬季は閉鎖される。
八十度の湯を薄めて使う
泉質は単純温泉の弱アルカリ性。源泉は80度ある。
旅館多郎兵衛は「源泉が80度あり、加水しております」と明記する。そのままでは入れない温度なので、水を足して調整している。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、打ち身、冷え症、婦人病など。効き方は人によるので、体のことで気になる点があれば入る前に医師に確かめておきたい。
宿の湯にも個性がある
旅館多郎兵衛は当代で十二代を数える。
大浴場「薬師の湯」は、樹齢100年・全長50メートルの秋田杉の梁と、熊本県阿蘇から取り寄せた石を敷石に使う。雰囲気を薄暗い造りにしているので足元に注意、と宿は断っている。
変わり風呂「陶喜の湯」は湯船に宮城県栗原市の栗駒焼を敷き詰めてあり、浸かると多郎兵衛の文字と焼き物のゴツゴツした肌触りが楽しめる。露天風呂「風の湯」は宿で唯一の露天で、岩肌の間に横になれる場所がある。この二つは男女入れ替え制で、早朝5時に切り替わる。どちらも洗い場はない。
ほかに貸切の「子宝の湯」と、冬期閉鎖の「三宝の湯」がある。
湯沢市の温泉をつなぐ
湯沢市には温泉が多い。小安峡から車で30分ほど上がれば泥湯温泉と川原毛地獄、さらに奥には秋の宮温泉郷がある。
市街に下りれば稲庭うどんの産地で、小安峡の紅葉は9月下旬から10月中旬に色づく。皆瀬ダムの湖面に映る紅葉が知られる。
着くまで
JR奥羽本線の湯沢駅からバスで約50分、「元湯」で降りてすぐ。車では湯沢ICまたは十文字ICから国道398号を経て約40分。
国道398号は宮城県栗原市へ抜ける道で、冬季は通行できない区間がある。雪の季節は道路状況を確かめてから向かいたい。
小安峡温泉の日帰り入浴
- 小安峡大噴湯
- 皆瀬ダム・小安峡の紅葉
- 泥湯温泉・川原毛地獄
大噴湯の遊歩道は急な階段です。冬季は閉鎖されます。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
80℃高温泉
2060100℃
秋・冬
- 所在地Location
- 秋田県
- 泉質Spring Quality
- 単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR奥羽本線 湯沢駅(バス約50分・元湯下車)/湯沢横手道路 湯沢IC(車約40分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約5時間
- 大阪からFrom Osaka
- 約8時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
小安峡温泉のよくある質問
Q小安峡温泉の泉質は?
旅館多郎兵衛は単純温泉、弱アルカリ単純泉としています。源泉が80度あるため加水していると明記しています。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、打ち身、冷え症、婦人病など。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
Q大噴湯とは何ですか?
皆瀬川の急流が長い年月をかけて両岸を深く浸食してできた小安峡谷で、98度の熱湯と蒸気が岩の割れ目から激しく噴き出している場所です。小安峡一の名所とされ、渓谷に降りる遊歩道から間近に見られます。
Qどんな宿がありますか?
旅館多郎兵衛は当代で十二代を数える宿で、樹齢100年・全長50メートルの秋田杉の梁と熊本県阿蘇の石を敷石に使った大浴場「薬師の湯」、栗駒焼を敷き詰めた「陶喜の湯」、唯一の露天「風の湯」、貸切の「子宝の湯」を持ちます。ほかにも元湯くらぶや秋仙といった宿があります。
Q日帰りで入れますか?
入れます。旅館多郎兵衛は10時30分から15時(最終入場14時30分)、大人700円、小人400円、幼児無料。貸切風呂は1組50分2,000円です。冬期は三宝の湯が閉鎖されます。
Q小安峡温泉へのアクセスは?
JR奥羽本線の湯沢駅からバスで約50分、「元湯」で降りてすぐです。車では湯沢ICまたは十文字ICから国道398号を経て約40分。同じ湯沢市内の泥湯温泉へは車で30分ほどです。
ほかの温泉地と比べる
小安峡温泉の宿

小安峡温泉 湯の宿 元湯くらぶ
小安峡の12室の宿。高温の源泉が宿の裏にあるので追い炊きを一切していないと宿は書く。内湯は男性が美里の湯、女性が美幸の湯で、それぞれ続きに男女別の露天風呂がある。湯沢駅から車で約1時間。

小安峡温泉 旅館 多郎兵衛
秋田県湯沢市皆瀬、小安峡の谷にある全19室の宿で、当代は十二代を数える。大浴場「薬師の湯」は樹齢100年・全長50メートルの秋田杉の梁と熊本県阿蘇の石を敷石に使う。変わり風呂「陶喜の湯」は宮城県栗原市の栗駒焼を湯船に敷き詰めてあり、露天風呂「風の湯」は岩肌の間に横になれる。この二つは早朝5時に男女が入れ替わる。貸切の「子宝の湯」もある。泉質は単純温泉の弱アルカリ性で、源泉が80度あるため加水して使う。日帰り入浴は10時30分から15時。
UPDATED 2026.09.24


