尻焼温泉と草津温泉、強い湯とあがり湯
同じ群馬の吾妻にありながら、性格が正反対の二つ。草津はpH2前後の強酸性で、日本を代表する温泉地。尻焼は川そのものが露天風呂という弱アルカリ性の湯で、草津のあがり湯として使われてきた。

尻焼温泉
群馬県
群馬県吾妻郡中之条町入山、長笹沢川の川床から湯が湧く温泉。川を堰き止めた「川の湯」がそのまま露天風呂になっていて、中之条町は自然そのものの露天風呂なのでいつでも入れて料金もかからないと書く。名前は、河底から湧く湯で温められた石に腰を下ろして痔を治したことに由来するという。泉質はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物温泉。強酸性の草津のあがり湯としても知られる。更衣室はなく、増水すると入れない。

草津温泉
群馬県
毎分4,000リットルを超える自然湧出量を誇る、日本三名泉のひとつ。pH2.1の強い酸性泉が湯畑から白い湯けむりを上げ続けている。
数字で比べる
| 項目 | 尻焼温泉 | 草津温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 群馬県 | 群馬県 |
| 泉質 | 硫酸塩泉・塩化物泉 | 酸性泉・硫黄泉 |
| pH | 7.9 | 2.1 |
| 泉温 | — | 51℃ |
| 東京から | 約3時間30分 | 約3時間 |
| 大阪から | 約6時間 | 約6時間 |
| 最寄り | JR吾妻線 長野原草津口駅(バス約30分・花敷温泉下車、宿の送迎あり)/関越道 渋川伊香保IC(車約90分) | JR吾妻線 長野原草津口駅(バス約25分) |
| 日帰りで入れる湯 | 川の湯(無料の露天)/野反湖/チャツボミゴケ公園 | 西の河原露天風呂/大滝乃湯/御座之湯 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
尻焼温泉pH7.9の弱アルカリ性。柔らかく湯疲れしない
草津温泉強酸性。殺菌力が強く刺激もある
風呂
尻焼温泉川を堰き止めた無料の露天。更衣室なし
草津温泉湯畑と共同浴場。時間湯の伝統
街
尻焼温泉宿が数軒の静かな谷
草津温泉日本有数の温泉街。夜も賑わう
行き方
尻焼温泉長野原草津口駅からバス30分
草津温泉長野原草津口駅からバス25分
どちらを選ぶか
両方行くなら二つは車で30分ほど。草津で強い湯に入り、尻焼で肌を戻すのが昔からの順番だった。
それぞれの宿
よくある質問
Qあがり湯とはどういう意味ですか?
強い酸性泉に入ったあと、刺激の少ない湯に入って肌を落ち着かせることです。星ヶ岡山荘は尻焼の湯を「強酸性の草津温泉のあがり湯としても知られる」と書いています。
Q川の湯は無料ですか?
無料です。中之条町は「自然そのものの露天風呂なのでいつでも入れますし、料金はかかりません」と書いています。ただし更衣室はなく、増水すると入れません。