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Gunma — Onsen Area
草津温泉(群馬県)の風景

Photo: 掬茶 / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Kusatsu Onsen

草津温泉

くさつおんせん

毎分4,000リットルを超える自然湧出量を誇る、日本三名泉のひとつ。pH2.1の強い酸性泉が湯畑から白い湯けむりを上げ続けている。

Quality
酸性泉・硫黄泉
Access
JR吾妻線 長野原草津口駅(バス約25分)
From Tokyo
約3時間
From Osaka
約6時間
pH
2.1
Temp
51 ℃

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草津温泉の宿を見る(2軒)

温泉街の中心で、毎分4,000リットルを超える湯が地面から湧き出し続けている。草津温泉の湯畑は、観光名所である前に、この土地が湯の上に成り立っていることを一目で理解させる装置になっている。

pH2.1という強い酸性は、レモン果汁に近い。肌にぴりりとした刺激があり、湯に入った瞬間に「ただの温かい水ではない」ことが分かる。この刺激こそが草津の湯の個性で、他の温泉地では代わりが利かない。

この温泉地の湯

草津には複数の源泉があり、それぞれ性格が異なる。湯畑源泉は約51℃で温泉街の各所に配湯され、万代鉱源泉はさらに高温で湧く。共通しているのは強い酸性と、硫黄由来の香りだ。

酸性泉は殺菌力が高い一方で刺激も強い。肌が弱い方は、湯上がりに真水で流す「上がり湯」をとると負担が軽くなる。長湯をせず、短めに何度も入るのが草津の湯との付き合い方になる。

宿を選ぶときは、どの源泉を引いているかを確認しておくと体験が変わる。同じ草津の湯でも、源泉によって温度も肌当たりも違う。

湯畑と湯もみ

湯畑では、高温の源泉を七本の木樋に流して空気に触れさせ、湯温を下げている。加水すれば簡単に温度は下がるが、それでは成分が薄まる。湯を薄めずに冷ますための仕組みが、そのまま景観になっている。

湯畑は夜になると照明が入り、昼とはまったく別の姿になる。これを見られるかどうかが、宿泊するかどうかの分かれ目になる。

時間湯という文化

草津には時間湯という独特の入浴法が伝わる。高温の湯に短時間だけ、湯長の号令に従って全員で入る。

長い板で湯をかき混ぜて温度を下げる「湯もみ」は、もともとこの時間湯の準備として行われてきた作業である。熱乃湯で実演されている湯もみは、観光向けに作られた見世物ではない。加水せずに湯を冷ますという現実的な課題への答えが、いつしか唄と所作を伴う型になって残った。

日帰りで入る

草津は日帰りで入れる湯が多い。

西の河原露天風呂は、川そのものが温泉として流れる西の河原公園の奥にある。広い露天風呂で、周囲は林と岩に囲まれている。草津の湯を屋外で浴びるならここが第一の候補になる。

大滝乃湯には合わせ湯がある。温度の違う湯船が段になって並び、低いほうから順に入って体を慣らしていく。かつての湯治の作法をそのまま体験できる。

御座之湯は湯畑のすぐそばにあり、木造の建物が再建されている。移動の合間に立ち寄りやすい。

このほかに、地元の方が使う共同浴場が街のあちこちにある。無料で開放されているものもあるが、地元向けの運用をしているため、作法を守って静かに使いたい。

草津の周辺

温泉街の背後に草津白根山がある。今も活動する火山で、この一帯の湯はすべてその産物である。

国道292号の志賀草津高原ルートは日本国内で最も標高の高い国道として知られ、高原の景色を走り抜ける。ただし冬季は閉鎖され、火山活動によって通行や駐停車が規制されることがある。訪問前に必ず規制情報を確認してほしい。

草津から少し下れば、川全体が湯になっている川原湯や、四万、伊香保といった群馬の温泉地が並ぶ。温泉を続けて訪ねる行程が組みやすい土地である。

歩き方

JR吾妻線の長野原草津口駅からバスでおよそ25分。東京の新宿や渋谷などからは直通の高速バスも運行しており、乗り換えなしで温泉街に着ける。

温泉街は湯畑を中心に半径数百メートルにまとまっている。坂はあるが、徒歩で回りきれる。

日帰りなら、湯畑を見て西の河原露天風呂か大滝乃湯で一浴し、湯もみの実演を挟む。一泊するなら、夜の湯畑と朝の湯畑の両方を見られる。

標高1200メートルの高地にあるため、夏でも朝晩は冷える。季節を問わず一枚多く持っていくほうがよい。

Day Trip

草津温泉の日帰り入浴

  • 西の河原露天風呂
  • 大滝乃湯
  • 御座之湯

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Temperature

51℃高温泉

2060100℃

pH

2.1強酸性

0 酸性7アルカリ性 14

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛冷え性慢性皮膚病
所在地Location
群馬県
泉質Spring Quality
酸性泉・硫黄泉
最寄駅Nearest Station
JR吾妻線 長野原草津口駅(バス約25分)
東京からFrom Tokyo
約3時間
大阪からFrom Osaka
約6時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

草津温泉のよくある質問

Q草津温泉は日帰りでも楽しめますか?
A

楽しめます。湯畑の周囲に共同浴場や日帰り入浴施設が集まっており、温泉街も徒歩で回りきれる規模です。ただし東京から片道約3時間かかるため、滞在時間は短くなります。湯めぐりをするなら宿泊のほうが余裕を持てます。

Q草津温泉の湯は肌に合わないことがありますか?
A

pH2.1の強い酸性泉のため、肌の弱い方はぴりぴりとした刺激を感じることがあります。長湯を避けて短時間で複数回に分け、湯上がりに真水で流す「上がり湯」をとると負担が軽くなります。心配な場合は宿の方に相談してください。

Q草津温泉のベストシーズンはいつですか?
A

秋と冬です。標高1,200メートルの高地にあり、夏でも涼しく過ごせます。秋は紅葉、冬は雪景色の中の湯畑が見どころで、湯けむりが最も立ちのぼるのも気温が下がる季節です。

Q湯畑のライトアップは何時からですか?
A

日没後に点灯し、夜間の湯畑は昼とはまったく違う表情になります。点灯時刻は季節により変わるため、訪問前に草津温泉観光協会の情報をご確認ください。宿泊すれば夜と朝の両方の湯畑を見られます。

Q車がなくても行けますか?
A

行けます。JR吾妻線の長野原草津口駅からバスで約25分です。東京からは新宿・渋谷などから直通の高速バスも運行しています。温泉街に着いてしまえば主要な見どころは徒歩圏内なので、車は必須ではありません。

UPDATED 2026.08.10

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硫黄泉単純温泉