
岳温泉
Dake Onsen
安達太良山の中腹から8キロ引いてきた酸性泉。東北では珍しい酸性の湯で、高村光太郎『智恵子抄』の「ほんとの空」の山の麓にある。二本松駅からバス25分。
ぴりりと刺激の強い、殺菌力のある湯
pHが低く、肌にぴりりとした刺激を感じる湯。殺菌力が高い一方で刺激も強いため、肌の弱い方は上がり湯を。
21 AREAS

Dake Onsen
安達太良山の中腹から8キロ引いてきた酸性泉。東北では珍しい酸性の湯で、高村光太郎『智恵子抄』の「ほんとの空」の山の麓にある。二本松駅からバス25分。

Dake Onsen Hirosaki
青森県弘前市、岩木山の南側の山麓にある温泉地。嶽温泉旅館組合は延宝2年(1674年)に杣夫の野呂長五郎がキツネを追って雪穴の湯を見つけたのが始まりとし、寛政8年(1794年)の火事のあと1000メートルほど下に湯小屋を建てて四季を通じて住むようになったのが今の嶽温泉だと書く。硫黄の匂いが濃い濁り湯。弘前駅からバスで50分。

Jigoku Onsen
熊本県阿蘇郡南阿蘇村、阿蘇五岳のひとつ烏帽子岳の中腹にある一軒宿の温泉。200年を超える湯治場で、象徴は足元から湧く「すずめの湯」。加水も加温もせず、生まれたての湯にそのまま浸かる。2016年の熊本地震とその2か月後の土石流災害で敷地の約8割が壊滅したが、すずめの湯は湧き続けた。宿は明治中期の本館を骨組みから復旧し、2019年に青風荘として再開。すずめの湯は着衣入浴になり、男女を問わず入れる。日帰りは火曜休み。

Kawayu Onsen (Hokkaido)
活火山の硫黄山(アトサヌプリ)から4キロ流れてくる、pH約1.7の強酸性の湯。摩周湖の伏流水がマグマで熱せられ、岩盤の上を通って温泉街に届く。加水も加温もしない源泉100%かけ流し宣言を掲げ、殺菌効果が実証された湯と観光協会は案内する。和歌山の川湯温泉とは別の温泉地で、明治36年に浅野清次が開いた。

Kusatsu Onsen
毎分4,000リットルを超える自然湧出量を誇る、日本三名泉のひとつ。pH2.1の強い酸性泉が湯畑から白い湯けむりを上げ続けている。

Manza Onsen
標高1,800メートル、日本でも有数の高所にある温泉地。硫黄の含有量が国内最高水準とされ、乳白色の湯が雲の上で湧いている。

Mikurigaike Onsen
立山・室堂平、標高2410メートルに湧く日本一高所の天然温泉。1957年に山小屋として始まった一軒宿が源泉名も温泉地名も兼ねる。源泉は真下の地獄谷にあり、高低差100メートル、340メートルの距離をポンプで汲み上げる。単純酸性泉でpH2.28、泉温45度、無加水・無加温の100パーセント源泉かけ流し。うす乳白色で硫化水素臭と酸味がある。マイカーは入れず、アルペンルートの乗り物を乗り継いで室堂から歩く。

Myoban Onsen
別府八湯のうち最も高い場所にある地区で、伽藍岳の中腹の斜面に湯の花小屋が並ぶ。江戸時代に明礬を作っていたことが地名の由来で、噴気と青粘土から湯の花の結晶を採る製法は2006年3月15日に国の重要無形民俗文化財「別府明礬温泉の湯の花製造技術」に指定された。湯は青みを帯びた乳白色の硫黄泉。1875年創業の岡本屋旅館は酸性・含硫黄-単純温泉を自噴源泉から加水も加温もせずかけ流す。高台から別府湾を見下ろせる。別府駅からバスで30分。

Nakanosawa Onsen
安達太良山の西麓、磐梯山との間の標高1,000メートルの高原にある温泉街。源泉は安達太良山の噴火口近くに湧く沼尻元湯で、毎分13,400リットルという単一口の自然湧出量は日本一とされ、約7キロを引湯して中ノ沢のすべての宿にかけ流す。pH1.7から2.1の強酸性の硫黄泉だが、長いパイプで揉まれて届くため肌当たりはシルクのようだと温泉郷は書く。沼尻鉱山の全盛期から湯治湯として栄え、名物は笹だんごと中ノ沢こけし。猪苗代駅からバス30分。

Nasu Onsen
那須岳の山腹に点在する温泉群。開湯1300年を超える鹿の湯を中心に、泉質の異なる湯が谷ごとに湧いている。

Noboribetsu Onsen
一つの温泉地に9種類の泉質が湧く、国内でも例のない密度。地獄谷から立ちのぼる蒸気が、湯量の豊かさをそのまま景観にしている。

Numajiri Onsen
福島県猪苗代町、安達太良山の中腹にある温泉。源泉は噴火口付近の標高1250メートルに湧く沼尻元湯で、宿はpH2.1、湧出量毎分13,400リットル、泉温68.3度と公表している。酸性の硫黄泉で、湯の色は白濁することも泥湯のようになることもある。猪苗代駅から車で20分。

Oku-Tateshina Onsen
長野県茅野市、蓼科から渋川をさかのぼった山のなかにある温泉。宿は武田信玄ゆかりの隠し湯と伝え、湯壺を青みがかった乳白色に変える「信玄の薬湯」を持つ。泉質は単純酸性冷鉱泉で源泉21.2度、濃度が高いため入浴は15分までとしている。茅野駅からバスで50分。

Sukawa Onsen
岩手・宮城・秋田の三県にまたがる栗駒山の八合目、標高1,126メートルに湧く温泉。873年の『日本三代実録』に酢川として記されると宿は書く。pH2.2の強酸性で、毎分6,000リットルという全国屈指の湧出量。泉質は酸性・含硫黄・鉄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)と一関温泉郷は示す。30人から50人が入る大露天風呂と、噴気で体を蒸す天然蒸し風呂「おいらん風呂」がある。深い雪に閉ざされるため、営業は例年4月下旬から11月上旬。

Sukayu Onsen
八甲田の山中に一軒だけ建つ湯治宿。総ヒバ造りの千人風呂は柱のない広間に湯船が並び、国民保養温泉地の第一号に指定された。

Takayu Onsen
吾妻連峰の中腹に湧く白濁の硫黄泉。自然湧出の湯を加水せず使う宿が多く、奥州三高湯のひとつに数えられる。

Tamagawa Onsen
一か所からの湧出量が日本一とされる強酸性泉。pH1.2の湯が毎分9,000リットル噴き出し、岩盤浴を目的とした長期滞在者が絶えない。

Tokachidake Onsen
北海道空知郡上富良野町、大雪山国立公園のなかにある温泉地。標高1280メートルに宿があり、日本秘湯を守る会は北海道で一番高所にある温泉宿だと書く。鉄分を含む茶褐色の湯と酸性の透明な湯、二種類の源泉が湧く。富良野岳と十勝岳の登山口にあたり、窓の正面に十勝岳連峰が並ぶ。上富良野駅から車で30分。

Ubayu Onsen
山形県米沢市大沢、吾妻連峰の北側、標高1,300メートルの谷間にある一軒宿の温泉。三方を奇岩の絶壁に囲まれ、岩壁から噴き出す湯口は六か所ある。宿が使うのはそのうち一本で、残りは川へ流れ落ちる。泉質は単純酸性硫黄温泉で、青みがかった乳白色。加水も加温もせず源泉をかけ流す。浴槽は内湯2と露天3で、露天には混浴と女性専用がある。深い雪のため営業は4月下旬から11月上旬。日本秘湯を守る会の会員宿。

Unzen Onsen
標高700メートルの高原に湧く強い酸性の硫黄泉。温泉街のすぐ隣で「雲仙地獄」が噴気を上げ続けている。

Zao Onsen
pH1.6という国内屈指の強酸性泉。冬は樹氷、湯は白濁——東北の温泉地のなかでも刺激の強さで際立っている。