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2018年5月、この宿は火災で全焼した。
木造の建物と庭を持つ老舗で、あわら温泉を代表してきた。その建物が一夜で失われた。
建て直して戻ってきた
2021年、同じ場所に新しい建物で営業を再開した。
失われた建物はもう戻らない。だから復元ではなく、新しく建てるという判断がなされた。庭を中心に据える構成は引き継ぎつつ、建物そのものは現代の設計になっている。
温泉宿が火災で失われた例は他にもある。多くはそのまま廃業する。建て直して再開できる宿のほうが少ない。
この宿を訪ねるということは、その判断の結果を見に行くということでもある。
湯
あわら温泉は塩化物泉と硫酸塩泉。無色透明で刺激は少なく、長く浸かっていられる。
塩分を含むため保温性が高い。北陸の冬は風が強く湿った雪が降るので、湯上がりに熱が逃げにくいという性質がよく効く。
この宿は自家源泉を引いている。露天風呂と、露天風呂付きの客室がある。
水田から始まった温泉地
あわら温泉の開湯は1883年、明治16年である。
あわらの湯は、田に水を引くために掘った井戸から偶然に出たものである。もとは農地だった土地に宿が集まって温泉地になった経緯があり、この宿もその歴史の中で続いてきた一軒である。
古い湯にあるような開湯伝説がない。井戸を掘ったら出た、という記録がそのまま起点になっている。そのぶん温泉街の造りも近代的で、平地に旅館が並び、坂がない。
この宿を選ぶなら
建物が新しいぶん、設備は現代的である。古い木造建築を目的にする方には合わない。
宿から東尋坊へは車で20分ほど。柱状節理の断崖が1キロにわたって続く海岸で、崖の上まで歩いて出られる。永平寺へは40分ほどで、1244年に道元が開いた曹洞宗の大本山が今も修行の場として使われている。どちらも宿を拠点に半日で戻れる距離である。
海の断崖と山の禅寺が同じ日に回れる。
冬は越前ガニの季節で、例年11月上旬に漁が解禁される。この時期は宿の献立が変わり、料金も上がる。
JR北陸本線の芦原温泉駅からバスかタクシー。大阪から特急でおよそ2時間、関西からの日帰りも成り立つ距離にある。
あわら温泉 光風湯圃 べにやのよくある質問
Qべにやに子ども連れで泊まれますか?
泊まれます。子ども用の食事も用意していると宿は案内しています。ただし、廊下を走るなど他の客の迷惑になる場合には声をかけることがある、と宿は述べています。
Qべにやに送迎はありますか?
あります。14時以降の予約制で、迎えは14時15分から18時30分、送りは8時から11時と宿は案内しています。他の客と相乗りになることがあり、相乗りが難しい場合はタクシーを手配するとのことです。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

秩父七湯『御代の湯』 新木鉱泉旅館
埼玉県文政10年(1827年)創業埼玉県秩父市、約200年前から湧き続ける「御代の湯」を引く鉱泉宿。単純硫黄冷鉱泉で源泉温度約15度、加温して使う。つるっとした卵の白身のような肌ざわりから「卵水」と呼ばれる。露天風呂付き客室が石・陶器・ひのき・御影石の4種、直径150センチの御影石の貸切風呂もある。日帰り入浴は12時から21時。西武秩父駅からタクシー10分、送迎あり。通常は木曜定休。

美合温泉 湯山荘 阿讃琴南
香川県香川県仲多度郡まんのう町勝浦、徳島との県境の阿讃山脈の山峡に2017年5月26日に開いた全28室の宿。ホテルニューアワジグループが「里山の別荘」として建てた。自家源泉の美合温泉を使い、泉質は低張性アルカリ性冷鉱泉。土器川の河畔に岩風呂・深湯・寝湯を並べた河畔風呂「せせらぎ」があり、内湯とサウナも備える。貸切露天風呂「なごみ湯」はサウナ付きと岩盤浴チェア付きの二つ。本館には専有露天風呂付き客室、別棟には里山ヒュッテがあり、うち4室は犬と泊まれる。

鬼怒川温泉 あさや
栃木県鬼怒川渓谷を見下ろす大型宿。吹き抜けのロビーと、渓谷に面した空中庭園露天風呂を持つ。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
