※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます
温泉旅行がまとまった休みを要するのは、湯そのものではなく移動のせいです。
片道が短ければ、一泊でも半日でも成立します。街のすぐ隣に湯がある温泉地を、距離の順に並べました。
空港から数分
湯の川温泉は函館空港から車で5分です。市電が温泉街に乗り入れており、そのまま函館駅、五稜郭、元町、函館山まで一本で行けます。
飛行機が昼過ぎに着いたなら荷物を置いて夜景へ、帰る日の午前が空いていればもう一度湯に入ってから空港へ。この使い方ができる温泉地はほとんどありません。
霧島温泉郷は鹿児島空港から車で30分です。鹿児島市内へ出るより近く、空路で来た初日か最終日に組み込めます。
市街から30分
秋保温泉は仙台の市街地から車で30分、仙台駅から直通バスで50分ほど。百万都市から30分で渓谷に入れます。仙台に泊まって午後だけ秋保へ、という組み方も成り立ちます。
有馬温泉は神戸市街から神戸電鉄でおよそ30分、大阪からでも一時間ほど。六甲山を挟んだ裏側という立地で、都市に最も近い古湯と言えます。神戸の夜景と有馬の湯を一日でつなぐ行程が組めます。
定山渓温泉は札幌駅前から直通バスで一時間ほど。行政上は札幌市内です。日帰り入浴を受け入れている宿が多く、無料の足湯も点在しています。
街のただ中にある湯
湯田温泉は山口市街のなかにある。商店や飲食店が並ぶ通りに宿が混じっており、温泉街と市街地の境目がない。無料の足湯が街なかに点在し、温泉地に来たという構えを取らずに湯が使える。
おごと温泉は琵琶湖の西岸、比叡山の麓にある。京都駅からJR湖西線で30分、大阪からでも1時間。京都の宿が取りにくい時期に、山ひとつ越えて泊まるという使い方ができる。
東京から1時間半から2時間
湯河原温泉は東京からおよそ1時間30分。両隣の箱根と熱海が全国区なのに対して、ここは静かなままです。派手な見どころは少なく、それを目的に来る人がいます。予定を空けたい人に向いています。
修善寺温泉は東海道新幹線で三島へ、伊豆箱根鉄道に乗り換えて修善寺駅、そこからバスで約8分。新宿や東京から特急踊り子が直通する便もあります。温泉街は歩いて回りきれる規模です。
名古屋から一時間
湯の山温泉は鈴鹿山脈の東の麓にある。近鉄で名古屋から1時間ほど、大阪からは2時間。背後の御在所岳へロープウェイが通っており、山上からは伊勢湾が見える。
石和温泉は新宿から特急で1時間半。甲府盆地の平らな土地にあるため坂がなく、周囲は果樹園である。1961年にぶどう畑から湯が噴き出して生まれた、新しい温泉地でもある。
博多から一時間
武雄温泉は博多から在来線特急でおよそ一時間。西九州新幹線も停まります。駅から徒歩15分で、朱塗りの楼門をくぐって湯に入れます。
嬉野温泉は長崎から新幹線で30分。2022年に嬉野温泉駅が開業するまで、この温泉地には鉄道の駅がありませんでした。
九州の西側を回るとき、この二つは通り道として使えます。
大阪から2時間半
山代温泉は加賀温泉駅からバスで15分、大阪から特急でおよそ2時間30分。総湯を中心に旅館が円を描いて囲む「湯の曲輪」の構造が残っています。
湯郷温泉も大阪からおよそ2時間30分。美作三湯のなかで最も関西に近く、日帰りの行程が成り立つため古くから関西の客を集めてきました。
白浜温泉は大阪から特急でおよそ2時間30分、南紀白浜空港もあります。
あわら温泉も大阪から特急で2時間ほど。1883年に水田の井戸から湯が出て始まった温泉地で、東尋坊まで車で20分、永平寺まで40分という位置にあります。
城下町の隣にある谷
東山温泉は会津若松の市街地から車で20分ほどのところにあります。湯川が刻んだ渓谷に沿って宿が並びます。
鶴ヶ城のある城下町から20分で、両側に斜面の迫る谷に入ります。会津の観光を昼に済ませ、夜は谷の宿で過ごす、という組み方ができます。
伊東温泉は東京から特急でおよそ1時間45分。熱海より少し遠いぶん、街が平坦で広く、松川沿いに古い建物が残ります。源泉の数は伊東のほうが多く、市内に共同浴場が点在しています。
原鶴温泉は博多から車でおよそ1時間。筑後川のほとりに宿が並び、対岸に耳納連山が横たわります。福岡は九州のなかで温泉地の少ない県ですが、市内から日帰りで川沿いの湯に入れる場所として使われてきました。
駅から四十分の山
福島駅からバスで40分のところに土湯温泉があります。吾妻連峰の入口にあたり、荒川の谷に宿が並びます。
同じ福島市内には飯坂と高湯もあり、駅を起点にすればいずれもバスや電車で行けます。平地の熱い湯、山の中腹の白濁湯、谷のこけしの町。街から一時間以内に、性格の違う三つが揃っている県庁所在地は多くありません。
土湯では温泉の熱を利用したバイナリー発電が行われています。温泉地が自ら発電し、収益を地域に還元するという取り組みです。
近いことの裏返し
街に近い温泉地には、共通する性格があります。
観光地としての完成度が高く、そのぶん人が多くなります。週末の日中は特に混みます。静けさを求めて行くと、期待とずれることがあります。
また、近いということは、その気になれば何度でも行けるということでもあります。一度で全部見ようとせず、次に来る前提で組むほうが疲れません。
選ぶときに
- 空港からの近さは、飛行機で入る旅程でしか効きません。鉄道で行くなら別の基準になります
- 市街から近い温泉地ほど、日帰り入浴を受け入れている宿が多くなります
- 駅から温泉街まで歩けるか、バスが要るかで、着いてからの負担が変わります
- 「近い」と「早く着く」は別です。乗り換えの回数と待ち時間まで見てください












