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源泉にもっとも近い宿
龍鳴館は群馬県吾妻郡中之条町上沢渡、沢渡温泉街のほぼ中央にある。
宿は自分の位置をこう書いている。龍鳴館は沢渡温泉街のほぼ中央に位置する、大正時代から続く老舗旅館です。源泉に最も近い施設で、源泉100%かけ流しの泉質の良さが自慢です、と。
湯船に絶え間なく流れ続ける湯は、湯量も豊富、24時間ご利用可能です、とも書く。
正直なことも書いている。湯の花が多すぎるため一部濾過させていただいております、と。湯の花を取るための濾過で、湯を回しているという話ではない。何をしているかを書いてある。
飲める湯
宿は「入って良し、飲んで良し、飲泉もできる泉質自慢の温泉宿です」と掲げている。
浴室は檜張りで、左が中浴場、右が大浴場。時折、男性用と女性用を入れ替えている。カランの湯にも温泉水を使っているので、宿は「大切に使ってくださいね」と添えている。
小さいですが家族風呂もご用意しております。貸し切りでのご利用ができますので、お申し付けください、とも書く。11室の宿なので、申し出れば取りやすい。
泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物温泉。無色透明の硫酸塩泉で弱アルカリ性、肌ざわりが軟らかいと宿は書く。効き方は人によるので、体のことで気になる点があれば医師に確かめておきたい。
大火のあと四部屋から
宿の歴史には昭和20年の沢渡温泉大火が刻まれている。
宿はこう書いている。当時の建物は昭和20年の沢渡の大火でなくなってしまいました。大火の後、近くの源泉から引いた温泉と、わずか4部屋の旅館を再建し、その建物を中心に現在に至っています、と。
4部屋から始めて今は11室である。源頼朝が腰掛けたと伝わる岩も源泉脇にあったが、大火の炎をかぶったため、今はかろうじて原形の名残をとどめる状態だという。縦長の岩で、地上に出ている部分はわずかで下部は地中深く埋まっている。
泊まった人たち
宿が挙げる滞在者は二人である。
若山牧水。宿は「みなかみ紀行では『正栄館』で昼食をとったことになっています」と書く。正栄館は前身で、その建物は大火で失われた。
そして鶴見俊輔。終戦前後、遠戚の高野長英の足跡をたどる旅の途中、龍鳴館に1か月半ほど宿泊していたという。宿は「沢渡の大火の後、泊まれる旅館はまるほん旅館と龍鳴館くらい。それではなぜ、鶴見俊輔さんは龍鳴館に決めたのか…。ぜひ、お話を聞きに来てください」と書いている。
日帰りと共同浴場
日帰り入浴は700円で、不定休である。
隣には共同浴場がある。宿は「お隣には客足のとぎれることのない人気の共同浴場」と書き、大人300円・小人200円としている。そして沢渡温泉街の旅館に宿泊している人は入湯料が無料になるので、各旅館にある「入浴許可証」を持参してほしいと案内している。
泊まれば共同浴場に無料で入れる。宿の湯と共同浴場の両方を楽しんでほしいと宿は書いている。
泊まるなら
関越自動車道の渋川伊香保ICより国道353号経由で50分である。
沢渡は草津と四万のあいだにあり、草津の強い酸性の湯で荒れた肌を整える「草津のなおし湯」と呼ばれてきた。宿は11室である。
沢渡温泉という土地については、温泉地の記事に書いた。
沢渡温泉 若山牧水ゆかりの宿 龍鳴館のよくある質問
Q龍鳴館の湯はかけ流しですか?
宿は「龍鳴館は源泉100%かけ流しの湯、飲泉もできます」「源泉に最も近い施設で、源泉100%かけ流しの泉質の良さが自慢です。湯船に絶え間なく流れ続ける湯は、湯量も豊富、24時間ご利用可能です」と書いています。加水や循環の記載はありません。ただし「湯の花が多すぎるため一部濾過させていただいております」と宿は添えています。
Q飲泉できますか?
宿は「入って良し、飲んで良し、飲泉もできる泉質自慢の温泉宿です」と書いています。飲み方や量は現地の案内に従ってください。
Qお風呂の造りは?
宿は「柔らかな泉質をさらにまろやかにしてくれる檜張りのお風呂です。左は中浴場、右は大浴場です(時折、男性用・女性用を入れ替えさせていただいております)」と書いています。カランの湯にも温泉水を使っているとのことです。
Q家族風呂はありますか?
あります。宿は「小さいですが家族風呂もご用意しております。貸し切りでのご利用ができますので、お申し付けください」と書いています。
Q日帰り入浴はできますか?
できます。宿は「龍鳴館では日帰り入浴を受けております」として料金700円(不定休)としています。隣には共同浴場があり、大人300円・小人200円です。沢渡温泉街の旅館に宿泊している人は共同浴場の入湯料が無料になるので、各旅館にある「入浴許可証」を持参するよう宿は案内しています。
Qどんな湯ですか?
宿は泉質をカルシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物温泉とし、無色透明の硫酸塩泉で弱アルカリ性、肌ざわりが軟らかく「一浴玉の肌」といわれるようになったと書いています。効能は切り傷、やけど、神経痛、リュウマチ、運動麻痺、慢性消化器病、痔、冷え性、糖尿病、婦人病、病後回復期、水虫などとしています。効き方は人によるので、医師に確かめてください。
Q鶴見俊輔が泊まったと聞きました
宿は、評論家の鶴見俊輔が終戦前後に遠戚の高野長英の足跡をたどる旅の途中、龍鳴館に1か月半ほど宿泊していたと書いています。沢渡の大火の後に泊まれる旅館はまるほん旅館と龍鳴館くらいだったとも書いています。
Qアクセスは?
関越自動車道の渋川伊香保ICより国道353号経由で50分です。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

岩井温泉 浪漫伝承の宿 明石家
鳥取県創業400年と宿は書いている創業400年と宿が書く岩井温泉の18室の宿。約48度の源泉を何も足さずに湯船へ入れる。総ヒノキの男女別浴室、佐治石を使った庭園露天風呂、貸切露天風呂「森の方舟」と貸切サウナがある。岩美駅から送迎あり。

奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋
岐阜県岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根、新平湯温泉のほぼ中央に建つ宿。築二百年の百姓座敷は移築ではなく、実際に百姓座敷として使っていた建物をそのまま使っていると公式サイトは書く。日本源泉湯宿を守る会に提出した調査表では加水も加温も循環もなしと開示している。源泉は一重ケ根温泉1号泉、湧出地の泉温130度を低温泉と混ぜて調整している。貸切露天が二つ、24時間無料。

壁湯天然洞窟温泉旅館 福元屋
大分県大分県玖珠郡九重町大字町田62-1、壁湯温泉の一軒宿。町田川の岸の岩壁にできた洞窟が、そのまま浴槽になっている。宿は300年以上前から自噴していると書く。日本秘湯を守る会の会員で、登録情報では泉質は単純温泉、源泉温度39度、湧出量は毎分1370リットル、加温は貸切湯のみ一部。浴場は五つ。客室は8室から9室の小さな宿で、日帰り入浴も受ける。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
