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本館が登録有形文化財
旅館すぎもとは長野県松本市里山辺、松本城の北東にある美ヶ原温泉にある。
この宿の本館「松軒楼」は国の登録有形文化財である。文化庁の文化遺産オンラインに「旅館すぎもと松軒楼」として載っていて、昭和前/1933年の木造3階建、瓦葺、建築面積143平方メートル、1棟。登録年月日は2024年3月6日。登録者は合資会社旅館すぎもとである。
文化庁の解説を引く。
松本城北東の美ケ原温泉に位置し、西下がりの坂道沿いに建つ木造3階建の旅館。切妻造東西棟の南面西寄りに千鳥破風を付し、東寄りに入母屋造の南北棟を突出する。外壁は真壁の漆喰塗仕上。通りに面して高欄付きの窓を並べ、温泉街の景観をつくる旅館建築、と。
「温泉街の景観をつくる」という言い方をしている。この建物があることで温泉街の見た目が成立しているということである。
登録は2024年。新しい登録なので、この宿が文化財だと知らない人も多いだろう。
2027年2月から館内全域が禁煙に
宿は2026年10月5日付でこう告知している。
2027年2月1日(月)以降のご宿泊より館内全域を禁煙とさせていただきます、と。理由を「お客様の快適な滞在環境づくりと有形文化財の保護の観点から」としている。
文化財の保護を理由に挙げている。木造3階建の建物を火から守るという判断である。喫煙する人は先に知っておきたい。
中庭から湧く、毎分29.3リットル
湯について、宿はこう書いている。
奈良時代の初めより名湯として知られてきた束間の湯(美ヶ原温泉)。宿の中庭から源泉が湧き出していて、毎分29.3リットルの豊富な湯量を誇る掛け流しの温泉が、露天風呂と内湯で楽しめる。木曽の五木を使用した内湯、青石を敷き詰めた露天風呂、と。
中庭から湧いている。自前の源泉である。毎分29.3リットルという数字を出している。
内湯は木曽の五木、露天は青石。材を書き分けている。楽天トラベルの設備登録は大浴場、露天風呂、サウナ、家族風呂、天然温泉、ジャグジー。入浴は24時間である。
泉質は弱アルカリ単純泉と登録され、効能は運動機能障害、神経痛、リウマチ・神経病とされる。効き方は人によるので、体のことで気になる点があれば医師に確かめておきたい。
民藝とジャズと蕎麦
この宿は湯だけの宿ではない。
宿は「スパ&ミュージック」を掲げ、「温泉、民藝、オーディオセット」「蕎麦、きのこ、暗めのバー」と自分を説明している。
ロビーには松本民芸家具とシャンデリア、アンティークソファーとマッキントッシュのオーディオ。ジャズが流れる。清風閣1階の「サロン莉羅(りら)」には球菅のオーディオとアンティーク家具を備えた談話室がある。
「バー ひびき」の中央には樹齢500年の栃の木のテーブル。主人が厳選したウイスキー、アイラモルト、ワイン、シャンパーニュが並ぶ。
蕎麦は17時から打つのを見学できる。宿は「つなぎを一切使わない蕎麦粉100%の生粉打ち蕎麦」だとし、芳醇な蕎麦粉の香りと主人の軽妙な小話を楽しんでほしいと書いている。
ほかに「七服の庭」という冷えた飲み物と小ぶりな足湯の場所、食事処のある泉雲閣へ向かう地下通路がある。
泊まるなら
住所は長野県松本市里山辺451-7。JR松本駅より車で15分である。
部屋数は公式サイトが「十五室の個性」として15室、楽天トラベルの登録は17室。数が違うので宿に確かめたい。
館は松軒楼・清風閣・泉雲閣の三つ。文化財は松軒楼である。
美ヶ原温泉という土地については、温泉地の記事に書いた。
美ヶ原温泉 旅館すぎもとのよくある質問
Q建物は文化財なのですか?
本館「松軒楼」が国の登録有形文化財です。文化庁の文化遺産オンラインに「旅館すぎもと松軒楼」として載っていて、昭和前/1933年の木造3階建、瓦葺、建築面積143平方メートル、1棟。登録年月日は2024年3月6日、登録者は合資会社旅館すぎもとです。
Q文化庁は建物をどう説明していますか?
こう書いています。「松本城北東の美ケ原温泉に位置し、西下がりの坂道沿いに建つ木造3階建の旅館。切妻造東西棟の南面西寄りに千鳥破風を付し、東寄りに入母屋造の南北棟を突出する。外壁は真壁の漆喰塗仕上。通りに面して高欄付きの窓を並べ、温泉街の景観をつくる旅館建築」。
Q禁煙になるのですか?
なります。宿は2026年10月5日付で「2027年2月1日(月)以降のご宿泊より館内全域を禁煙とさせていただきます」と告知しています。理由を「お客様の快適な滞在環境づくりと有形文化財の保護の観点から」としています。
Q湯はかけ流しですか?
はい。宿は「宿の中庭から源泉が湧き出していて、毎分29.3リットルの豊富な湯量を誇る掛け流しの温泉が、露天風呂と内湯で楽しめる」と書いています。中庭から湧いている自前の源泉です。
Qお風呂の構成は?
宿は木曽の五木を使用した内湯と、青石を敷き詰めた露天風呂を挙げています。楽天トラベルの設備登録は大浴場、露天風呂、サウナ、家族風呂、天然温泉、ジャグジーです。入浴は24時間です。
Qどんな宿ですか?
宿は「スパ&ミュージック」を掲げ、「温泉、民藝、オーディオセット」「蕎麦、きのこ、暗めのバー」と自分を説明しています。ロビーには松本民芸家具とシャンデリア、アンティークソファーとマッキントッシュのオーディオがあり、ジャズが流れています。
Q蕎麦が有名だと聞きました
宿は17時から蕎麦打ち見学を案内していて、「つなぎを一切せない蕎麦粉100%の生粉打ち蕎麦」だとしています。主人が打ちます。
Q館内にはほかに何がありますか?
宿は「七服の庭」(冷えた飲み物と小ぶりな足湯)、「サロン莉羅(りら)」(清風閣1階、球菅のオーディオとアンティーク家具を備えた談話室)、食事処のある泉雲閣へ向かう地下通路、「バー ひびき」(中央に樹齢500年の栃の木のテーブル)を案内しています。
Q部屋数は?
公式サイトは「十五室の個性」としていて15室、楽天トラベルの登録は17室です。数が違うので宿に確かめてください。住所は長野県松本市里山辺451-7です。
Q泉質は?
楽天トラベルの施設情報では弱アルカリ単純泉と登録されています。効能は運動機能障害、神経痛、リウマチ・神経病とされています。宿は美ヶ原温泉を奈良時代の初めより名湯として知られてきた「束間の湯」だと書いています。効き方は人によるので、医師に確かめてください。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

青根温泉 湯元不忘閣
宮城県慶長年間に湯別当として始まり、当主は21代続くと日本秘湯を守る会に登録している宮城県柴田郡川崎町青根温泉1-1。伊達政宗が訪れた際に「この地忘れまじ」と名付けたと伝わる、仙台藩一門の湯治湯。川崎町は本館・離れ・門・蔵など計7棟が国の登録有形文化財と書く。土蔵の中に造られた蔵湯、木造建築と石風呂が調和する大湯など六つの湯屋があり、蔵湯と半露天の亥之輔の湯は貸切で使える。泉質は単純温泉、加水・加温なしの源泉かけ流し。全14室。日帰り入浴は受けていない。

鉛温泉 藤三旅館
岩手県1786年立ったまま入る深さ1.25メートルの「白猿の湯」を持つ宿。総けやき造りの本館に四つの浴場があり、宿は源泉5本を加熱も加水も循環もせずに使うと書く。旅館部と自炊の湯治部が同じ建物にあり、湯治の形が今も生きている。32室。

奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋
岐阜県岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根、新平湯温泉のほぼ中央に建つ宿。築二百年の百姓座敷は移築ではなく、実際に百姓座敷として使っていた建物をそのまま使っていると公式サイトは書く。日本源泉湯宿を守る会に提出した調査表では加水も加温も循環もなしと開示している。源泉は一重ケ根温泉1号泉、湧出地の泉温130度を低温泉と混ぜて調整している。貸切露天が二つ、24時間無料。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。