台温泉と鉛温泉の違い
同じ花巻の、古さを売りにする二つ。片方は坂道に宿が並び宿ごとに源泉が違う、片方は一軒宿が湯の上に建つ。

台温泉
岩手県
岩手県花巻市、山峡の細い坂道に宿が並ぶ温泉地。台温泉旅館組合は、十数か所から湧く源泉を宿ごとに使い分けていると書く。泉温96度・88.4度・76度の三系統が示され、硫黄の匂う湯がある。南部藩で最も早く開けた温泉で、1922年に湯を引いて花巻温泉が開かれた。

鉛温泉
岩手県
岩手県花巻市、豊沢川の谷にある花巻温泉郷の一地区。一軒宿が湯の上に建ち、湯船の底から源泉が湧く立って入る岩風呂がある。宿は開湯を1443年頃、旅館としての創業を1786年とし、源泉5本すべてを加水も加温も循環もせずに使うと書く。宮沢賢治の童話に湯の名が出てくる。
数字で比べる
| 項目 | 台温泉 | 鉛温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 岩手県 | 岩手県 |
| 泉質 | 硫黄泉・硫酸塩泉・塩化物泉 | 単純温泉 |
| 泉温 | — | 57℃ |
| 東京から | 約3時間30分 | 約3時間30分 |
| 大阪から | 約6時間30分 | 約6時間30分 |
| 最寄り | JR東北本線 花巻駅(車約15分) | JR東北本線 花巻駅(車約30分) |
| 日帰りで入れる湯 | 宿の日帰り入浴/花巻温泉のバラ園/宮沢賢治記念館 | 白猿の湯/豊沢川の渓流/宮沢賢治記念館 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 1軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
宿の数
台温泉坂道に複数の宿が並ぶ。組合が湯めぐりを勧めている
鉛温泉一軒だけ。宿は花巻南温泉峡の鉛温泉で唯一の一軒宿だとする
湯
台温泉組合は十数か所の源泉があるとし、泉温96度・88.4度・76度の三系統を示す。硫化水素臭を有す
鉛温泉単純温泉・アルカリ性単純高温泉57度。宿は沸かさず・薄めず・循環させずと明記する
名物
台温泉発祥の湯とされる大湯(雉子の湯)。坂道の湯気
鉛温泉白猿の湯。深さ平均1.25mの立居浴専用で、湯船の底から源泉が湧く
由来
台温泉坂上田村麻呂の「躰癒ゆ」と、アイヌ語で森林を意味する「タイ」の二説
鉛温泉白猿が桂の木の根元の泉で傷を癒す姿を見て発見されたという伝説
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも花巻温泉郷のなかの地区で、車なら20分ほど。どちらも開湯伝説に坂上田村麻呂や動物が出てきますが、湯の強さは台温泉のほうがはっきりしています。
それぞれの宿
よくある質問
Q花巻温泉郷で湯の違いを一番感じられる組み合わせは?
台温泉と鉛温泉です。台温泉には硫化水素臭のある湯があり、鉛温泉は無色透明の単純温泉です。同じ市内で性格の違う湯に入れます。
Qどちらも日帰りで入れますか?
台温泉は組合が入浴だけでもできると書いていますが、宿ごとに受け入れ方が違います。鉛温泉は日帰り入浴を受け入れていますが、館内メンテナンスで休む日があります。