鉛温泉と大沢温泉の違い
花巻温泉郷の、豊沢川沿いに並ぶ二つの一軒宿。どちらも湯治の形を残すが、片方は深い湯船に立って入り、片方は川に面した混浴露天に浸かる。

鉛温泉
岩手県
岩手県花巻市、豊沢川の谷にある花巻温泉郷の一地区。一軒宿が湯の上に建ち、湯船の底から源泉が湧く立って入る岩風呂がある。宿は開湯を1443年頃、旅館としての創業を1786年とし、源泉5本すべてを加水も加温も循環もせずに使うと書く。宮沢賢治の童話に湯の名が出てくる。

大沢温泉
岩手県
岩手県花巻市、豊沢川沿いの一軒宿。旅館の山水閣と自炊の湯治屋、かやぶきの菊水舘という三つの館が並ぶ。豊沢川に面した混浴の大露天「大沢の湯」が名物。宿は千二百年の湯めぐりの里を名乗り、坂上田村麻呂の伝説と宮沢賢治・高村光太郎ゆかりの湯を伝える。
数字で比べる
| 項目 | 鉛温泉 | 大沢温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 岩手県 | 岩手県 |
| 泉質 | 単純温泉 | 単純温泉 |
| 泉温 | 57℃ | — |
| 東京から | 約3時間30分 | 約3時間30分 |
| 大阪から | 約6時間30分 | 約6時間30分 |
| 最寄り | JR東北本線 花巻駅(車約30分) | JR東北本線 花巻駅(バス約30分) |
| 日帰りで入れる湯 | 白猿の湯/豊沢川の渓流/宮沢賢治記念館 | 大沢の湯/昔ギャラリー茅(菊水舘)/高村光太郎山荘 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
名物の湯
鉛温泉白猿の湯。宿は深さ平均1.25mの立居浴専用とし、湯船の底から源泉が湧くとする
大沢温泉大沢の湯。豊沢川に面した混浴の大露天。女性専用時間は20時から21時
湯の引き方
鉛温泉宿は「沸かさず・薄めず・循環させず」とし、源泉5本で4浴場すべて源泉100%かけ流しだと書く
大沢温泉公式にも楽天にもかけ流しの記載はない。泉質はアルカリ単純泉
泊まり方
鉛温泉旅館部と湯治部に分かれる。湯治部の客は旅館部へは入浴のみで、貸切の銀の湯は使えない
大沢温泉旅館の山水閣と自炊の湯治屋に分かれる。対岸の菊水舘は今は昔ギャラリー「茅」
文学
鉛温泉田宮虎彦「銀心中」の舞台。宮沢賢治「なめとこ山の熊」に鉛の湯が出てくる
大沢温泉宮沢賢治が少年期から通い、高村光太郎が「本当の温泉の味がする」と言ったと宿は伝える
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも豊沢川沿いで、車なら10分ほどの距離です。花巻駅からのバスは同じ路線(新鉛温泉行き)で行けます。どちらも一軒宿なので、宿が休めば湯に入れません。
それぞれの宿
よくある質問
Q両方に日帰りで入れますか?
どちらも日帰り入浴を受け入れています。ただし鉛温泉は館内メンテナンスで休む日があり、公式サイトに休館日が出ます。大沢温泉は湯治屋で受け付けていて、朝7時から夜まで開いています。
Q自炊で泊まれますか?
どちらも自炊の棟があります。鉛温泉は湯治部、大沢温泉は湯治屋です。食事の付く旅館部に泊まるか自炊部に泊まるかで、同じ湯でも過ごし方が変わります。