須川温泉と玉川温泉、東北の強い湯を比べる
東北の山の中にある強酸性泉を二つ。須川は栗駒山の八合目で毎分6,000リットル、pH2.2。玉川は八幡平の山中でpH1.2、単一の湧出口からの湯量が日本一とされる。どちらも湯治の歴史を持つ。

須川温泉
岩手県
岩手・宮城・秋田の三県にまたがる栗駒山の八合目、標高1,126メートルに湧く温泉。873年の『日本三代実録』に酢川として記されると宿は書く。pH2.2の強酸性で、毎分6,000リットルという全国屈指の湧出量。泉質は酸性・含硫黄・鉄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)と一関温泉郷は示す。30人から50人が入る大露天風呂と、噴気で体を蒸す天然蒸し風呂「おいらん風呂」がある。深い雪に閉ざされるため、営業は例年4月下旬から11月上旬。

玉川温泉
秋田県
一か所からの湧出量が日本一とされる強酸性泉。pH1.2の湯が毎分9,000リットル噴き出し、岩盤浴を目的とした長期滞在者が絶えない。
数字で比べる
| 項目 | 須川温泉 | 玉川温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 岩手県 | 秋田県 |
| 泉質 | 硫黄泉・酸性泉・含鉄泉 | 酸性泉・塩化物泉 |
| pH | 2.2 | 1.2 |
| 泉温 | 50℃ | — |
| 東京から | 約4時間30分 | 約5時間30分 |
| 大阪から | 約7時間 | 約7時間 |
| 最寄り | JR一ノ関駅(路線バス約90分)/東北道 一関IC(車約60分・国道342号) | JR田沢湖線 田沢湖駅(バス約90分) |
| 日帰りで入れる湯 | 栗駒山(須川コース登山口)/須川湖/厳美渓 | 宿の日帰り入浴/自然研究路 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
須川温泉pH2.2。酸性・含硫黄・鉄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
玉川温泉pH1.2。日本一の強酸性泉
使い方
須川温泉大露天と噴気の蒸し風呂「おいらん風呂」
玉川温泉岩盤浴と薄めた湯の浴槽。湯治の形が残る
季節
須川温泉4月下旬から11月上旬。冬は道が閉じる
玉川温泉冬季は道路が閉鎖され営業形態が変わる
行き方
須川温泉一ノ関駅からバス90分
玉川温泉田沢湖駅からバス90分
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも半年しか開かない山の湯。東北を縦に回るなら、夏から秋に組み合わせられる。
それぞれの宿
よくある質問
Q強酸性の湯で気をつけることは?
長湯を避け、上がったら真水で流すと肌の負担が軽くなります。硫黄で銀製品が変色するので外してください。
Q冬は入れますか?
須川温泉は例年4月下旬から11月上旬の営業で、国道342号も冬季は通行止めになります。